作業中に突然パソコンが勝手に再起動してしまう。
保存していないデータが消えてしまう。
ゲームや動画視聴の最中に突然画面が暗転する。
このような経験はありませんか。
パソコンが勝手に再起動する問題は、作業効率を大きく損なうだけでなく、大切なデータを失うリスクもある深刻なトラブルです。
この記事では、パソコンが勝手に再起動する原因を詳しく解説し、それぞれの状況に応じた具体的な対処法を紹介します。
Windows Updateの設定から、ハードウェアの故障診断まで、幅広くカバーしていますので、あなたの症状に合った解決策がきっと見つかります。
パソコンが勝手に再起動する主な原因

パソコンが自動的に再起動する原因は、大きく分けて以下の7つに分類されます。
原因1:Windows Update(自動更新)
最も一般的で、心配する必要がない原因がWindows Updateです。
Windowsは初期設定で自動更新がオンになっており、更新プログラムのインストール後に自動的に再起動することがあります。
見分け方:
- 再起動後に「Windows更新プログラムの構成中」というメッセージが表示される
- 再起動は通常、深夜や早朝など、パソコンの使用時間外に発生する
- 再起動後は正常に動作し、繰り返し発生しない
Windows Updateによる再起動は不具合ではありません。
システムを最新の状態に保ち、セキュリティを向上させるための正常な動作です。
ただし、作業中に勝手に再起動されるのは困るため、設定でアクティブ時間を指定することをお勧めします。
原因2:熱暴走(過熱)
パソコン内部の温度が上がりすぎると、ハードウェアを保護するために自動的にシャットダウンまたは再起動する安全機能が働きます。
発生しやすい状況:
- 長時間の使用後
- ゲームや動画編集などの高負荷作業中
- 夏場や暖房の効いた部屋での使用
- 通気口がホコリで詰まっている
- 冷却ファンが故障または回転が低下している
症状:
- 使用中に突然再起動する
- パソコン本体が非常に熱くなっている
- ファンの音が大きくなる、または全く聞こえない
- ノートPCの底面が触れないほど熱い
原因3:ハードウェアの故障
パソコンの物理的な部品に問題がある場合、突然の再起動が発生します。
電源ユニット(PSU)の問題:
- 電源供給が不安定になり、ランダムに再起動する
- 高負荷時(ゲーム中など)に特に発生しやすい
- 電源容量が不足している
メモリ(RAM)の故障:
- メモリを使う作業中に突然再起動する
- ブルースクリーン(BSOD)が表示されることもある
- メモリの接触不良やホコリが原因のこともある
マザーボードの問題:
- BIOS画面に到達する前に再起動を繰り返す
- 動作が鈍くなったり、フリーズしたりする
- 画面が乱れる
- ビープ音が何度も鳴る
ストレージ(SSDやHDD)の不具合:
- 起動途中や作業中に再起動する
- システムファイルの読み書きエラーが発生
- ストレージの劣化や不良セクタが原因
原因4:デバイスドライバーの問題
デバイスドライバー(ハードウェアを制御するソフトウェア)に問題があると、システムが不安定になり再起動が発生します。
よくあるケース:
- グラフィックカードのドライバーが古い、または破損している
- 最近ドライバーを更新した後から再起動が始まった
- 周辺機器を接続した後から症状が出る
特に、グラフィックカード、サウンドカード、マザーボードのチップセットドライバーは、再起動の原因になりやすいです。
原因5:システムファイルの破損
Windowsのシステムファイルが破損していると、重大なエラーが発生し、自動的に再起動することがあります。
発生する状況:
- 不適切なシャットダウン(強制終了など)を繰り返した後
- Windows Updateが正常に完了しなかった
- ウイルス感染でシステムファイルが改変された
- ハードディスクの物理的な損傷
原因6:マルウェア・ウイルス感染
マルウェアやウイルスに感染すると、システムが不安定になり、予期せぬ再起動が発生することがあります。
マルウェアによる再起動の特徴:
- ウイルススキャンや削除を回避するために再起動を繰り返す
- システムファイルを削除したり改変したりして、エラーや起動失敗を引き起こす
- CPUやメモリの使用率が異常に高い
- 知らないプログラムが勝手にインストールされている
原因7:システム設定の問題
Windows設定に問題がある場合も、再起動の原因になります。
自動再起動の設定:
- システムエラー発生時に自動的に再起動する設定がオンになっている
- エラー画面を見る前に再起動してしまうため、原因が特定しにくい
高速スタートアップ機能:
- Windows 8以降に導入された機能
- シャットダウン時のメモリやCPUの状態を保存して次回の起動を高速化
- 古い規格の周辺機器が認識されず、エラーが発生することがある
対処法1:Windows Updateの設定を確認・変更
Windows Updateが原因で勝手に再起動される場合、設定を変更することで改善できます。
アクティブ時間を設定する
アクティブ時間を設定することで、普段パソコンを使用する時間帯には自動再起動されなくなります。
Windows 10の設定手順:
- スタートメニュー→設定→更新とセキュリティ
- Windows Update→アクティブ時間の変更
- 開始時刻と終了時刻を設定(例:午前8時〜午後11時)
- 変更を保存
Windows 11の設定手順:
- スタートメニュー→設定→Windows Update
- 詳細オプション→アクティブ時間
- 手動で設定するか、自動で設定するかを選択
- 手動の場合は、開始時刻と終了時刻を設定
再起動の通知を有効にする
再起動前に通知を受け取るように設定できます。
- 設定→Windows Update→詳細オプション
- 「デバイスを再起動する前に通知を表示する」をオンにする
この設定により、再起動が必要な場合に通知が表示され、作業を保存する時間が確保できます。
Windows Updateを手動で実行
定期的に手動でWindows Updateを実行することで、意図しないタイミングでの自動更新を防げます。
- 設定→Windows Update
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新プログラムをインストール
対処法2:自動再起動を無効にする
システムエラー時の自動再起動を無効にすることで、エラーメッセージを確認できるようになり、原因の特定がしやすくなります。
設定手順
- Windowsキー+Rキーを同時に押す
- 「sysdm.cpl」と入力してEnterキーを押す
- 「詳細設定」タブをクリック
- 「起動と回復」セクションの「設定」ボタンをクリック
- 「システムエラー」の「自動的に再起動する」のチェックを外す
- OKをクリック
- パソコンを再起動して変更を反映
この設定により、エラー発生時にブルースクリーン(BSOD)が表示されるようになり、エラーコードから原因を特定できます。
対処法3:高速スタートアップを無効にする
高速スタートアップ機能が原因で再起動が発生している場合、無効にすることで改善します。
無効化手順
- コントロールパネルを開く
- 「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」
- 左ペインで「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
- 変更を保存
高速スタートアップを無効にすると、起動時間が少し長くなりますが、毎回クリーンな状態でWindowsを起動できるため、不具合の切り分けがしやすくなります。
対処法4:温度を確認して冷却対策を行う
熱暴走が原因の場合、温度監視と冷却対策が必要です。
温度を確認する方法
BIOSで確認:
- パソコンを再起動
- 起動時にF2、F10、Deleteキーなどを押してBIOS画面に入る(メーカーにより異なる)
- Hardware MonitorやPC Health StatusなどのセクションでCPU温度を確認
ソフトウェアで確認:
無料の温度監視ソフトウェアを使用すると、リアルタイムで温度を確認できます。
- HWMonitor
- Core Temp
- Speccy
安全な温度の目安:
- CPU:通常時40〜60℃、高負荷時でも85℃以下
- GPU:通常時40〜60℃、高負荷時でも90℃以下
85℃を超える場合は、熱暴走のリスクがあります。
冷却対策
すぐにできる対策:
- 通気口周辺のホコリを除去する
- 本体を壁から10cm以上離す
- ノートPCの場合、冷却パッドを使用する
- エアコンを使用して室温を下げる
- 直射日光が当たる場所を避ける
内部清掃(デスクトップPCの場合):
- 電源を切り、電源ケーブルを抜く
- ケースを開ける
- エアダスターで内部のホコリを除去
- 特にファンとヒートシンクを重点的に清掃
- ケースを閉じ、電源を入れる
ノートPCの内部清掃:
ノートPCの分解は難易度が高く、保証が無効になる可能性があるため、メーカーのサポートに依頼することをお勧めします。
注意事項:
- 保冷剤などで急激に冷却すると、結露が発生して故障の原因になります
- 専用の冷却ファンを使用するか、電源を切って自然に冷めるまで待ちましょう
対処法5:デバイスドライバーを更新する
古いまたは破損したドライバーが原因の場合、更新することで改善します。
ドライバーの更新手順
- Windowsキー+Xキーを同時に押す
- 「デバイスマネージャー」をクリック
- カテゴリを展開(特にディスプレイアダプター、サウンド、システムデバイス)
- デバイスを右クリック→「ドライバーの更新」
- 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選択
- 更新があればインストール
- すべての重要なデバイスで同じ手順を繰り返す
- パソコンを再起動
特に更新すべきドライバー
- グラフィックカード(NVIDIA、AMD、Intel)
- チップセット(マザーボード)
- サウンドカード
- ネットワークアダプター
グラフィックカードのドライバーは、メーカーの公式サイトから最新版をダウンロードすることをお勧めします。
NVIDIA:
NVIDIA公式ドライバーダウンロードページ
Intel:
Intel公式ドライバーサポート
最近更新したドライバーをロールバック
最近ドライバーを更新した後から再起動が始まった場合は、ロールバックを試します。
- デバイスマネージャーを開く
- 該当デバイスを右クリック→「プロパティ」
- 「ドライバー」タブを選択
- 「ドライバーを元に戻す」をクリック(グレーアウトしている場合は使用不可)
- 理由を選択してOK
- パソコンを再起動
対処法6:ハードウェアの診断と対処

ハードウェアの問題が疑われる場合、段階的に原因を特定します。
周辺機器をすべて取り外す
外付けハードウェアが原因かどうかを確認します。
取り外す機器:
- 外付けHDD/SSD
- USBメモリ
- プリンター
- スキャナー
- Webカメラ
- 外付けモニター(デスクトップPCの場合は1台のみ残す)
- ゲームコントローラー
- その他のUSBデバイス
最小限の構成(キーボード、マウス、モニターのみ)で起動し、再起動が発生しなければ、取り外した機器のいずれかが原因です。
一つずつ接続し直して、どの機器が問題を引き起こしているか特定してください。
メモリ(RAM)の診断
Windowsに標準搭載されているメモリ診断ツールを使用します。
Windows メモリ診断の実行手順:
- Windowsキー+Rキーを押す
- 「mdsched.exe」と入力してEnter
- 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」を選択
- パソコンが再起動し、自動的にメモリテストが開始される
- テストが完了すると、自動的にWindowsが起動する
- 結果はイベントビューアーで確認できる
メモリにエラーが検出された場合は、メモリの交換が必要です。
複数のメモリを使用している場合:
- パソコンの電源を切る
- 1枚のメモリだけを残して他を取り外す
- 起動して症状が出るか確認
- 症状が出る場合は、別のメモリに交換して再テスト
- これを繰り返して故障しているメモリを特定
ストレージ(SSD/HDD)の診断
CrystalDiskInfoを使用した診断:
- CrystalDiskInfo公式サイトからダウンロード
- インストールして起動
- 健康状態を確認
- 正常:青色
- 注意:黄色
- 異常:赤色
赤色や黄色が表示されている場合は、ストレージの交換を検討してください。
チェックディスクの実行:
- エクスプローラーを開く
- Cドライブを右クリック→「プロパティ」
- 「ツール」タブを選択
- 「エラーチェック」セクションの「チェック」ボタンをクリック
- 「ドライブのスキャン」を実行
電源ユニット(PSU)の確認
電源ユニットの問題は、専門知識がないと診断が難しいです。
疑わしい兆候:
- 高負荷時(ゲーム中など)に特に再起動する
- 電源を入れても起動しないことがある
- ファンの回転音が不規則
- 焦げた臭いがする
電源ユニットの問題が疑われる場合は、交換を検討するか、別の電源ユニットでテストしてください。
デスクトップPCの場合:
予備の電源ユニットがあれば、交換してテストできます。
ただし、電圧や容量が適切なものを使用してください。
ノートPCの場合:
ACアダプターを別のものに交換してテストします。
バッテリーを取り外せる場合は、取り外して ACアダプターのみで動作させてみてください。
対処法7:マルウェアスキャンを実行
ウイルスやマルウェアが原因の場合、完全スキャンを実行します。
Windows Defenderでスキャン
Windows 10/11の場合:
- スタートメニューで「Windows セキュリティ」を検索
- Windows セキュリティアプリを開く
- 「ウイルスと脅威の防止」をクリック
- 「スキャンのオプション」を選択
- 「フルスキャン」を選択
- 「今すぐスキャン」をクリック
フルスキャンは数時間かかることがあります。
セーフモードでスキャン
マルウェアによっては、通常モードでは削除できないことがあります。
セーフモードで起動してスキャンすると、より効果的です。
セーフモードで起動する方法:
- スタートメニュー→設定→更新とセキュリティ→回復
- 「今すぐ再起動」をクリック(PCの起動をカスタマイズする)
- トラブルシューティング→詳細オプション→スタートアップ設定
- 「再起動」をクリック
- F4キーを押して「セーフモードを有効にする」を選択
セーフモードで起動したら、Windows Defenderまたはインストール済みのウイルス対策ソフトでフルスキャンを実行します。
サードパーティ製ウイルス対策ソフトを使用
Windows Defender以外にも、無料で使用できるウイルス対策ソフトがあります。
- Malwarebytes(マルウェア特化)
- Avast Free Antivirus
- AVG AntiVirus Free
複数のスキャンツールを使用することで、検出率が向上します。
対処法8:システムファイルを修復
システムファイルの破損が原因の場合、修復ツールを使用します。
システムファイルチェッカー(SFC)を実行
- スタートメニューで「cmd」を検索
- 「コマンドプロンプト」を右クリック→「管理者として実行」
- 以下のコマンドを入力してEnter
sfc /scannow
- スキャンが完了するまで待つ(15〜30分程度)
- 結果を確認:
- 「Windows リソース保護は、破損したファイルを検出し、正常に修復しました。」→修復成功
- 「Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」→問題なし
- パソコンを再起動
DISMツールを実行
SFCで修復できない場合は、DISMツールを使用します。
- コマンドプロンプトを管理者として実行
- 以下のコマンドを順番に実行
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- 完了後、もう一度SFCを実行
- パソコンを再起動
チェックディスクを実行
ファイルシステムの修復を行います。
- コマンドプロンプトを管理者として実行
- 以下のコマンドを入力
chkdsk C: /f /r
- 「次回のシステム再起動時にスケジュールしますか?」と表示されたら「Y」を入力
- パソコンを再起動
- 起動時に自動的にチェックディスクが実行される(時間がかかります)
対処法9:クリーンブートで原因を特定
常駐ソフトが原因かどうかを確認します。
クリーンブートの実行手順
- Windowsキー+Rキーを押す
- 「msconfig」と入力してEnter
- 「サービス」タブを選択
- 「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェック
- 「すべて無効」をクリック
- 「スタートアップ」タブを選択
- 「タスクマネージャーを開く」をクリック
- スタートアップ項目をすべて無効にする
- タスクマネージャーを閉じる
- システム構成で「OK」をクリック
- パソコンを再起動
クリーンブート後に再起動が発生しなければ、無効にしたサービスまたはスタートアップ項目のいずれかが原因です。
原因の特定
- サービスやスタートアップ項目を半分ずつ有効にしていく
- 再起動が発生するか確認
- 再起動が発生した半分をさらに半分にして有効化
- これを繰り返して原因のソフトウェアを特定
重要な注意事項:
メーカー製パソコンの場合、特定のサービスを無効にすると、Windowsにサインインできなくなることがあります。
事前にパソコンメーカーに確認するか、リカバリUSBを作成しておくことをお勧めします。
対処法10:イベントビューアーでログを確認
イベントビューアーを使用すると、再起動の原因となったエラー情報を確認できます。
イベントビューアーの確認手順
- Windowsキー+Xキーを押す
- 「イベントビューアー」を選択
- 左ペインで「Windowsログ」→「システム」を展開
- 再起動が発生した日時付近のログを確認
- エラーレベル(エラー、警告)のイベントを重点的に確認
重要なエラーID:
- 41:予期しないシャットダウン(電源障害、強制終了など)
- 1001:バグチェック(ブルースクリーン)
- 6008:予期しないシャットダウン
- 10016:DistributedCOMのエラー
エラー内容をメモして、インターネットで検索すると、具体的な対処法が見つかることがあります。
信頼性モニターを使用
信頼性モニターは、システムの安定性を視覚的に確認できるツールです。
- コントロールパネルを開く
- 「システムとセキュリティ」→「セキュリティとメンテナンス」
- 「メンテナンス」を展開
- 「信頼性の履歴の表示」をクリック
- グラフで問題が発生した日時を確認
- 詳細情報を確認
赤いバツ印が再起動やクラッシュを示しています。
予防策:再起動トラブルを防ぐために
今後のトラブルを防ぐために、以下の対策を実施してください。
定期的なメンテナンス
毎月実施:
- 内部のホコリを清掃(デスクトップPC)
- ウイルススキャン
- Windows Update の確認
- ストレージの空き容量確認(20%以上を維持)
3ヶ月に1回:
- ドライバーの更新確認
- 不要なプログラムのアンインストール
- ディスククリーンアップ
- デフラグ(HDDの場合のみ、SSDは不要)
適切な使用環境
- 室温を20〜25℃に保つ
- 直射日光が当たる場所を避ける
- 通気口を塞がない
- ノートPCを布団やソファの上で使用しない
- 本体を壁から10cm以上離す
電源管理
デスクトップPCの場合:
- UPS(無停電電源装置)の使用を検討
- サージプロテクター付き電源タップを使用
ノートPCの場合:
- バッテリーを定期的に充電・放電する
- ACアダプターは純正品を使用
- 長時間使用しない場合は、バッテリーを50%程度にして保管
データのバックアップ
突然の再起動に備えて、定期的にバックアップを取りましょう。
バックアップ方法:
- Windows標準のバックアップ機能
- OneDriveなどのクラウドストレージ
- 外付けHDDへの手動バックアップ
- バックアップソフトウェアの使用
改善しない場合の最終手段
ここまでの対処法を試しても改善しない場合は、以下を検討してください。
BIOSを初期化する
BIOS設定が原因の場合、初期化で改善することがあります。
BIOS初期化手順:
- パソコンを再起動
- 起動時にF2、F10、Deleteキーなどを押してBIOS画面に入る
- 「Load Optimized Defaults」または「Load Setup Defaults」を選択
- F10キーを押して保存して終了
- 「Yes」を選択してEnter
BIOSをアップデートする
古いBIOSが原因の場合、アップデートで改善することがあります。
注意事項:
- BIOSのアップデートは、失敗すると起動しなくなるリスクがあります
- 必ずメーカーの公式サイトから正しいバージョンをダウンロードしてください
- アップデート中は絶対に電源を切らないでください
システムの復元
以前は正常に動作していた場合、システムの復元で問題が解決する可能性があります。
システムの復元手順:
- コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム
- 「システムの保護」をクリック
- 「システムの復元」をクリック
- 復元ポイントを選択(再起動が発生する前の日付)
- 「次へ」→「完了」をクリック
- 復元を実行
注意事項:
- 復元ポイント以降にインストールしたプログラムは削除されます
- 個人ファイルは影響を受けません
- 必ず重要なデータをバックアップしてから実行してください
Windowsのリセット(再インストール)
すべての対処法を試しても改善しない場合、Windowsのリセットを検討してください。
リセット方法:
- 設定→更新とセキュリティ→回復
- 「このPCを初期状態に戻す」→「開始する」
- 以下のいずれかを選択:
- 「個人用ファイルを保持する」:アプリと設定のみ削除
- 「すべて削除する」:完全に初期化
- 画面の指示に従って実行
クリーンインストール(上級者向け):
完全に新しい状態からWindowsをインストールします。
- Microsoft公式サイトからメディア作成ツールをダウンロード
- USBメモリにインストールメディアを作成
- 重要なデータをすべてバックアップ
- USBメモリから起動
- クリーンインストールを実行
メーカーサポート・修理業者に依頼
自分で対処できない場合や、ハードウェアの故障が疑われる場合は、専門家に依頼してください。
依頼する前に準備すること:
- PCの型番
- 購入日
- 症状の詳細(いつから、どのような状況で発生するか)
- 試した対処法
- エラーメッセージやエラーコード
保証期間の確認:
購入から1〜3年以内であれば、メーカー保証で無料修理できる可能性があります。
保証書と購入証明書を確認してください。
まとめ
パソコンが勝手に再起動する原因と対処法をまとめます。
主な原因:
- Windows Update(自動更新)- 心配不要
- 熱暴走(過熱)- 清掃と冷却対策が必要
- ハードウェア故障(電源、メモリ、マザーボード、ストレージ)- 診断と交換
- デバイスドライバーの問題 – 更新またはロールバック
- システムファイルの破損 – SFC、DISM、チェックディスクで修復
- マルウェア・ウイルス感染 – スキャンと駆除
- システム設定の問題 – 自動再起動や高速スタートアップを無効化
対処の優先順位:
- Windows Updateの設定確認(アクティブ時間を設定)
- 自動再起動を無効にする(エラーを確認するため)
- 温度を確認して冷却対策
- 周辺機器をすべて取り外してテスト
- デバイスドライバーの更新
- マルウェアスキャン
- システムファイルの修復(SFC、DISM)
- メモリとストレージの診断
- クリーンブートで常駐ソフトを確認
- イベントビューアーでログ確認
最も重要なポイント:
まずは周辺機器をすべて取り外して、最小限の構成でテストすることをお勧めします。
これにより、ハードウェアの問題かソフトウェアの問題かを切り分けられます。
また、温度を確認することも重要です。
熱暴走は最も多い原因の一つであり、清掃だけで解決することも多いです。
Windows Updateによる再起動は正常な動作なので、アクティブ時間を設定することで、作業中に勝手に再起動されるのを防げます。
この記事で紹介した対処法を一つずつ試すことで、ほとんどのケースで問題を解決できます。
それでも改善しない場合は、ハードウェアの故障が疑われるため、メーカーサポートに相談することをお勧めします。
参考情報
この記事は、以下の公式情報および信頼できる技術情報を参考にしています。
※この記事は2025年2月時点の情報に基づいています。

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