LINEを使っていて突然「500 Internal Server Error」というメッセージが表示されたら、困ってしまいますよね。
「何このエラー?」「いつ直るの?」「自分で何かできることはある?」
そんな疑問を持っている方のために、この記事ではLINEの500エラーの原因と対処法をわかりやすく解説していきます。
500エラーって何?

サーバー内部エラーのこと
500エラーは、正式には「500 Internal Server Error」と呼ばれるエラーコードです。
簡単に言うと、サーバー側で何らかの問題が発生して、リクエストを正しく処理できなくなった状態のことを指します。
「Internal Server Error」を日本語にすると「サーバー内部エラー」。つまり、サーバーの中で何か問題が起きているということですね。
LINEで500エラーが出る場面
LINEで500エラーが表示されるケースとしては、以下のような状況があります。
LINEスタンプショップでの障害
スタンプを購入しようとしたり、スタンプの詳細ページを見ようとした時に「一時的なエラーによりリクエストが完了しませんでした」というメッセージが表示され、再試行すると「500 Internal Server Error | nginx」と表示される場合があります。
API連携での問題
LINEと連携する外部サービスやアプリを使っている場合、その通信でエラーが発生することもあります。
LINE公式アカウントやMessaging APIの利用時
企業やお店がLINEの公式アカウントでメッセージを送信する際に、500番台のエラーが発生するケースがあります。
なぜ500エラーが起こるの?
500エラーは「原因が特定されていない汎用的なエラー」なので、実はさまざまな要因が考えられます。
サーバーへのアクセス集中
人気のスタンプが発売された直後や、キャンペーン期間中など、多くの人が同時にアクセスすると、サーバーに負荷がかかってエラーが発生することがあります。
LINEは世界中で何億人もの人が使っているサービス。特定の機能に一時的にアクセスが集中すると、サーバーが処理しきれなくなってしまうんですね。
サーバー側のプログラムエラー
サーバー上で動いているプログラムに不具合があると、500エラーが発生します。
例えば、プログラムのコードにバグがあったり、データベースとの接続に失敗したりすると、正常に処理できずエラーになってしまいます。
サーバーのメンテナンスや障害
LINEのサーバーがメンテナンス中だったり、何らかの障害が発生している場合も500エラーが表示されることがあります。
計画的なメンテナンスであれば事前に告知されることが多いですが、予期せぬトラブルの場合は突然エラーが発生することもあります。
設定ファイルの問題
サーバーの設定ファイル(.htaccessなど)に問題があると、500エラーが出ることがあります。
ただし、これは一般ユーザーではなく、サーバー管理者側の問題なので、LINEを普通に使っている分には直接関係ありません。
ユーザー側でできる対処法
500エラーは基本的にサーバー側の問題なので、利用者側でできることは限られています。でも、試してみる価値のある方法がいくつかあります。
1. 少し時間をおいて再度試す
一番簡単で効果的な方法です。
アクセス集中による一時的なエラーであれば、しばらく待つことで自然に解消されることが多いんです。
おすすめの待ち時間:
- まずは5分程度待ってみる
- それでもダメなら30分〜1時間後に再試行
- 大規模な障害の場合は数時間かかることも
焦って何度もアクセスし直すと、かえってサーバーに負荷をかけてしまうので、落ち着いて待つことが大切です。
2. アプリを再起動する
LINEアプリを一度完全に終了して、再度起動してみましょう。
iPhone/iPadの場合:
- ホームボタンを2回押す(または画面下から上にスワイプ)
- LINEアプリを上にスワイプして完全終了
- LINEアプリを再度起動
Androidの場合:
- 「設定」から「アプリ」を開く
- LINEを選択
- 「強制停止」をタップ
- LINEアプリを再度起動
アプリの一時的な不具合が原因の場合、これで解決することがあります。
3. スマートフォンを再起動する
アプリの再起動でダメなら、スマートフォン本体を再起動してみてください。
デバイスを再起動することで、メモリがクリアされ、バックグラウンドで動いている不要なプロセスも終了します。意外とこれだけで解決することも多いんですよ。
4. インターネット接続を確認する
インターネット接続に問題があると、エラーが発生しやすくなります。
確認ポイント:
- Wi-Fiの電波は安定しているか
- モバイルデータ通信はオンになっているか
- 機内モードになっていないか
- Wi-Fiとモバイルデータを切り替えてみる
通信環境を変えることで、エラーが解消される場合があります。
5. LINEアプリを最新版にアップデートする
古いバージョンのLINEアプリを使っていると、不具合が起こりやすくなります。
アップデート方法:
iPhone/iPad:
- App Storeを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- LINEの「アップデート」をタップ
Android:
- Google Play ストアを開く
- 「マイアプリ&ゲーム」をタップ
- LINEの「更新」をタップ
最新版には不具合の修正が含まれていることが多いので、定期的にアップデートすることをおすすめします。
6. キャッシュをクリアする
アプリに溜まったキャッシュデータが原因で不具合が起こることもあります。
LINEのキャッシュクリア方法:
- LINEアプリを開く
- 「ホーム」タブの右上にある設定(歯車アイコン)をタップ
- 「トーク」を選択
- 「データの削除」をタップ
- 「キャッシュデータ」にチェックを入れる
- 「選択したデータを削除」をタップ
注意:「すべてのトーク履歴」を削除しないように気をつけてください。トーク履歴が消えてしまいます。
7. 障害情報を確認する
大規模な障害が発生している場合、自分だけでなく多くのユーザーが同じ問題に直面しています。
確認方法:
- TwitterでLINEの公式アカウントをチェック
- 「LINE 障害」などで検索して情報を集める
- Downdetectorなどの障害情報サイトを確認
大規模障害の場合は、LINE側が対応するのを待つしかありません。
サーバー管理者側の対処法(参考情報)

もしあなたがLINE公式アカウントやMessaging APIを利用している企業の担当者なら、以下の点も確認してみてください。
APIリクエストの再試行設定
Messaging APIを使ってメッセージを送信する際、500番台のエラーが発生することがあります。
この場合、リトライキー(X-Line-Retry-Key)を使用することで、同じメッセージを重複して送信してしまうのを防げます。
サーバーリソースの確認
自社サーバーでLINE関連のシステムを運用している場合は、以下をチェックしましょう。
確認項目:
- CPU使用率は高すぎないか
- メモリは十分あるか
- ディスク容量は足りているか
- データベース接続は正常か
リソース不足が原因なら、サーバーの増強やスケールアップが必要です。
エラーログの確認
サーバーのエラーログを確認すると、500エラーの具体的な原因が記録されていることがあります。
ログを見て、どのプログラムのどの部分でエラーが発生しているのかを特定し、修正しましょう。
500エラーと他のエラーの違い
LINEでは500エラー以外にも、さまざまなエラーコードが表示されることがあります。
503エラー(Service Unavailable)
「サービスが一時的に利用できません」という意味のエラー。
アクセス集中やメンテナンス中に表示されることが多く、500エラーと似ていますが、こちらは原因がある程度特定されています。
404エラー(Not Found)
「ページが見つかりません」というエラー。
これはサーバー側の問題ではなく、指定したページやリソースが存在しない場合に表示されます。
403エラー(Forbidden)
「アクセスが禁止されています」というエラー。
権限がないページにアクセスしようとした場合などに表示されます。
500エラーとの違い:
500エラーは「サーバー内部の問題」ですが、他のエラーは原因がもう少し具体的に特定されています。500エラーは「何か問題があるけど詳細は不明」という汎用的なエラーなんですね。
予防策はあるの?
一般ユーザーとしてできる予防策は限られていますが、以下のことを心がけると良いでしょう。
LINEアプリを常に最新版に保つ
自動アップデート機能をオンにしておくと、常に最新版が使えます。
不具合修正やセキュリティ対策が含まれているので、安定した動作につながります。
安定したインターネット接続を使う
通信が不安定だと、さまざまなエラーが起こりやすくなります。
Wi-Fiを使う場合は、できるだけ強い電波が届く場所で利用しましょう。
定期的にキャッシュをクリアする
キャッシュが溜まりすぎると動作が不安定になることがあります。
月に1回程度、キャッシュをクリアする習慣をつけると良いですよ。
ストレージ容量に余裕を持たせる
スマートフォンの空き容量が少ないと、アプリが正常に動作しないことがあります。
不要な写真や動画、アプリを整理して、常に数GBの空き容量を確保しておきましょう。
まとめ
LINEで500エラーが発生した時の対処法について解説しました。
覚えておきたいポイント:
- 500エラーはサーバー内部エラーで、基本的にサーバー側の問題
- アクセス集中やプログラムエラー、メンテナンスなどが原因
- ユーザー側でできることは限られているが、再起動や時間をおくことが有効
- 大規模障害の場合は、LINE側の対応を待つしかない
- アプリを最新版に保ち、安定したネット環境で使うことが予防につながる
500エラーは誰にでも起こりうる問題です。慌てずに、まずは時間をおいて再度試してみましょう。
ほとんどの場合、少し待つだけで自然に解消されます。それでも直らない場合は、この記事で紹介した方法を一つずつ試してみてくださいね。
どうしても解決しない場合は、LINE公式のヘルプセンターに問い合わせることもできますよ!

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