iPhone通話録音完全ガイド|iOS 18.1の新機能と使い方を徹底解説

ライフハック

「電話で言った、言わないでトラブルになった」「大事な話を忘れてしまった」

こんな経験はありませんか?これまでiPhoneには通話録音機能がなく、多くのユーザーが不便を感じていました。

しかし、2024年10月にリリースされたiOS 18.1で、ついにiPhoneに標準の通話録音機能が搭載されました!

この記事では、iOS 18.1の通話録音機能の使い方から、文字起こし機能、注意点まで、わかりやすく解説していきます。

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  1. これまでiPhoneで通話録音ができなかった理由
    1. プライバシー保護を重視
    2. iOS 18.1で解決
  2. iOS 18.1の通話録音機能とは?
    1. 主な特徴
    2. 対応機種
    3. 対応地域
  3. 通話録音の設定方法
    1. 事前準備:iOS 18.1へのアップデート
    2. 通話録音機能の有効化
  4. 通話録音の使い方
    1. 録音の開始方法
    2. 録音中の表示
    3. 録音の停止方法
  5. 録音データの確認方法
    1. メモアプリで確認
    2. 録音データの再生
    3. 電話アプリからは確認できない
  6. 文字起こし機能の使い方
    1. 対応言語
    2. 文字起こしの確認方法(対応言語の場合)
    3. 文字起こしの機能
    4. Apple Intelligenceによる要約機能
  7. FaceTimeオーディオ通話の録音
    1. 録音方法
    2. ビデオ通話は録音できない
  8. LINE通話やその他のアプリは録音できる?
    1. 録音できないアプリ
    2. 他のアプリを録音する方法
  9. 録音データの管理
    1. 録音データの共有
    2. 録音データの保存
    3. 録音データの削除
  10. 通話録音の注意点
    1. 1. 相手に必ず通知される
    2. 2. 無断録音はできない
    3. 3. 法律を確認する
    4. 4. 録音時間に制限はない
    5. 5. ストレージ容量に注意
  11. よくある質問
    1. iOS 18.1以前のiPhoneでは録音できない?
    2. 録音データのファイル形式は?
    3. 録音データの音質は?
    4. 自動で全通話を録音できる?
    5. 録音を一時停止できる?
    6. バックグラウンドで録音できる?
    7. iCloudにバックアップされる?
    8. Androidユーザーとの通話も録音できる?
  12. iOS 18.1以前の通話録音方法(参考)
    1. 方法1:ボイスメモアプリを使う
    2. 方法2:サードパーティアプリを使う
    3. 方法3:外部レコーダーを使う
  13. まとめ

これまでiPhoneで通話録音ができなかった理由

まず、なぜiPhoneには長年通話録音機能がなかったのでしょうか。

プライバシー保護を重視

Apple本社があるアメリカでは、相手の同意なしに通話を録音することが違法とされている州が多くあります。

Appleはユーザーのプライバシー保護を非常に重視しているため、通話録音機能を標準搭載していませんでした。

iOS 18.1で解決

iOS 18.1では、録音開始時に必ず音声アナウンスが流れる仕組みを導入することで、法的な問題をクリアしました。

相手に必ず通知されるため、安全かつ合法的に通話録音が利用できるようになったのです。

iOS 18.1の通話録音機能とは?

iOS 18.1で追加された通話録音機能の特徴を見ていきましょう。

主な特徴

完全無料
追加料金や月額費用は一切かかりません。

簡単操作
電話アプリから直接録音できます。外部アプリやデバイスは不要です。

自動文字起こし
録音した通話内容を自動的にテキスト化できます(対応言語のみ)。

メモアプリに自動保存
録音データは自動的にメモアプリに保存されます。

プライバシー保護
録音開始時と終了時に、双方にアナウンスが流れます。

対応機種

iOS 18.1にアップデートできる以下のiPhoneで利用可能です:

  • iPhone 16シリーズ(全モデル)
  • iPhone 15シリーズ(全モデル)
  • iPhone 14シリーズ(全モデル)
  • iPhone 13シリーズ(全モデル)
  • iPhone 12シリーズ(全モデル)
  • iPhone 11シリーズ(全モデル)
  • iPhone XS、XS Max、XR
  • iPhone SE(第2世代以降)

非対応機種

  • iPhone X
  • iPhone 8、8 Plus
  • iPhone 7、7 Plus
  • iPhone SE(第1世代)
  • それ以前のモデル

対応地域

通話録音機能は、以下の国や地域では現在利用できません:

  • 欧州連合(EU)加盟国
  • ロシア
  • トルコ
  • 中東諸国の一部

日本では利用可能ですので、安心して使えます。

通話録音の設定方法

それでは、実際に通話録音を使えるようにしましょう。

事前準備:iOS 18.1へのアップデート

手順

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「ソフトウェアアップデート」をタップ
  4. iOS 18.1以降が表示されたら「ダウンロードしてインストール」をタップ
  5. 画面の指示に従ってアップデート

アップデートには時間がかかるので、Wi-Fi環境下で、充電しながら行うことをおすすめします。

通話録音機能の有効化

通話録音機能は、デフォルトでオンになっています。

念のため、設定を確認しましょう。

確認方法

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「アプリ」をタップ
  3. 「電話」をタップ
  4. 「オーディオ通話録音」がオンになっているか確認

オフになっている場合は、スイッチをタップしてオンにしてください。

通話録音の使い方

それでは、実際に通話を録音してみましょう。

録音の開始方法

手順

  1. 電話をかける、または受ける
  2. 通話中の画面で、左上の録音ボタン(波形のアイコン)をタップ
  3. 3秒のカウントダウンが表示される
  4. 「この通話は録音されます」というアナウンスが両者に流れる
  5. 録音が開始される

注意点

  • 録音ボタンをタップした時点では、まだ録音は開始されていません
  • カウントダウン中に「×」をタップすれば、録音をキャンセルできます
  • アナウンスは必ず流れます(オフにできません)

録音中の表示

録音中は、画面に以下が表示されます:

  • 波形のアニメーション
  • 経過時間
  • 録音停止ボタン

相手にも、録音中であることが通知されています。

録音の停止方法

録音を停止するには、2つの方法があります。

方法1:録音停止ボタンをタップ
画面の録音停止ボタンをタップすると、「この通話はもう録音されていません」というアナウンスが流れ、録音が停止します。

その後も通話は継続できます。

方法2:通話を終了
通話終了ボタンをタップすると、自動的に録音も停止します。

録音データの確認方法

録音したデータはどこに保存されるのでしょうか。

メモアプリで確認

録音データは、メモアプリに自動的に保存されます。

確認手順

  1. 「メモ」アプリを開く
  2. 「通話録音」フォルダをタップ
  3. 録音したい通話のメモをタップ

メモのタイトルは「◯◯さんとの通話」という形式で自動的に付けられます。

録音データの再生

再生方法

  1. メモを開く
  2. 添付されたオーディオファイルの再生ボタンをタップ

または、ファイル自体をタップすると、プレーヤー画面で再生することもできます。

電話アプリからは確認できない

iOS 18.1の時点では、着信履歴と録音データは連携していません。

電話アプリから直接録音を再生することはできないため、メモアプリで確認する必要があります。

文字起こし機能の使い方

録音した通話内容を、自動的にテキスト化できます。

対応言語

文字起こしは、以下の言語に対応しています(2024年12月時点):

  • 英語(米国、英国、オーストラリア、カナダなど)
  • スペイン語(米国、メキシコ)
  • 中国語(北京語)
  • 広東語(香港)
  • 韓国語

日本語は現在非対応です。

ただし、今後のアップデートで対応言語が追加される可能性があります。

文字起こしの確認方法(対応言語の場合)

手順

  1. メモアプリで録音データを開く
  2. オーディオファイルの下に、文字起こしが表示される

文字起こしが完了するまで、少し時間がかかる場合があります。

「文字起こし処理中」というメッセージが表示されることもあります。

文字起こしの機能

文字起こしでは、以下のことができます:

話者の識別
誰が話したかが自動的に識別されます。

特定の箇所から再生
テキストをタップすると、その部分の音声が再生されます。

検索
虫眼鏡アイコンをタップして、「トランスクリプトで検索」を選択すると、キーワード検索ができます。

コピー
「…」ボタンから「トランスクリプトをコピー」または「トランスクリプトをメモに追加」を選択できます。

Apple Intelligenceによる要約機能

Apple Intelligence対応のiPhone(iPhone 15 Pro以降)では、録音内容を要約することもできます。

要約方法

  1. 文字起こしを表示
  2. 「要約」ボタンをタップ
  3. 通話の要点が表示される

これで、長い通話でも素早く内容を把握できます。

FaceTimeオーディオ通話の録音

通常の電話だけでなく、FaceTimeオーディオ通話も録音できます。

録音方法

通常の電話と同じ手順で録音できます。

  1. FaceTimeオーディオ通話を開始
  2. 左上の録音ボタンをタップ
  3. アナウンスが流れて録音開始

ビデオ通話は録音できない

FaceTimeビデオ通話は、音声のみ録音され、ビデオは録音されません。

また、グループ通話(3人以上)の録音には対応していません。

LINE通話やその他のアプリは録音できる?

残念ながら、iOS 18.1の標準録音機能は、電話アプリとFaceTimeオーディオ通話のみ対応しています。

録音できないアプリ

以下のアプリでの通話は、標準機能では録音できません:

  • LINE通話
  • Zoom
  • Skype
  • Microsoft Teams
  • WhatsApp
  • その他のVoIPアプリ

他のアプリを録音する方法

LINE通話などを録音したい場合は、以下の方法があります:

方法1:画面収録機能を使う(LINEのみ)

  1. コントロールセンターを開く
  2. 画面収録ボタンをタップ
  3. LINE通話を開始
  4. 通話後、画面収録を停止

注意点
この方法では、自分の音声のみが録音され、相手の音声は録音されません。

方法2:サードパーティアプリを使う
録音アプリを使えば、他のアプリの通話も録音できる場合があります。

ただし、有料のものが多く、音質や使い勝手は様々です。

録音データの管理

録音したデータをどう管理すればよいでしょうか。

録音データの共有

共有方法

  1. メモアプリで録音データを開く
  2. 「…」ボタンをタップ
  3. 「オーディオを共有」を選択
  4. AirDrop、メール、メッセージなどで共有

録音データの保存

他の場所に保存する方法

  1. メモアプリで録音データを開く
  2. 「…」ボタンをタップ
  3. 「オーディオファイルを保存」を選択
  4. ファイルアプリやiCloud Driveに保存

パソコンに保存したい場合は、AirDropやiCloud経由で転送できます。

録音データの削除

削除方法

  1. メモアプリで録音データを開く
  2. 「…」ボタンをタップ
  3. 「削除」をタップ

注意点
オーディオ録音を削除すると、文字起こしも一緒に削除されます。

通話録音の注意点

通話録音を使う際に、知っておくべき注意点があります。

1. 相手に必ず通知される

録音開始時と終了時に、必ずアナウンスが流れます。

このアナウンスをオフにすることはできません。

録音開始時
「この通話は録音されます」(英語の場合:”This call will be recorded”)

録音終了時
「この通話はもう録音されていません」(英語の場合:”This call is no longer being recorded”)

2. 無断録音はできない

アナウンスが必ず流れるため、相手に知られずに録音することはできません。

詐欺電話などを録音したい場合には便利ですが、こっそり録音したい場合には使えません。

3. 法律を確認する

日本では、自分が参加している通話を録音することは基本的に合法です。

ただし、録音した内容の使い方によっては、プライバシー侵害になる可能性があります。

注意すべき点

  • ビジネスで使用する場合は、事前に相手の同意を得る
  • 録音データを無断で第三者に公開しない
  • 個人情報が含まれる録音データは厳重に管理する

4. 録音時間に制限はない

バッテリーとストレージ容量が許す限り、録音時間に制限はありません。

ただし、長時間の録音はストレージを圧迫するので注意しましょう。

5. ストレージ容量に注意

録音データはメモアプリに保存されるため、iPhoneのストレージを使用します。

頻繁に録音する場合は、定期的に不要な録音を削除するか、パソコンやクラウドに保存しましょう。

よくある質問

iOS 18.1以前のiPhoneでは録音できない?

はい、iOS 18.1以降にアップデートする必要があります。

また、iPhone XS以降の機種である必要があります。

録音データのファイル形式は?

メモアプリに保存される形式で、一般的な音声ファイル(M4A形式)です。

録音データの音質は?

通話の音質と同じです。

クリアで聞き取りやすい品質で録音されます。

自動で全通話を録音できる?

いいえ、できません。

毎回手動で録音ボタンをタップする必要があります。

録音を一時停止できる?

いいえ、一時停止機能はありません。

録音を停止したら、その時点で録音は終了します。

バックグラウンドで録音できる?

いいえ、録音中は電話アプリを開いたままにする必要があります。

他のアプリに切り替えると、録音は自動的に停止します。

iCloudにバックアップされる?

メモアプリがiCloudと同期されている場合、録音データもiCloudにバックアップされます。

設定は「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「すべてを表示」→「メモ」で確認できます。

Androidユーザーとの通話も録音できる?

はい、できます。

相手がどんなスマホを使っていても、iPhoneで録音できます。

相手にもアナウンスが流れるので、相手のスマホの種類は関係ありません。

iOS 18.1以前の通話録音方法(参考)

iOS 18.1にアップデートできない場合の録音方法も紹介します。

方法1:ボイスメモアプリを使う

手順

  1. 電話を受ける(またはかける)
  2. スピーカーモードにする
  3. ボイスメモアプリを開く
  4. 録音ボタンをタップ

注意点
この方法では、自分の声はクリアに録音されますが、相手の声は小さくなります。

方法2:サードパーティアプリを使う

App Storeには、通話録音アプリがあります。

主なアプリ

  • TapeACall(有料)
  • Call Recorder(有料)
  • Rev Call Recorder(無料/有料プランあり)

多くのアプリは有料で、使い方も複雑です。

方法3:外部レコーダーを使う

スマホに取り付けるタイプのボイスレコーダーもあります。

メリット

  • 高音質で録音できる
  • iPhoneの容量を使わない

デメリット

  • 別途デバイスを購入する必要がある(数千円〜)
  • 持ち運びが不便

まとめ

iOS 18.1で、ついにiPhoneに標準の通話録音機能が追加されました。

重要なポイントをおさらいしましょう:

基本設定

  • iOS 18.1以降にアップデート
  • iPhone XS以降の機種で利用可能
  • 「設定」→「アプリ」→「電話」で機能を確認

使い方

  • 通話中に左上の録音ボタンをタップ
  • 録音開始・終了時にアナウンスが流れる
  • 録音データはメモアプリに自動保存

便利機能

  • 文字起こし機能(対応言語のみ)
  • Apple Intelligenceによる要約(対応機種のみ)
  • FaceTimeオーディオ通話も録音可能

注意点

  • 相手に必ず通知される(無断録音不可)
  • LINE通話などは非対応
  • 日本語の文字起こしは未対応(2024年12月時点)
  • 法律とプライバシーに配慮する

「言った、言わない」のトラブルを防ぎ、大切な会話を記録できる通話録音機能。

ビジネスでも、プライベートでも、きっと役立つはずです。ぜひ活用してみてください!

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