「Safariで下にスクロールしようとしても動かない」「スワイプしても画面が元の位置に戻ってしまう」——こんなトラブルに困っていませんか?
Safariでスクロールできない問題は、iPhoneやiPad、Macのいずれでも発生することがあります。原因はさまざまで、一時的な不具合から設定の問題、ウェブサイト側の問題まで幅広いのが特徴です。
この記事では、Safariでスクロールできないときの原因と、デバイス別の対処法を詳しく解説していきます。順番に試していけば、多くの場合は解決できるでしょう。
Safariでスクロールできない主な原因

まずは、スクロールできなくなる代表的な原因を確認しておきましょう。
一時的なフリーズ・不具合
Safariやデバイス自体が一時的にフリーズしている場合があります。長時間の使用やメモリ不足が原因で、タッチ操作への反応が鈍くなることも。
この場合は、Safariの再起動やデバイスの再起動で解決することがほとんどです。
キャッシュやCookieの蓄積
ウェブサイトの閲覧データ(キャッシュやCookie)が大量に蓄積されると、Safariの動作が不安定になることがあります。
定期的にこれらのデータをクリアすることで、動作が改善する場合があるでしょう。
拡張機能(アドブロッカーなど)の干渉
広告ブロッカーやその他の拡張機能が、ウェブページの表示やスクロール機能に干渉している可能性があります。
特定のサイトでのみスクロールできない場合は、拡張機能が原因の可能性が高いです。
ウェブサイト側の問題
訪問しているウェブサイトのデザインやプログラム(CSS、JavaScript、HTMLフレームなど)がSafariと相性が悪い場合、正常にスクロールできないことがあります。
ポップアップ広告や固定表示の広告が画面を覆っていて、スクロール操作を妨げているケースも少なくありません。
iOSやmacOSのバグ
OSのアップデート後にスクロールの問題が発生することがあります。これはApple側の不具合である可能性が高く、次のアップデートで修正されることが多いでしょう。
画面のズーム機能が有効になっている
iPhoneのアクセシビリティ設定で「ズーム機能」が有効になっていると、通常のスクロール操作がうまく機能しないことがあります。
タブバーの位置設定(iPhoneの場合)
iPhoneでSafariのタブバー(アドレスバー)を画面上部に設定している場合、画面下部でのスクロール操作が認識されにくくなるという報告があります。
【iPhone・iPad】スクロールできないときの対処法
iPhoneやiPadでSafariがスクロールできない場合は、以下の方法を順番に試してみてください。
対処法1:Safariを再起動する
最も簡単で効果的な方法です。
手順
- ホーム画面の下から上にスワイプしてアプリスイッチャーを表示する(ホームボタンがある機種はホームボタンを2回押す)
- Safariの画面を上にスワイプして完全に終了させる
- 再びSafariを起動する
これだけで問題が解決することは多いです。
対処法2:デバイスを再起動する
Safariの再起動で解決しない場合は、iPhone・iPad本体を再起動しましょう。
iPhoneの再起動方法(Face ID搭載モデル)
- サイドボタンと音量ボタン(上または下)を同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたらスライドして電源を切る
- 数秒待ってからサイドボタンを長押しして電源を入れる
iPhoneの再起動方法(ホームボタン搭載モデル)
- サイドボタン(または上部のボタン)を長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたらスライドして電源を切る
- 再びボタンを長押しして電源を入れる
対処法3:履歴とWebサイトデータを消去する
キャッシュやCookieをクリアすることで、動作が改善する場合があります。
手順
- 設定アプリを開く
- 「Safari」をタップ
- 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
- 確認画面で「履歴とデータを消去」をタップ
この操作を行うと、ログイン情報や閲覧履歴も消去される点に注意してください。
対処法4:拡張機能をオフにする
広告ブロッカーなどの拡張機能が原因の可能性があります。
手順
- 設定アプリを開く
- 「Safari」をタップ
- 「機能拡張」をタップ
- 有効になっている拡張機能のトグルをオフにする
- Safariを再起動して確認する
特定のサイトでのみ問題が起きる場合は、この方法で解決することが多いでしょう。
対処法5:JavaScriptをオフにする(一時的な対処)
ウェブサイトのJavaScriptが原因でスクロールできない場合があります。
手順
- 設定アプリを開く
- 「Safari」をタップ
- 「詳細」をタップ
- 「JavaScript」のトグルをオフにする
ただし、JavaScriptをオフにすると多くのウェブサイトが正常に表示されなくなります。問題のサイトを閲覧した後は、オンに戻しておきましょう。
対処法6:ズーム機能を解除する
アクセシビリティのズーム機能が有効だと、スクロールに影響することがあります。
ズームの解除方法
画面を3本指でダブルタップすると、ズームを解除できます。
ズーム機能自体をオフにする方法
- 設定アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「ズーム」をタップ
- 「ズーム」のトグルをオフにする
対処法7:タブバーを下に移動する(iPhoneのみ)
Safariのタブバー(アドレスバー)が画面上部にある場合、画面下部でのスクロールが認識されにくいという報告があります。
手順
- 設定アプリを開く
- 「Safari」をタップ
- 「タブ」セクションで「タブバー」を選択する
タブバーを画面下部に配置することで、スクロールの問題が解消される場合があります。
対処法8:画面の表示設定を確認する
「画面表示と明るさ」の設定が影響している場合もあります。
手順
- 設定アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「表示」(または「画面表示の拡大」)をタップ
- 「標準」または「デフォルト」を選択
- デバイスを再起動する
対処法9:ソフトウェアをアップデートする
iOSやiPadOSのバグが原因の場合は、最新バージョンにアップデートすることで解決することがあります。
手順
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- アップデートがあれば「ダウンロードしてインストール」をタップ
【Mac】スクロールできないときの対処法

MacのSafariでスクロールできない場合の対処法です。
対処法1:Safariを再起動する
手順
- メニューバーの「Safari」をクリック
- 「Safariを終了」を選択(またはCommand + Qを押す)
- 再びSafariを起動する
Safariが応答しない場合は、Command + Option + Escキーを押して「強制終了」ウィンドウを開き、Safariを選んで強制終了させてください。
対処法2:Macを再起動する
Safariの再起動で解決しない場合は、Mac本体を再起動しましょう。
手順
- 画面左上のAppleメニューをクリック
- 「再起動」を選択
対処法3:履歴とWebサイトデータを消去する
手順
- Safariを開く
- メニューバーの「Safari」をクリック
- 「履歴を消去」を選択
- 「消去の対象」で期間を選択
- 「履歴を消去」をクリック
対処法4:拡張機能をオフにする
手順
- Safariを開く
- メニューバーの「Safari」→「設定」(または「環境設定」)をクリック
- 「機能拡張」タブを選択
- 各拡張機能のチェックボックスを外してオフにする
- Safariを再起動する
対処法5:実験的な機能をリセットする(開発者向け)
Safariの「開発」メニューにある実験的な機能が原因の場合があります。
手順
- Safariの「設定」→「詳細」で「メニューバーに”開発”メニューを表示」にチェックを入れる
- メニューバーの「開発」をクリック
- 「Experimental Features」(実験的な機能)を選択
- 一番下にある「Reset All to Defaults」をクリック
対処法6:Safariの設定ファイルを削除する
上記の方法で解決しない場合は、Safariの設定ファイルをリセットする方法があります。
手順
- Finderを開く
- メニューバーの「移動」→「フォルダへ移動」をクリック
- 「~/Library/Preferences/」と入力してEnterキーを押す
- 「com.apple.Safari.plist」というファイルを見つけて削除する(またはデスクトップに移動してバックアップ)
- Macを再起動する
対処法7:macOSをアップデートする
手順
- Appleメニューから「システム設定」(または「システム環境設定」)を開く
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」を選択
- アップデートがあればインストールする
特定のサイトでのみスクロールできない場合
すべてのサイトではなく、特定のウェブサイトでのみスクロールできない場合は、以下を確認してみてください。
フレーム内のスクロール
ウェブページの中に別のコンテンツが埋め込まれている「フレーム」構造になっている場合、1本指でのスクロールではページ全体が動いてしまいます。
対処法(iPhone・iPad)
フレーム内をスクロールしたい場合は、2本指で画面をスワイプしてみてください。これでフレーム内だけをスクロールできることがあります。
ポップアップや広告の影響
画面の上下に固定表示される広告やポップアップが、スクロール操作を妨げている場合があります。
対処法
- ポップアップブロックを有効にする(設定→Safari→「ポップアップブロック」をオン)
- 広告ブロッカーを導入する
- そのサイトの利用を控える
サイト側のデザイン・プログラムの問題
ウェブサイトのCSS、JavaScript、HTML5などの設計が原因で、Safariで正しくスクロールできないことがあります。
この場合、ユーザー側でできることは限られています。別のブラウザ(ChromeやFirefoxなど)で同じサイトにアクセスして、問題なくスクロールできるか確認してみましょう。
別のブラウザでは問題がなければ、そのサイトをSafariで閲覧する際は他のブラウザを使うか、サイト運営者に問題を報告するのも一つの方法です。
それでも解決しない場合
上記の方法をすべて試しても解決しない場合は、以下の対応を検討してください。
すべての設定をリセットする
iPhoneやiPadの場合、すべての設定をリセットすることで問題が解決することがあります。
手順
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 「リセット」をタップ
- 「すべての設定をリセット」を選択
この操作ではデータは消去されませんが、Wi-FiやBluetoothの設定、壁紙などがリセットされます。
Appleサポートに問い合わせる
ハードウェアの問題(タッチパネルの故障など)が原因の可能性もあります。特定のアプリだけでなく、他のアプリでもスクロールできない場合は、Apple公式サポートに相談することをおすすめします。
Appleサポート:https://support.apple.com/ja-jp
まとめ
Safariでスクロールできない問題は、多くの場合、Safariやデバイスの再起動で解決します。
それでも解決しない場合は、履歴やキャッシュの消去、拡張機能のオフ、設定の見直しを順番に試してみてください。
特定のサイトでのみ問題が起きる場合は、ウェブサイト側の設計やポップアップ広告が原因の可能性が高いでしょう。その場合は、2本指でスクロールを試すか、別のブラウザを使うことで対処できます。
この記事で紹介した方法を試しても改善しない場合は、ハードウェアの問題も考えられるため、Appleサポートへの相談を検討してみてください。

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