Macで、現在使用されているポートや開いているポートを確認することは、ネットワークトラブルシューティングやセキュリティの観点から重要です。
ここでは、ターミナルを使ってMacでポート情報を確認する方法を紹介します。
方法

ここからは、Macのターミナルでポートを確認する方法を詳しく見ていきます。
1. lsofコマンドでポートを確認する
lsof(List Open Files)は、システムで開かれているファイルを表示するコマンドですが、ネットワーク接続も確認できます。
特定のポートがどのプロセスによって使用されているかを確認する際に便利です。
sudo lsof -i :<ポート番号>
例として、ポート80が使用されているか確認する場合は以下のコマンドを実行します。
sudo lsof -i :80
これにより、ポート80を使用しているプロセスの詳細が表示されます。
2. netstatコマンドでネットワーク接続を確認
netstatは、ネットワークの統計情報を表示するコマンドで、開いているポートや接続状況を確認するのに役立ちます。
以下のコマンドを実行することで、現在使用中のポートを確認できます。
netstat -an | grep LISTEN
このコマンドは、現在リスニング状態のポートを表示します。
TCPやUDP接続が表示され、ポート番号も確認できます。
3. nmapコマンドでポートスキャンを実行
nmapは、ネットワークスキャニングツールで、特定のホストやネットワークに対して開いているポートをスキャンすることができます。
ただし、nmapはデフォルトではインストールされていないため、brewなどのパッケージマネージャーを使用してインストールする必要があります。
nmapのインストール方法:
brew install nmap
使用方法:
nmap localhost
このコマンドにより、ローカルホストで開いているポートをスキャンします。
4. lsofですべてのポートを確認する
全ての開いているポートを確認するには、以下のコマンドを使用します。
sudo lsof -i
これにより、TCPやUDP接続を含むすべてのネットワーク接続と、使用されているポートが表示されます。
5. ssコマンドで接続状況を確認(代替ツール)
ssコマンドは、netstatに代わるツールとしてよく使われ、より詳細な情報を提供します。
ただし、macOSにはデフォルトでインストールされていないため、brewなどでインストールする必要があります。
iproute2macのインストール方法:
brew install iproute2mac
使用方法:
インストール後、以下のコマンドで接続中のポートを確認できます。
ss -ltn
まとめ
Macのターミナルを使って、ポートの使用状況を確認する方法はいくつかあります。
lsofやnetstat、nmapを使用すれば、現在開いているポートや、どのプロセスがそのポートを使用しているかが簡単に確認できます。
ネットワークのトラブルシューティングやセキュリティ対策として、これらのコマンドを活用してみてください。


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