「ポケットに入れてたら、いつの間にか知らない人に電話してた…」
「バッグの中でiPhoneが勝手に操作されて、変なアプリが開いてた!」
こんな経験、ありませんか?iPhoneの誤作動って本当に困りますよね。
実は、iPhoneには便利な機能がたくさんあるんですが、それが逆に誤作動の原因になっているんです。でも安心してください。設定を少し変えるだけで、ほとんどの誤作動は防げます。
この記事では、iPhoneが勝手に動いてしまう原因と、それを防ぐための具体的な設定方法をわかりやすく紹介していきます。
なぜiPhoneは誤作動するの?主な3つの原因

まず、なぜiPhoneが勝手に動いてしまうのか、その原因を知っておきましょう。
原因1:画面に触れるだけでスリープが解除される
iPhoneには「タップしてスリープ解除」という機能があります。これは画面を軽くタップするだけでスリープが解除される便利な機能です。
でも、ポケットやバッグの中で何かが画面に触れると、それだけでスリープが解除されてしまうんですね。スリープが解除されると、ロック画面からカメラやライトが起動できる状態になってしまいます。
原因2:持ち上げるとスリープが解除される
「手前に傾けてスリープ解除」という機能もあります。iPhoneを持ち上げたり傾けたりすると、自動的にスリープが解除される機能です。
普段使うときは便利なんですが、ポケットから出し入れするときや、バッグの中で動いたときにも反応してしまいます。
原因3:Siriや音声コントロールが勝手に起動する
ロック中でも、Siriが音声を拾って勝手に起動してしまうことがあります。周りの音や会話がたまたまSiriを起動させてしまい、そのまま電話をかけてしまうケースもあるんです。
また、サイドボタンが長押しされてSiriが起動することもあります。
【基本編】今すぐできる誤作動防止の設定
それでは、具体的な対策を見ていきましょう。まずは基本的な設定から始めます。
1. 「タップしてスリープ解除」をオフにする
これが一番効果的な設定です。画面をタップしただけではスリープが解除されないようにします。
設定手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「タッチ」をタップ
- 「タップしてスリープ解除」をオフにする
この設定をオフにすると、サイドボタンを押さないとスリープが解除されなくなります。ポケットやバッグの中での誤作動がグッと減りますよ。
2. 「手前に傾けてスリープ解除」をオフにする
持ち上げたときの自動スリープ解除も無効にしましょう。
設定手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「手前に傾けてスリープ解除」をオフにする
この設定をオフにすると、iPhoneを持ち上げても自動的にスリープが解除されなくなります。
3. 自動ロックの時間を短くする
iPhoneを使い終わったあと、すぐにロックがかかるように設定しましょう。
設定手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「自動ロック」をタップ
- 「30秒」を選択
自動ロックの時間を30秒に設定すれば、使い終わってすぐにロックがかかるので、誤作動のリスクが大幅に減ります。
【応用編】Siriの誤作動を完全に防ぐ
Siriの誤起動による電話の誤発信を防ぎたい方は、こちらの設定も追加しましょう。
ロック中のSiriを無効にする
設定手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「Siriと検索」をタップ
- 「ロック中にSiriを許可」をオフにする
これで、ロック中はSiriが起動しなくなります。誤って音声を拾ったり、サイドボタンが長押しされたりしても、Siriが勝手に電話をかけることはなくなります。
ただし、ロックを解除した状態では通常通りSiriが使えるので、普段の使い勝手はほとんど変わりません。
【完全ロック】アクセスガイドで画面を完全に固定する
子どもにiPhoneを渡すときや、動画を見るときに画面を完全にロックしたい場合は「アクセスガイド」が便利です。
アクセスガイドは、特定のアプリだけを使えるようにして、他の操作を完全にブロックする機能です。
アクセスガイドの設定方法
初期設定:
- 「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「アクセスガイド」をタップ
- 「アクセスガイド」をオンにする
- 「パスコード設定」をタップして、パスコードを設定
アクセスガイドの使い方
起動方法:
- ロックしたいアプリ(例:YouTube)を開く
- サイドボタンを3回連続で押す(ホームボタンがある機種はホームボタンを3回押す)
- 画面にアクセスガイドのメニューが表示される
- 必要に応じて「オプション」から細かい設定を調整
- 右上の「開始」をタップ
これで、そのアプリ以外は使えなくなり、画面のタッチも無効にできます。
解除方法:
- サイドボタンを3回連続で押す(またはホームボタンを3回押す)
- パスコードを入力
- 左上の「終了」をタップ
動画を見ているときに誤タップで動画が止まるのを防ぎたいときや、子どもに特定のアプリだけを使わせたいときに便利ですよ。
【詳細設定】タッチ調整機能で感度を変える
「画面の反応が敏感すぎる」と感じる方は、タッチ調整機能を使って感度を調整できます。
タッチ調整の設定方法
設定手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「タッチ」をタップ
- 「タッチ調整」をオンにする
- 「保持継続時間」をオンにして、タッチの反応時間を調整
保持継続時間を長くすると、長押ししないとタッチが反応しなくなります。誤タップを防ぎたい方は、この時間を少し長めに設定してみてください。
【物理的対策】ケースや保護フィルムも重要
設定だけでなく、物理的な対策も効果的です。
手帳型ケースを使う
手帳型のケースを使えば、画面全体が保護されるので、誤作動をかなり防げます。ポケットやバッグの中で何かが画面に触れることがなくなるので、確実な対策になります。
画面保護フィルムを貼る
画面保護フィルムを貼ると、タッチの感度が少し鈍くなることがあります。ただし、これは製品によって違うので、あくまで副次的な効果として考えてください。
主な目的は画面の保護ですが、結果的に誤タップが減ることもあります。
【習慣づけ】日頃から気をつけること
設定と合わせて、普段の使い方も少し見直してみましょう。
使い終わったら必ずロックする
iPhoneを使い終わったら、サイドボタンを押してロックする習慣をつけましょう。自動ロックに任せるのではなく、自分でロックすることで誤作動のリスクが減ります。
電話アプリの配置を工夫する
誤発信が多い方は、電話アプリをホーム画面の下部(ドックと呼ばれる部分)から移動させましょう。
さらに、フォルダの中に入れておくと、誤タップで電話をかけてしまうリスクが大幅に減ります。電話をかけるには「フォルダを開く→電話アプリをタップする→連絡先をタップする」という3段階の操作が必要になるので、誤発信がほぼなくなりますよ。
まとめ:設定を見直して快適なiPhoneライフを
iPhoneの誤作動は、設定を変えるだけでほとんど防ぐことができます。
今すぐできる基本設定:
- 「タップしてスリープ解除」をオフ
- 「手前に傾けてスリープ解除」をオフ
- 自動ロックを30秒に設定
さらに安心したい方は:
- 「ロック中にSiriを許可」をオフ
- アクセスガイドの活用
- 手帳型ケースの使用
これらの設定をするだけで、ポケットやバッグの中での誤作動、Siriの誤起動による電話の誤発信など、ほとんどのトラブルが解決できます。
設定は一度変更すれば、ずっと効果が続きます。ぜひ今すぐ試してみてください。快適なiPhoneライフが待っていますよ!

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