Safariでウェブページを見ていて、「文字が小さくて読みにくい」「もっと大きな文字で読みたい」と感じたことはありませんか?
この記事では、iPhone、iPad、Mac それぞれのSafariで文字サイズを簡単に変更する方法を、画像なしでも分かりやすく解説します。視力に不安がある方、高齢の方、または単により快適にウェブページを読みたい方に役立つ情報が満載です。
Safariの文字サイズを変更するメリット

まず、なぜ文字サイズの変更が重要なのでしょうか。
目の負担を軽減できる
小さな文字を読み続けると、目を細めたり、画面に顔を近づけたりする必要があります。これは目の疲労の原因になります。適切な文字サイズに調整することで、自然な姿勢で快適に読むことができ、目の健康を守ることができます。
集中力が高まる
読みやすい文字サイズにすることで、内容に集中できます。文字を読むこと自体に労力を使わなくて済むため、内容の理解度も向上します。
アクセシビリティの向上
視力に不安がある方や高齢の方にとって、文字サイズの調整機能は、ウェブ情報へのアクセスを容易にする重要な機能です。
すべての年代に便利
若い世代でも、長時間のスマホ使用による眼精疲労を軽減したり、寝る前の読書で目を疲れさせないために、状況に応じて文字サイズを調整することは有効です。
iPhone・iPadのSafariで文字サイズを変更する方法
まずは、iPhoneとiPadでの文字サイズ変更方法を見ていきましょう。iOS 13以降では、とても簡単に文字サイズを調整できるようになりました。
基本的な変更方法(個別サイトごと)
この方法では、見ているウェブページの文字サイズだけを変更できます。設定した内容は、次回そのサイトを訪れたときにも保存されています。
手順
- Safariアプリを開き、文字サイズを変更したいウェブページを表示します
- 画面下部(または上部)のアドレスバーを確認します
- アドレスバーは、ページをスクロールすると自動的に最小化されることがあります
- 最小化されている場合は、画面下部(または上部)をタップして表示し直してください
- アドレスバーの左側にある「ぁあ」アイコンをタップします
- iOS 18以降:「ぁあ」アイコン
- iOS 15-17:「ぁあ」または「AA」アイコン
- iOS 13-14:「AA」アイコン
- メニューが表示されたら、文字サイズを調整します
- 大きい「あ」(右側)をタップ → 文字が大きくなります(最大300%まで)
- 小さい「ぁ」(左側)をタップ → 文字が小さくなります(最小50%まで)
- 中央のパーセント表示をタップ → 100%(標準サイズ)に戻ります
- 好みのサイズになったら、画面の他の部分をタップしてメニューを閉じます
ポイント
- 文字サイズは、タップするたびに段階的に変わります
- 変更した設定は、そのドメイン(サイト)ごとに記憶されます
- 例えば、example.comで150%に設定すると、次回example.comを訪れたときも150%で表示されます
全サイト共通のデフォルト文字サイズを設定する方法
特定のサイトだけでなく、すべてのウェブサイトで一律に文字サイズを変更したい場合は、以下の方法を使います。
手順
- iPhoneまたはiPadの「設定」アプリを開きます
- 下にスクロールして「Safari」をタップします
- Safariの設定画面で、下にスクロールして「ページズーム」をタップします
- 「ページズーム」画面で、一番上の「すべてのWebサイト」のセクションを確認します
- パーセンテージをタップして、好みのデフォルトサイズを選択します
- 50%〜300%の範囲で選択できます
- 100%が標準サイズです
- 設定が完了したら、Safariに戻ります
「ページズーム」画面で確認できること
- 「すべてのWebサイト」:すべての新規サイトに適用されるデフォルトサイズ
- 「ページズーム オン」:個別に文字サイズを調整したサイトの一覧
- ここに表示されているサイトは、個別設定が優先されます
- 個別設定を削除したい場合は、左にスワイプして「削除」をタップできます
リーダー表示での文字サイズ変更
Safariには「リーダー表示」という機能があり、広告やサイドバーなどを取り除いて、記事本文だけを読みやすく表示できます。リーダー表示でも文字サイズを調整できます。
リーダー表示の開き方
- 記事ページを開きます
- アドレスバーの左側にある「ぁあ」アイコンをタップします
- メニューから「リーダーを表示」を選択します
- または、「ぁあ」アイコンを長押しして直接リーダー表示を開くこともできます
リーダー表示での文字サイズ変更
- リーダー表示を開いた状態で、再び「ぁあ」アイコンをタップします
- 通常表示と同じように、大きい「あ」または小さい「ぁ」で文字サイズを調整します
リーダー表示の便利な点
- リーダー表示での文字サイズ設定は、すべてのサイトのリーダー表示に適用されます
- どのサイトでリーダー表示を使っても、同じ文字サイズで表示されます
- 長い記事を読むときに特に便利です
iOS全体の文字サイズを変更する方法(補足)
Safari以外のアプリも含めて、iPhone・iPad全体の文字サイズを変更したい場合は、以下の方法があります。
手順
- 「設定」アプリを開きます
- 「画面表示と明るさ」をタップします
- 「テキストサイズ」をタップします
- スライダーを左右に動かして、好みのサイズを選択します
- さらに大きな文字が必要な場合は、「さらに大きな文字」をオンにして、より大きなサイズを選択できます
注意点
- この設定は、Safari以外のアプリにも影響します
- すべてのアプリが「ダイナミックタイプ」に対応しているわけではありません
- Safari内の細かい調整は、前述のSafari専用の方法を使うことをおすすめします
Mac版Safariで文字サイズを変更する方法
次に、MacのSafariでの文字サイズ変更方法を見ていきましょう。
方法1:キーボードショートカットで変更(一時的)
最も素早く文字サイズを変更できる方法です。ただし、この設定は履歴を消去すると元に戻ります。
文字サイズだけを変更する
- 文字を大きくする:
Option+Command++(プラス) - 文字を小さくする:
Option+Command+-(マイナス)
ページ全体(文字と画像)をズームする
- 拡大する:
Command++(プラス) - 縮小する:
Command+-(マイナス) - 標準サイズに戻す:
Command+0(ゼロ)
違いを理解する
- 文字サイズのみの変更:テキストだけが大きく/小さくなり、画像やレイアウトはそのまま
- ページ全体のズーム:文字も画像もすべて拡大/縮小される
方法2:メニューから変更
キーボードショートカットを覚えていなくても、メニューから操作できます。
文字サイズのみを変更する場合
- 画面上部のメニューバーから「表示」をクリックします
Optionキーを押しながら、以下を選択します
- 「文字を拡大」:文字サイズを大きくする
- 「文字を縮小」:文字サイズを小さくする
ページ全体をズームする場合
- 画面上部のメニューバーから「表示」をクリックします
- 以下を選択します(Optionキーは不要)
- 「拡大」:ページ全体を拡大
- 「縮小」:ページ全体を縮小
- 「実際のサイズ」:100%に戻す
方法3:最小フォントサイズを設定する(すべてのサイトに適用)
すべてのウェブサイトで、一定サイズ以下の小さな文字を自動的に大きく表示させる方法です。これを設定すると、どんなサイトを見ても、指定したサイズより小さい文字は自動的に大きく表示されます。
手順
- Safariを開いた状態で、メニューバーから「Safari」 → 「設定」(または「環境設定」)をクリックします
- 「詳細」タブをクリックします
- 「アクセシビリティ」のセクションを見つけます
- 「次のサイズより小さいフォントは使用しない」にチェックを入れます
- 右側のドロップダウンメニューから、最小フォントサイズを選択します
- 通常は9〜14ポイントの範囲で選択できます
- 推奨は12ポイント程度です
- 設定ウィンドウを閉じます
この設定の効果
- ウェブサイトが指定しているフォントサイズが、ここで設定した値より小さい場合、自動的に指定したサイズで表示されます
- 例えば12ポイントに設定すると、10ポイントのテキストも12ポイントで表示されます
- すぐに効果が確認できるので、いろいろなサイズを試してみましょう
Macの「ズーム機能」を使う(補足)
Safari以外の画面も含めて、Mac全体を拡大したい場合は、macOSの「ズーム機能」が便利です。
ズーム機能を有効にする
- 「システム設定」(または「システム環境設定」)を開きます
- 「アクセシビリティ」をクリックします
- 左側のメニューから「ズーム機能」を選択します
- 「キーボードショートカットを使ってズーム」にチェックを入れます
使い方
- 拡大:
Option+Command+=(イコール) - 縮小:
Option+Command+-(マイナス) - 一時的にズーム:
Option+Commandを押しながらスクロール
文字サイズを変更する際の注意点
文字サイズの変更は便利ですが、いくつか注意すべき点があります。
レイアウトが崩れる可能性がある
文字サイズを大幅に変更すると、ウェブサイトのレイアウトが崩れることがあります。
原因
- ウェブサイトは通常、標準的な文字サイズを前提にデザインされています
- 文字が大きくなりすぎると、テキストがはみ出したり、重なったりすることがあります
対処法
- 極端に大きくしすぎない(200%以内が目安)
- レイアウトが崩れた場合は、少し文字サイズを下げる
- リーダー表示を使うと、レイアウト崩れを気にせず読めます
プライベートブラウジングでは設定が保存されない
Safari のプライベートブラウジングモード(シークレットモード)では、文字サイズの設定は保存されません。
対処法
- プライベートブラウジングを終了すると、設定はリセットされます
- 毎回調整する必要がある場合は、通常のブラウジングモードを使用しましょう
履歴を消去すると設定がリセットされる(Mac版)
Mac版Safariでは、閲覧履歴を消去すると、文字サイズの設定もデフォルトに戻ります。
リセットされる設定
- キーボードショートカットやメニューで変更した文字サイズ
- サイトごとのズームレベル
リセットされない設定
- 「最小フォントサイズ」の設定は履歴消去後も維持されます
履歴を消去する方法
- メニューバーから「履歴」 → 「履歴を消去」を選択
- 期間を選択して「履歴を消去」をクリック
すべてのサイトで同じように機能するわけではない
一部のウェブサイトでは、文字サイズの変更が思ったように機能しないことがあります。
原因
- サイトが固定サイズのフォントを使用している
- CSSで文字サイズが厳密に指定されている
- 画像として文字が表示されている
対処法
- リーダー表示を使う
- ブラウザ全体のズーム機能を使う
- 別のブラウザを試してみる
おすすめの文字サイズ設定

どのくらいの文字サイズが適切かは、個人の視力や好み、デバイスの画面サイズによって異なりますが、一般的な目安をご紹介します。
iPhone・iPadの場合
標準的な使用
- 100%〜125%:若い世代、視力が良好な方
- 125%〜150%:快適に読みたい方、目の疲労を軽減したい方
- 150%〜200%:視力に不安がある方、高齢の方
- 200%以上:必要に応じて使用(レイアウト崩れに注意)
リーダー表示
- 長い記事を読むときは、通常表示より少し大きめ(150%前後)がおすすめ
Macの場合
最小フォントサイズの推奨値
- 9〜10ポイント:小さな文字も読める方向け
- 12ポイント:標準的な読みやすさ(多くの方に推奨)
- 14ポイント以上:視力に不安がある方、大きな文字を好む方
キーボードショートカットでの調整
- 1〜2段階の拡大:ちょっと読みにくいページで使用
- 3段階以上の拡大:特に小さな文字のページで使用
よくある質問(FAQ)
Q1: 文字サイズを変更しても、次にサイトを開くと元に戻ってしまいます
A: iPhone・iPadの場合、以下を確認してください。
- プライベートブラウジングモードになっていないか確認
- プライベートモードでは設定が保存されません
- Safari の設定 → ページズームで、そのサイトが個別設定されているか確認
- 最新のiOS にアップデートしているか確認
Mac の場合:
- 履歴を消去していないか確認
- 「最小フォントサイズ」の設定を使うことを検討
Q2: 画像まで大きくなってしまって困ります
A: 文字サイズだけを変更したい場合は、以下を試してください。
iPhone・iPad
- 通常の「ぁあ」メニューから変更すると、文字と画像が比例して拡大されます
- リーダー表示を使うと、文字サイズだけを調整できます
Mac
Option+Command++/-を使うと、文字サイズだけが変わります- 通常の
Command++/-は、ページ全体がズームされます
Q3: 特定のサイトだけ文字サイズを元に戻したい
A:
iPhone・iPad の場合
- 設定アプリ → Safari → ページズーム を開く
- 「ページズーム オン」のリストから該当サイトを探す
- 左にスワイプして「削除」をタップ
または、そのサイトを開いて:
- 「ぁあ」アイコンをタップ
- 中央のパーセント表示をタップして100%に戻す
Mac の場合
- そのサイトを開いて
Command+0を押す - または、履歴を消去する(すべてのサイトがリセットされます)
Q4: もっと大きな文字にしたいのですが、300%が上限ですか?
A: Safari 単体では300%が上限ですが、以下の方法でさらに大きくできます。
iPhone・iPad
- 設定 → アクセシビリティ → 画面表示とテキストサイズ → さらに大きな文字
- スライダーを最大まで動かす
- Safari の文字サイズ変更と組み合わせて使用
Mac
- システム設定 → アクセシビリティ → ズーム機能
- キーボードショートカットでズームを有効化
- Safari と組み合わせて使用
Q5: リーダー表示が使えないサイトがあります
A: すべてのウェブページでリーダー表示が使えるわけではありません。
リーダー表示が使えるページ
- ブログ記事
- ニュース記事
- 長文コンテンツ
リーダー表示が使えないページ
- トップページ
- 検索結果ページ
- 動的なコンテンツが多いページ
- 短いページ
代替案として、通常表示で文字サイズを調整するか、ページ全体のズーム機能を使いましょう。
Q6: ダークモードと組み合わせて使えますか?
A: はい、文字サイズの調整とダークモードは併用できます。
iPhone・iPad
- コントロールセンターからダークモードを切り替え
- 文字サイズは別途調整可能
Mac
- システム設定 → 外観 でダークモードを選択
- Safari の文字サイズ設定は独立して機能
ダークモードと適切な文字サイズの組み合わせで、さらに目に優しい環境を作れます。
文字サイズ以外の読みやすさ向上テクニック
文字サイズの調整に加えて、以下の設定も試してみましょう。
コントラストを調整する
iPhone・iPad
- 設定 → アクセシビリティ → 画面表示とテキストサイズ
- 「コントラストを上げる」をオンにする
Mac
- システム設定 → アクセシビリティ → ディスプレイ
- 「コントラストを上げる」をオンにする
太字のテキストを使う
iPhone・iPad
- 設定 → アクセシビリティ → 画面表示とテキストサイズ
- 「文字を太くする」をオンにする
ブルーライトを軽減する(Night Shift)
就寝前の読書には、Night Shift モードがおすすめです。
iPhone・iPad
- コントロールセンターから「Night Shift」をオンにする
- または、設定 → 画面表示と明るさ → Night Shift で時間指定
Mac
- システム設定 → ディスプレイ → Night Shift
Safari のリーダーフォントをカスタマイズ
リーダー表示のフォントを変更できます。
手順(iPhone・iPad)
- リーダー表示を開く
- 「ぁあ」アイコンをタップ
- フォントを選択(システムフォント、Georgia、Athelas など)
まとめ:快適な読書環境を作ろう
Safariの文字サイズ調整機能を活用することで、より快適で読みやすいブラウジング環境を作ることができます。
この記事のポイント
iPhone・iPadの場合
- 「ぁあ」アイコンから個別サイトの文字サイズを調整(50%〜300%)
- 設定 → Safari → ページズーム で全サイト共通のデフォルトサイズを設定
- リーダー表示を使えば、広告なしで快適に読める
- 設定内容はサイトごとに記憶される
Macの場合
Option+Command++/-で文字サイズだけを変更Command++/-でページ全体をズーム- Safari 設定 → 詳細 で最小フォントサイズを設定(すべてのサイトに適用)
- 履歴を消去すると設定がリセットされる
共通のアドバイス
- 個人の視力や使用目的に合わせて適切に調整しましょう
- レイアウト崩れが気になる場合は、リーダー表示を活用
- ダークモードやコントラスト調整と組み合わせると、さらに目に優しい環境に
- 定期的に設定を見直して、常に快適な読書環境を維持しましょう
最後に
文字サイズの調整は、デジタルデバイスを長く快適に使うための基本的なスキルです。「文字が小さくて読みにくい」と感じたら、我慢せずにすぐに調整しましょう。
特に、長時間ウェブページを読む場合や、就寝前の読書では、適切な文字サイズと画面の明るさの調整が目の健康を守る上で重要です。
この記事で紹介した方法を使って、あなたに最適な読書環境を見つけてください。快適なウェブブラウジングをお楽しみください!

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