SharePointのリンクをクリックしても、Edgeで開かない…
メールで送られてきたSharePointのリンクが反応しない…
「エクスプローラーで表示」がグレーアウトして使えない…
SharePointを使っていると、こんなトラブルに遭遇することがあります。
特に、Internet Explorerのサポート終了後、Edgeへの移行に伴って様々な問題が発生しています。
この記事では、SharePointのリンクがEdgeで開かない原因と、それぞれの解決方法を詳しく解説します。
すぐに試せる対処法から、根本的な設定変更まで、幅広くカバーしています。
SharePointのトラブルで困っている方は、ぜひ参考にしてください!
SharePointのリンクが開かない主な症状

まず、どんな症状があるか整理しましょう。
症状1:リンクをクリックしても何も起きない
メールやTeamsで送られてきたSharePointリンクをクリックしても:
- 何も反応しない
- 新しいタブが開かない
- ページが表示されない
最も一般的な症状です。
症状2:「エクスプローラーで表示」が使えない
SharePointのドキュメントライブラリで:
- 「エクスプローラーで表示」がグレーアウト
- クリックできない
- メニューに表示されない
Windowsエクスプローラーで開きたいのに開けません。
症状3:ファイルが開けない
SharePoint上のWord、Excelファイルをクリックすると:
- 「このファイルを開きますか?」というダイアログが繰り返し表示
- OKを押しても何も起きない
- 空白のタブが開くだけ
ファイルを開くのに非常に手間がかかります。
症状4:アクセス権限エラー
リンクを開くと:
- 「アクセス権限がありません」と表示
- 「サインインが必要です」と表示
- 認証画面にリダイレクトされるがログインできない
正しいアカウントでサインインしているのにアクセスできません。
症状5:file://リンクが開けない
SharePoint内の:
- ローカルファイルへのリンク(file://)が開けない
- 共有フォルダへのリンクが機能しない
原因1:ブラウザのキャッシュとCookie
最も一般的な原因です。
なぜ起きるのか
古いキャッシュデータやCookieが残っていると:
- 認証情報が古い
- セッションが切れている
- 設定が正しく読み込まれない
これらが原因でリンクが開かなくなります。
解決方法:キャッシュとCookieを削除
手順
- Edgeを開く
- 画面右上の「…」(設定とその他)をクリック
- 「履歴」をクリック
- 「…」→「閲覧データをクリア」をクリック
- 以下にチェックを入れる:
- Cookieとその他のサイトデータ
- キャッシュされた画像とファイル
- 「今すぐクリア」をクリック
ショートカット
Ctrl + Shift + Deleteでも開けます
効果
この方法で解決することが非常に多いです。
まず最初に試してみてください。
原因2:認証とアカウントの問題
認証関連のトラブルです。
症状
- 正しいアカウントでサインインしているのに開けない
- 「アクセス権限がありません」と表示
- 別のアカウントでサインインを求められる
なぜ起きるのか
複数のMicrosoft 365アカウントを持っている場合:
- 間違ったアカウントでサインインしている
- 個人用アカウントと職場アカウントが混在
- ブラウザが古いセッション情報を保持
解決方法1:正しいアカウントで再サインイン
手順
- Edge右上のアカウントアイコンをクリック
- 現在サインインしているアカウントを確認
- 「サインアウト」をクリック
- すべてのEdgeウィンドウを閉じる
- Edgeを再起動
- SharePointにアクセス
- 正しい職場アカウントでサインイン
重要
- メールで受信したアドレスと同じアカウントを使う
- XXX@gmail.comで受信したなら、XXX@gmail.comでサインイン
- 別のアカウントでは開けません
解決方法2:InPrivate(プライベート)モードで開く
一時的な解決策として:
Ctrl + Shift + NでInPrivateウィンドウを開く- SharePointリンクを開く
- サインインを求められたら、正しいアカウントでサインイン
これで開ける場合、通常モードのキャッシュやCookieが原因です。
解決方法3:すべてのアカウントからサインアウト
複数アカウントの競合を解消:
- account.microsoft.comにアクセス
- すべてのMicrosoftアカウントからサインアウト
- ブラウザを完全に閉じる
- Edgeを再起動
- 必要なアカウントのみでサインイン
原因3:「エクスプローラーで表示」が使えない

EdgeでSharePointをエクスプローラーで開けない問題です。
背景
Internet Explorerのサポート終了に伴い:
- 「エクスプローラーで開く」機能がEdgeで使えなくなった
- Microsoft推奨はOneDrive同期機能
- ただし、Edgeでも使えるようにする方法がある
解決方法1:IEモードを使う(推奨)
EdgeのInternet Explorerモードを有効にします。
ステップ1:IEモードを有効化
- Edgeを開く
edge://settings/defaultBrowserにアクセス- 「Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可する」を「許可」に設定
- Edgeを再起動
ステップ2:SharePointをIEモードで開く
- SharePointのドキュメントライブラリにアクセス
- 画面右上の「…」をクリック
- 「Internet Explorerモードで再読み込みする」を選択
これで「エクスプローラーで表示」が使えるようになります。
解決方法2:信頼済みサイトに追加
手順
- Windowsの「設定」を開く
- 「インターネットオプション」を検索して開く
- 「セキュリティ」タブをクリック
- 「信頼済みサイト」を選択
- 「サイト」ボタンをクリック
- 以下のURLを追加:
https://あなたの会社名.sharepoint.com- 例:
https://contoso.sharepoint.com
- 「追加」→「閉じる」→「OK」
解決方法3:レジストリ設定(管理者権限が必要)
注意:レジストリの編集は慎重に行ってください
Win + Rで「ファイル名を指定して実行」を開くregeditと入力してEnter- 以下のパスに移動:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
- 右クリック→「新規」→「DWORD (32ビット) 値」
- 名前:
IntranetFileLinksEnabled - 値:
1 - Edgeを再起動
これで、イントラネット内のfile://リンクが開けるようになります。
解決方法4:OneDrive同期を使う(Microsoft推奨)
Edgeで「エクスプローラーで開く」を使う代わりに:
手順
- SharePointのドキュメントライブラリを開く
- 「同期」ボタンをクリック
- OneDriveアプリが起動
- 同期フォルダがエクスプローラーに表示される
以降、エクスプローラーから直接ファイルを操作できます。
メリット
- オフラインでもアクセス可能
- Edgeの設定不要
- Microsoft推奨の方法
デメリット
- ローカルストレージを使用
- 同期に時間がかかる場合がある
原因4:ポップアップブロック
ポップアップがブロックされている場合です。
症状
- リンクをクリックしても何も起きない
- 新しいウィンドウが開かない
- アドレスバー右端に小さいアイコンが表示される
解決方法:SharePointを許可
手順
- Edgeでアドレスバー右端のアイコンを確認
- ポップアップブロックのアイコンがあればクリック
- 「常に許可」を選択
または、設定から:
edge://settings/content/popupsにアクセス- 「許可」の「追加」をクリック
- SharePointのURL(例:
https://contoso.sharepoint.com)を追加
原因5:Edgeのバージョンが古い
古いバージョンのEdgeでは機能しないことがあります。
解決方法:Edgeを最新版に更新
手順
- Edgeを開く
edge://settings/helpにアクセス- 自動的に更新チェックが始まる
- 更新があれば「再起動」をクリック
最新版にすることで問題が解決する場合があります。
原因6:拡張機能の干渉
インストールしている拡張機能が原因の場合があります。
解決方法:拡張機能を無効化
ステップ1:拡張機能を確認
edge://extensions/にアクセス- インストールされている拡張機能を確認
ステップ2:一時的に無効化
- すべての拡張機能をオフにする
- SharePointリンクを開いてみる
- 開ける場合、拡張機能が原因
ステップ3:原因を特定
- 拡張機能を1つずつオンにする
- 問題が再発する拡張機能を特定
- その拡張機能をアンインストール
よくある原因
- 広告ブロッカー
- セキュリティソフトの拡張機能
- VPN拡張機能
原因7:file://リンクが開けない
SharePoint内のローカルファイルリンクが開けない問題です。
背景
セキュリティ上の理由で、Edgeはデフォルトでローカルファイルリンクをブロックします。
解決方法:グループポリシーまたはレジストリ設定
前提条件
- Edgeバージョン95以降
- 管理者権限
レジストリ設定(前述と同じ)
- レジストリエディタを開く
- 以下のパスに移動:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
- 新規DWORD値を作成:
- 名前:
IntranetFileLinksEnabled - 値:
1
- Edgeを再起動
グループポリシー設定(企業環境)
- グループポリシーエディタを開く
- 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Microsoft Edge」
- 「IntranetFileLinksEnabled」を有効にする
原因8:Windows 11での仕様変更
Windows 11特有の問題です。
症状
- ファイルエクスプローラーにSharePointのURLを貼り付けると、Edgeが開く
- Windows 10では直接エクスプローラーで開けたのに
背景
Windows 11の仕様変更により、URLをエクスプローラーに貼り付けるとブラウザが開くようになりました。
解決方法:OneDrive同期を使う
残念ながら、この仕様を変更する設定はありません。
代わりに:
- OneDriveでSharePointを同期
- エクスプローラーから同期フォルダにアクセス
総合的なトラブルシューティング手順
問題が解決しない場合、この順番で試してください。
ステップ1:基本的な対処
- キャッシュとCookieを削除
- Edgeを再起動
- PCを再起動
- もう一度試す
→ これで解決することが最も多いです
ステップ2:認証の確認
- 正しいアカウントでサインインしているか確認
- すべてのアカウントからサインアウト
- 必要なアカウントのみでサインイン
- InPrivateモードで試す
ステップ3:ブラウザ設定の確認
- ポップアップブロックを解除
- SharePointを信頼済みサイトに追加
- Edgeを最新版に更新
ステップ4:拡張機能の確認
- すべての拡張機能を無効化
- 問題が解決するか確認
- 原因の拡張機能を特定して削除
ステップ5:別のブラウザで試す
- Google ChromeやFirefoxで開いてみる
- 開ける場合、Edge固有の問題
- 開けない場合、SharePointまたはアカウントの問題
ステップ6:管理者に連絡
上記すべてを試してもダメな場合:
- IT部門またはSharePoint管理者に連絡
- アクセス権限の問題の可能性
- SharePoint側の設定が必要
よくあるエラーメッセージと対処法
具体的なエラーメッセージ別の対処法です。
エラー1:「アクセスが拒否されました」
原因
- アクセス権限がない
- 間違ったアカウントでサインイン
対処法
- リンクを送った人に権限を確認
- 正しいアカウントでサインインし直す
- それでもダメなら管理者に権限付与を依頼
エラー2:「このファイルを開きますか?」が繰り返し表示
原因
- ブラウザの設定問題
- セキュリティソフトの干渉
対処法
- キャッシュとCookieを削除
- セキュリティソフトを一時的に無効化
- 別のブラウザで試す
エラー3:「エクスプローラーで開くことができません」
原因
- IEモードが有効になっていない
- 信頼済みサイトに未登録
対処法
- EdgeでIEモードを有効化
- SharePointを信頼済みサイトに追加
- OneDrive同期を使う
エラー4:「サインインが必要です」が何度も表示
原因
- Cookieがブロックされている
- 認証情報が保存されていない
対処法
- Cookieを許可:
edge://settings/content/cookies- 「Cookieとサイトデータの保存と読み取りをサイトに許可する」をオン
- SharePointのURLを例外に追加
予防策と推奨設定
問題を未然に防ぐための設定です。
推奨設定1:SharePointを信頼済みサイトに追加
最初から設定しておくことで、多くの問題を防げます。
手順は「原因3:解決方法2」を参照。
推奨設定2:Edgeの自動更新を有効化
常に最新版を使うことで、不具合を防げます。
確認方法
edge://settings/helpにアクセス- 「Microsoft Edgeは最新です」と表示されればOK
推奨設定3:OneDrive同期の活用
「エクスプローラーで開く」の代わりにOneDrive同期を使えば:
- ブラウザの設定不要
- オフラインでもアクセス可能
- トラブルが大幅に減る
推奨設定4:定期的なキャッシュクリア
月に1回程度、キャッシュとCookieを削除する習慣をつけましょう。
よくある質問
Q&Aです。
Q1. ChromeやFirefoxでSharePointは使える?
A. はい、使えます。
ただし:
- 一部機能がEdgeやIEでしか動作しない
- 「エクスプローラーで開く」はIEまたはEdgeのIEモードのみ
- Microsoft推奨はEdge
Q2. Internet Explorerはもう使えない?
A. 2022年6月15日でサポート終了しました。
- IEを起動しようとするとEdgeが開く
- ただし、EdgeのIEモードは利用可能
- IEモードでほとんどの機能が使える
Q3. OneDrive同期とエクスプローラーで開く、どっちがいい?
A. Microsoft推奨はOneDrive同期です。
OneDrive同期のメリット
- オフラインアクセス可能
- ブラウザ設定不要
- 高速なファイル操作
エクスプローラーで開くのメリット
- ローカルにファイルを保存しない
- ストレージ容量を節約
用途に応じて使い分けましょう。
Q4. 会社のPCで設定変更できない場合は?
A. IT部門に連絡してください。
企業環境では:
- グループポリシーで制限されている場合がある
- 管理者権限が必要な設定もある
- IT部門が一括で設定してくれる
Q5. スマホでSharePointのリンクが開かない場合は?
A. アプリを使いましょう。
- SharePointアプリをインストール
- OneDriveアプリをインストール
- アプリ経由でアクセスすればスムーズ
Q6. file://リンクはセキュリティ上問題ない?
A. 適切に設定すれば問題ありません。
ただし:
- 信頼できるイントラネット内のみ許可
- 外部からのfile://リンクは絶対に開かない
- 企業ポリシーに従う
Q7. 特定のファイルだけ開けない場合は?
A. ファイル自体またはアクセス権限の問題です。
確認すること:
- ファイルが破損していないか
- アクセス権限があるか
- ファイルが誰かによって編集中でないか
Q8. Teamsから送られたSharePointリンクが開かない?
A. Teamsとブラウザのアカウントを統一してください。
- Teams:職場アカウントでサインイン
- Edge:同じ職場アカウントでサインイン
アカウントが異なると開けません。
まとめ
SharePointのリンクがEdgeで開かない問題について解説しました。
重要なポイントをまとめます。
最も一般的な原因と対処法
- キャッシュとCookieを削除→ほとんどの場合これで解決
- 正しいアカウントでサインイン→認証エラーの多くが解決
- SharePointを信頼済みサイトに追加→「エクスプローラーで開く」が使える
「エクスプローラーで表示」を使いたい場合
- EdgeでIEモードを有効化
- SharePointをIEモードで開く
- または、OneDrive同期を使う(推奨)
トラブルシューティングの順番
- キャッシュとCookie削除
- Edge再起動、PC再起動
- 認証の確認
- ポップアップブロック解除
- Edgeを最新版に更新
- 拡張機能を無効化
- 別のブラウザで試す
- IT部門に連絡
予防策
- SharePointを信頼済みサイトに追加
- Edgeを常に最新版に保つ
- OneDrive同期を活用
- 定期的にキャッシュクリア
重要な注意点
- IE11は2022年6月でサポート終了
- EdgeのIEモードは利用可能
- Microsoft推奨はOneDrive同期
- 企業環境では管理者に相談
SharePointのトラブルは、ほとんどの場合、キャッシュクリアやアカウント確認で解決します。
まずは基本的な対処法から試してみてください。
それでも解決しない場合は、この記事の詳しい方法を順番に試しましょう。
どうしても解決しない場合は、IT部門やSharePoint管理者に相談することをおすすめします。
企業環境では、グループポリシーや権限設定が必要な場合もあります。
この記事を参考に、快適なSharePoint環境を実現してください!

コメント