「あと何秒で電車が来る?」「カップ麺の待ち時間、あと何秒?」
iPhoneで時間を確認する時、「秒」まで知りたい場面って意外とありますよね。
でも、iPhoneのロック画面やステータスバーの時計を見ても、「12:34」のように時と分しか表示されていません。「秒はどこで確認できるの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
実は、iPhoneには秒を確認する方法がいくつかあるんです。
標準の時計アプリのアイコンには秒針が動いていますし、ウィジェットを使えばホーム画面に秒針付きの時計を表示できます。さらに、専用アプリを使えば、ロック画面やDynamic Islandに秒を表示することも可能です。
今回は、iPhoneで時計の「秒」を確認する方法を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。
この記事を読めば、自分に合った方法で秒を確認できるようになり、もっと正確な時間管理ができるようになるはずです。さっそく確認していきましょう!
iPhoneの時計に秒が表示されない理由

まず、なぜiPhoneの時計には秒が表示されないのか理解しておきましょう。
標準では秒は表示されない
iPhoneの以下の場所では、デフォルトで秒は表示されません。
- ロック画面の時計
- ステータスバー(画面左上)の時計
- 通知センターの時計
- コントロールセンターの時計
すべて「12:34」のように、時と分だけの表示です。
秒が表示されない2つの理由
1. バッテリー消費の増加を防ぐため
秒を表示すると、画面が1秒ごとに更新され続けます。これは、バッテリーの消費を増やす原因になります。
特にロック画面で秒を常時表示すると、バッテリーへの影響が大きくなります。
2. 視認性とシンプルさを重視
Appleは、iPhoneのインターフェースをシンプルで見やすくすることを重視しています。
秒まで表示すると情報量が増えて、一目で時間を把握しにくくなる可能性があります。日常生活では、ほとんどの場合「時」と「分」で十分だという判断です。
世界的に見ても秒表示は少ない
実は、スマートフォンで秒を表示しないのは、iPhoneだけではありません。
多くのAndroid端末でも、デフォルトでは秒は表示されない設定になっています。ただし、Androidの一部機種では設定で秒表示をオンにできます。
時計アプリのアイコンで秒を確認する(標準機能)
実は、iPhoneの時計アプリのアイコン自体に秒針が動いているんです。
時計アプリのアイコンの見方
- ホーム画面またはアプリライブラリで「時計」アプリのアイコンを見る
- よく見ると、小さなオレンジ色の針が動いている
- これが秒針で、リアルタイムに動いている
この方法なら、アプリを開かなくても秒を確認できます。
アイコンを大きくして見やすくする
秒針が小さくて見にくい場合は、アイコンを大きくできます。
方法1:ホーム画面のアイコンを大きくする
- ホーム画面の何もない場所を長押し
- 左上の「編集」をタップ
- 「カスタマイズ」を選択
- 画面下のメニューで「大」を選択
- 「完了」をタップ
これで、すべてのアイコンが大きくなり、時計の秒針も少し見やすくなります。
この方法のメリット・デメリット
メリット
- 追加のアプリやウィジェットが不要
- 完全無料
- バッテリー消費がない
デメリット
- 秒針が小さくて見にくい
- アイコンを大きくすると、すべてのアイコンが大きくなる
- デジタル表示(数字)で秒を見られない
ウィジェットで秒針付き時計を表示する(標準機能)

iPhoneの標準時計アプリには、秒針付きのウィジェットが用意されています。
ホーム画面にウィジェットを追加
- ホーム画面の何もない場所を長押し
- 左上の「+」アイコンをタップ
- 「時計」を選択
- 左右にスワイプして、秒針付きのウィジェットを探す
- 好みのデザインを選択
- 「ウィジェットを追加」をタップ
- 「完了」をタップ
これで、ホーム画面に秒針付きの時計ウィジェットが表示されます。
ウィジェットの種類
時計アプリのウィジェットには、いくつかの種類があります。
小サイズ(2×2)
- 1つの都市の時計(アナログまたはデジタル)
- 秒針付きのアナログ時計
中サイズ(4×2)
- 2つの都市の時計
- 日の出・日の入り時刻
大サイズ(4×4)
- 4つの都市の時計(世界時計)
- それぞれ秒針付き
「今日の表示」画面にウィジェットを追加
ホーム画面だけでなく、「今日の表示」画面にもウィジェットを追加できます。
「今日の表示」画面とは
ロック画面を右にスワイプすると表示される画面です。
追加方法
- ロック画面またはホーム画面を右にスワイプ
- 画面を下までスクロール
- 「編集」をタップ
- 「ウィジェットを追加」をタップ
- 「時計」を選択
- 好みのウィジェットを選択
- 「完了」をタップ
この方法なら、ロック画面からワンスワイプで秒針付き時計を確認できます。
この方法のメリット・デメリット
メリット
- 追加のアプリが不要
- 完全無料
- 大きな時計で秒針が見やすい
- 複数の都市の時間を同時表示できる
デメリット
- ホーム画面のスペースを使う
- アナログ時計のみ(デジタル表示で秒数字を見られない)
- ロック画面には直接表示できない
ロック画面に秒を表示する方法(iOS 16以降)
iOS 16以降では、ロック画面をカスタマイズして、秒を表示できるようになりました。
「秒時計 for Widget」アプリを使う
最も簡単で人気なのが、「秒時計 for Widget」という無料アプリです。
特徴
- 秒の数字だけをシンプルに表示
- ロック画面のウィジェットとして追加可能
- Dynamic Island対応機種では、時刻の横に秒を表示
設定方法
- App Storeで「秒時計 for Widget」を検索してインストール
- ロック画面を長押し
- 「カスタマイズ」をタップ
- ロック画面の時計の下の部分をタップ
- 「ウィジェットを追加」をタップ
- 「秒時計」を選択
- 好みのウィジェットを選択(秒のみ表示、または時分秒表示)
- 「完了」をタップ
これで、ロック画面の時計の下に秒が表示されます。
Dynamic Island対応機種での表示
iPhone 14 Pro、iPhone 15 Pro、iPhone 16などのDynamic Island対応機種では、さらに便利な機能があります。
自動表示機能
「秒時計 for Widget」をインストールするだけで、画面左上の時刻の横(Dynamic Island)に自動的に秒が表示されます。
ただし、この表示は最大8時間後には非表示になります。
注意点
- ロック画面のウィジェットには、約1秒程度の誤差が生じることがある
- 厳密な秒数が必要な場合は、時計アプリを開く必要がある
- インストール後、すぐにウィジェット一覧に表示されない場合は、iPhoneを再起動する
その他のおすすめアプリ
「秒時計 for Widget」以外にも、秒を表示できるアプリがあります。
Widgetsmith
特徴
- ロック画面とホーム画面の両方に対応
- カスタマイズ性が高い
- 秒だけでなく、日付や天気なども表示可能
設定方法
- App Storeで「Widgetsmith」をインストール
- アプリを開く
- 「Add Widget」または「TEXT #1」をタップ
- 時計のウィジェットを設定
- 秒表示をオンにする
- ロック画面またはホーム画面にウィジェットを追加
FlipClock(フリップクロック)
特徴
- レトロなフリップ時計のデザイン
- デジタル表示で秒を数字で確認できる
- ロック画面とホーム画面の両方に対応
- ライブアクティビティで常時表示可能
設定方法
- App Storeで「FlipClock」をインストール
- アプリを開く
- 右上の歯車アイコンをタップ
- 「Desktop Widget」を選択
- 「Display Seconds」をオンにする
- ホーム画面またはロック画面にウィジェットを追加
無限時計
特徴
- 日本製アプリ
- 非常に大きな文字で見やすい
- 秒の表示・非表示を切り替え可能
- タイマー・ストップウォッチ機能も搭載
おすすめの使い方
- デスククロックとして使用
- 料理中のキッチンタイマーとして
- 勉強や運動のタイマーとして
DIGI 時計
特徴
- シンプルなデジタル表示
- 常時表示に対応
- 大きな数字で見やすい
おすすめの使い方
- 寝室のベッドサイドクロックとして
- 室内でも屋外でも視認性が高い
Clockology
特徴
- 完全カスタマイズ可能
- 秒針付きのアナログ・デジタル両対応
- 他のユーザーが作った時計フェイスをインポート可能
おすすめの使い方
- Apple Watchのような本格的な時計デザインを楽しみたい人向け
- 見た目にこだわりたい人におすすめ
それぞれの方法の比較
各方法を比較してみましょう。
| 方法 | 無料 | 秒の表示形式 | 表示場所 | 追加アプリ | 正確性 |
|---|---|---|---|---|---|
| 時計アプリのアイコン | ○ | アナログ(秒針) | ホーム画面 | 不要 | 高い |
| 標準ウィジェット | ○ | アナログ(秒針) | ホーム画面・今日の表示 | 不要 | 高い |
| 秒時計 for Widget | ○ | デジタル(数字) | ロック画面・Dynamic Island | 必要 | やや高い(±1秒) |
| Widgetsmith | ○(一部有料) | デジタル(数字) | ロック画面・ホーム画面 | 必要 | やや高い |
| FlipClock | ○(一部有料) | デジタル(数字) | ロック画面・ホーム画面 | 必要 | やや高い |
| 無限時計 | ○(一部有料) | デジタル(数字) | アプリ内 | 必要 | 高い |
おすすめの使い分け
用途に応じて、最適な方法を選びましょう。
追加アプリを使いたくない場合
おすすめ:標準ウィジェット
ホーム画面に時計ウィジェットを追加するだけで、秒針付きの時計が使えます。追加費用もアプリのインストールも不要です。
ロック画面で秒を確認したい場合
おすすめ:秒時計 for Widget
ロック画面に秒を表示できる無料アプリとして最もシンプルで使いやすいです。
デジタル表示(数字)で秒を見たい場合
おすすめ:FlipClockまたは無限時計
秒針ではなく、「12:34:56」のように数字で秒を確認できます。
Dynamic Island対応機種を使っている場合
おすすめ:秒時計 for Widget
インストールするだけで、時刻の横に秒が表示されます。ロック画面のカスタマイズも不要です。
デスククロックとして使いたい場合
おすすめ:無限時計またはDIGI 時計
大きな文字で見やすく、デスクに置いて使うのに最適です。
デザインにこだわりたい場合
おすすめ:Clockology
完全カスタマイズ可能で、自分好みの時計を作れます。
よくある質問
iPhoneの時計と秒表示について、よく聞かれる質問にお答えします。
Q1:iPhoneの標準機能だけで秒を確認できる?
はい、できます。
最も簡単なのは、時計アプリのアイコンを見ることです。秒針が動いているので、おおよその秒数が分かります。
また、ホーム画面に時計ウィジェットを追加すれば、大きな秒針付き時計で確認できます。
Q2:ロック画面に秒を表示できる?
iOS 16以降なら、できます。
「秒時計 for Widget」などのアプリをインストールし、ロック画面のウィジェットとして追加すれば、秒を表示できます。
ただし、iOS標準機能だけではロック画面に秒を表示することはできません。
Q3:ステータスバー(画面左上)に秒を表示できる?
iPhoneでは、できません。
Androidの一部機種では設定でステータスバーに秒を表示できますが、iPhoneにはその機能がありません。
Dynamic Island対応機種で「秒時計 for Widget」を使えば、時刻の横に秒が表示されますが、これもステータスバーとは別の場所です。
Q4:秒表示でバッテリーは大きく減る?
ロック画面に秒を常時表示すると、若干バッテリー消費は増えます。
ただし、ホーム画面のウィジェットや時計アプリのアイコンであれば、画面を見ている時だけ表示されるので、バッテリーへの影響はほとんどありません。
Q5:アプリで表示される秒は正確?
ウィジェットで表示される秒には、最大1秒程度の誤差が生じることがあります。
これは、iPhoneのウィジェット更新の仕組み上、避けられません。
厳密な秒数が必要な場合は、時計アプリを開くか、ストップウォッチ機能を使いましょう。
Q6:無料アプリで十分?有料版との違いは?
基本的な秒表示機能は、無料版で十分使えます。
有料版の主な追加機能は以下の通りです。
- 広告の非表示
- より多くのデザインや色の選択肢
- 追加のカスタマイズオプション
- 複数の時計フェイスの保存
秒を確認するだけなら、無料版で問題ありません。
Q7:常時表示ディスプレイ(Always On Display)で秒も表示される?
iPhone 14 Pro以降の常時表示ディスプレイでは、秒は表示されません。
これは、バッテリー消費を抑えるためです。常時表示では、時と分だけが表示されます。
iPhoneで秒を確認する場面
秒まで確認したい場面をいくつか紹介します。
電車やバスの時刻表
「あと30秒で電車が来る」という時、秒が分かれば余裕を持って乗車できます。
料理のタイマー
カップ麺の待ち時間や、卵のゆで時間など、秒単位での時間管理が必要な場面で便利です。
ただし、この場合は時計アプリのタイマー機能を使う方が正確です。
会議やミーティングの開始時刻
「13:00ちょうどに開始」という時、秒まで分かれば、ちょうど良いタイミングで入室できます。
運動や筋トレ
「1分間プランク」など、秒単位で時間を計りたい時に便利です。
ただし、この場合もストップウォッチ機能を使う方が正確です。
写真や動画の撮影タイミング
特定の時刻にシャッターを切りたい時など、秒まで把握できると便利です。
まとめ
iPhoneで時計の秒を確認する方法、いかがでしたか?
標準機能だけでも秒を確認できますし、アプリを使えばロック画面にも秒を表示できます。
この記事のポイント
✓ iPhoneの標準では、ロック画面やステータスバーに秒は表示されない
✓ 時計アプリのアイコンには秒針が動いている
✓ 標準ウィジェットで秒針付き時計をホーム画面に表示可能
✓ iOS 16以降はロック画面のカスタマイズで秒を表示できる
✓ 「秒時計 for Widget」が最もシンプルで使いやすい
✓ Dynamic Island対応機種では時刻の横に秒を表示可能
✓ ウィジェットの秒には約1秒程度の誤差がある
おすすめの方法まとめ
追加アプリなしで確認したい
→ 時計アプリのアイコン、または標準ウィジェット
ロック画面に表示したい
→ 秒時計 for Widget
デジタル表示(数字)で見たい
→ FlipClockまたは無限時計
Dynamic Island対応機種を使っている
→ 秒時計 for Widget(インストールだけでOK)
デスククロックとして使いたい
→ 無限時計またはDIGI 時計
iPhoneで秒を確認する方法は、意外とたくさんあります。
日常生活で秒まで確認したい場面は限られているかもしれませんが、いざという時のために、自分に合った方法を知っておくと便利です。
まずは、時計アプリのアイコンや標準ウィジェットを試してみて、もっと便利に使いたい場合は、「秒時計 for Widget」などのアプリを試してみてください。
この記事を参考に、iPhoneでの時間管理をもっと正確にしてくださいね!

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