営業電話や知らない番号からの着信が増えて困った経験はありませんか?
モトローラ(Motorola)スマホでは、標準の電話アプリを使ってワンタップで着信拒否が可能です。
この記事では、モトローラ端末における着信拒否の設定手順から、ブロック番号の管理、注意点まで、初心者でも分かるように詳しく解説します。
迷惑電話対策の第一歩を、今すぐ実践してみましょう。
モトローラスマホの着信拒否について基本を知ろう

モトローラの着信拒否機能とは
Motorola(モトローラ)のAndroidスマートフォンには、標準の電話アプリに着信拒否機能が搭載されています。
この機能を使うことで、特定の番号からの着信を自動的にブロックできます。
着信拒否機能でできること
- 特定の電話番号からの着信を完全にブロック
- ブロックした番号からの着信音を無音化
- 迷惑電話の自動振り分け
- ブロックリストの一元管理
ブロックされた着信の動作
- 着信音が鳴らない:完全に無音
- 画面に表示されない:着信画面が出ない
- 着信履歴には残る:ブロック済みとして記録
- 相手への通知:「圏外」「電源オフ」状態と同様
モトローラ端末の対象機種
主要なモトローラシリーズ
- moto g シリーズ:moto g53 5G、moto g52j 5G、moto g50 5G
- moto e シリーズ:moto e32s、moto e7 power
- motorola edge シリーズ:edge 30 pro、edge 20
- razr シリーズ:razr 40、razr 40 ultra
Android バージョン別対応
- Android 12以降:最新の着信拒否機能に対応
- Android 11:基本的な着信拒否機能あり
- Android 10以前:機能に制限がある場合あり
迷惑電話の現状と対策の必要性
増加する迷惑電話の種類
- 営業・セールス電話:保険、不動産、投資商品など
- 詐欺電話:オレオレ詐欺、還付金詐欺
- 無言電話:嫌がらせ目的の電話
- 間違い電話:繰り返し同じ番号からかかってくる
被害を防ぐために
- 早期の着信拒否設定
- 怪しい番号の事前ブロック
- 家族での情報共有
- 専用アプリとの併用
モトローラ標準の着信拒否設定方法

電話アプリからの即座ブロック
手順1:着信履歴からブロック
- ホーム画面から「電話」アプリを開く
- 画面下部の「履歴」タブをタップ
- ブロックしたい番号を見つける
- その番号を2〜3秒長押し
- メニューが表示されたら「番号をブロック」をタップ
- 確認画面で「ブロック」をタップして完了
手順2:通話中・着信中のブロック
- 迷惑電話がかかってきた時
- 着信画面で「拒否」ボタンをタップ
- 「番号をブロック」オプションが表示される
- 「ブロック」をタップして即座に設定
手順3:連絡先からのブロック
- 「電話」アプリまたは「連絡先」アプリを開く
- ブロックしたい連絡先を選択
- 右上のメニューボタン(⋮)をタップ
- 「番号をブロック」を選択
- 確認して完了
手動での番号追加
新しい番号を直接ブロックリストに追加
- 「電話」アプリを開く
- 右上のメニューボタン(⋮)をタップ
- 「設定」を選択
- 「着信拒否」または「ブロック番号」をタップ
- 「番号を追加」または「+」ボタンをタップ
- ブロックしたい電話番号を入力
- 「ブロック」または「追加」をタップ
入力方法の注意点
- ハイフンあり:090-1234-5678
- ハイフンなし:09012345678
- どちらでも認識される場合が多い
機種別の設定画面の違い
moto g シリーズ(最新)
- 「電話」→「設定」→「着信拒否とID」
- 視覚的に分かりやすいアイコン表示
moto e シリーズ
- 「電話」→「設定」→「ブロック番号」
- シンプルなリスト表示
motorola edge シリーズ
- 「電話」→「設定」→「迷惑電話対策」
- 高度な設定オプションあり
旧機種(Android 10以前)
- 「電話」→「設定」→「通話設定」→「着信拒否」
- 機能が限定的な場合あり
ブロックリストの確認と管理

ブロック済み番号の確認方法
基本的な確認手順
- 「電話」アプリを開く
- メニューボタン(⋮)→「設定」
- 「着信拒否」または「ブロック番号」を選択
- 現在ブロック中の番号一覧が表示される
表示される情報
- 電話番号:ブロック対象の番号
- 設定日時:いつブロックしたか
- 種類:手動設定 or アプリ連携
- 詳細:連絡先に登録されている場合は名前も表示
ブロックの解除方法
個別解除の手順
- ブロックリスト画面で対象番号を確認
- 解除したい番号をタップ
- 「ブロック解除」または「削除」をタップ
- 確認画面で「OK」をタップ
一括解除の方法
- ブロックリスト画面で右上のメニューボタン
- 「すべて解除」または「一括削除」を選択
- 確認画面で「すべて解除」をタップ
注意が必要な場面
- 重要な番号を間違ってブロックした場合
- 一時的にブロックを解除したい場合
- 設定をリセットしたい場合
ブロック履歴の確認
着信があったブロック済み番号の確認
- 「電話」アプリの「履歴」タブ
- ブロックされた着信は薄いグレーで表示
- 「ブロック済み」または「拒否済み」のマークが付く
詳細情報の確認
- 着信時刻:いつかかってきたか
- 着信回数:同じ番号からの着信頻度
- 番号の種類:固定電話、携帯電話、非通知
高度な着信拒否設定

特定パターンの着信拒否
番号パターンでのブロック 一部の機種では、特定のパターンの番号をまとめてブロックできます:
設定方法
- 「電話」→「設定」→「着信拒否」
- 「パターンを追加」または「ワイルドカード」
- 以下のようなパターンを入力:
0120*
:フリーダイヤル全般050*
:IP電話全般*0000
:末尾が0000の番号
時間帯別の着信制御
おやすみモードとの連携
- 「設定」→「音と振動」
- 「おやすみモード」を設定
- 特定時間帯(例:22:00〜7:00)の着信を制限
- 重要な連絡先のみ着信許可
非通知番号の対応
非通知着信の設定
- 「電話」→「設定」→「着信拒否」
- 「非通知番号」のオプションを確認
- 対応していない場合は専用アプリを使用
機種による対応状況
- 最新機種:非通知ブロック機能あり
- 旧機種:機能なし、アプリ対応が必要
- キャリア設定:ドコモ、au、ソフトバンクの追加サービス
おすすめ着信拒否アプリ
Whoscall(フーズコール)
特徴
- 世界最大の迷惑電話データベース
- リアルタイムで迷惑番号を判定
- 自動ブロック機能
主な機能
- 着信時の警告表示:怪しい番号を即座に警告
- 自動ブロック:確実な迷惑番号は自動拒否
- コミュニティ機能:ユーザー間での情報共有
- SMS フィルタ:迷惑メッセージもブロック
モトローラでの設定
- Google Playから「Whoscall」をインストール
- 初期設定で電話アプリとの連携を許可
- 「設定」で自動ブロックレベルを調整
- データベース更新を有効化
電話帳ナビ
特徴
- 日本国内特化の迷惑電話対策
- ユーザーの口コミベースでの判定
- 企業・店舗情報も充実
主な機能
- 番号検索:不明な番号の正体を確認
- 口コミ投稿:迷惑電話の情報共有
- 自動ブロック:評判の悪い番号を自動拒否
- 着信画面カスタマイズ:危険度を色分け表示
Call Control
特徴
- 国際電話対応
- 高度なフィルタリング機能
- スタイリッシュなデザイン
主な機能
- 地域別ブロック:特定の国・地域からの着信拒否
- 時間帯制御:深夜・早朝の着信制限
- ホワイトリスト:許可番号のみ着信許可
- 統計機能:ブロック状況の詳細分析
Truecaller
特徴
- グローバル対応
- AI による高精度判定
- 豊富なカスタマイズ
主な機能
- スマート判定:AIが迷惑電話を自動識別
- Flash メッセージ:ブロック理由を相手に表示
- バックアップ機能:設定の他端末同期
- プレミアム機能:広告なし、高度フィルタ
キャリア別の追加サービス
NTTドコモ
迷惑電話ストップサービス
- 無料サービス
- 最大30件まで着信拒否登録
- 非通知・公衆電話からの着信拒否も可能
設定方法
- 拒否したい番号の直後に「144」にダイヤル
- または「My docomo」から設定
au
迷惑電話撃退サービス
- 月額110円(税込)
- 最大30件まで登録可能
- 番号を知らせずにお断りメッセージ
設定方法
- 拒否したい番号の直後に「1442」にダイヤル
- または「My au」から設定
ソフトバンク
ナンバーブロック
- 月額110円(税込)
- 最大20件まで登録
- 自動アナウンス機能
設定方法
- 拒否したい番号の直後に「144」にダイヤル
- または「My SoftBank」から設定
楽天モバイル
標準機能
- 無料
- Android標準機能を使用
- 追加の専用サービスはなし
トラブルシューティング

よくある問題と解決法
ブロックしているのに着信がある
- 原因:番号を変えて再度着信
- 解決法:パターンブロックまたはアプリの活用
重要な番号をブロックしてしまった
- 確認方法:ブロックリストで番号をチェック
- 解決法:該当番号のブロックを即座に解除
アプリとの競合でブロックできない
- 原因:複数のブロックアプリが干渉
- 解決法:使用するアプリを1つに絞る
設定が消えてしまった
- 原因:システムアップデートやリセット
- 予防法:定期的にブロックリストをメモ
設定の初期化・復旧
ブロック設定のリセット
- 「電話」→「設定」→「着信拒否」
- 「すべて解除」または「リセット」
- 必要な番号を再度ブロック設定
アプリデータの復旧
- 使用していたアプリの設定画面
- 「バックアップから復元」
- Googleアカウント連携データの復旧
まとめ
効果的な着信拒否のポイント
基本設定の徹底
- 標準機能:モトローラの電話アプリで基本設定
- アプリ併用:Whoscallなどで高度な判定
- キャリアサービス:必要に応じて有料サービス活用
- 定期見直し:ブロックリストの定期的な確認
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