魚の種類一覧|3万種以上いる魚の世界を覗いてみよう

雑学

「魚」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

スーパーに並ぶサンマやサバ?水族館で見たジンベエザメ?それともお寿司のネタでしょうか。

実は地球上には3万種類以上の魚がいます。これは鳥、哺乳類、爬虫類、両生類を全部足した数よりも多いんです。脊椎動物の半分以上が魚ということになります。しかも毎年数百種類の新種が発見されていて、今後4万種を超える可能性もあるとか。

この記事では、そんな魚の世界を「へぇ〜」と楽しみながら探検していきましょう。

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魚ってそもそも何?

魚の定義は意外とシンプルです。「水の中で暮らす、背骨のある動物で、エラで呼吸するもの」——これが魚です。

ただし、この定義に当てはまらない変わり者もいます。肺で呼吸するハイギョ、水から飛び出すトビウオ、陸を這い回るキノボリウオ。魚の世界は例外だらけなんですね。

ちなみに「fish」の複数形は「fish」のままですが、複数の種類を指すときは「fishes」になります。英語圏でも魚は特別扱いされているようです。

魚は大きく3つに分けられる

世界中の魚は、骨格の種類によって3つのグループに分類されます。

硬骨魚類(こうこつぎょるい)

全魚類の約95%を占める最大勢力です。名前の通り、硬い骨でできた骨格を持っています。

マグロ、サケ、タイ、金魚……私たちが「魚」と聞いてイメージするものはほとんどこのグループ。浮き袋を持っていて、水中で浮いたり沈んだりを自在にコントロールできます。体の両側に1つずつエラ穴があるのも特徴です。

軟骨魚類(なんこつぎょるい)

サメやエイの仲間で、全体の約3%ほど。骨格が軟骨でできているため、化石として残りにくいという特徴があります。

浮き袋を持っていないので、泳ぎ続けないと沈んでしまいます。サメが眠っていても泳いでいるのはこのため。エラ穴が複数(だいたい5〜7個)あるのも硬骨魚類との違いですね。

ホオジロザメからジンベエザメまで、見た目も生態もバラエティ豊かです。

無顎類(むがくるい)

「あごのない魚」という、ちょっと変わったグループです。ヤツメウナギやヌタウナギがここに入ります。

全体の1%にも満たない少数派ですが、実は魚類の中で最も原始的な存在。4億5000万年以上前から姿をほとんど変えていない「生きた化石」とも言えます。

海の魚と川の魚

住んでいる場所で分けると、海水魚と淡水魚の2種類になります。

海水魚

海に住む魚たちです。世界の魚の約60%がこちら。

マグロやカツオのように大海原を泳ぎ回るもの、サンゴ礁でカラフルに暮らすクマノミ、深海でひっそり生きるチョウチンアンコウまで、環境によって姿も生態もまったく違います。

面白いのは、海水魚の体が塩辛くならない仕組み。エラと腎臓で塩分を体外に排出し続けているんです。もし人間が海水を飲み続けたら脱水症状を起こしますが、海水魚は体内の塩分濃度を一定に保つスーパー能力を持っています。

淡水魚

川や湖に住む魚たちで、全体の約40%。海水魚とは逆に、水分が体内に入りすぎないよう調整しています。

日本の川でおなじみのアユ、コイ、フナなどがこのグループ。金魚も淡水魚ですね。

ちなみにサケは「海で育って川で産卵する」という変わり者。逆にウナギは「川で育って海で産卵する」タイプです。淡水と海水を行き来できる魚は全体のごく一部で、かなりの適応能力が必要なんですよ。

食卓でおなじみの魚たち

毎日の食事に登場する魚たちを見ていきましょう。意外と知らない話もあるかもしれません。

マグロ

寿司の王様。時速80kmで泳ぎ、眠っている間も泳ぎ続けます。止まると窒息してしまうからです。筋肉に血液が多く含まれるため身が赤く、これが「赤身魚」と呼ばれる理由になっています。

サケ

身がピンク色なので赤身魚だと思われがちですが、実は白身魚です。あの色はエビやカニと同じ「アスタキサンチン」という色素のせい。サケが食べるオキアミに含まれる成分が、身に蓄積されて赤くなるんですね。

ところで、お寿司屋さんの「サーモン」と鮭は別物って知っていましたか?一般的なサーモン寿司はニジマスやアトランティックサーモンで、日本で「鮭」と呼ばれるシロザケとは違う魚なんです。

サバ

青魚の代表格。DHAやEPAが豊富で健康に良いとされています。ただし鮮度が落ちやすく、「サバの生き腐れ」ということわざがあるほど。

タイ

「めでたい」に通じることから縁起物として重宝される白身魚。身がしっかりしていて、刺身でも焼いても美味しいオールラウンダーです。

アジ

赤身でも白身でもない、中間的な魚。運動量がマグロほど多くなく、ヒラメほど少なくもないからです。開きにして焼くと最高ですよね。

世界の変わり者たち

ここからは「え、そんな魚いるの?」と驚くような変わり種を紹介します。

ジンベエザメ|世界最大の魚

全長12mを超える世界最大の魚。サメと名前がついていますが、食べるのはプランクトンや小魚だけ。巨大な体で大海原を優雅に泳ぐ姿は圧巻です。クジラに間違われることもありますが、クジラは哺乳類なので別物ですよ。

デメニギス|透明な頭を持つ魚

深海に住むこの魚、なんと頭が透明です。頭の中に緑色の目が見えていて、まるで宇宙船のコックピットのよう。暗い深海で上から落ちてくるわずかな光を捉えるため、こんな奇妙な形に進化しました。

ブロブフィッシュ|世界一醜い魚

2013年に「世界一醜い動物」に選ばれた不名誉な魚。ただし、あのぐにゃりとした姿は水圧のない場所に引き上げられたときだけ。深海では普通の魚らしい姿をしているんです。高い水圧に適応するため、体がゼラチン質になっているんですね。

リュウグウノツカイ|伝説の海蛇の正体?

全長11mにもなる世界最長の硬骨魚。銀色の体に赤いヒレという神秘的な見た目から、シーサーペント(海の大蛇)伝説の元になったとも言われています。めったに人前に姿を現さないため「幻の魚」とも呼ばれます。

クマノミ|性転換する魚

『ファインディング・ニモ』で有名になった魚。実は全員オスとして生まれ、群れで一番大きい個体だけがメスに性転換します。メスがいなくなると、次に大きいオスがメスになるという不思議な生態。映画の設定とはちょっと違いますね。

チョウチンアンコウ|究極の依存関係

深海に住むこの魚のオスは、メスを見つけるとその体に噛みつき、やがて融合してしまいます。最終的にオスは目も内臓も退化し、メスの体の一部になってしまうんです。究極の「パートナーシップ」と言えるかもしれません。

トビウオ|空飛ぶ魚

胸ビレを翼のように広げて、最大650mもの距離を滑空できます。時速50km以上で水面を飛び、天敵から逃げるために進化したとされています。

ウナギの話

ウナギを刺身で食べないのは、血液に毒があるからです。

加熱すれば毒性は消えるので、蒲焼きは安全。専

門店では徹底的に血抜きをした刺身を出すところもあり、その味はフグに似ているとか。

知っておきたい魚トリビア

最後に、明日誰かに話したくなる魚の雑学をいくつか。

ピラニアは実は臆病——凶暴なイメージがありますが、実際は怖がりで、大きな生き物には近づきません。現地の人たちはピラニアのいる川で普通に泳いでいるとか。

金魚の記憶は3秒じゃない——よく言われるこの話、実は嘘です。金魚は数週間から数ヶ月も記憶を保持できることが実験で証明されています。

サメは乾電池が苦手——サメは獲物が出す微弱な電気を感知する能力を持っていますが、乾電池のような強い電気には混乱してしまうそうです。

タチウオがマニキュアの原料だった——銀色に輝くタチウオの表面にはグアニンという物質が含まれていて、かつてはマニキュアのキラキラ成分として使われていました。

ドイツでは釣りに免許が必要——筆記試験を受けて合格しないと釣りができません。無免許で釣りをすると警察に捕まることも。

代表的な魚の一覧

分類代表的な魚特徴
硬骨魚類(海水)マグロ、カツオ、タイ、サバ、アジ食用として一般的
硬骨魚類(淡水)コイ、フナ、アユ、金魚、ニジマス川や湖に生息
硬骨魚類(回遊)サケ、ウナギ海と川を行き来
軟骨魚類ジンベエザメ、ホオジロザメ、マンタ、エイ骨格が軟骨でできている
無顎類ヤツメウナギ、ヌタウナギあごがない原始的な魚
深海魚チョウチンアンコウ、デメニギス、リュウグウノツカイ独特の進化を遂げた

まとめ

魚の世界について紹介してきました。ポイントを振り返ってみましょう。

  • 地球には3万種類以上の魚がいて、脊椎動物の半分以上を占める
  • 魚は「硬骨魚類」「軟骨魚類」「無顎類」の3つに分けられる
  • 海水魚と淡水魚では体の仕組みがまったく違う
  • 性転換する魚、透明な頭を持つ魚、空を飛ぶ魚など、変わり者がたくさんいる
  • まだまだ新種が発見され続けている

私たちの知らない海の底に、どんな不思議な魚が潜んでいるのでしょうか。地球の海の95%以上はまだ未探査と言われています。これからどんな発見があるのか、想像するだけでワクワクしますね。

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