「友達とUNOをするとき、毎回ルールが違って混乱する…」
「白いワイルドカードって何を書けばいいの?」
UNOは2016年に発売以来初のルール変更が行われ、新カードが追加されました。
一方で、ドロー返しや同じ数字の複数枚出しのようなローカルルール(ハウスルール)が広まっており、公式ルールと混同されているものも多くあります。
この記事では、公式が認める追加カード・追加ルールと、よく知られたローカルルールをまとめて解説します。
公式の追加カード・新ルール(2016年〜)
2016年、UNOは発売45周年を機に初のリニューアルを実施しました。
このリニューアルでは「とりかえっこワイルド」(1枚)と「白いワイルドカード」(3枚)が追加され112枚構成となりましたが、2017年6月の再リニューアルにより「とりかえっこワイルド」は「シャッフルワイルド」へ変更されています。
現在の日本版標準製品(品番B7696)はシャッフルワイルド(1枚)と白いワイルドカード(3枚)を含む112枚が標準です(マテル公式サイト「あなたの知らないUNOがある!?」)。
とりかえっこワイルド
指定した相手と自分の手札を全部入れ替えるカードです。
手番中にいつでも出せ、出した後に好きな色を指定できます。
残り1枚でUNOを宣言した相手に使えば一気に形勢逆転できる強力なカードです。
ただし、ブロックする方法がないため、使うタイミングと誰に使うかの判断が鍵になります。
※日本版の現行標準製品(品番B7696)では、2017年6月のリニューアル時にとりかえっこワイルドはシャッフルワイルドへ変更されており、現在は収録されていません。
シャッフルワイルド
全員の手札を集めてシャッフルし、自分の左隣のプレイヤーから順番に1枚ずつ配り直すカードです。
手番中にいつでも出せ、出した後に好きな色を指定できます。
このカードは2016年に世界的セレブレーションコンテスト「Get Wild 4 UNO」で採用された、日本人のカガミハルヤさんが考案したルールです。
2017年から正式な公式カードとして世界中のUNOに収録されています(マテルプレスリリース「日本人考案の新しいカードが世界の公式ルールに!」)。
誰かの手札が残り1枚になったタイミングで出すと特に効果的です。
カードが増える人もいれば減る人もいるため、ゲームの展開を大きく変えられます。
白いワイルドカード(3枚)
自分たちで好きなルールを鉛筆で書き込んで使えるカードです。
書き込んだルールは消しゴムで消せるため、毎回書き直して使えます。
出し方はワイルドカードと同じで、手番中にいつでも出せます。
出した後は、書き込まれたルールを実行し、最後に好きな色を指定します。
白いワイルドカードの書き込み例
「何を書けばいいかわからない」という場合は、マテルの公式説明書で次のルール例が紹介されています(マテル公式UNO取扱説明書)。
- 次の人は、カードに指示された色のカードが出るまで山から引き続ける
- 自分以外のプレイヤーは、手持ちのワイルドカードを全部捨てる
- 次の人が出せるカードがないとき、引き札の山から3枚引く
- 次の人は手持ちのカードが7枚になるまで山から引くか、捨てる
このほか、プレイヤーどうしで自由にアイデアを出し合うのも楽しさのひとつです。
ゲームをより盛り上げたい場合は「指名した相手と手札を交換する」「全員が隣の人に手札を1枚渡す」といった効果を書き込む例もあります。
「強すぎないか」「面白いか」をみんなで話し合いながらルールを決めることで、プレイ前の会話も盛り上がります。
知っておくと差がつく公式ルール
ローカルルールとして広まっているものの中には、実は公式ルールと異なるものが多くあります。
以下は公式ルールが正しく認識されていない代表的なケースです。
ドロー2・ドロー4を「返す」ことはできない
ドロー2やワイルドドロー4を出されたとき、同じカードを重ねて出すことで引く枚数を次の人に押しつける「ドロー返し」は、公式ルールでは認められていません。
ドロー系カードを出されたら、指定された枚数を引いてそのまま次の人に手番が移るのが正しいルールです。
マテル公式もこの点を明示しており、「スタッキング(累積)」はローカルルールに分類されています(マテル公式サイト)。
なお、2024年発売の「UNO ハンパねぇ!(Show’Em No Mercy)」では、スタッキングが初めて公式ルールとして採用されました(Wikipedia「UNO(ゲーム)」)。
同じ数字のカードを複数枚同時に出すことはできない
「青の7を出すとき、手札に赤の7と緑の7もあるから一緒に出す」という出し方は、公式ルールでは認められていません。
1手番に出せるのは1枚です。
ワイルドドロー4はいつでも出せるわけではない
ワイルドドロー4は、手札に出せるカードがない場合のみ使用できます。
出せるカードがあるにもかかわらず使うことは反則行為です。
ただし、嘘をついて出すことは可能です。
次のプレイヤーが不正を疑った場合は「チャレンジ」をコールでき、出した人の手札を確認できます。
チャレンジが成功した場合(出せるカードがあったと判明した場合)、ドロー4を出したプレイヤーが4枚引きます。
チャレンジが失敗した場合(出せるカードがなかったと判明した場合)、チャレンジしたプレイヤーがドロー4の4枚に加えてペナルティの2枚、合計6枚を引きます。
「UNO」と言い忘れたときのペナルティ
手札が残り1枚になったときに「UNO!」と宣言し忘れ、次のプレイヤーがカードを出す前に他のプレイヤーに指摘された場合、ペナルティとして2枚引きます。
次のプレイヤーがカードを出した後の指摘はペナルティの対象外です。
記号カードでも上がれる
「最後は数字カードでしか上がれない」というルールはローカルルールです。
公式ルールでは、スキップ・リバース・ドロー2・ワイルドなど記号カードで上がることも認められています。
UNO公式の勝利条件(点数制)
「先にカードを出し切った人が勝ち」というルールは、実は1回のラウンドの勝者を決めるものです。
UNOの公式勝利条件は500点先取となっています(マテル公式UNO取扱説明書)。
ラウンドに勝った人は、他のプレイヤーの残り手札のカード点数を合計して得点として獲得します。
カードごとの点数は次のとおりです。
| カードの種類 | 点数 |
|---|---|
| 数字カード(0〜9) | 書かれた数字の点数 |
| ドロー2・スキップ・リバース | 各20点 |
| ワイルド・ワイルドドロー4 | 各50点 |
| シャッフルワイルド・白いワイルド | 各50点 |
これを繰り返し、最初に500点に到達したプレイヤーが最終的な勝者です。
まとめ
UNOの追加ルール・新カードのポイントを整理すると、次のとおりです。
- とりかえっこワイルド:指定した相手と手札を全部入れ替え(2016年追加・日本版は2017年6月にシャッフルワイルドへ変更)
- シャッフルワイルド:全員の手札を集めて左隣から1枚ずつ配り直す(2016年コンテスト受賞・日本人カガミハルヤさん考案・2017年から日本版に採用)
- 白いワイルドカード:鉛筆でオリジナルルールを書き込んで使える(3枚・消去再利用可)
- ドロー返し・スタッキング:通常の公式ルールでは不可(ローカルルール)
- 複数枚同時出し:公式ルールでは不可(1手番1枚)
- ワイルドドロー4:出せるカードがある場合は使えない(チャレンジルール存在)
- 勝利条件:500点先取が公式ルール
新カードを加えることでゲームに意外性が増し、盛り上がりやすくなります。
白いワイルドカードのルールはみんなで相談しながら決めると、プレイ前の話し合い自体も楽しい時間になります。
まずは公式ルールを確認してから、プレイヤー全員で納得できるルールを決めるのがUNOをより楽しむコツです。
参考情報源:

コメント