「バッテリーの消費を抑えたい」「プライバシーが心配だからGPSを切りたい」——そんな理由でAndroidの位置情報をオフにしたい方は多いでしょう。
Androidの位置情報設定には「本体全体をオフにする方法」と「アプリごとに制限する方法」の2種類があります。
この記事では、それぞれの操作手順をAndroidバージョン別に解説します。
また、オフにすることで生じるメリット・デメリットも整理しているので、自分の目的に合った設定を見つけてください。
位置情報をオフにする前に知っておきたいこと
Androidの位置情報は、GPS・Wi-Fi・モバイルネットワークの3つを組み合わせて現在地を特定しています(Android 位置情報設定の完全ガイド|ちょげぶろぐ)。
本体全体をオフにすると、すべてのアプリが位置情報を取得できなくなります。
一方、アプリごとに制限する方法では、地図アプリは使いつつ不要なアプリの位置情報だけを遮断することが可能です。
Googleのサポート情報によれば、位置情報をオフにしてもIPアドレスに基づくローカル検索結果や広告は引き続き表示されます(Google アカウント ヘルプ)。
方法①:クイック設定からオフにする(最も手軽)
最も素早く切り替えられる方法です。
- 画面上部から下にスワイプしてクイック設定パネルを開きます
- 「位置情報」アイコンをタップします
- アイコンがグレーになれば位置情報がオフになった状態です
再度タップすればオンに戻せます。
外出先でGPSを一時的に切りたいときに便利な操作です。
方法②:設定アプリから完全にオフにする
Android 9以降の場合
- 「設定」アプリを開きます
- 「位置情報」をタップします(「セキュリティと現在地情報」から進む機種もあります)
- 画面上部の「位置情報を使用」スイッチをタップしてオフにします
Android 8.1以前の場合
- 「設定」→「セキュリティと現在地情報」をタップします
- 「位置情報」をタップします
- スイッチをオフにします
※表示される項目名は機種やAndroidのバージョンによって異なる場合があります。
方法③:アプリごとに位置情報をオフにする(推奨)
本体全体をオフにするよりも、アプリ単位で制限する方法が使い勝手のバランスが取れています。
地図アプリや天気アプリは使いつつ、SNSやゲームには位置情報を渡さない、という設定が可能です。
手順:
- 「設定」アプリを開きます
- 「位置情報」をタップします
- 「アプリの権限」または「アプリの位置情報」をタップします
- 設定を変更したいアプリを選択します
- 以下から選択します
| 設定 | 内容 |
|---|---|
| 常に許可 | バックグラウンドでも位置情報を取得する(バッテリー消費大) |
| アプリの使用中のみ許可 | アプリを開いている間だけ取得する |
| 毎回確認 | 開くたびに許可ダイアログが表示される |
| 許可しない | 一切取得しない |
Googleのアプリの位置情報の利用許可を管理するによれば、Android 12以降では「おおよその現在地」のみ許可するオプションも追加されています。
精度を落として大まかな地域情報だけを提供することで、プライバシーをより細かく管理できます。
Android 12以降の追加機能:「おおよその現在地」
Android 12以降のスマホでは、位置情報の精度を「正確」と「おおよそ」から選べるようになりました。
アプリの位置情報設定画面で「正確な現在地情報を使用」のスイッチをオフにすると、アプリには約3km四方の範囲のみが伝わります。
天気アプリなど、厳密な現在地が不要なアプリにはこの設定がおすすめです。
位置情報をオフにするメリット
バッテリーの節約になります。
GPSはスマホの機能の中でも消費電力が大きいため、オフにすることで充電の持ちが改善されます。
プライバシーの保護に役立ちます。
アプリへの現在地の提供を防ぎ、行動履歴の追跡リスクを下げられます。
データ通信量の節約にもつながります。
位置情報に連動して地図データなどをバックグラウンドでダウンロードするアプリの通信を抑えられます。
位置情報をオフにするデメリット
Googleマップ・ナビが使えなくなります。
現在地の表示やルート案内が機能しなくなるため、外出中のナビには不便です。
「デバイスを探す」機能が動作しません。
スマホを紛失した際に位置を特定できなくなります。
位置情報をオフにする場合は、この点に注意が必要です。
天気・乗換案内の精度が落ちます。
現在地に基づいた情報表示ができなくなるため、手動で地域を設定する必要が出てきます。
状況別のおすすめ設定
バッテリーを節約したいだけの場合: 本体全体をオフにせず、「常に許可」のアプリを「アプリの使用中のみ許可」に変更するだけで十分です。
バックグラウンドでの位置情報取得を防げるため、実用性を保ちながらバッテリーを節約できます。
プライバシーを重視する場合: SNS・ゲーム・ショッピングアプリなど位置情報が必須でないアプリを「許可しない」に設定します。
地図や天気など必要なアプリのみ許可を残す方法が現実的です。
一時的にGPSを切りたい場合: クイック設定からワンタップでオフにして、必要なときにオンに戻すのが最も手軽です。
まとめ
Androidの位置情報をオフにする方法は、クイック設定から1タップで操作する方法と、設定アプリから本体全体または個別アプリごとに管理する方法があります。
バッテリー節約が目的なら「常に許可」アプリを「使用中のみ」に変更するだけで効果があります。
プライバシー保護が目的なら、不要なアプリを「許可しない」に設定しつつ、地図など必要なアプリには引き続き許可を与える方法がおすすめです。
参考情報源:


コメント