「あっ、間違えた!」とLINEでメッセージを送信取り消ししたのに、なぜか相手側に表示されていない…そんな経験はありませんか?
実は、LINEの送信取り消し機能には、通知が表示される場合と表示されない場合があります。今回は、その仕組みと理由をわかりやすく解説していきますね。
LINEの送信取り消しは通常「相手に表示される」のが基本

まず大前提として知っておきたいのが、LINEでメッセージを送信取り消しすると、通常は相手の画面に「メッセージの送信を取り消しました」という通知が表示されるということです。
これは仕様として設計されているもので、メッセージの内容は消えても「取り消した事実」は相手に伝わる仕組みになっています。
送信取り消しの通知が表示されない6つの原因
では、なぜ通知が表示されないケースがあるのでしょうか?主な原因を見ていきましょう。
1. 相手がオフライン状態だった
相手のスマホがインターネットに接続されていない場合、送信取り消しの情報が即座に反映されません。
相手が次にLINEを開いたときに同期されるため、一時的に表示されていないように見えることがあります。
2. LINEアプリのバージョンが古い
相手が使っているLINEアプリのバージョンが古いと、送信取り消し機能に対応していないことがあります。
特に、Android版7.16.0未満、iOS版7.17.0未満のバージョンでは、取り消し通知が正しく表示されない可能性があります。
3. 通信環境が不安定だった
送信取り消しの操作時に通信が不安定だと、サーバーへの反映にタイムラグが生じます。
これにより、相手側での表示が遅れたり、一時的に表示されなかったりすることがあるんです。
4. LYPプレミアム会員の「通知なしで送信取消」機能を使った
2025年11月から、LYPプレミアム会員向けに「通知なしで送信取消」という新機能が追加されました。
この機能を使うと、未読のメッセージに限り、相手に「メッセージの送信を取り消しました」という通知を表示させずに取り消せます。
ただし、以下の条件があります:
- 相手がメッセージを既読にしていない
- 相手のLINEアプリがバージョン15.17.0以上
- 送信者自身がLYPプレミアム会員である
5. 端末やOSによる表示の違い
iPhoneとAndroidでは、通知の処理方法が異なります。
- iPhone:トーク画面には必ず「送信を取り消しました」が表示される
- Android:一部の端末では、ロック画面や通知センターから通知が即座に消えることがある
- PC版LINE:ポップアップ通知で一時表示されるが、履歴には残らないことがある
6. グループトークや特殊な設定
通常のトーク以外では、通知の表示仕様が異なる場合があります。
- オープンチャット
- LINE公式アカウントとのトーク
- Bot機能を使っているトークルーム
これらでは送信取り消しの表示が通常と異なることがあります。
「削除」と「送信取り消し」の違いに注意
ここで重要なのが、LINEには「削除」と「送信取り消し」という2つの異なる機能があることです。
削除の特徴
- 自分の画面からのみメッセージが消える
- 相手の画面にはメッセージが残ったまま
- 時間制限なし
送信取り消しの特徴
- 自分と相手、両方の画面からメッセージが消える
- 「メッセージの送信を取り消しました」と表示される
- 送信から1時間以内のみ可能(2025年10月下旬から変更)
間違えて「削除」を選んでしまうと、相手の画面にはメッセージが残ってしまうので注意が必要です。
送信取り消しの時間制限が変更されました
2025年10月下旬から、LINEの送信取り消し機能に大きな変更がありました。
変更前:送信から24時間以内なら取り消し可能
変更後:送信から1時間以内のみ取り消し可能
ただし、LYPプレミアム会員は最大7日間まで取り消しが可能です。
なお、オープンチャットに限っては、引き続き24時間以内の取り消しが可能となっています。
相手に内容を見られずに済む方法はある?
送信取り消しをしても、以下のケースでは相手にメッセージ内容を見られている可能性があります。
プッシュ通知で見られている
送信取り消しをしても、取り消す前にスマホのロック画面に表示されたプッシュ通知は、相手が既に見ている可能性があります。
iPhoneの場合、取り消し後は通知が「メッセージの送信を取り消しました」に置き換わります。Androidの場合は通知が消去されることが多いです。
既読回避アプリを使われている
Androidには「既読回避アプリ」というものがあり、これを使っていると、送信取り消ししたメッセージを擬似的に復元できてしまいます。
既読回避アプリは通知からメッセージ内容を取得してアプリ内に保存する仕組みなので、送信取り消ししても内容が残ってしまうんです。
確実に取り消しを成功させる5つのポイント

送信取り消しを確実に行うために、以下のポイントを押さえておきましょう。
1. できるだけ早く取り消す
送信後すぐに取り消せば、相手がプッシュ通知を見る前に消せる可能性が高まります。
現在は1時間以内という制限があるので、間違いに気づいたらすぐに取り消しましょう。
2. LINEアプリを最新版に更新
自分も相手も最新版のLINEアプリを使っていれば、送信取り消し機能が正しく動作します。
定期的にアプリを更新する習慣をつけておくといいですね。
3. 安定した通信環境で操作
Wi-Fiや4G/5Gの電波が安定している場所で取り消し操作を行いましょう。
通信が不安定だと、サーバーへの反映が遅れることがあります。
4. LYPプレミアム会員なら「通知なしで送信取消」を活用
月額508円(税込)のLYPプレミアムに加入すれば、未読メッセージを通知なしで取り消せます。
頻繁に誤送信してしまう方は、検討してみる価値があるかもしれません。
5. 複数端末でLINEを使っている場合は各端末で確認
スマホとPCやタブレットなど、複数の端末でLINEを使っている場合、一方の端末で「削除」を選んでも、他の端末には残っています。
誤って「削除」してしまった場合でも、他の端末から「送信取り消し」を実行できることがあります。
フォローメッセージを送るのも一つの方法
送信取り消しをすると、相手には「何を取り消したのだろう?」と不安や疑問を与えてしまうことがあります。
そんなときは、フォローのメッセージを一言送っておくと安心です。
例えば:
- 「ごめん、送る人間違えちゃった!」
- 「誤字があったから送り直すね」
- 「間違えて送っちゃった、気にしないで!」
こうしたメッセージがあれば、相手も安心できますね。
まとめ:LINEの送信取り消し機能を正しく理解しよう
LINEの送信取り消しは、基本的には相手に「取り消した事実」が伝わる仕様になっています。
ただし、LYPプレミアム会員の「通知なしで送信取消」機能を使えば、未読メッセージに限り通知を表示させずに取り消すことができます。
また、通信環境やアプリのバージョン、端末の違いによって、一時的に表示されないケースもあることを覚えておきましょう。
大切なのは、誤送信したらできるだけ早く取り消すこと。そして、必要に応じてフォローのメッセージを送ることです。
送信取り消し機能を正しく理解して、安心してLINEを使いこなしていきましょう!

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