「Safariが起動しない」「Webページが開かない」「画面がフリーズして操作できない」こんな経験はありませんか?
SafariはAppleデバイスの標準ブラウザとして、多くの人に愛用されています。しかし、時々予期せぬトラブルが発生することもあるんです。
この記事では、MacやiPhoneでSafariが動かなくなった時の原因と、すぐに試せる15の対処法を詳しく解説します。簡単な方法から順番に紹介していくので、焦らず一つずつ試してみてください。
Safariが動かない主な原因

まずは、Safariが動かなくなる原因を理解しておきましょう。原因を知ることで、適切な対処法を選べるようになります。
よくある症状と原因
Safariが起動しない
- アプリのエラーや設定ファイルの破損
- macOSやiOSのバグ
- 拡張機能の不具合
- iCloud同期の問題
Webページが開かない
- インターネット接続の問題
- キャッシュやCookieの蓄積
- DNSサーバーの不具合
- VPNやセキュリティソフトによる制限
フリーズして動かない
- メモリ不足
- CPUの過負荷
- 開いているタブが多すぎる
- 特定のWebサイトの問題
突然終了する(クラッシュ)
- 古いバージョンのSafariを使用している
- マルウェアやウイルス感染
- システムファイルの破損
- ハードウェアの問題
それでは、これらの問題を解決する方法を見ていきましょう。
基本的な対処法(すぐに試せる)
まずは簡単にできる基本的な対処法から試してみましょう。多くの場合、これらの方法で問題が解決します。
1. ページを再読み込みする
特定のページだけが開かない場合は、単純な読み込みエラーの可能性があります。
Macの場合:
- メニューバーの「表示」→「ページを再読み込み」
- またはキーボードで「Command + R」
iPhone・iPadの場合:
- アドレスバーの更新ボタンをタップ
- または画面を下にスワイプして更新
しばらく待ってから再度試してみることも大切です。Webサイト側で一時的な問題が発生している可能性もあるためです。
2. Safariを再起動する
アプリ自体に一時的なエラーが発生している場合、再起動で解決することがあります。
Macでの終了方法:
- Safariのメニューバーから「Safari」→「Safariを終了」
- またはキーボードで「Command + Q」
Safariが反応しない場合は、強制終了を試しましょう:
- 「Command + Option + Esc」キーを同時に押す
- 「アプリケーションの強制終了」ウィンドウが表示される
- 「Safari」を選択して「強制終了」をクリック
iPhone・iPadでの終了方法:
- ホーム画面で下から上にスワイプ(またはホームボタンをダブルクリック)
- アプリスイッチャーが表示される
- Safariを上にスワイプして終了
その後、再度Safariを起動してみてください。
3. デバイスを再起動する
Safari自体ではなく、システム全体に問題がある場合、デバイスの再起動が効果的です。
Macの再起動:
- 画面左上のAppleロゴをクリック
- 「再起動」を選択
- 確認画面で「再起動」をクリック
画面がフリーズしている場合は、電源ボタンを長押しして強制的にシャットダウンできます。
iPhone・iPadの再起動:
- iPhone X以降、iPad(ホームボタンなし):音量ボタン(どちらか)とサイドボタンを同時に長押し→スライダーで電源オフ
- iPhone 8以前、iPad(ホームボタンあり):サイドボタン(またはトップボタン)を長押し→スライダーで電源オフ
電源を切った後、少し待ってから再度電源を入れましょう。
4. インターネット接続を確認する
Webページが開かない場合、インターネット接続に問題がある可能性があります。
確認ポイント:
- Wi-Fiに接続されているか確認する
- 他のWebサイト(例:www.apple.com)が開けるか試す
- 別のブラウザで同じページが開けるか確認する
iPhone・iPadの場合:
- モバイルデータ通信に切り替えてみる
- 別のWi-Fiネットワークに接続してみる
Wi-Fiルーターに問題がある場合は、ルーターを再起動することも効果的です。
キャッシュとデータの削除
キャッシュやCookieが蓄積すると、Safariの動作が不安定になることがあります。定期的に削除することで、多くの問題を予防できます。
5. 閲覧履歴とWebサイトデータを削除する(Mac)
削除手順:
- Safariのメニューバーから「Safari」→「設定」(または「環境設定」)
- 「プライバシー」タブをクリック
- 「Webサイトデータを管理」をクリック
- 「すべてを削除」を選択、または特定のWebサイトを選んで「削除」
注意点:
- ログイン情報が消える場合があります
- サインインが必要なサイトは、再度ログインが必要になります
6. 履歴とWebサイトデータを消去する(iPhone・iPad)
削除手順:
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Safari」をタップ
- 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
- 確認画面で「履歴とデータを消去」をタップ
これでキャッシュ、Cookie、閲覧履歴がすべて削除されます。
7. キャッシュを空にする(Mac)
閲覧履歴を残したまま、キャッシュだけを削除したい場合:
- 「Control + Option + E」キーを同時に押す
- 「空にする」をクリック
- 「Command + R」でページを再読み込み
これで一時的なキャッシュファイルが削除されます。
拡張機能とプライバシー設定の確認
拡張機能やプライバシー設定が原因で、Safariが正常に動作しないことがあります。
8. Safari機能拡張をオフにする(Mac)
機能拡張が原因でSafariがフリーズしたり、クラッシュしたりすることがあります。
オフにする手順:
- Safariのメニューバーから「Safari」→「設定」
- 「機能拡張」タブをクリック
- すべての拡張機能のチェックを外してオフにする
問題が解決したら、一つずつ拡張機能を有効にして、どれが原因か特定しましょう。問題のある拡張機能は「アンインストール」ボタンで削除できます。
9. プライベートブラウズモードで試す
プライベートブラウズモードでは、CookieやキャッシュがWebサイトに影響しません。これで問題が解決するか確認できます。
プライベートウィンドウの開き方:
- Mac:「ファイル」→「新規プライベートウインドウ」または「Shift + Command + N」
- iPhone・iPad:タブボタンをタップ→「プライベート」→「+」で新規タブ
プライベートモードで正常に表示される場合、キャッシュやCookieが原因です。
10. コンテンツブロッカーをオフにする
広告ブロッカーなどのコンテンツブロッカーが、Webページの表示を妨げている可能性があります。
Mac・iPhone・iPadでの設定:
- 「Safari」→「設定」→「Webサイト」(Macの場合)
- 「設定」→「Safari」→「コンテンツブロッカー」(iPhone・iPadの場合)
- コンテンツブロッカーをオフにする
特定のサイトでのみ問題が発生する場合は、そのサイトだけコンテンツブロッカーを無効にしましょう。
11. プライベートリレーをオフにする(iPhone・iPad)
iCloud+のプライベートリレー機能が有効になっている場合、一部のWebサイトでコンテンツの読み込みが制限されることがあります。
オフにする手順:
- 「設定」アプリを開く
- 自分の名前をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 「プライベートリレー」をオフにする
ページが開いたら、再度オンに戻すことをおすすめします。
システム設定の確認と更新

古いバージョンのSafariやOSを使っていると、動作不良の原因になります。
12. SafariとmacOSをアップデートする(Mac)
最新のアップデートには、バグ修正やセキュリティパッチが含まれています。
アップデート手順:
- 画面左上のAppleロゴをクリック
- 「システム設定」(または「システム環境設定」)
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- アップデートが利用可能な場合、「今すぐアップデート」をクリック
アップデート後は必ずMacを再起動しましょう。
13. iOSをアップデートする(iPhone・iPad)
iOSのバージョンが古いと、Safariも最新の状態になりません。
アップデート手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- アップデートが利用可能な場合、「ダウンロードしてインストール」をタップ
Wi-Fi接続とバッテリー残量50%以上が推奨されます。
14. JavaScriptを有効にする(iPhone・iPad)
JavaScriptがオフになっていると、多くのWebサイトが正しく表示されません。
確認と有効化の手順:
- 「設定」→「Safari」→「詳細」
- 「JavaScript」がオンになっているか確認
- オフの場合はオンに切り替える
ほとんどのWebサイトはJavaScriptを必要としているので、通常はオンにしておきましょう。
高度な対処法(上記で解決しない場合)
基本的な方法で解決しなかった場合は、以下の高度な対処法を試してみてください。
15. Safariの設定ファイルを削除する(Mac)
設定ファイルが破損している場合、Safariが起動しないことがあります。
削除手順:
- Safariを完全に終了する
- Finderを開く
- メニューバーの「移動」→「フォルダへ移動」
- 「~/Library/Preferences」と入力してEnter
- 「com.apple.Safari」で始まるファイルをすべて削除
- ゴミ箱を空にする
- Macを再起動する
注意: この操作でSafariの設定が初期化され、ブックマークや履歴が失われる可能性があります。
DNS設定をリセットする
DNS設定に問題がある場合、特定のWebサイトにアクセスできなくなります。
Macでの設定:
- 「システム設定」→「ネットワーク」
- 使用している接続(Wi-Fiなど)を選択
- 「詳細」をクリック
- 「DNS」タブを選択
- 左下の「+」をクリックして、信頼できるDNSサーバーを追加
- Googleパブリック DNS:8.8.8.8、8.8.4.4
- Cloudflare DNS:1.1.1.1、1.0.0.1
iPhone・iPadでの設定:
- 「設定」→「Wi-Fi」
- 接続中のネットワーク名の横にある「i」マークをタップ
- 「DNSを構成」をタップ
- 「手動」を選択
- 既存のDNSサーバーを削除し、新しいDNSサーバーを追加
セーフモードで起動する(Mac)
セーフモードで起動すると、問題の原因を特定しやすくなります。
セーフモードの起動方法:
- Apple Silicon Mac:
- Macをシャットダウン
- 電源ボタンを長押し
- 起動オプションが表示されたら、起動ディスクを選択
- Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリック
- Intel Mac:
- Macをシャットダウン
- 電源を入れ、すぐにShiftキーを長押し
- ログイン画面が表示されたら、Shiftキーを離す
セーフモードでSafariが正常に動作する場合、拡張機能やログイン項目が原因の可能性があります。
iCloud同期をオフにする(Mac)
過去のトラブル事例として、iCloudの同期機能が原因でSafariが起動しなくなるバグがありました。
同期をオフにする手順:
- 「システム設定」→「Apple ID」(または「iCloud」)
- 「iCloud Drive」の横にある「詳細」をクリック
- 「Safari」のチェックを外す
- Macを再起動
Safariが正常に起動したら、再度同期をオンにしても問題ない場合が多いです。
よくある質問と追加のヒント
Q: Safariだけ動かなくて、他のブラウザは正常です。なぜですか?
A: Safari固有の設定や拡張機能、キャッシュに問題がある可能性があります。この記事で紹介した対処法を順番に試してみてください。特にキャッシュの削除と拡張機能のオフが効果的です。
Q: 特定のWebサイトだけが開きません。どうすればいいですか?
A: そのWebサイト側に問題がある可能性があります。以下を確認してください:
- 他のブラウザで同じサイトが開けるか試す
- プライベートブラウズモードで開けるか試す
- Webサイトの管理者に問い合わせる
Q: アップデートしたらSafariが動かなくなりました。
A: macOSやiOSのアップデート直後に不具合が発生することがあります。以下を試してください:
- もう一度デバイスを再起動
- 設定ファイルを削除(Macの場合)
- 次のマイナーアップデートを待つ
Q: ページの読み込みが異常に遅いです。
A: 以下の原因が考えられます:
- 開いているタブが多すぎる(5個以下に減らす)
- メモリ不足(他のアプリを終了する)
- インターネット接続が遅い
- Webサイト側の問題
Q: 「このページは表示できません」とよく表示されます。
A: 以下を確認してください:
- インターネット接続が安定しているか
- VPNをオフにしてみる
- ファイアウォール設定を確認する
- DNSサーバーを変更する
それでも解決しない場合は
上記のすべての方法を試しても問題が解決しない場合は、以下の選択肢があります。
Appleサポートに問い合わせる
- Apple公式サポートページから問い合わせ
- Genius Barの予約を取る
- 電話サポートを利用する
問い合わせる際は、以下の情報を用意しておくとスムーズです:
- 使用しているデバイスとOSバージョン
- Safariのバージョン
- 具体的な症状と発生状況
- すでに試した対処法
別のブラウザを使用する
一時的な回避策として、他のブラウザを使用することもできます:
- Google Chrome:高速で機能豊富
- Firefox:プライバシー重視
- Microsoft Edge:Chromiumベースで互換性が高い
ただし、Safariの問題は放置せず、できるだけ早く解決することをおすすめします。
macOSの再インストールを検討する
最終手段として、macOSを再インストールすることで、システムファイルの破損を修復できます。
重要: 再インストール前に必ずデータをバックアップしてください。
まとめ:Safariのトラブルは落ち着いて対処しよう
Safariが動かなくなると焦ってしまいますが、多くの場合は簡単な方法で解決できます。
この記事で紹介した対処法のポイント:
- まずは再起動やページ更新などの基本的な方法を試す
- キャッシュや閲覧履歴の削除が効果的なことが多い
- 拡張機能が原因になっている可能性もある
- OSとSafariを最新の状態に保つことが重要
- 問題が続く場合は設定ファイルの削除やセーフモード起動を試す
予防のためのヒント:
- 定期的にキャッシュを削除する
- 不要な拡張機能はアンインストールする
- タブを開きすぎない(5個程度に抑える)
- OSとSafariを常に最新の状態に保つ
- 定期的にMac・iPhoneを再起動する
Safariは優れたブラウザですが、トラブルが起きることもあります。この記事で紹介した方法を順番に試せば、ほとんどの問題は解決できるはずです。
どうしても解決しない場合は、無理をせずAppleサポートに相談しましょう。専門家のサポートを受けることで、より確実に問題を解決できますよ!

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