「古事記の内容について知りたい」
「古事記ってどんな内容なの?」
そういった人に向けて、この記事は書かれています。
どうも、ちょげ(@chogetarou)です。
この記事では、「古事記」の内容について解説します。
内容
古事記は、「上巻・中巻・下巻」の3部構成になっています。
3部構成とはいっても、ほとんど上巻と中巻がメインになっていて、かなり偏りがある構成です。
ここからは各巻の内容を簡単に紹介します。
上巻

上巻では神々の物語が描かれています。
混沌(カオス)から天と地の2つが生まれ、更に別天つ神(ことあまつかみ)や天つ神などの神様が次々に誕生します。
最後に生まれた神様が有名なイザナキとイザナミです。
この2人は今の日本を作り、また神様を産んでいきました。
いろんな神様が生まれていく中、火の神「カグツチ」が生まれた時、イザナミはその日で死んでしまいます。
そこからイザナキはイザナミに会いに黄泉の国に行き、イザナキがイザナミと交わした約束を破り、2人は永遠に別れることになりました。
ここからは、簡単な流れだけを紹介します。
- イザナキは、黄泉で穢れた自分の体を清める
- 「アマテラス」、「スサノオ」、「ツクヨミ」の3人の神が生まれる
- 生まれた3人の神に「天」、「海」、「夜の食国(おすくに)」をそれぞれ任せる
- スサノオは任された海を放置する
- スサノオは、怒られてアマテラスのいる天に行く
- 天でスサノオを悪事をし続ける
- アマテラスは色々あってスサノオを止めることが出来ず、責任を感じて引きこもりになる(天の岩屋隠れ)
- 困った神様たちがアマテラスを引き戻す
- スサノオ追放
- 中つ国(日本)をオオクニヌシという神が豊かにする
- アマテラスがオオクニヌシから中つ国を譲り受ける
- アマテラスは孫のニニギに中つ国を任せる
- ニニギとコノハナノサクヤヒメが結婚
上巻には様々なエピソードがあり、有名なものだと「天の岩屋隠れ」、「因幡の白兎」、「ヤマタノオロチ退治」などです。
中巻

中巻では、神から人の話になります。
ニニギの子孫が宮崎の高千穂から奈良の大和まで移動します。
道中、負傷や妖気にあてられたり、アマテラスが八咫烏(やたがらす)に案内させたりと色々なことがあります。
大和に到着すると共に初代神武天皇が即位します。
ここから、2代〜11代までの天皇の系譜が書かれています。
そして、第12代景行天皇の子供「ヤマトタケル」の物語が始まります。
最後に第13代から第16代までの天皇の話があります。
ざっくりまとめると、中巻は天皇の即位から16代天皇までの話が書かれています。
下巻
先述したように上巻と中巻がメインになっていて下巻は、あまり特徴がありません。
下巻には物語はなく、天皇の小話と天皇家の皇統が書かれています。
まとめ
古事記の内容について紹介しました。
上巻と中巻では、神と人の物語が描かれています。
有名なエピソードや名前だけは聞いたことある話などがあります。
下巻は物語ではなく、天皇の血筋がメインとなっています。
古事記は、今でも楽しめる書物です。
今回参考にした古事記を分かりやすくまとめたマンガもあります。
ぜひ、一度読んでみてください。
参考 >>> マンガ 面白いほどよくわかる!古事記
オススメの記事 >>> 「稗田阿礼」と「太安万侶」。古事記の作者はどっち?
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