モトローラ(Motorola)スマホの操作で「戻るボタンの位置がわかりにくい」「ボタンの配置が変わった?」と感じたことはありませんか?
Androidスマホはナビゲーションボタンの種類や位置が機種やOSバージョンによって異なり、慣れないと操作に戸惑うこともあります。
特に、他のメーカーから機種変更した場合や、システムアップデート後は操作方法が変わることがあります。
この記事では、モトローラ端末における戻るボタンの位置と、ナビゲーションの基本操作についてわかりやすく解説します。
モトローラの戻るボタンの基本位置と種類

従来の3ボタンナビゲーション
基本的な配置
- 戻るボタンは画面下部の左側に配置されることが一般的
- 「◀」(左向きの三角形)の形で表示
- 中央に「●」(ホームボタン)、右側に「■」(最近使ったアプリボタン)が並ぶ
各ボタンの機能
戻るボタン(左):前の画面に戻る
ホームボタン(中央):ホーム画面に戻る
マルチタスクボタン(右):最近使ったアプリを表示
モトローラ機種での特徴
- Moto G シリーズ:標準的な3ボタン配置
- Moto Edge シリーズ:設定でカスタマイズ可能
- edge+ など上位機種:ジェスチャー操作が標準設定
ジェスチャーナビゲーション(Android 10以降)
ジェスチャー操作の方法
- 戻る操作:画面の左端または右端から内側へスワイプ
- ホーム:画面下部から上へ短くスワイプ
- マルチタスク:画面下部から上へ長くスワイプして停止
ジェスチャーのメリット
- 画面表示領域が広くなる
- 片手操作がしやすい
- 直感的な操作感
- 現代的なスマートフォン体験
2ボタンナビゲーション(一部機種)
2ボタン配置
- ホームボタン(左)とマルチタスクボタン(右)のみ表示
- 戻る操作はホームボタンを左右にスワイプ
- Android 9で一時的に採用された方式
戻るボタンの位置を変更・確認する方法

基本的な設定変更手順
ナビゲーションモードの変更
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 「システム」または「ディスプレイ」をタップ
- 「ジェスチャー」→「システムナビゲーション」を選択
- 以下から希望する方式を選択:
- 3ボタンナビゲーション:従来のボタン表示
- ジェスチャーナビゲーション:スワイプ操作
- 2ボタンナビゲーション:ホームとマルチタスクのみ(機種による)
モトローラ機種別の設定方法
Moto G シリーズ
設定経路:
設定 → システム → ジェスチャー → システムナビゲーション
選択可能な項目:
・完全なジェスチャーナビゲーション
・3ボタンナビゲーション
・クイックステップ(2ボタン)
Moto Edge シリーズ
設定経路:
設定 → ディスプレイ → ナビゲーションバー
追加オプション:
・ボタンの順序変更
・感度調整
・バックグラウンド色の変更
motorola one シリーズ
設定経路:
設定 → システム → ジェスチャー
Android One特有の設定:
・純粋なAndroid体験
・Googleの標準設定
・定期的なセキュリティ更新
ボタン配置のカスタマイズ
左右の配置変更
- 「設定」→「システム」→「ジェスチャー」
- 「システムナビゲーション」で「3ボタンナビゲーション」を選択
- 「詳細設定」または「カスタマイズ」をタップ
- 「ボタンの順序」で配置を変更
配置パターンの選択肢
パターン1(標準):戻る - ホーム - マルチタスク
パターン2(反転):マルチタスク - ホーム - 戻る
パターン3(カスタム):ユーザー任意の配置
ジェスチャー感度の調整
ジェスチャーナビゲーション使用時
- 「設定」→「システム」→「ジェスチャー」
- 「戻るジェスチャーの感度」を選択
- 感度を以下から選択:
- 低:確実にスワイプしないと反応しない
- 中:標準的な感度(推奨)
- 高:軽いタッチでも反応
感度調整のポイント
- ゲームアプリとの兼ね合いを考慮
- 誤操作の頻度で判断
- 画面保護フィルムの影響も考慮
アプリ別の戻るボタン設定
一部アプリでの独自設定
- ブラウザアプリ:独自の戻るボタン表示
- ゲームアプリ:フルスクリーン時の戻る操作
- 動画アプリ:再生中のナビゲーション
アプリ内での設定確認
- 各アプリの設定メニューを開く
- 「表示」「ナビゲーション」項目を確認
- アプリ固有の戻るボタン設定を調整
アクセシビリティ機能との連携
TalkBack 使用時
- 音声ガイダンス付きの戻る操作
- タッチ探索モードでのボタン位置確認
- 代替操作方法の設定
スイッチコントロール
- 外部スイッチでの戻る操作
- 画面タッチが困難な場合の代替手段
- カスタマイズ可能な操作割り当て
設定を変更したら、実際の操作で動作を確認することが大切です。次は、戻るボタンが見当たらない場合の対処法を説明します。
戻るボタンが見当たらないときの対処法

よくある原因と確認方法
ジェスチャーモードが有効になっている
確認方法:
1. 画面下部にボタンが表示されていない
2. 画面端からのスワイプで戻る操作ができる
3. 設定でジェスチャーナビゲーションが選択されている
対処法:
設定 → システム → ジェスチャー → システムナビゲーション
→ 「3ボタンナビゲーション」を選択
フルスクリーンアプリの影響
症状:
・動画再生中にボタンが消える
・ゲームアプリでナビゲーションバーが隠れる
・電子書籍アプリで画面全体を使用
対処法:
・画面下部をタップまたはスワイプしてボタンを表示
・アプリの設定でフルスクリーンモードを解除
・アプリを一度終了して再起動
システムレベルのトラブル対処
ナビゲーションバーの不具合
対処手順:
1. スマートフォンの再起動
2. アプリの強制終了とキャッシュクリア
3. システムアップデートの確認
4. セーフモードでの動作確認
再起動の正しい手順
- 電源ボタンを長押し
- 「再起動」または「電源を切る」を選択
- 完全に電源が切れてから電源ボタンで起動
- 起動後にナビゲーション設定を確認
システムアップデートの確認
- 「設定」→「システム」→「システムアップデート」
- 「アップデートをチェック」をタップ
- 利用可能なアップデートがあればインストール
- 更新後は設定を再確認
アプリ固有の問題への対処
サードパーティランチャーの影響
問題:
・Nova Launcher、Microsoft Launcherなどの使用
・ランチャー独自のナビゲーション設定
・標準設定との競合
解決方法:
1. ランチャーアプリの設定を確認
2. 「デフォルトアプリ」でランチャーを変更
3. 標準ランチャーに戻して動作確認
システムUIの異常
症状:
・ナビゲーションバー全体が表示されない
・タッチ操作に反応しない
・画面の一部が反応しない
緊急対処法:
1. 電源ボタン + 音量ダウンボタン同時長押し(強制再起動)
2. セーフモードで起動
3. 最近インストールしたアプリをアンインストール
ハードウェア関連の問題
タッチスクリーンの不具合
確認方法:
1. 画面の他の部分でタッチ操作をテスト
2. 別のアプリでナビゲーション操作を確認
3. タッチスクリーンのキャリブレーション実行
対処法:
・画面保護フィルムの気泡や汚れを除去
・スクリーンクリーナーで画面を清拭
・タッチパネルの設定を初期化
物理ボタンとの併用設定
一部機種での設定:
・電源ボタンでの戻る操作
・音量ボタンでのナビゲーション
・指紋センサーでのジェスチャー操作
設定場所:
設定 → システム → ジェスチャー → 「電源ボタン」
代替操作方法
緊急時の戻る操作
方法1:アプリ内のメニューボタン使用
・アプリ左上の「←」ボタン
・メニューの「戻る」項目
・アプリ固有のナビゲーション
方法2:ホームボタンからの操作
・ホーム画面に戻ってからアプリを再選択
・最近使ったアプリから選択
・マルチタスク画面からの移動
アクセシビリティ機能の活用
設定方法:
設定 → ユーザー補助 → アクセシビリティ ショートカット
利用可能な機能:
・音声コマンドでの操作
・エアジェスチャー(一部機種)
・外部機器(Bluetooth キーボードなど)での操作
工場出荷時設定への復旧
最終手段としてのリセット
実行前の準備:
1. 重要データのバックアップ
2. Googleアカウントでの同期確認
3. アプリデータの保存確認
リセット手順:
設定 → システム → リセットオプション → 「すべてのデータを消去」
注意事項:
・すべてのデータが削除される
・再設定に時間がかかる
・アプリの再インストールが必要
トラブルの多くは設定の確認や再起動で解決できます。問題が解決しない場合は、段階的に対処法を試していくことが重要です。
ジェスチャー操作の詳しい使い方

基本的なジェスチャー操作
戻る操作
左端からのスワイプ:
・画面の左端に指を置く
・右方向に軽くスワイプ(約2-3cm)
・指を離すとすぐに前の画面に戻る
右端からのスワイプ:
・画面の右端に指を置く
・左方向に軽くスワイプ
・左利きの人や右手操作時に便利
ホーム画面への移動
下部からの短いスワイプ:
・画面下端の中央付近に指を置く
・上方向に短く素早くスワイプ
・どのアプリからでもホーム画面に戻る
マルチタスク表示
下部からの長いスワイプ:
・画面下端から上に向かってスワイプ
・途中で指を止めて待つ(約0.5秒)
・最近使ったアプリの一覧が表示される
高度なジェスチャー操作
アプリ間の素早い切り替え
ホームバーでの左右スワイプ:
・画面下部のホームバー(白い線)を左右にスワイプ
・最後に使った2つのアプリを素早く切り替え
・連続スワイプで複数アプリを順番に切り替え
戻る操作の詳細制御
スワイプの途中で止める:
・戻る操作を途中で止めると「プレビュー」表示
・指を離さずに元の位置に戻すとキャンセル
・確実に戻りたい場合にスワイプを完了させる
アプリ別のジェスチャー動作
ブラウザでの戻る操作
Chrome、Firefox での動作:
・左端スワイプで前のページに戻る
・右端スワイプで次のページに進む(履歴がある場合)
・ブラウザ独自の戻るボタンとの使い分け
SNSアプリでの動作
Instagram、Twitter での動作:
・左端スワイプで前の画面に戻る
・フィード画面では最上部にスクロール
・ストーリー表示中は前のストーリーに戻る
ゲームアプリでの注意点
ゲーム中のジェスチャー誤操作防止:
・ゲームモードでジェスチャー感度を下げる
・フルスクリーンモードでジェスチャーエリアを隠す
・アプリ別に戻る操作を無効化
ジェスチャーのカスタマイズ
感度調整の詳細設定
戻るジェスチャーの感度:
・低:画面端から約5mm以内でのみ反応
・中:画面端から約3mm以内で反応(標準)
・高:画面端から約1mm以内で反応
推奨設定:
・画面保護ケース使用時:中〜高
・裸で使用時:低〜中
・ゲームを多用する場合:低
アシスタント起動との併用
画面下部からの斜めスワイプ:
・左下または右下の角から斜め上にスワイプ
・Googleアシスタントが起動
・ホーム操作と区別するため斜めに動かす
トラブルシューティング
ジェスチャーが反応しない場合
確認ポイント:
1. スワイプの開始位置(画面の端から開始する)
2. スワイプの速度(速すぎず遅すぎず)
3. スワイプの距離(十分な距離を確保)
4. 画面保護フィルムの影響
調整方法:
・練習モードやチュートリアルの利用
・感度設定の段階的調整
・実際のアプリでの動作確認
誤操作を減らすコツ
操作のポイント:
・画面端を意識してスワイプを開始
・ゆっくりと確実にスワイプ
・途中でプレビューを確認してから決定
・慣れるまでは3ボタンモードと併用
ジェスチャー操作は慣れると非常に快適ですが、最初は戸惑うこともあります。焦らずに少しずつ練習して、自分に合った設定を見つけることが大切です。
まとめ:モトローラスマホでナビゲーションを快適に
この記事では、モトローラスマートフォンの戻るボタンの位置と操作方法について詳しく解説しました。
重要なポイント
戻るボタンの表示形式
- 3ボタンナビゲーション:画面下部に戻るボタンが表示される従来方式
- ジェスチャーナビゲーション:画面端からのスワイプで操作する現代的な方式
- 2ボタンナビゲーション:一部機種で選択可能な中間的な方式
設定変更の方法
- 設定アプリ → システム → ジェスチャー → システムナビゲーション
- 機種やAndroidバージョンにより設定場所が若干異なる
- カスタマイズオプションで詳細調整が可能
トラブル対処の基本
- まずは設定でナビゲーションモードを確認
- 再起動やアップデートで多くの問題が解決
- アプリ固有の問題は個別に対処が必要
コメント