iPhoneのiOSアップデート通知が来たので更新しようとしたら、エラーで止まってしまった…
こんな経験はありませんか?
「アップデートをインストールできません」というメッセージが出て、何度やっても先に進まないと焦りますよね。
この記事では、iOSがインストールできない原因と、誰でも試せる解決法を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
よくあるエラーメッセージと症状
まず、どんなエラーが出ているか確認しましょう。
エラーメッセージ1:「アップデートをインストールできません」
完全なメッセージ
「アップデートをインストールできません
iOS XX.Xのインストール中にエラーが起きました」
これは、ダウンロードは成功したけど、インストールが失敗したときのエラーです。
エラーメッセージ2:「ソフトウェアをアップデートできませんでした」
完全なメッセージ
「ソフトウェアをアップデートできませんでした
iOSのダウンロード中にエラーが起きました」
これは、ダウンロード自体が失敗したときのエラーです。
エラーメッセージ3:「アップデートを確認できません」
完全なメッセージ
「アップデートを確認できません
ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」
Appleのサーバーに接続できない、または通信エラーが起きています。
エラーメッセージ4:「アップデートを検証できません」
完全なメッセージ
「アップデートを検証できません
インターネットに接続されていないため、ソフトウェアアップデートを検証できませんでした」
インターネット接続に問題があるときのエラーです。
その他の症状
ダウンロード・インストールが進まない
- 進行状況バーが止まったまま
- 「残り時間を計算中…」から進まない
- 何時間待っても終わらない
画面が固まる
- Appleロゴで止まる
- リンゴループ(再起動を繰り返す)
iOSがインストールできない6つの原因
エラーの背景にある、よくある原因を理解しましょう。
原因1:iPhoneの機種が対応していない
最も見落としやすい原因です。
古いiPhoneは、最新のiOSに対応していません。
iOS 18対応機種(2024年時点)
- iPhone 15シリーズ(全モデル)
- iPhone 14シリーズ(全モデル)
- iPhone 13シリーズ(全モデル)
- iPhone 12シリーズ(全モデル)
- iPhone 11シリーズ(全モデル)
- iPhone XS / XS Max / XR
- iPhone SE(第2世代・第3世代)
非対応機種(iOS 18にアップデートできない)
- iPhone X
- iPhone 8 / 8 Plus
- iPhone 7 / 7 Plus
- iPhone 6s / 6s Plus
- iPhone SE(第1世代)
- それより古い機種
お使いのiPhoneが非対応の場合、そもそもアップデートできません。
原因2:ストレージ容量が不足している
非常に多い原因です。
iOSアップデートには、大量の空き容量が必要です。
必要な空き容量
- メジャーアップデート(例:iOS 17→iOS 18):約5〜10GB
- マイナーアップデート(例:iOS 18.1→iOS 18.2):約1〜3GB
空き容量が足りないと、ダウンロードやインストールができません。
原因3:Wi-Fi接続が不安定・遅い
iOSアップデートは、Wi-Fi接続が必須です。
よくある問題
- Wi-Fiの電波が弱い
- 通信速度が遅い
- 途中で接続が切れる
- VPNやプロキシを使っている
モバイルデータ通信(4G/5G)では、基本的にアップデートできません。
原因4:バッテリー残量が少ない
バッテリー残量が50%未満の場合、アップデートできないことがあります。
アップデート中にバッテリーが切れると、iPhoneが起動しなくなる危険があるためです。
充電器に接続していれば、残量が少なくてもアップデートできます。
原因5:Appleサーバーの問題
新しいiOSがリリースされた直後は、世界中からアクセスが集中します。
症状
- ダウンロードが異常に遅い
- 何度やってもエラーになる
- 「アップデートを確認できません」と表示される
この場合、Apple側の問題なので、時間を置くしかありません。
原因6:iOSシステム自体の不具合
現在使っているiOSに問題があると、アップデートが正常に進まないことがあります。
よくあるケース
- アプリが頻繁にクラッシュする
- iPhoneの動作が不安定
- 前回のアップデートが途中で失敗した
この場合、専用のツールで修復が必要になることもあります。
事前に確認すべきこと
アップデートを始める前に、以下を確認してください。
確認1:iPhoneの機種名を調べる
手順
- 「設定」を開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 「機種名」を確認
ここで表示された機種名が、最新iOSに対応しているか確認してください。
確認2:現在のiOSバージョンを確認
手順
- 「設定」を開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 「ソフトウェアバージョン」を確認
例:iOS 17.5.1
確認3:ストレージの空き容量を確認
手順
- 「設定」を開く
- 「一般」をタップ
- 「iPhoneストレージ」をタップ
- 一番上のバーで使用済み/空き容量を確認
目安
最低でも5GB以上の空きがあることが望ましいです。
確認4:バッテリー残量を確認
50%以上、できれば80%以上が理想です。
充電器に接続してからアップデートすることを強く推奨します。
確認5:Wi-Fi接続を確認
確認ポイント
- Wi-Fiマークが画面上部に表示されているか
- 速度は十分か(動画がスムーズに再生できるレベル)
- ルーターの近くにいるか
iPhone本体でできる対処法
まず、iPhone単体で試せる方法を順番に解説します。
対処1:iPhoneを再起動する
最も簡単で効果的な方法です。
一時的な不具合はこれで解消することが多いです。
iPhone X以降(ホームボタンなし)
- 音量上ボタンを押してすぐ離す
- 音量下ボタンを押してすぐ離す
- サイドボタンを長押し
- Appleロゴが表示されたら指を離す
iPhone SE(第2/3世代)・iPhone 8以前
- サイドボタン(または上部ボタン)を長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたらスライド
- 完全に電源が切れるまで待つ
- サイドボタンを長押しして再起動
再起動後、もう一度アップデートを試してください。
対処2:Wi-Fi接続を確認・再接続する
Wi-Fiの接続を一度切って、再接続します。
手順
- 「設定」→「Wi-Fi」
- 接続中のWi-Fiをタップ
- 「このネットワーク設定を削除」をタップ
- 削除を確認
- もう一度同じWi-Fiを選択して接続
Wi-Fiが遅い場合
可能なら、別のWi-Fiネットワークを試してください。
対処3:ストレージの空き容量を増やす
容量不足が原因の場合、不要なデータを削除します。
方法A:使っていないアプリを削除
手順
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- アプリの一覧が表示される
- 削除したいアプリをタップ
- 「Appを削除」をタップ
おすすめ
あまり使っていない、サイズの大きいアプリから削除しましょう。
方法B:写真・動画をiCloudに移動
手順
- 「設定」→自分の名前→「iCloud」
- 「写真」をタップ
- 「iCloud写真」をオン
- 「iPhoneのストレージを最適化」を選択
これで、オリジナルの写真はiCloudに保存され、iPhone内は軽量版になります。
方法C:不要な写真・動画を削除
手順
- 「写真」アプリを開く
- 「選択」をタップ
- 不要な写真・動画を選択
- ゴミ箱アイコンをタップ
- 「最近削除した項目」からも完全削除
対処4:ダウンロード済みアップデートを削除して再ダウンロード
アップデートファイルが破損している可能性があります。
手順
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- 下にスクロールして「iOS XX.X」を探す
- タップして「アップデートを削除」
- 削除を確認
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」
- もう一度ダウンロード
対処5:ネットワーク設定をリセットする
Wi-Fi設定に問題がある場合に有効です。
注意
Wi-Fiのパスワードを再入力する必要があります。
事前にパスワードを確認しておいてください。
手順
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
- 「リセット」をタップ
- 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- パスコードを入力
- リセットを確認
リセット後、Wi-Fiに再接続してからアップデートを試してください。
対処6:すべての設定をリセット
最終手段です。
設定がリセットされますが、データ(写真・アプリなど)は残ります。
手順
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
- 「リセット」をタップ
- 「すべての設定をリセット」をタップ
- パスコードを入力
- リセットを確認
リセット後、Wi-Fi設定などをやり直してからアップデートしてください。
パソコンを使った対処法(iTunes/Finder)
iPhone本体での方法がすべてダメだった場合、パソコンを使います。
メリット
- iPhone本体の容量を使わない
- 安定したインターネット接続を使える
- より確実にアップデートできる
事前準備
必要なもの
- パソコン(WindowsまたはMac)
- 純正または認証済みのLightningケーブル/USB-Cケーブル
- 最新版のiTunes(Windows・macOS Mojave以前)
Windows・macOS Mojave以前
iTunesを最新版にアップデートしておく。
macOS Catalina以降
Finderを使う(iTunesは不要)。
iTunesを使う方法(Windows・古いMac)
手順
- パソコンでiTunesを開く
- iPhoneをケーブルで接続
- 「このコンピュータを信頼しますか?」が出たら「信頼」
- パスコードを入力(iPhoneで)
- iTunes画面左上にiPhoneのアイコンが表示されたらクリック
- 左側の「概要」をクリック
- 「更新プログラムを確認」をクリック
- 「ダウンロードしてアップデート」をクリック
- 画面の指示に従う
注意
「復元」ではなく「アップデート」を選んでください。
復元を選ぶと、データが消えます。
Finderを使う方法(新しいMac)
手順
- Finderを開く
- iPhoneをケーブルで接続
- 「このコンピュータを信頼しますか?」が出たら「信頼」
- パスコードを入力(iPhoneで)
- Finderの左側サイドバーに表示されたiPhoneをクリック
- 「一般」タブを選択
- 「アップデートを確認」をクリック
- 「ダウンロードしてアップデート」をクリック
- 画面の指示に従う
パソコンでもうまくいかない場合
リカバリーモードを使う
これは高度な方法で、データが消える可能性があります。
事前にバックアップを取ってから実行してください。
Apple公式サポートに相談することをおすすめします。
Appleサーバーの状態を確認する方法
何度やってもエラーになる場合、Apple側の問題かもしれません。
確認方法
Appleシステム状況ページにアクセス
- ブラウザで「Apple システム状況」と検索
- Apple公式ページを開く
- 「iOS ソフトウェアアップデート」の項目を確認
見方
- 緑のマーク:正常に稼働中
- 黄色のマーク:一部で問題発生中
- 赤のマーク:大規模な障害発生中
黄色や赤が表示されている場合、時間を置いてから再試行してください。
アップデート前にやるべき準備
トラブルを避けるために、事前にこれをやっておきましょう。
準備1:バックアップを取る
万が一に備えて、必ずバックアップを取ってください。
iCloudでバックアップ
手順
- Wi-Fiに接続
- 「設定」→自分の名前→「iCloud」
- 「iCloudバックアップ」をタップ
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
- 完了するまで待つ
パソコンでバックアップ
iTunes/Finderを使って、パソコンにバックアップできます。
上記のiTunes/Finderの接続手順を行い、「今すぐバックアップ」をクリックしてください。
準備2:アップデート内容を確認
何が変わるのか、事前に確認しておきましょう。
確認方法
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」
- 「詳しい情報」をタップ
新機能だけでなく、不具合の修正内容も確認できます。
準備3:時間に余裕があるときに実行
アップデートには時間がかかります。
所要時間の目安
- ダウンロード:10分〜1時間(Wi-Fi速度による)
- インストール:10分〜30分
- 合計:30分〜1時間半
急いでいるときや、すぐにiPhoneを使う必要があるときは避けましょう。
準備4:充電器に接続
アップデート中にバッテリーが切れないよう、充電器に接続してから始めてください。
よくある質問(Q&A)
Q1:アップデート中に止まってしまった。どうすればいい?
A:まずは30分〜1時間待ってみてください。
進行状況バーが止まったように見えても、内部では処理が進んでいることがあります。
1時間以上待っても変化がない場合は、強制再起動を試してください。
iPhone 8以降の強制再起動
- 音量上ボタンを押してすぐ離す
- 音量下ボタンを押してすぐ離す
- サイドボタンを長押し(Appleロゴが出るまで)
Q2:「アップデートを検証できません」と出る。なぜ?
A:インターネット接続に問題があります。
確認すること
- Wi-Fiに接続されているか
- VPNをオフにする
- ルーターを再起動
- 別のWi-Fiネットワークを試す
Q3:容量を空けたのにまだ「容量不足」と出る
A:iOSが認識していない可能性があります。
対処法
- iPhoneを再起動
- 「最近削除した項目」(写真アプリ)からも削除
- 「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」
Q4:アップデートしないとどうなる?
A:徐々に不便になり、セキュリティリスクも高まります。
アップデートしないデメリット
- 新機能が使えない
- 新しいアプリが動かない
- セキュリティの脆弱性が放置される
- バグが修正されない
できるだけ最新版に保つことをおすすめします。
Q5:古いバージョンに戻せる?
A:基本的にはできません。
Appleは、古いバージョンへのダウングレードを通常は許可していません。
ただし、新しいiOSリリース直後の数日間だけ、前のバージョンに戻せることがあります。
Q6:アップデート中にデータは消える?
A:通常は消えません。
ただし、万が一に備えて、事前にバックアップを取ることを強く推奨します。
Q7:アップデート後に動作が重くなった
A:以下を試してください。
対処法
- iPhoneを再起動
- 使っていないアプリを終了
- バックグラウンドで動いているアプリを停止
- 数日使って様子を見る(最適化に時間がかかることがある)
まとめ
iOSがインストールできない時の重要なポイントをまとめます。
- まず確認:機種が対応しているか、容量は十分か、Wi-Fiは安定しているか
- 最初に試すべき対処:iPhoneの再起動、Wi-Fi再接続、容量確保
- それでもダメなら:ネットワーク設定リセット、アップデートファイル削除
- iPhone本体で無理ならパソコン(iTunes/Finder)を使う
- Appleサーバーの問題の可能性もあるので、システム状況ページで確認
- 事前準備が重要:バックアップ、充電、時間の余裕
- バッテリー残量50%以上、できれば充電器に接続してから実行
- アップデートには30分〜1時間半かかることを想定
iOSがインストールできないトラブルは、ほとんどの場合、この記事で紹介した方法で解決できます。
落ち着いて一つずつ試していけば、必ず解決への道が見つかります。
どうしても解決しない場合は、Apple Storeや正規サービスプロバイダに相談してください。
大切なデータを守るためにも、無理な操作は避けましょう!

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