[ギリシャ神話]ヒュドラとは?

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

この記事では、ギリシャ神話の怪物ヒュドラについて解説します。

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ヒュドラとは

ヒュドラは、エキドナとテュポーンの間に生まれた蛇の怪物です。

ギリシャ神話では、ヘラクレスの12の試練に登場します。

名前の意味

ヒュドラの名前の意味は、「水蛇」です。

ヒュドラは、神話上ではレルネーの沼(湖)に住み、「水蛇」の意味通り水中に住む蛇の怪物です。

特徴

ヒュドラの主な特徴は、次の3つです。

  • 頭(首)が複数である
    頭(首)の数は不定で、50だったり、100だったりするが、基本的には9つだとされる
  • 真ん中の頭(首)は不死
  • 真ん中の頭(首)以外は切っても再生する
    文献によっては、再生すると共に頭(首)の数が増える
  • 猛毒を持っている

ヒュドラの頭(首)は、切っても再生するし、真ん中の頭は不死という無敵のような特徴を持っています。

物語

エウリュステウス王は、ヘラクレスに試練としてヒュドラ退治を命じます。

ヒュドラは、9つの頭を持ち、真ん中の頭は不死身、それ以外の頭は切っても再生するという蛇の怪物です。

また、ヒュドラは、猛毒を持ち、レルネーの沼に住んでいます。

ヘラクレスは、王の命に従い、イオラオスと共にヒュドラ退治へ向かいます。

ヘラクレスは、まず、ヒュドラの真ん中以外の頭を切り落とします。

そして、ヘラクレスは、ヒュドラの頭が再生する前に、イオラオスにその傷口を火で焼かせ、頭を再生できなようにします。

最後に、ヘラクレスは、不死身である真ん中の頭を地中に埋め、その上に巨岩をのせます。

ヒュドラは、切った頭を再生できず、不死身の頭も地中から抜け出せなくなります。

こうして、ヒュドラは、ヘラクレスに退治されました。

ヘラクレスは、退治したヒュドラの体液に自分の矢を浸します。

ヘラクレスの矢は、体液に浸したことで、ヒュドラの猛毒を持つことになります。

女神ヘラは、ヘラクレスがヒュドラを退治するのを邪魔するため、カニを送り込みます。

このカニは、ヘラクレスに踏み潰され、あっけなく死んでしまいます。

この時死んだカニは、蟹座になったとされています。

まとめ

ヒュドラは、複数の頭(真ん中は不死身、真ん中以外は切っても再生する)と猛毒を持つ蛇の怪物です。

ヒュドラは、ギリシャ神話のヘラクレスの12の試練に登場し、英雄ヘラクレスに退治されます。

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