「Googleのロゴが表示されたまま、何度も再起動を繰り返す…」
そんな恐怖の再起動ループ(ブートループ)に陥ってしまったPixelユーザーは少なくありません。大切な写真やデータが詰まったスマホが使えなくなるのは、本当に焦りますよね。
でも、諦めるのはまだ早いです。この記事では、Pixelが再起動ループに陥る原因と、データを失わずに復旧できる可能性のある対処法を詳しく解説していきます。
再起動ループ(ブートループ)とは?

再起動ループは「ブートループ」とも呼ばれる現象で、スマホが完全に起動できず、電源が落ちては再起動するを延々と繰り返す状態のことです。
具体的には以下のような症状が出ます。
- Googleのロゴ(G)が表示されたまま先に進まない
- 起動中の画面とロゴ画面を何度も行き来する
- 画面が真っ暗になってはまた起動を試みる
- 操作を一切受け付けない
この状態になると、普通の方法ではスマホを使うことができません。
Pixelが再起動ループになる主な原因
再起動ループが発生する原因はいくつか考えられます。あなたのPixelがどの原因に当てはまるか、確認してみましょう。
1. ソフトウェアアップデートの不具合
最も多い原因が、OSアップデート後の不具合です。
特にAndroid 14へのアップデート後、Pixel 6とPixel 7シリーズで多数の再起動ループが報告されました。複数のユーザープロファイルを設定していたPixelで発生しやすいという特徴もあります。
2024年1月のGoogle Playシステムアップデートでも、内部ストレージにアクセスできなくなる不具合が発生し、多くのPixelが文鎮化(完全に使えなくなる状態)してしまいました。
2. ストレージ容量不足
意外に思うかもしれませんが、ストレージの空き容量が10%以下になると再起動ループが発生しやすくなります。
スマホのOSは正常に動作するために一定の空き容量を必要としているんですね。容量がギリギリまで埋まると、システムが正常に起動できなくなってしまいます。
特に、写真や動画をたくさん撮影した後に容量がいっぱいになって、突然再起動ループに陥るケースが多く報告されています。
3. 問題のあるアプリ
新しくインストールしたアプリや、最近アップデートしたアプリにバグがあると、再起動ループの原因になることがあります。
アプリがシステムと競合したり、起動時にクラッシュを繰り返したりすることで、スマホ全体が不安定になってしまうんです。
4. バッテリーの劣化
バッテリーが寿命を迎えていると、起動に必要な電力を供給できず、再起動を繰り返すことがあります。
充電中は正常に動作するのに、充電を外すとループに陥る場合は、バッテリーの問題が疑われます。
5. 物理的な損傷
水没や落下などの衝撃で基板が損傷すると、再起動ループが発生することがあります。
最近スマホを落としたり、水に濡らしたりした心当たりがある場合は、この可能性が高いでしょう。
対処法1:電源ボタン連打で脱出する(簡単・おすすめ)
実は、電源ボタンを連打するという意外な方法で、再起動ループから脱出できることがあります。
この方法は多くのPixelユーザーが実際に成功している、効果の高い対処法です。
手順
手順1:タイミングを見計らう
画面が真っ暗になったタイミング(再起動ループ中の電源オフ状態)を狙います。
手順2:電源ボタンを連打
長押しではなく、短く素早く何度も押します。
おそらく、ループ中のどこかの場面で電源ボタンをトリガーとして認識してくれるんですね。
手順3:画面の変化を待つ
これまでと違う画面が表示されたら、連打をやめてそのまま起動を待ちましょう。
うまくいけば、ロック画面が表示されて正常に起動します。
注意点
電源ボタンを5回以上押すと、緊急通報のトリガーが発動する可能性があります。
もし緊急通報画面が表示されても、5秒の猶予時間内に落ち着いて「キャンセル」ボタンを押してください。最近のPixelでは、緊急通報機能がデフォルトでオンになっています。
実際の成功例
「Pixel 3で再起動ループに陥りましたが、この方法で無事復旧しました!」
「Pixel 5でも成功!本当に助かりました」
「バッテリー切れまで待つつもりでしたが、連打したら抜け出せました」
多くのユーザーがこの方法で救われています。まずは試す価値のある対処法です。
対処法2:強制再起動を試す
電源ボタン連打で効果がない場合は、機種に応じた正しい方法で強制再起動を試しましょう。
Pixel 6以降の機種(Pixel 6、7、8、Fold含む)
電源ボタン + 音量アップボタンを同時に30秒長押し
途中で画面が真っ暗になっても、そのまま押し続けてください。30秒経ったらボタンを離し、起動を待ちます。
Pixel 5、4、3シリーズ
電源ボタンを30秒長押し
こちらも途中で電源が切れて画面が真っ暗になりますが、離さずに押し続けることが重要です。
注意点
強制再起動を行うと、保存されていない作業中のデータやファイルが破損する可能性があります。
ただし、すでに再起動ループに陥っている場合は、データの破損リスクよりも復旧を優先した方がいいでしょう。
対処法3:バッテリーを完全に消耗させる
強制再起動が効かない場合は、バッテリーが完全に切れるまで放置するという方法もあります。
手順
手順1:そのまま放置
再起動ループを繰り返すPixelを、電源に接続せずそのまま放置します。
手順2:完全放電を待つ
バッテリーが空になるまで待ちましょう。再起動を繰り返すとバッテリーの消耗が早いので、数時間程度で切れるはずです。
手順3:充電して起動
完全に電源が切れたら、充電器に接続して十分充電してから起動してみます。
この方法で正常に起動するケースもあります。
対処法4:セーフモードで起動する
問題のあるアプリが原因の場合、セーフモードで起動すると解決できることがあります。
セーフモードとは、ダウンロードしたアプリを一時的に無効化して、システムの基本機能だけで起動するモードです。
セーフモードへの入り方
手順1:電源ボタンを長押し
電源オプションが表示されるまで長押しします。
手順2:「電源を切る」を長押し
表示された「電源を切る」を長押しすると、セーフモードのオプションが表示されます。
手順3:セーフモードで再起動
「セーフモードで再起動」を選択してOKをタップします。
画面下部に「セーフモード」と表示されれば成功です。
セーフモードで起動できたら
セーフモードで正常に起動できた場合、問題はダウンロードしたアプリにあると判断できます。
最近インストールまたはアップデートしたアプリを一つずつアンインストールして、その都度再起動して問題が解決するか確認しましょう。
対処法5:ストレージ容量を確保する(事前準備が必要)

ストレージ不足が原因の場合、容量を確保する必要があります。
ただし、再起動ループに陥っている状態では操作できないので、この方法は予防策として覚えておくか、一時的に正常起動できたタイミングで実行してください。
確認方法
設定アプリ→「ストレージ」→空き容量を確認
空き容量が10%未満の場合は危険信号です。
容量を増やす方法
- 不要なアプリをアンインストール
- 大きな動画や写真をGoogleフォトにバックアップしてから削除
- ダウンロードファイルを整理
- キャッシュをクリア
常にストレージの空き容量を10%以上確保しておくと、再起動ループのリスクを減らせます。
対処法6:リカバリーモードから初期化(最終手段)
ここまでの方法で解決しない場合、リカバリーモードから初期化を行う必要があります。
重要な注意点:この方法を実行すると、スマホの全データが削除されます。
バックアップがない場合は、修理業者に相談することも検討してください。
リカバリーモードへの入り方
手順1:タイミングを見計らう
画面が真っ暗になったとき(電源オフの状態)を狙います。
手順2:ボタンを同時長押し
電源ボタン + 音量下ボタンを同時に長押しします。
Androidロボットが表示されたらボタンを離します。
手順3:リカバリーモードに入る
音量ボタンで「Recovery mode」を選択し、電源ボタンで決定します。
初期化の実行
手順1:「Wipe data/factory reset」を選択
音量ボタンで移動し、電源ボタンで決定します。
手順2:確認画面で「YES」を選択
同じく音量ボタンで移動、電源ボタンで決定です。
手順3:初期化完了を待つ
「Data wipe complete」と表示されれば完了です。
手順4:再起動
「Reboot system now」を選択して再起動します。
初期化後の注意点
初期化後は「所有者ロック」がかかります。元々登録していたGoogleアカウントで再認証すれば、再度使用できるようになります。
対処法7:Googleの修復ツールを使う(データ保持の可能性あり)
Googleは公式の「更新とソフトウェアの修復」ツールを提供しています。
この方法なら、データを保持したまま修復できる可能性があります。
準備するもの
- パソコン(Windows、Mac、ChromebookなどLinux端末)
- USBケーブル
使用手順
手順1:適切なリンクを選択
以下のどちらかにアクセスします。
- AT&T Pixel 6、6 Pro、6a、7、7 Pro、7a、Fold(日本のキャリア含む):専用リンク
- その他のPixel機種:別のリンク
※具体的なURLはGoogleの公式サポートページから確認してください
手順2:「始める」をクリック
画面の指示に従ってセットアップします。
手順3:Fastbootモード→レスキューモードへ
指示に従ってPixelをFastbootモードにし、「レスキューモード」を選択します。
手順4:USB接続
PixelとパソコンをUSBケーブルで接続します。
手順5:修復実行
ツールがPixelを検出したら、パッチのインストールが自動で開始されます。
この方法で、データを失わずに修復できる可能性があります。
不安な場合は
ツールの使用が不安な場合は、GoogleのPixelサポートに問い合わせましょう。場合によっては、直接サポートから連絡をもらえることもあります。
修理に出すべきケース
以下の場合は、自分での対処が難しいため、修理業者やGoogleサポートに相談しましょう。
- すべての対処法を試しても改善しない
- 水没や落下などの物理的損傷がある
- バッテリーの劣化が疑われる
- 保証期間内である
特に、水没や基板の故障が疑われる場合は、基板修理の技術を持つ専門業者に相談する必要があります。
データを守るために日頃からできること
再起動ループは突然発生します。大切なデータを守るために、日頃から以下の対策をしておきましょう。
1. 定期的なバックアップ
Googleフォトで写真を自動バックアップ設定にしておけば、写真は安全に保存されます。
設定アプリ→「Google」→「バックアップ」から、定期的にバックアップを取る習慣をつけましょう。
2. ストレージ容量の管理
ストレージの空き容量を常に10%以上確保しておくことが重要です。
容量がいっぱいになる前に、不要なデータを整理する習慣をつけましょう。
3. アップデートは様子を見てから
大型OSアップデートが配信されたら、他のユーザーの様子を数日見てから実行するのも一つの方法です。
不具合が報告されている場合は、修正版が配信されるまで待つのが安全です。
4. 怪しいアプリは入れない
信頼できない開発元のアプリや、レビューの悪いアプリはインストールしないようにしましょう。
まとめ:諦める前に試せることはたくさんある
Google Pixelの再起動ループは確かに深刻な問題ですが、対処法はいくつも存在します。
まず試すべき対処法の優先順位:
- 電源ボタン連打(最も簡単で成功率も高い)
- 機種に応じた強制再起動
- バッテリー完全消耗
- セーフモード起動
- Googleの修復ツール
- リカバリーモードから初期化(データは消える)
特に「電源ボタン連打」は、多くのPixelユーザーが成功している意外な裏技です。初期化する前に、必ず一度は試してみることをおすすめします。
どうしても解決しない場合や、物理的な損傷が疑われる場合は、無理せず専門家に相談しましょう。保証期間内であれば、無償交換してもらえる可能性もあります。
大切なのは、日頃からバックアップを取っておくこと。突然のトラブルに備えて、今日からでもGoogleフォトの自動バックアップを設定しておきましょう!

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