「会社名を入力するたびに変換が面倒…」
「メールアドレスを毎回打つのが大変!」
Google Pixelには、よく使う単語や長い文章を簡単に呼び出せる単語登録(ユーザー辞書)機能があります。これを使えば、「めーる」と打つだけで自分のメールアドレスが出たり、「かお」で顔文字が出たりと、入力が劇的に楽になります。
この記事では、Google Pixelで単語を登録する方法から、便利な活用テクニック、他の端末への移行方法まで、ユーザー辞書のすべてを徹底解説します!
単語登録(ユーザー辞書)とは?

辞書登録の仕組み
単語登録とは、よく使う単語や文章を、短い読み方で呼び出せるようにする機能です。
例えば
- 「めーる」→「tanaka.taro@example.com」
- 「かいしゃ」→「株式会社東京商事 営業部」
- 「じゅうしょ」→「東京都渋谷区道玄坂1-2-3」
- 「かお」→「( ˘ω˘ )」
- 「よろ」→「よろしくお願いいたします」
短い文字を打つだけで、長い文字列が変換候補に出てくるので、入力時間が大幅に短縮されます。
どんなときに便利?
仕事で役立つ
- メールアドレスや電話番号
- 会社名、部署名
- メールの署名
- よく使う挨拶文
プライベートで役立つ
- 自分の住所
- 家族の名前(読みが難しい漢字)
- 顔文字、絵文字的な記号
- SNSでよく使うハッシュタグ
特に便利なのは
普通の変換では出にくい固有名詞や、長いメールアドレスなどです。
Pixelの標準キーボード「Gboard」で単語登録
Google Pixelには、Googleが開発したGboard(ジーボード)というキーボードが標準で入っています。
単語登録は、このGboardの機能として提供されています。
基本的な登録方法(設定アプリから)
最も確実な方法です。
手順
- 設定アプリを開く
- 「システム」をタップ
- 「言語と入力」をタップ
- 「画面キーボード」をタップ
- 「Gboard」をタップ
- 「単語リスト」をタップ
- もう一度「単語リスト」をタップ
- 「日本語」をタップ(英語の場合は「Alphabet」)
- 画面右上の+ボタンをタップ
- 「単語を入力します」の欄に、変換後に表示させたい単語を入力
- 「よみ」の欄に、どう読むか(どう入力するか)を入力
- 左上の←(戻る)ボタンをタップ
これで登録完了です!
注意点
登録ボタンはありません。入力した時点で自動的に登録されているので、←ボタンで戻ればOKです。
簡単!入力中に登録する方法
文字を入力しているときに、その場で登録できます。
手順
- LINEやメールアプリなど、何でもいいので文字入力画面を開く
- 登録したい単語を入力
- その単語の下に赤線または青線が表示される
- その単語をタップ
- 表示されるメニューで本のアイコンをタップ
- 「辞書に追加」をタップ
これだけで、その単語が辞書に登録されます。
赤線・青線が出ない場合
スペルチェック機能がオフになっている可能性があります。
Gboardの設定で、「テキストの修正」→「スペルチェック」と「文法チェック」をオンにしてください。
実践!便利な単語登録の例
どんな単語を登録すればいいのか、具体例を紹介します。
仕事で使える登録例
メールアドレス
- よみ:「めーる」
- 単語:「tanaka.taro@company.co.jp」
会社名と部署
- よみ:「かいしゃ」
- 単語:「株式会社東京商事 営業部」
メール署名
- よみ:「しょめい」
- 単語:「田中太郎 / 株式会社東京商事 / TEL: 03-1234-5678」
定型挨拶
- よみ:「おつ」
- 単語:「お疲れ様です」
- よみ:「よろ」
- 単語:「よろしくお願いいたします」
- よみ:「かくにん」
- 単語:「ご確認のほどよろしくお願いいたします」
プライベートで使える登録例
住所
- よみ:「じゅうしょ」
- 単語:「東京都渋谷区道玄坂1-2-3-456」
電話番号
- よみ:「でんわ」
- 単語:「090-1234-5678」
顔文字
- よみ:「かお」
- 単語:「( ˘ω˘ )」
- よみ:「よろ」
- 単語:「( ・ω・)ノ」
- よみ:「ありがと」
- 単語:「ありがとう(^^)」
SNS用
- よみ:「はっしゅ」
- 単語:「#日常 #カフェ巡り #東京グルメ」
便利な略語登録
超短縮
- よみ:「g」
- 単語:「Google」
- よみ:「あ」
- 単語:「ありがとうございます」
- よみ:「す」
- 単語:「すみません」
注意
あまりに短い読み方(1文字)だと、意図しないときに出てしまうことがあります。最低でも2文字以上がおすすめです。
登録した単語を編集・削除する
間違えて登録してしまった、または不要になった単語は削除できます。
編集する方法
- 設定→システム→言語と入力→画面キーボード→Gboard
- 「単語リスト」→「単語リスト」→「日本語」
- 編集したい単語をタップ
- 単語または読みを修正
- ←ボタンで戻る
削除する方法
- 同じく単語リストの画面を開く
- 削除したい単語をタップ
- 画面右上のゴミ箱アイコンをタップ
一括削除はできる?
残念ながら、Gboardには一括削除機能はありません。一つずつ削除する必要があります。
単語リストをエクスポート・インポート(バックアップ)
機種変更のときや、他のスマホと共有したいときに便利です。
エクスポート(書き出し)する方法
- 設定→システム→言語と入力→画面キーボード→Gboard
- 「単語リスト」→「単語リスト」→「日本語」
- 画面右上の︙(3点リーダー)をタップ
- 「エクスポート」をタップ
- 保存先を選択(Googleドライブ、メール、など)
- ファイル名を入力して保存
形式
ZIPファイルとして保存されます。
インポート(読み込み)する方法
- 同じく単語リストの画面を開く
- 画面右上の︙(3点リーダー)をタップ
- 「インポート」をタップ
- 保存したZIPファイルを選択
これで、以前保存した単語リストが復元されます。
新しいPixelに移行する場合
手順
- 古いPixelで単語リストをエクスポートしてGoogleドライブに保存
- 新しいPixelでGoogleドライブからZIPファイルをダウンロード
- 新しいPixelでインポート
これで、単語登録をそのまま引き継げます。
PCの単語登録をPixelに移行する
WindowsやMacのIME(日本語入力)に登録した単語を、Pixelに移行することもできます。
Windowsの場合(Microsoft IME)
Windows側の準備
- タスクバーの「あ」または「A」を右クリック
- 「単語の登録」→「ユーザー辞書ツール」
- 「ツール」→「一覧の出力」
- ファイル名を入力して保存(例:output.txt)
Pixelでインポート
- output.txtファイルをGoogleドライブにアップロード
- Pixelで前述のインポート方法を実行
- output.txtファイルを選択
注意
ファイル形式が異なる場合、そのままインポートできないことがあります。その場合は、テキストファイルを編集してGboard形式に合わせる必要があります。
Macの場合
Macの日本語入力の辞書も、同様にテキストファイルとして書き出せますが、形式の変換が必要です。
直接インポートは難しいので、重要な単語は手動で登録するのが確実です。
学習機能との違い

Gboardには、学習機能という別の機能もあります。
学習機能とは?
あなたが過去に入力した単語を自動的に記憶して、次回から変換候補に出してくれる機能です。
単語登録との違い
- 単語登録:自分で意図的に登録
- 学習機能:自動的に学習
学習データをリセットする方法
「変な候補ばかり出てくる…」という場合は、学習データをリセットできます。
- 設定→システム→言語と入力→画面キーボード→Gboard
- 「詳細設定」をタップ
- 「学習した単語とデータを削除」をタップ
- 確認画面で「OK」をタップ
注意
学習データは復元できません。ユーザー辞書(単語登録)は削除されませんが、念のためエクスポートしておくと安心です。
他のキーボードアプリでも使える?
Pixel標準のGboard以外に、他のキーボードアプリもインストールできます。
主なキーボードアプリ
ATOK
有料の高機能日本語入力アプリ。独自のユーザー辞書機能があります。
Simeji
無料で人気のキーボードアプリ。クラウド辞書同期機能があります。
Microsoft SwiftKey
マイクロソフトが提供するキーボード。予測変換が優秀です。
注意点
辞書は共有されない
Gboardで登録した単語は、ATOKやSimejiでは使えません。
それぞれのキーボードアプリで、個別に登録する必要があります。
単語登録の制限と注意点
登録できる文字数
Gboardでは、明確な上限は公表されていませんが、100文字程度までは問題なく登録できます。
ただし、あまりに長い文章を登録すると:
- 変換候補に表示されにくい
- 選択しづらい
実用的には、50文字以内に収めるのがおすすめです。
記号の使用
記号を多用した単語は、変換候補として表示されにくい場合があります。
例えば:
- OK:「tanaka@example.com」
- 微妙:「★☆★☆★」
既存の単語との競合
登録した単語と、既存の辞書にある単語が同じ読みの場合、既存の単語が優先されることがあります。
対策
読みを少し工夫する。
例:
- 「じゅうしょ」→ 既存の「住所」が優先される可能性
- 「じゅうしょ1」→ 確実に自分の登録が出る
よくある質問Q&A
Q1. 単語登録はGoogleアカウントで同期されますか?
いいえ、同期されません。
以前はGoogleアカウントで同期する機能がありましたが、現在は廃止されています。
機種変更の際は、手動でエクスポート→インポートする必要があります。
Q2. 登録した単語が変換候補に出てきません
以下を確認してください:
- 読みが間違っていないか(例:「よろ」と登録したのに「よろしく」と打っている)
- 言語設定が合っているか(日本語で登録したのに、英語入力モードになっている)
- Gboardを再起動(キーボードを一度閉じて開き直す)
Q3. 「よみ」は何文字まで登録できますか?
特に制限はありませんが、1〜5文字程度が実用的です。
あまり長い読みだと、結局打つのが面倒になってしまいます。
Q4. 顔文字はどうやって登録すればいいですか?
普通の単語と同じです。
- 単語:「( ˘ω˘ )」
- よみ:「かお」
このように登録すれば、「かお」と打つだけで顔文字が出ます。
Q5. 英語のスペルも登録できますか?
はい、できます。
単語リストで「Alphabet」を選べば、英語の単語も登録できます。
例:
- 単語:「GitHub」
- よみ:「gh」
Q6. ショートカットと単語の違いは?
Gboardでは、読み=ショートカット、単語=実際に表示される文字です。
つまり:
- ショートカット(読み):入力する文字
- 単語:変換候補に出る文字
Q7. 登録できる単語の数に上限はありますか?
明確な上限は公表されていませんが、数百個は問題なく登録できます。
ただし、あまりに多く登録すると、管理が大変になります。
Q8. 他のAndroidスマホでも同じ方法ですか?
Gboardを使っていれば、ほぼ同じです。
ただし、メーカー独自のキーボード(Galaxyキーボード、S-Shoinなど)を使っている場合は、設定方法が異なります。
まとめ:単語登録で入力を劇的に効率化!
Google Pixelの単語登録機能は、使い始めると手放せなくなる便利機能です。
おさらい
単語登録の方法
- 設定アプリから:設定→システム→言語と入力→Gboard→単語リスト
- 入力中に:単語をタップ→本のアイコン→辞書に追加
便利な登録例
- メールアドレス、電話番号、住所
- 会社名、部署名
- 定型挨拶文、メール署名
- 顔文字、ハッシュタグ
バックアップ方法
- エクスポート:ZIPファイルとして保存
- インポート:ZIPファイルを読み込み
注意点
- Googleアカウントでは同期されない
- 他のキーボードアプリとは共有されない
- 機種変更時は手動で移行が必要
おすすめの使い方
最初は欲張らずに、本当によく使う5〜10個だけ登録してみましょう。
例えば:
- 自分のメールアドレス
- 会社名または学校名
- 自分の住所
- 「よろしくお願いいたします」
- よく使う顔文字
これだけでも、入力がかなり楽になります。
慣れてきたら、少しずつ追加していけばOKです。
最後に
単語登録は、スマホの文字入力を劇的に効率化できる隠れた便利機能です。
特に、仕事でメールをたくさん打つ人や、SNSをよく使う人にとっては、時間短縮の効果が絶大。
ぜひ今日から使い始めて、快適な入力ライフを楽しんでくださいね!


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