「間違えて大事なファイルを削除してしまった…」
そんなときに頼りになるのが、Windowsの「ゴミ箱」機能です。
でも、「復元ってどうやるの?」「削除しすぎたらどうなる?」など、不安に思う人も多いはず。
この記事では、ゴミ箱からのファイル復元方法と、復元できないケースの対処法まで詳しく解説します。
ゴミ箱とは?まずは基本をおさらい

どんな仕組み?
Windowsのゴミ箱は、「削除」したファイルを一時的に保管する場所。
完全に削除されるわけではなく、ゴミ箱から復元可能です。
ゴミ箱の役割:
- 一時保管: 削除したファイルをとりあえず預かる
- 間違い防止: 本当にいらないかどうか考える時間
- 簡単復元: もし必要ならすぐに元に戻せる
- 安全削除: いらないときは最後に完全削除
ゴミ箱に入らないケース
すべての削除がゴミ箱に入るわけではありません。
いくつかの場合、ゴミ箱を通らずにすぐ消えてしまいます。
直接消えてしまう場合:
- Shift + Deleteで削除した場合(完全削除)
- 外部メディア(USBメモリ、外付けHDD)から削除した場合
- ゴミ箱の容量を超えて削除した場合
- ネットワークドライブのファイルを削除した場合
ゴミ箱の場所と容量
ゴミ箱はどこにある?
- デスクトップ: アイコンをダブルクリック
- エクスプローラー: サイドバーの「ゴミ箱」
容量の規定値:
- 基本は10%(Cドライブが100GBなら10GB)
- 設定で変更可能
- 容量が満ちたら古い順で自動削除
ゴミ箱からファイルを復元する方法

基本的な復元手順
手順1: デスクトップからゴミ箱を開く
- デスクトップの「ゴミ箱」アイコンをダブルクリック
- 削除したファイルの一覧が表示されます
手順2: 復元したいファイルを選ぶ
- ファイルを右クリックし「元に戻す」を選択
- 元の保存場所にファイルが復元されます
手順3: 複数ファイルを一括復元
- Ctrl や Shift を押しながら複数選択し、右クリック →「元に戻す」
詳しい操作方法
ファイルの見つけ方:
- 並び替え: 削除日付順で並べる
- 検索: ゴミ箱内でファイル名検索
復元の確認:
- 元のフォルダを開いてファイルがあるか確認
- ファイルが正しく開くかチェック
ゴミ箱にないファイルを復元する方法

システムの復元ポイントを使う
- 自動保存された過去の状態に戻す機能
- ただし、個人ファイルは含まれない場合も
ファイル履歴の利用(設定が有効な場合)
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」
- バックアップされていればファイルを復元可能
データ復元ソフトの使用
有名なソフト:
- Recuva(無料)
- EaseUS Data Recovery Wizard(一部無料)
- Disk Drill(Mac対応)
注意点:
- 削除後すぐに使用すること
- ソフトは別ドライブにインストール
- スキャンに時間がかかる場合あり
うっかり完全削除を防ぐための予防策

ゴミ箱の容量を確認・拡張する
- デスクトップの「ゴミ箱」を右クリック →「プロパティ」→ 容量調整
削除時の確認メッセージを表示する
- 「削除の確認メッセージを表示」にチェックを入れる
定期的なバックアップを習慣に
- 外付けHDD、クラウド(OneDrive)、USBメモリなどを活用
その他の予防策
- ファイルの整理整頓
- 分かりやすい名前付け
- バージョン管理
まとめ:ファイル削除と復元の完全ガイド
緊急時の対応手順
- ゴミ箱をチェック
- 見つかったらすぐ復元
- 見つからない場合はバックアップや復元ソフトを検討
今すぐできる準備
- ゴミ箱の容量確認
- 削除確認メッセージの設定
- バックアップ体制の整備
まとめ
ゴミ箱は一時的な保管場所として非常に頼りになる存在です。
ただし、万能というわけでもないので、重要なファイルなどはバックアップを取ったり、削除しないようにすることを勧めます。
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