スーパーやゲームショップで「ワゴン品」という言葉を聞いたことはありませんか?
安く買える商品として知られていますが、なぜ安いのか、本当にお得なのか、気になる人も多いはずです。
この記事では、ワゴン品の意味から、安く売られる理由、種類、購入時の注意点まで、分かりやすく解説していきます。
賢くお買い物したい人は、ぜひ参考にしてください。
ワゴン品とは
ワゴン品とは、店舗で移動式の陳列台(ワゴン)に乗せて販売されている商品のことです。
「ワゴンセール」で売られている商品を指し、通常の棚ではなく、目立つ場所に設置されたワゴンに陳列されています。
ワゴンとは
ワゴンは、車輪がついた移動式の陳列台のことです。
高さは1メートルから1.2メートル程度で、手で押して移動できるように取っ手がついています。
ホテルで料理を運ぶ台や、スーパーで商品を陳列する台を「ワゴン」と呼ぶのと同じです。
百貨店やスーパーマーケットでは、畳1畳ほどの大型ワゴンに品物を陳列して販売することが多いです。
ワゴンセールとは
ワゴンセールは、そのままでは売れないと判断された商品を安く売るための販売方法です。
目に付くようにワゴンや別ブースに移動させて行うことから、この名前がつきました。
百貨店、量販店、スーパーマーケット、ゲームショップ、本屋など、様々な店舗で行われています。
ワゴン品になる主な理由
商品がワゴン行きになる理由は、商品や業種によって異なります。
賞味期限・消費期限が近い
生鮮食品や加工食品の場合、賞味期限や消費期限が近づいているため、早く売り切る必要があります。
スーパーやデパートでは、一定時間が過ぎた食材に値下げシールを貼って、ワゴンで販売することがあります。
タイムセールと兼ねて行われることもあり、夕方や閉店前に安くなることが多いです。
売れ残り・在庫過多
予想よりも売れなかった商品や、仕入れすぎた商品がワゴン行きになります。
新商品を並べるスペースを確保するため、売れ残った商品を処分する必要があるのです。
パッケージ変更・型落ち
商品の仕様やパッケージが変更される前の旧品は、ワゴンセールの対象になりやすいです。
新しいパッケージの商品を棚に並べるため、旧品は値下げして売り切ります。
傷や汚れがある
食用や使用には問題ないものの、箱などに傷みがあるような商品もワゴン行きになります。
中身は正常ですが、見た目が完璧でないため、値下げして販売されます。
人気がなかった
期待されたほど人気が出なかった商品は、在庫を抱えないために早めにワゴンセールで処分されます。
特にゲームソフトや玩具、CD・DVDなどのエンターテインメント商品に多いパターンです。
番組終了・シーズン終了
アニメや特撮番組の関連玩具は、番組終了とともに需要が減るため、ワゴンセールで処分されます。
視聴率が良くても玩具が売れなかった場合は、番組終了を待たずにワゴン行きになることもあります。
商品ごとのワゴン品の特徴
業種や商品によって、ワゴン品の事情は異なります。
食品のワゴン品
生鮮食品は、鮮度が落ちる一定期間の末期に安売りされます。
賞味期限が切れる前に早く買ってもらうために、値下げ販売が行われます。
加工食品も、賞味期限が近づくとワゴン行きになることがあります。
ただし、賞味期限まで余裕がある場合でも、パッケージ変更や商品入れ替えのためにワゴンセールされることがあります。
コンビニの場合、弁当やサンドイッチは味が落ちることでイメージダウンを防ぐため、ワゴンセールにならずそのまま廃棄されることが多いです。
ただし、100円均一のコンビニ(ローソンストア100など)では、値下げ販売が行われることもあります。
ゲームソフトのワゴン品
ゲームソフトは、人気がなかった作品が在庫処分として売られます。
小規模店では、新品商品がワゴンセールになることで、中古商品との販売価格の逆転現象が見られることもあります。
大手チェーン店では、ワゴンセールと同時に中古商品の販売価格も下げられることがほとんどです。
ゲーム機本体は、固定需要があり卸値が販売価格のぎりぎりに設定されているため、ワゴンセールになるケースは少ないです。
時々採算度外視の価格で売られているものもありますが、そのほとんどが客寄せのための数量限定商品です。
玩具のワゴン品
テレビ番組(アニメ・特撮・バラエティなど)が関わる玩具は、番組終了とともに玩具展開が撤収されます。
終了からしばらく後に、半額以上に値下げしてワゴンセールで処分されることが多いです。
番組の総合的な支持がなかったり、視聴率が良くても玩具が売れなかったりした場合は、番組終了を待たずにワゴン行きになることもあります。
スーパー戦隊シリーズやプリキュアシリーズのように、毎年新しい番組が始まることが分かっている作品の場合、4クール目に入ると即座にワゴンセールが始まることもあります。
CD・DVDのワゴン品
レコード店では、人気のない作品が在庫処分として売られます。
書店やスーパーなど別業種店舗の催事としてワゴンセールが出されることもありますが、この場合多くの商品は廉価盤であり、本来の定価から値引きされていないこともあります。
レーザーディスク(LD)がDVDに移行したときには、多くの店舗でレーザーディスク商品の叩き売りが行われました。
レーザーディスクはアナログレコードと同様、場所を大きく取るためです。
パソコン・スマホ関連のワゴン品
パソコンやスマートフォンは、機種の代替わりやメーカー側の仕様変更、複数メーカーの競合による新商品発売が比較的早いスパンで起こります。
「性能的には今でも十分使えるが最新のものより劣る」「現在流通している最新機種では使えない旧機種専用仕様」といった理由で、ワゴン行きになりやすいです。
非純正品やメーカーの保証切れ商品も、ワゴンセールの対象になります。
ワゴン品のメリット
ワゴン品を買うことには、いくつかのメリットがあります。
大幅な値引きで買える
最大のメリットは、通常価格より安く買えることです。
半額以上の値引きもよくあり、場合によっては70%オフ、80%オフという破格の値段で手に入ることもあります。
掘り出し物が見つかることがある
人気がなくてワゴン行きになった商品の中には、実は良い商品だったというケースもあります。
自分の好みに合った掘り出し物が見つかる可能性があるのも、ワゴン品の魅力です。
試しやすい価格
気になっていたけど定価では手を出しにくかった商品も、ワゴン品なら試しやすい価格です。
ゲームソフトや本、DVDなど、「とりあえず試してみたい」という商品を買うのに適しています。
食品の場合は節約になる
賞味期限が近い食品でも、すぐに食べるなら問題ありません。
値引きされた食品を上手に活用すれば、食費の節約になります。
ワゴン品のデメリット・注意点
お得なワゴン品ですが、購入時には注意すべき点もあります。
賞味期限・消費期限の確認
食品の場合、賞味期限や消費期限が非常に近いことがあります。
すぐに食べないと無駄になってしまうので、購入前に必ず期限を確認しましょう。
品質の確認
箱に傷みがある商品や、パッケージが汚れている商品もあります。
中身に問題がなければいいですが、贈り物には向かないかもしれません。
返品・交換ができないことがある
ワゴン品は「在庫処分品」として売られているため、返品や交換ができないことがあります。
購入前に、店舗の返品ポリシーを確認しておきましょう。
人気がなかった理由を考える
ゲームソフトやDVDなどがワゴン行きになっている場合、本当につまらない作品の可能性もあります。
レビューや評判を確認してから買うのが賢明です。
衝動買いに注意
安いからといって、必要のないものまで買ってしまうのは本末転倒です。
本当に必要なものか、使う予定があるかを考えてから購入しましょう。
ゲームの場合はオンライン対応状況を確認
ゲームソフトの場合、オンラインサービスが終了していることがあります。
購入前に、現在も遊べる状態かを確認しておくといいでしょう。
ワゴン品を賢く活用するコツ
ワゴン品をお得に活用するためのコツを紹介します。
タイミングを見極める
食品の場合、夕方や閉店前に値下げされることが多いです。
ゲームや玩具の場合、番組終了後や新作発売後が狙い目です。
定期的にチェックする
ワゴンの中身は頻繁に入れ替わります。
お気に入りの店舗があれば、定期的にチェックしてみましょう。
複数店舗を比較する
同じ商品でも、店舗によって値引き率が異なることがあります。
時間があれば、複数の店舗を回ってみるのもおすすめです。
すぐに使う・食べるものを買う
食品の場合、すぐに食べる予定のものだけを買いましょう。
ゲームやDVDも、すぐに遊ぶ・観る予定があるものを選ぶのが賢明です。
レビューを確認する
ゲームやDVD、本などの場合、購入前にインターネットでレビューを確認しましょう。
本当に自分に合った商品かを見極めることが大切です。
ワゴン品の歴史と文化
ワゴンセールは、日本の小売文化の一部として定着しています。
ワゴンセールの始まり
移動式の販売台を使った販売方法は、20世紀初頭頃から徐々に活用されるようになりました。
スーパーマーケットや百貨店の台頭とともに、ワゴンは注目を集めました。
店舗の中で商品を見せるだけでなく、店外での宣伝や移動販売の一環としても使われるようになりました。
日本での普及
日本では、高度経済成長期以降、スーパーマーケットや百貨店が増加するとともに、ワゴンセールが一般的になりました。
「ワゴン行き」「ワゴン品」といった言葉は、日常会話でも使われるようになり、安売り商品の代名詞となっています。
ネガティブなイメージの回避
ワゴンセールには「売れ残り」「不人気」といったネガティブなイメージもあるため、店舗側は「商品入れ替えのため」「棚替えのため」といった婉曲表現を使うことがあります。
これは、ブランドイメージに傷をつけないための配慮です。
よくある質問
ワゴン品は品質が悪いのですか?
いいえ、ワゴン品だからといって品質が悪いわけではありません。
賞味期限が近い、パッケージが変わる、人気がなかったなどの理由で安く売られているだけで、中身の品質は通常の商品と同じです。
ただし、箱に傷があったり、食品の賞味期限が近かったりする場合があるので、確認してから買いましょう。
すべてのワゴン品が安いわけではないのですか?
ごく稀に、「ワゴンには並んでいるがセールではない」ということがあります。
特に書店やスーパーなど別業種店舗のワゴンでは、廉価盤として元から安い商品が並んでいるだけで、さらに値引きされていないこともあります。
価格をよく確認してから購入しましょう。
ワゴン品を贈り物にしても大丈夫ですか?
パッケージに傷や汚れがある場合もあるので、贈り物には向かないかもしれません。
自分用や家族用なら問題ありませんが、プレゼント用なら通常の棚から選ぶ方が無難です。
ワゴン品は返品できますか?
店舗によって異なりますが、ワゴン品は「在庫処分品」として売られているため、返品や交換ができないことがあります。
購入前に、店舗の返品ポリシーを確認しておきましょう。
ワゴン品はいつ補充されますか?
店舗や商品によって異なりますが、在庫がある限り随時補充されます。
食品の場合は毎日補充されることが多く、ゲームや玩具の場合は不定期です。
お目当ての商品があれば、こまめにチェックするのがおすすめです。
「棚の守護神」とは何ですか?
あまりにも長く棚やワゴンに残っている商品のことを、ネットスラングで「棚の守護神」と呼びます。
売れない商品がずっと同じ場所に陳列されている様子を、神が守っているかのように表現した不名誉なあだ名です。
まとめ
ワゴン品とは、店舗で移動式の陳列台(ワゴン)に乗せて販売されている、通常より安い商品のことです。
ワゴン品になる主な理由は、賞味期限が近い、売れ残り、パッケージ変更、型落ち、傷や汚れがある、人気がなかった、番組終了などです。
商品ごとの特徴として、食品は賞味期限が近いもの、ゲームは人気がなかった作品、玩具は番組終了後の関連グッズ、CD・DVDは人気のない作品などがワゴン行きになりやすいです。
メリットは、大幅な値引きで買える、掘り出し物が見つかる、試しやすい価格、節約になるなどです。
デメリット・注意点としては、賞味期限の確認、品質の確認、返品・交換ができないことがある、人気がなかった理由を考える、衝動買いに注意などがあります。
賢く活用するコツは、タイミングを見極める、定期的にチェックする、複数店舗を比較する、すぐに使うものを買う、レビューを確認するなどです。
ワゴン品は、上手に活用すればとてもお得な買い物ができます。
ただし、安いからといって不要なものまで買ってしまわないよう、本当に必要なものかを考えてから購入しましょう。
賞味期限や品質を確認して、賢くお買い物を楽しんでください。
この記事を参考に、ワゴン品を上手に活用して、お得なお買い物を楽しんでください。

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