「最近iPhoneの動きが遅い」「アプリがすぐに落ちる」「ストレージがいっぱいで写真が保存できない」
こんな経験はありませんか?
その原因、実はアプリに溜まったキャッシュかもしれません。
iPhoneを使い続けていると、知らず知らずのうちにキャッシュが蓄積していきます。
適切にキャッシュを削除すれば、動作が軽くなり、ストレージの空き容量も増やせます。
この記事では、iPhoneアプリのキャッシュを削除する方法を、初心者でもわかりやすく解説します。
Safari、LINE、Instagram、Twitter(X)など、人気アプリ別の削除手順も詳しく紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
キャッシュとは?基本を理解しよう

まず、キャッシュの基本を理解しましょう。
キャッシュの定義
キャッシュ(Cache) とは、アプリやウェブサイトが一時的に保存するデータのことです。
具体例
- ウェブページの画像や動画
- アプリのロゴやアイコン
- 過去に表示したコンテンツのデータ
- スクリプトファイル
- メディアファイル
キャッシュの役割
キャッシュは、アプリやウェブサイトの表示を速くするために存在します。
仕組み
- 初めてウェブページにアクセス→データをダウンロードしてキャッシュに保存
- 2回目以降のアクセス→キャッシュから読み込むため高速表示
例えば、初めて訪問したウェブサイトは表示に時間がかかりますが、2回目以降はすぐに表示されます。
これは、1回目の訪問時にキャッシュが保存され、2回目以降はそのキャッシュを利用しているためです。
キャッシュとCookieの違い
よく混同されるキャッシュとCookie(クッキー)ですが、役割が異なります。
キャッシュ
- 画像、動画、スクリプトなどのファイル
- 表示速度を上げるための一時保存データ
- 削除しても再読み込みすればOK
Cookie
- ログイン状態、ユーザー設定、カート情報など
- 個人に紐づく情報
- 削除すると再ログインが必要
キャッシュを削除する理由とメリット
なぜキャッシュを削除する必要があるのでしょうか?
1. ストレージ容量の節約
キャッシュは時間とともに蓄積され、気づかないうちに大量のストレージを占有します。
実例
- LINEのキャッシュ:数GB
- Safariのキャッシュ:数百MB〜数GB
- InstagramやTwitter:それぞれ数百MB
定期的に削除することで、写真や動画、新しいアプリのための空き容量を確保できます。
2. アプリの動作改善
キャッシュが肥大化すると、アプリの動作が遅くなったり、不具合が発生したりします。
改善される症状
- アプリの起動が遅い
- 画面の切り替えが重い
- アプリが頻繁に落ちる
- 読み込みが途中で止まる
キャッシュを削除すると、アプリが新しいデータで動作するため、スムーズになります。
3. バッテリー消費の改善
不要なキャッシュの処理にはバッテリーが消費されます。
キャッシュを削除することで、バッテリーの持ちが改善する場合があります。
4. 最新情報の表示
古いキャッシュが残っていると、ウェブサイトの最新情報ではなく、古い情報が表示されることがあります。
キャッシュを削除すれば、常に最新の情報を見られます。
5. プライバシーの保護
キャッシュには閲覧履歴や画像が含まれています。
定期的に削除することで、プライバシーを守れます。
iPhoneのキャッシュ削除の特徴(Androidとの違い)
iPhoneとAndroidでは、キャッシュ削除の方法が大きく異なります。
Androidの場合
Androidでは、設定アプリから簡単にキャッシュを一括削除できます。
Android
- 設定→アプリ→個別アプリ→「キャッシュを削除」ボタン
- すべてのアプリのキャッシュを統一的に削除可能
iPhoneの場合
iOSの仕様
- アプリごとに削除方法が異なる
- 一括削除機能がない
- 設定から直接キャッシュを削除できないアプリが多い
主な削除方法
- アプリ内の設定からキャッシュを削除(対応アプリのみ)
- iPhoneの設定からアプリを「取り除く」
- アプリを完全削除して再インストール
このように、iPhoneではアプリごとに対応が必要です。
iPhoneの自動最適化機能
実は、iPhoneには自動でキャッシュを管理する機能があります。
自動最適化の仕組み
- ストレージ容量が不足すると自動的に作動
- 不要なキャッシュやストリーミング済みの曲・動画を削除
- ユーザーが意識しなくても容量を確保
そのため、頻繁に手動でキャッシュを削除する必要はありません。
ただし、以下の場合は手動削除が効果的です。
手動削除が必要な場合
- アプリの調子が悪い
- 動作が明らかに遅い
- すぐにストレージを空けたい
- 特定のアプリだけ重い
Safariのキャッシュ削除方法
最も使用頻度が高いSafariのキャッシュ削除方法から解説します。
方法1: 履歴とウェブサイトデータを削除
これが最も簡単で確実な方法です。
手順
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Safari」をタップ
- 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
- 確認画面で再度「履歴とデータを消去」をタップ
削除される内容
- 閲覧履歴
- Cookie
- キャッシュされた画像とファイル
- 検索履歴
- 位置情報の使用許可
- 通知の送信許可
注意点
- すべてのウェブサイトからログアウトされる
- 自動入力されていたパスワードを再入力する必要がある
- 複数のデバイスで同じApple IDを使用している場合、すべてのデバイスから削除される
方法2: 期間を指定して削除(iOS 17以降)
すべての履歴を消したくない場合は、期間を指定できます。
手順
- Safariアプリを開く
- 画面下部の本のアイコン(ブックマーク)をタップ
- 時計アイコン(履歴)をタップ
- 右下の「消去」をタップ
- 削除する期間を選択
- 直近1時間
- 今日
- 今日と昨日
- すべての履歴
削除する期間の選び方
- 最近の閲覧だけ削除したい→「直近1時間」または「今日」
- 数日分まとめて削除→「今日と昨日」
- すべて削除→「すべての履歴」
方法3: 特定のウェブサイトのみ削除
特定のサイトだけキャッシュを削除したい場合もあります。
手順
- 「設定」→「Safari」
- 「詳細」をタップ
- 「Webサイトデータ」をタップ
- 削除したいサイトを左にスワイプ
- 「削除」をタップ
または、特定のサイトを検索して削除することもできます。
検索して削除
- 「Webサイトデータ」画面で検索バーに サイト名を入力
- 該当するサイトが表示される
- 左にスワイプして「削除」
Safariのプライベートブラウズモード
キャッシュを残したくない場合は、プライベートブラウズモードを使いましょう。
使い方
- Safariを開く
- 画面下部の「タブ」ボタンをタップ
- 「○個のタブ」または「プライベート」をタップ
- 「プライベート」を選択
- 「+」で新規タブを開く
プライベートモードでは、閲覧履歴やキャッシュが自動的に残りません。
Google Chromeのキャッシュ削除方法
SafariではなくChromeを使っている人向けの手順です。
Chromeアプリ内から削除
手順
- Chromeアプリを開く
- 画面下部の「・・・」(その他)をタップ
- 「履歴」をタップ
- 「閲覧履歴データの削除…」をタップ
- 削除する期間を選択(過去1時間〜全期間)
- 削除する項目にチェック
- 閲覧履歴
- Cookieとサイトデータ
- キャッシュされた画像とファイル
- 「閲覧履歴データを削除」をタップ
おすすめの設定
キャッシュだけ削除したい場合:
- 「閲覧履歴」のチェックを外す
- 「キャッシュされた画像とファイル」のみチェック
こうすれば、ログイン状態を保ったままキャッシュだけ削除できます。
iPhoneの設定から削除
手順
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Chrome」をタップ
- アプリの詳細情報が表示される
- 「Appを削除」または「Appを取り除く」を選択
ただし、この方法ではログイン情報も消えるため、アプリ内から削除する方が安全です。
人気アプリ別:キャッシュ削除方法
主要アプリのキャッシュ削除方法を個別に解説します。
LINE
LINEにはアプリ内でキャッシュを削除する機能があります。
手順
- LINEアプリを開く
- 左下「ホーム」→右上の歯車アイコン(設定)をタップ
- 「トーク」をタップ
- 一番下までスクロールして「データの削除」をタップ
- 削除する項目にチェックを入れる
- キャッシュデータ(推奨)
- すべてのトーク履歴
- ファイル
- ボイスメッセージ
- 写真
- 「選択したデータを削除」をタップ
重要な注意点
LINEを削除・再インストールすると、トーク履歴が消えます。
キャッシュだけ削除したい場合は、必ず上記の方法を使ってください。
削除すべき項目
- キャッシュデータ:必ず削除してOK
- 写真・ファイル:必要なものはKeepやアルバムに保存してから削除
削除してはいけない項目(注意)
- すべてのトーク履歴:復元できません
Twitter(X)
Twitter(現X)は、アプリ内で削除できます。
手順
- Twitter/Xアプリを開く
- 左上の自分のアイコンをタップ
- 「設定とサポート」→「設定とプライバシー」をタップ
- 「アクセシビリティ、表示、言語」をタップ
- 「データ利用の設定」をタップ
- 「メディアストレージ」をタップ
- 「メディアストレージを削除」をタップ
- 確認画面で再度「メディアストレージを削除」をタップ
削除される内容
- 画像や動画のキャッシュ
- タイムラインで表示された画像データ
Webページストレージも削除
手順6で「Webページストレージ」も表示されます。
こちらも同様に削除すると、WebページのキャッシュとCookieが削除されます。
Instagramにはアプリ内でキャッシュを削除する機能がありません。
削除方法:アプリの再インストール
- iPhoneの設定→「一般」→「iPhoneストレージ」
- リストから「Instagram」を選択
- 「Appを削除」をタップ
- App Storeから再インストール
- ログインし直す
注意点
- アカウント情報(ID・パスワード)を覚えておく
- 2段階認証を設定している場合、コードを準備
- 下書き投稿は削除される(再インストール前に投稿推奨)
- フィード、フォロー、フォロワーは残る(アカウント情報はサーバーに保存)
YouTube
YouTubeもアプリ内にキャッシュ削除機能がありません。
方法1: アプリ内の検索・再生履歴を削除
- YouTubeアプリを開く
- 右下の「ライブラリ」をタップ
- 「履歴」をタップ
- 「履歴を管理」をタップ
- 「検索履歴をすべてクリア」または「再生履歴をすべてクリア」を選択
これだけではキャッシュは削除されませんが、プライバシー保護には役立ちます。
方法2: アプリを再インストール
Instagramと同じ手順で、アプリを削除・再インストールします。
ログインすれば、登録チャンネルや再生リストは復元されます。
Facebookもアプリ内にキャッシュ削除機能はありません。
削除方法
- アプリを削除して再インストール
- ログイン情報を準備(メールアドレス・パスワード)
- 再ログイン後、友達やページの情報は復元される
TikTok
TikTokにはアプリ内でキャッシュを削除する機能があります。
手順
- TikTokアプリを開く
- 右下の「プロフィール」をタップ
- 右上の三本線(メニュー)をタップ
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 「キャッシュとセルラーデータ」または「ストレージ空き容量の確保」をタップ
- 「キャッシュをクリア」をタップ
削除後
- 動画の読み込みが一時的に遅くなる可能性あり
- ログイン状態は維持される
Googleマップ
Googleマップにもキャッシュ削除機能があります。
手順
- Googleマップアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」をタップ
- 「マップデータについて」をタップ
- 「キャッシュデータをクリア」をタップ
オフラインマップをダウンロードしている場合:
- 「設定」→「オフラインマップ」
- 削除したいマップをタップ
- 「削除」を選択
Amazon
Amazonアプリもアプリ内でキャッシュ削除ができません。
削除方法
アプリを削除して再インストールします。
ログイン後、カート内の商品、注文履歴、ウィッシュリストはすべて復元されます。
iPhoneの設定からキャッシュを削除する方法

アプリ内にキャッシュ削除機能がない場合の対処法です。
ストレージ使用状況の確認
まず、どのアプリがストレージを圧迫しているか確認しましょう。
手順
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「iPhoneストレージ」をタップ
- 少し待つと、アプリのリストが表示される
表示される情報
- アプリ名
- アプリのサイズ
- 書類とデータのサイズ
「書類とデータ」が大きいアプリは、キャッシュが溜まっている可能性があります。
方法1: Appを取り除く
アプリ本体は削除しますが、データと設定は保持されます。
手順
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- キャッシュを削除したいアプリをタップ
- 「Appを取り除く」をタップ
- 確認画面で再度「Appを取り除く」をタップ
「Appを取り除く」の特徴
- アプリ本体は削除される
- ユーザーデータと設定は保持
- 再インストール後、データが復元される
- ストレージ容量が節約できる
再インストール方法
- App Storeで同じアプリを検索
- 「ダウンロード」(雲のアイコン)をタップ
- 自動的にデータが復元される
または、ストレージ画面で「Appを再インストール」をタップすればOKです。
方法2: Appを削除
アプリとすべてのデータを完全に削除します。
手順
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- 削除したいアプリをタップ
- 「Appを削除」をタップ
- 確認画面で再度「Appを削除」をタップ
「Appを削除」の特徴
- アプリ本体とすべてのデータが削除される
- 再インストール後、データは復元されない
- ログイン情報も消える
- 完全にリセットしたい場合に有効
注意が必要なアプリ
- LINE:トーク履歴が消える
- ゲームアプリ:セーブデータが消える(クラウド保存していない場合)
- メモアプリ:書き込んだ内容が消える
再インストール方法
- App Storeで同じアプリを検索
- 「入手」または「ダウンロード」をタップ
- ログイン情報を再入力
未使用のAppを取り除く(自動機能)
iPhoneには、使っていないアプリを自動的に取り除く機能があります。
設定方法
- 「設定」→「App Store」
- 「非使用のAppを取り除く」をオンにする
自動取り除きの条件
- しばらく使っていないアプリ
- ストレージが不足している時
- データと設定は保持される
いつでも再インストールすれば、元の状態で使えます。
ホーム画面からアプリを削除する方法
もっと簡単に削除する方法もあります。
iOS 13以降の削除方法
手順
- ホーム画面で削除したいアプリを長押し
- アプリが揺れ始める
- 左上の「−」(マイナス)アイコンをタップ
- 「Appを削除」または「ホーム画面から取り除く」を選択
2つの選択肢
- Appを削除:アプリとデータを完全削除
- ホーム画面から取り除く:ホーム画面からアイコンのみ削除(Appライブラリには残る)
クイックアクションメニューから削除
手順
- アプリを長押し
- メニューが表示される
- 「Appを削除」をタップ
- 確認画面で再度「削除」をタップ
iPhoneを再起動してキャッシュをクリア
再起動することで、システムのキャッシュやメモリがクリアされます。
再起動の方法
iPhone X以降
- サイドボタンと音量ボタン(上または下)を同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示される
- スライダーを右にドラッグ
- 電源が切れたら、サイドボタンを長押しして再起動
iPhone 8以前
- サイドボタン(または上部のボタン)を長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示される
- スライダーを右にドラッグ
- 電源が切れたら、同じボタンを長押しして再起動
再起動の効果
- 一時的なメモリキャッシュをクリア
- バックグラウンドで動いているアプリを終了
- システムの動作をリフレッシュ
定期的な再起動は、iPhoneの動作を良好に保つために効果的です。
キャッシュ削除のデメリットと注意点
キャッシュ削除にはデメリットもあります。
1. ログイン情報が消える
SafariやChromeでキャッシュとCookieを削除すると、すべてのウェブサイトからログアウトされます。
対策
- 重要なパスワードは事前にメモ
- パスワード管理アプリを使用
- iCloudキーチェーンを有効化
2. 一時的に読み込みが遅くなる
キャッシュを削除直後は、アプリやウェブサイトの読み込みが遅くなります。
理由
キャッシュがないため、すべてのデータを再ダウンロードする必要があるため
対策
Wi-Fi環境下で削除を実行すると、通信量を節約できます。
3. アプリのデータが消える可能性
アプリを削除・再インストールする場合、以下のデータが消える可能性があります。
消えるデータ
- ログイン情報
- アプリ内の設定
- 下書き(Instagramなど)
- ゲームのセーブデータ(クラウド保存していない場合)
- LINEのトーク履歴(バックアップしていない場合)
対策
- 削除前に必ずデータをバックアップ
- アカウント連携やクラウド保存を確認
- ログイン情報をメモ
4. 通信量が増える
キャッシュがない状態では、毎回データをダウンロードするため、通信量が増えます。
対策
- Wi-Fi環境で使用
- モバイルデータ通信の制限を確認
キャッシュ削除を行うべきタイミング
頻繁すぎる削除は逆効果です。
適切なタイミングで実行しましょう。
キャッシュ削除が必要なタイミング
1. ストレージ容量が不足している時
- 「ストレージがいっぱい」という警告が出る
- 写真や動画が保存できない
- アプリがダウンロードできない
2. アプリの動作が明らかに遅い時
- アプリの起動に時間がかかる
- 画面の切り替えが遅い
- 頻繁にアプリが落ちる
3. アプリに不具合がある時
- 正しく表示されない
- 機能が使えない
- エラーメッセージが出る
4. ウェブサイトが正しく表示されない時
- 古いデザインが表示される
- 画像が表示されない
- レイアウトが崩れている
5. プライバシーを保護したい時
- デバイスを他人に貸す前
- 中古として売却する前
- 個人情報を削除したい時
定期的なメンテナンスの頻度
推奨頻度
- Safari/Chrome:月1回
- LINE:2〜3ヶ月に1回
- その他SNSアプリ:問題が出たら
- 全体的なチェック:3ヶ月に1回
頻繁に削除する必要はありません。
症状が出た時に対応すればOKです。
その他のストレージ節約方法
キャッシュ削除以外にも、ストレージを節約する方法があります。
1. 写真とビデオを最適化
iCloudフォトライブラリを使えば、自動的にストレージを節約できます。
設定方法
- 「設定」→「写真」
- 「iPhoneのストレージを最適化」を選択
仕組み
- オリジナルはiCloudに保存
- iPhone本体には小さいサイズの写真を保存
- 必要な時だけフル解像度をダウンロード
2. メッセージの自動削除
古いメッセージを自動削除する設定ができます。
設定方法
- 「設定」→「メッセージ」
- 「メッセージを残す」をタップ
- 期間を選択(30日間/1年間/無期限)
推奨は「1年間」です。
3. 大容量ファイルの確認と削除
手順
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- 「おすすめ」セクションを確認
- 提案される削除候補を実行
よくある提案
- 使用していないアプリを削除
- ダウンロード済みの動画を削除
- 古い会話を確認
4. オフラインコンテンツの削除
音楽アプリ(Apple Music、Spotifyなど)
ダウンロードした曲を削除してストリーミングに切り替える
動画アプリ(Netflix、Amazon Primeなど)
ダウンロードした動画を削除する
ポッドキャストアプリ
聞き終わったエピソードを削除する
5. 添付ファイルの大きいメッセージを削除
メッセージアプリの添付ファイルは意外とストレージを使います。
削除方法
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- 「メッセージ」をタップ
- 「書類とデータ」で大きいファイルを確認
- 不要な添付ファイルを削除
クリーナーアプリは使うべき?
App Storeには、キャッシュを一括削除するクリーナーアプリが多数あります。
クリーナーアプリのメリット
良い点
- 複数のアプリのキャッシュを管理できる
- ストレージ使用状況が視覚的にわかる
- 重複写真の検索機能
- 連絡先の整理機能
クリーナーアプリのデメリット
悪い点
- 悪質なアプリも多い
- 広告が多い
- 有料プランへの誘導が頻繁
- iOSの制限により、できることは限定的
- プライバシーリスク
Apple公式の見解
Appleは、サードパーティのクリーナーアプリの使用を推奨していません。
iOSには自動最適化機能があり、基本的には不要です。
推奨される対応
安全な方法
- iOSの標準機能を使う
- アプリ内の削除機能を使う
- 必要なら手動でアプリを再インストール
どうしてもクリーナーアプリを使いたい場合は、以下を確認してください。
チェックポイント
- App Storeのレビュー評価が高い
- 開発元が信頼できる
- プライバシーポリシーが明確
- 無料版で十分な機能がある
iPhoneを初期化する方法(最終手段)
どうしてもストレージが改善しない場合、初期化が最終手段です。
初期化前の準備(重要)
必ずバックアップを取る
- iCloudバックアップ
- 「設定」→「自分の名前」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
- iTunesバックアップ(パソコンが必要)
- iPhoneをパソコンに接続
- iTunes(またはFinder)を開く
- 「今すぐバックアップ」をクリック
確認すべき項目
- 写真と動画
- 連絡先
- LINEのトーク履歴
- ゲームのセーブデータ
- Apple Payの登録カード
- 2段階認証アプリのバックアップコード
初期化の手順
方法1: iPhone本体から初期化
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
- Apple IDのパスワードを入力
- 「iPhoneを消去」をタップ
- 確認のため再度タップ
方法2: リカバリーモードで初期化
動作が重すぎて操作できない場合に使用します。
- iPhoneをパソコンに接続
- iTunes(またはFinder)を開く
- iPhone をリカバリーモードにする
- iPhone 8以降:音量上げ→音量下げ→サイドボタン長押し
- iPhone 7:音量下げボタンとサイドボタンを同時に長押し
- iPhone 6s以前:ホームボタンとトップ(またはサイド)ボタンを同時に長押し
- 「復元」または「アップデート」を選択
- 「復元」を選んで初期化
初期化後の復元
手順
- 初期化後、iPhoneが再起動
- 「こんにちは」画面が表示される
- 言語と地域を選択
- 「iCloudバックアップから復元」または「iTunesバックアップから復元」を選択
- Apple IDでログイン
- バックアップを選択
- 復元完了まで待つ(数時間かかる場合あり)
まとめ
iPhoneアプリのキャッシュ削除について、重要なポイントをまとめます。
キャッシュとは
- アプリが一時的に保存するデータ
- 表示速度を速くするために存在
- 溜まりすぎるとストレージを圧迫
キャッシュ削除のメリット
- ストレージ容量の節約
- アプリの動作改善
- バッテリー消費の改善
- 最新情報の表示
- プライバシーの保護
主な削除方法
- Safari: 設定→Safari→履歴とWebサイトデータを消去
- LINE: アプリ内→設定→トーク→データの削除
- Twitter/X: アプリ内→設定→データ利用の設定→メディアストレージを削除
- Instagram、YouTube、Facebook: アプリを削除して再インストール
- その他のアプリ: 設定→一般→iPhoneストレージ→Appを取り除く/削除
注意点
- アプリごとに削除方法が異なる
- 削除前に重要なデータをバックアップ
- ログイン情報をメモしておく
- 頻繁な削除は不要(問題が出たら実行)
- クリーナーアプリは基本的に不要
定期メンテナンスの推奨頻度
- Safari/Chrome:月1回
- LINE:2〜3ヶ月に1回
- その他のアプリ:問題が出たら
- 全体チェック:3ヶ月に1回
iPhoneのストレージ管理
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で使用状況を確認
- 「写真」は「iPhoneのストレージを最適化」を有効化
- 「未使用のAppを取り除く」を有効化
- 定期的にiPhoneを再起動
iPhoneは自動でキャッシュを管理する機能があるため、頻繁に手動で削除する必要はありません。
ただし、動作が遅い、ストレージが足りない、アプリに不具合があるなどの問題が出た時は、この記事の手順でキャッシュを削除してみてください。
定期的なメンテナンスで、快適なiPhoneライフを楽しみましょう!
参考情報
本記事は以下の情報源を参考に作成しました。
日本語情報源
- Apple サポート「iPhoneでキャッシュとCookieを消去する」
- 楽天モバイル「スマホのキャッシュを削除する方法は?」
- ノートン「iPhoneの動作が重い場合のアプリ別キャッシュ削除手順」
- スマホサポートライン「iPhoneのキャッシュを削除するには?」
- iPhone Station「アプリのキャッシュ削除がiPhoneでできる全手順」
英語情報源

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