PCでスマホゲームを楽しめるAndroidエミュレーター「LDPlayer」が起動しない、途中で止まってしまう——そんなときに焦ってしまうのは当然だ。
この記事では、LDPlayerが起動しない原因を症状別に整理し、公式サポートをもとにした具体的な対処法を解説する。
LDPlayerとは
LDPlayerは、WindowsPC上でAndroidアプリ・スマホゲームを動かせる無料のAndroidエミュレーターだ。
2026年3月時点での最新版はLDPlayer9(Android 9ベース)で、LDPlayer公式サイトから無料でダウンロードできる。
症状チェック
自分の状況に近い症状から対処法を確認しよう。
- 起動画面が94%で止まる → 対処法①②③⑤を試す
- 起動画面が50%で止まる → 対処法②④⑤を試す
- 起動画面が30%以下で止まる → 対処法④⑤を試す
- 「Hyper-Vが有効化されています」エラーが出る → 対処法①を試す
- 「COMインターフェースを取得できません」エラーが出る → 対処法④を試す
- 「desktop3」「launch3」エラーで起動しない → 対処法③⑤を試す
原因と対処法
対処法① VT(仮想化テクノロジー)を確認する
LDPlayerはCPUの仮想化テクノロジー(VT)を使って動作する。
VTがBIOSで無効になっていると、起動画面の94%付近で止まったり、「Hyper-Vが有効化されています」というメッセージが表示されたりする。
VTが有効かどうかの確認方法:
LDPlayerの画面右上に「VT」のアイコンが表示されていれば、VTが有効になっている。
VTをBIOSで有効にする手順:
- PCを再起動する
- 起動時に
F2キーまたはDelキーを連打してBIOS設定画面を開く - 「Advanced(詳細)」→「CPU Configuration(プロセッサ構成)」を開く
- 「Intel(R) Virtualization Technology」または「SVM Mode」(AMD CPUの場合)を「Enabled(有効)」に変更する
F10キーを押して保存してBIOSを終了する
⚠️ BIOSの画面や設定項目名はPCメーカー・マザーボードによって異なる。詳細はPC・マザーボードのメーカーサポートページを参照しよう。
「Hyper-Vが有効化されています」と表示される場合:
WindowsのHyper-Vが有効になっていると、LDPlayerのVT利用と競合して起動しないことがある。
LDPlayer公式は専用の無効化スクリプトを提供している。
詳細はLDPlayer公式「Hyper-V無効化方法」を参照しよう。
⚠️ Hyper-Vを無効化するとWindowsの一部機能(WSL2、Windows Sandboxなど)が使えなくなる場合がある。影響を確認したうえで実施しよう。
対処法② グラフィックドライバーを更新する
グラフィックドライバーが古い・破損していると、50%付近で起動が止まることがある。
LDPlayer起動後に「診断情報」を確認して「OpenGL: 1.1.0」または空欄になっている場合は、ドライバーの問題だ。
各グラフィックカードメーカーの公式サイトから最新ドライバーをダウンロードして更新しよう。
- NVIDIA:https://www.nvidia.com/download/index.aspx?lang=jp
- AMD:https://www.amd.com/ja/support
- Intel:https://downloadcenter.intel.com/ja
更新後は必ずPCを再起動してからLDPlayerを起動しよう。
対処法③ 新規エミュレータを作成する(データ破損の場合)
使用中のエミュレータのデータが破損していると、94%付近で止まることがある。
この場合、LDMultiPlayerで新しいエミュレータを作成することで解決できる。
手順:
- デスクトップの「LDMultiPlayer」をダブルクリックして起動する
- 「新規」→「新規」をクリックして新しいエミュレータを作成する
- 新規エミュレータを起動して正常に動くか確認する
- 正常に起動できたら、元の問題のあるエミュレータを削除する
新規エミュレータでも起動しない場合は、次の対処法に進もう。
対処法④ VirtualBoxキャッシュフォルダを削除して再インストールする
30%以下で止まる場合や「COMインターフェースを取得できません」エラーが出る場合は、VirtualBox関連のキャッシュフォルダが原因のことが多い。
LDPlayer公式サポートが推奨する手順は以下の通りだ。
- PCを再起動し、セキュリティソフトを一時停止する
- エクスプローラーのアドレスバーに
%USERPROFILE%と入力してEnterを押す - 以下のフォルダを見つけてすべて削除する
.LdVirtualBox.Ld2VirtualBox.Ld9VirtualBox
- PCを再起動する
- LDPlayer公式サイトから最新版のLDPlayer9をダウンロードして再インストールする
対処法⑤ アンチウイルスソフトの除外設定をする
セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)がLDPlayerの動作をブロックしていると、どの段階でも起動が止まることがある。
LDPlayerを一時的にアンチウイルスソフトの「除外リスト」に追加しよう。
除外すべきフォルダの目安:
- LDPlayerのインストールフォルダ(デフォルト:
C:\LDPlayer\) C:\Program Files\dnplayerext2\(存在する場合)
設定方法は各セキュリティソフトのヘルプを参照しよう。
PCスペックが不足している場合
上記の対処法をすべて試しても起動しない場合、PCのスペックがLDPlayer9の動作要件を満たしていない可能性がある。
LDPlayer9の推奨動作環境(2026年3月時点):
| 項目 | 推奨スペック |
|---|---|
| OS | Windows 7以上(64bit推奨) |
| CPU | Intel/AMD(仮想化テクノロジー対応) |
| メモリ | 8GB以上推奨 |
| ストレージ | 10GB以上の空き容量 |
| グラフィック | DirectX 11対応のGPU |
最新の動作要件はLDPlayer公式サイトで確認しよう。
マルチインスタンス(複数起動)を使用している場合、CPUとメモリの使用率が高くなりやすい。
タスクマネージャーでリソース使用率を確認し、他のアプリを終了した状態で起動を試してみよう。
まとめ
LDPlayerが起動しないときは、症状に合わせて以下の手順を順番に試そう。
- BIOSでVTを有効にする(94%停止・Hyper-Vエラーの場合)
- グラフィックドライバーを更新する(50%停止の場合)
- LDMultiPlayerで新規エミュレータを作成する(データ破損の疑い)
- VirtualBoxキャッシュフォルダを削除して再インストールする(30%以下停止)
- セキュリティソフトの除外設定をする
それでも解決しない場合はLDPlayer公式サポートページから問い合わせよう。
参考情報源:
- LDPlayer公式「30%/50%/94%で起動が停止の解決策」(2025年11月25日更新)
- LDPlayer公式「COMインターフェース・仮想ハードディスクの解決策」(2024年8月27日更新)
- LDPlayer公式「desktop3・launch3のエラー解決方法」
- LDPlayer公式「Hyper-V無効化方法」
- LDPlayer公式エラー解決策一覧(2026年3月時点)

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