iPhoneでゲームを楽しんでいると、画面上部に「ゲームモード オン」や「コントロールセンターでゲームオーバーレイにアクセスできます」という表示が出てきたことはありませんか?
「これって何?」「邪魔だな…」と感じている方も多いはず。
実はこれ、あなたのゲーム体験をグッと快適にしてくれる便利な機能なんです。今回は、この「ゲームオーバーレイ」について、初めての方でも分かるように詳しく解説していきますね。
そもそも「ゲームオーバーレイ」って何なの?

ゲームオーバーレイは、iOS 26で新しく追加された機能です。簡単に言うと「ゲームを中断せずに、いろいろな設定ができる便利なパネル」のこと。
従来、ゲーム中に画面の明るさを変えたり、音量を調整したりするには、一度ゲームを閉じて設定アプリを開く必要がありました。でも、これだと特にオンラインゲームでは困りますよね。
ゲームオーバーレイを使えば、ゲームを中断することなく、以下のような操作がサクッとできるようになるんです。
できること:
- 画面の明るさ調整
- 音量の変更
- Game Centerの機能にアクセス(友達との連携、リーダーボードの確認など)
- ゲーム内イベントの確認
- システム設定の変更
ゲームの途中で「ちょっと画面が暗いな」と思ったら、すぐに明るさを調整できるわけです。
「ゲームモード」と「ゲームオーバーレイ」の違いは?
ここで混乱しやすいのが、似たような名前の「ゲームモード」という機能。両方とも表示されるので「どう違うの?」と疑問に思いますよね。
実は、この2つは全く別の機能なんです。
ゲームモード(iOS 18から搭載)
ゲームモードは、iPhoneの処理能力をゲームに集中させる機能。具体的には次のような働きをします。
- CPUとGPUの使用率を優先的に確保
- バックグラウンドで動くアプリを最小限に抑える
- フレームレート(画面の滑らかさ)を安定化させる
- Bluetooth機器の遅延を減らす
つまり、ゲームモードは「裏方でiPhoneの性能を最適化する機能」。グラフィックが美しいゲームや、動きの激しいアクションゲームで特に効果を発揮します。
ゲームオーバーレイ(iOS 26から搭載)
一方、ゲームオーバーレイは「ゲーム中に便利な操作パネルを表示する機能」。
ゲームモードが自動で働く「見えない機能」なのに対して、ゲームオーバーレイは実際に画面上で「操作できるパネル」として表示されます。
両方ともゲームアプリを起動すると自動的に有効になるので、特別な設定は不要ですよ。
ゲームオーバーレイの使い方
では、実際にどうやって使うのか見ていきましょう。操作はとても簡単です。
基本的な使い方
- ゲームアプリを起動する
- 対応しているゲームを開くと、自動的にゲームモードとゲームオーバーレイが有効になります
- 画面上部に「ゲームモード オン」という通知が表示されます
- コントロールセンターを開く
- iPhone X以降の機種: 画面右上から下にスワイプ
- ホームボタンがある機種: 画面下から上にスワイプ
- ゲームオーバーレイにアクセス
- コントロールセンターの上部に「(ゲーム名) ゲームオーバーレイ」というボタンが表示されます
- このボタンをタップすると、ゲームオーバーレイが開きます
- 必要な設定を調整
- 明るさや音量を調整したり、Game Centerの機能を使ったりできます
- 操作が終わったら、ゲーム画面をタップすれば元に戻ります
注意点として、ゲームアプリを閉じた状態ではゲームオーバーレイは呼び出せません。あくまで「ゲーム中」に使える機能です。
ゲームモード・ゲームオーバーレイをオフにする方法
「便利なのは分かったけど、毎回表示されるのが邪魔」という方もいるかもしれません。そんな時は、簡単にオフにできます。
ゲームモードをオフにする手順
- ゲームを起動する
- まず、ゲームアプリを開きます
- コントロールセンターを開く
- 画面右上(または下)からスワイプ
- ゲームモードボタンをタップ
- ゲームコントローラーのアイコンが表示されているので、タップしてオフにします
- 表示が「ゲームモード オフ」に切り替わります
ただし、ゲームを閉じてから再度起動すると、またゲームモードは自動的にオンになります。毎回オフにしたい場合は、起動の度に上記の操作が必要です。
完全に無効化したい場合
現時点では、ゲームモードやゲームオーバーレイを完全に無効化する設定は用意されていません。
ただし、「集中モード」の「ゲーム」をカスタマイズすることで、通知の制御などは細かく設定できます。
集中モードのカスタマイズ方法:
- 設定アプリを開く
- 「集中モード」をタップ
- 右上の「+」ボタンをタップ
- 「ゲーム」を選択
- 通知を許可する連絡先やアプリを選択
これで、ゲーム中に受け取る通知を細かくコントロールできます。
よくある疑問と解決方法
ゲームオーバーレイを使っていると、いくつか疑問が出てくるかもしれません。よくある質問をまとめました。
Q1: スクリーンタイムに「GameOverlayUI」って出てくるんだけど…
A: これは正常な表示です。「GameOverlayUI」は、ゲームオーバーレイのシステムプロセス名。ゲームをプレイした時間と同じ時間が記録されることがありますが、バグではなく、ゲームモード関連の機能が動作していることを示しています。
ただし、一部のユーザーからは「別アプリとして二重にカウントされている」という報告もあります。これは今後のアップデートで改善される可能性があります。
Q2: ゲームモードをオンにすると通知が来なくなる?
A: ゲームモード自体は通知を完全にブロックしません。ただし、バックグラウンドアクティビティを抑えるため、一部の通知が遅れたり、表示が控えめになったりすることがあります。
重要な連絡を逃したくない場合は、集中モードの設定で特定の連絡先を「常に通知」に設定しておくといいでしょう。
Q3: すべてのゲームで使えるの?
A: 基本的に、ほとんどのiOS対応ゲームでゲームモードとゲームオーバーレイは動作します。特にグラフィックが重いゲームや、オンライン対戦ゲームで効果が実感しやすいです。
ただし、一部の古いゲームアプリでは対応していない場合もあります。
Q4: ゲームモードでバッテリーは長持ちする?
A: ゲームモードは、無駄なバックグラウンド処理を減らすため、結果的にバッテリー消費が抑えられることがあります。ただし、CPUとGPUはゲームに全力で使われるため、ゲーム自体のバッテリー消費は変わりません。
さらに長時間プレイしたい場合は、低電力モードと併用するのがおすすめです。
Q5: ゲームが落ちやすくなった気がする…
A: iOS 26にアップデート後、一部のユーザーから「ゲーム中にアプリが落ちる」という報告があります。これはゲームオーバーレイやゲームモードの問題ではなく、iOS自体のバグの可能性があります。
対処法としては:
- iPhoneを再起動してみる
- iOSを最新バージョンにアップデートする
- ゲームモードを一度オフにして試してみる
それでも改善しない場合は、Appleサポートに連絡することをおすすめします。
ゲームオーバーレイのメリット・デメリット

実際に使ってみると分かる、メリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
ゲームを中断しなくて済む
最大のメリットはこれ。特にオンラインゲームでは、設定変更のためにアプリを切り替えると致命的。ゲームオーバーレイなら、プレイを続けながら調整できます。
素早く設定変更できる
明るさや音量など、よく使う設定にサッとアクセスできるのも便利。わざわざ設定アプリを開く手間が省けます。
Game Center機能がすぐ使える
友達のスコアを確認したり、リーダーボードをチェックしたりが、ゲーム画面から直接できます。
パフォーマンスが向上する
ゲームモードと組み合わせることで、ゲームの動作が滑らかになり、Bluetooth機器の遅延も減ります。
デメリット
表示が邪魔に感じることも
ゲーム起動時に毎回「ゲームモード オン」の通知が出るのを、邪魔に感じる人もいます。
すべてのゲームで必要とは限らない
パズルゲームなど、処理が軽いゲームでは、ゲームモードの恩恵をあまり感じられないかもしれません。
スクリーンタイムが分かりにくくなる
GameOverlayUIが別項目として記録されることで、実際のゲーム時間が把握しづらくなる場合があります。
まとめ:ゲームオーバーレイを上手に活用しよう
iPhoneのゲームオーバーレイは、ゲームプレイをより快適にするための新機能です。
覚えておきたいポイント:
- ゲームオーバーレイは、ゲーム中に設定変更やGame Center機能にアクセスできる機能
- ゲームモード(iOS 18)とは別の機能で、iOS 26から追加された
- コントロールセンターから簡単にアクセス可能
- オフにすることもできるが、完全な無効化設定はない
- ほとんどのゲームで自動的に有効になる
最初は「何これ?」と戸惑うかもしれませんが、使い慣れると手放せない便利さがあります。特に、グラフィックが美しいゲームや、長時間プレイするゲームでは、その効果を実感できるはずです。
邪魔に感じる場合は、簡単にオフにできるので、自分のプレイスタイルに合わせて使い分けてみてくださいね。
快適なゲームライフを楽しみましょう!


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