[古事記]「因幡の白兎」のあらすじ

神話・歴史・伝承
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あらすじ

オオアナムジ(後のオオクニヌシ)がヤカミヒメに求婚するために歩いていると、全身がボロボロになっているウサギがいました。

オオアナムジはウサギのことが気になり、ボロボロになっている理由を尋ねます。

ウサギによると、サメをだまして海を渡ってきたのだが、サメに嘘がバレて皮を剥ぎ取られたようです。

その後、大勢の神(オオアナムジの兄)が「海水を浴びて、風に当たっとけば治る」と兎をだまし、実践した兎はボロボロになったそうです。

それを聞いたオオアナムジは、ウサギに「真水で洗い、蒲(がま)の上で休みない」と治る方法を教えます。

そのおかげで、うさぎは元通りに回復することができました。

オオアナムジはウサギが治ったことを確認し、ヤカミヒメの求婚に行こうとしていたのを思い出します。

そして、オオアナムジが求婚に向かおうすると、ウサギが「あなたはヤカミヒメから求婚を受け入れてもらえます」と言います。

オオアナムジは「自分なんかにはありえない」と流しつつ、求婚しに行きました。

ヤカミヒメのところに着くと、オオアナムジの兄たちが次々に求婚し、断られていました。

オオアナムジが「無理だろう」と思いつつ求婚すると、ヤカミヒメは驚くことにそれを承諾します。

オオアナムジは、晴れて結婚することになります。

小話

因幡の白兎には、ワニが登場するという話があります。

ですが、ワニが登場するのは、ウソだとされています。

実際、古事記には「和邇(わに)」と書かれているのですが、これはサメをワニだと勘違いしたせいだと言われています。

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