「最近Safariが重い…」「このWebページは大量のメモリを使用していますというエラーが出る」
そんな悩みを抱えていませんか? Safariは本来、軽快で効率的なブラウザなのですが、使い方や環境によってはメモリを大量に消費してしまうことがあります。
特にMacユーザーからは「Safariが8GB以上のメモリを使っている」「動作が重くてまともに使えない」といった報告が相次いでいます。iPhoneでも、メモリ不足でアプリがクラッシュする原因の一つとしてSafariが挙げられることがあるんです。
この記事では、Safariのメモリ使用量が多くなる原因と、快適に使うための具体的な対処法を分かりやすく解説していきます。
まず知っておきたい:メモリ使用量の目安

Safariのメモリ使用量について解説する前に、「どのくらいが正常なのか」を知っておきましょう。
Macの場合:
- 通常の使用:2〜3GB程度
- 警戒レベル:5〜6GB以上
- 異常レベル:8GB以上
タブを数個開いて普通にネットサーフィンをしている状態で、8GBや10GB以上のメモリを消費しているなら、何か問題が起きている可能性が高いです。
iPhoneの場合:
iPhoneはアプリごとのメモリ使用量を直接確認できませんが、以下のような症状が出たらメモリ不足のサインです:
- アプリが頻繁にクラッシュする
- 動作が極端に遅くなる
- アプリの切り替えが重い
- バックグラウンドのアプリが勝手に終了する
Safariでメモリ使用量を確認する方法
対処する前に、まず現状を把握しましょう。
Macでの確認方法
アクティビティモニタを使う:
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「アクティビティモニタ」を開く
- 上部の「メモリ」タブをクリック
- 「メモリ」列をクリックして、使用量の多い順に並べ替える
- 「Safari」と「Safari Web Content」の項目を確認
見るべきポイント:
- Safari本体のメモリ使用量
- 「Safari Web Content」(個別のWebサイトのプロセス)の使用量
- 画面下部の「メモリプレッシャー」のグラフ(緑色なら正常、黄色や赤色なら問題あり)
Safariで複数のタブを開いている場合、それぞれのタブが「Safari Web Content」として個別に表示されることがあります。どのタブが特にメモリを食っているか確認できるんです。
iPhoneでの確認方法
iPhoneにはAndroidのような詳細なメモリ使用量を確認する機能は標準装備されていませんが、間接的に確認する方法があります:
設定アプリで確認:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「iPhoneストレージ」をタップ
- 各アプリのストレージ使用量を確認
ただし、これはストレージ(保存容量)であって、メモリ(RAM)ではありません。メモリ不足の兆候は、前述した症状(クラッシュ、動作の重さ)で判断するのが確実です。
Safariのメモリ使用量が多くなる主な原因
では、なぜSafariが大量のメモリを消費してしまうのでしょうか?
1. タブの開きすぎ
これが最も多い原因です。
「あとで読もう」と思ってタブを開いたまま放置していませんか? タブを多く開けば開くほど、それぞれのWebサイトがメモリを消費します。
実際、1つのタブだけで1GB近くのメモリを使うサイトもあります。動画サイト、オンラインツール、画像が多いサイトなどは特にメモリを食いやすいんです。
研究によると、人が快適に管理できるタブの数は8個程度とされています。それ以上開いている場合は、本当に必要なものだけを残して、あとは閉じるかブックマークに保存しましょう。
2. 特定のWebサイトによるメモリリーク
「メモリリーク」とは、プログラムが使用したメモリを適切に解放しないために、メモリ使用量がどんどん増え続けてしまう問題のことです。
Safari自体にメモリリークの問題があることが、開発者コミュニティでも報告されています。特に以下のようなサイトで発生しやすいと言われています:
- 動画配信サイト(YouTube、Netflix など)
- SNS(Facebook、Twitter など)
- Googleのサービス(Gmail、Google Docs など)
- ニュースサイト(広告が多いサイト)
- 画像を頻繁に更新するサイト
同じサイトを長時間開いたままにしていると、時間とともにメモリ使用量が増加していくケースが多いです。
3. 拡張機能(機能拡張)の影響
Safariに追加した拡張機能が、バックグラウンドで継続的にメモリを消費していることがあります。
便利な拡張機能ですが、以下のような問題が起こりがちです:
- 古くなった拡張機能が最適化されていない
- 複数の拡張機能が競合している
- 一部の拡張機能が常に動作している
特に広告ブロッカーやセキュリティ関連の拡張機能は、すべてのページで動作するため、メモリ消費が大きくなる傾向にあります。
4. キャッシュとCookieの蓄積
Safariは閲覧したWebサイトのデータを「キャッシュ」として保存し、次回のアクセスを高速化します。また、「Cookie」というWebサイトの設定やログイン情報も保存されます。
しかし、これらのデータが長期間蓄積すると、メモリを圧迫する原因になります。特に毎日たくさんのサイトを閲覧する人は、定期的にクリアすることが大切です。
5. ホームページのカスタマイズ過多(Macのみ)
MacのSafariでは、ホームページにさまざまな要素を追加できます:
- Siriの提案
- プライバシーレポート
- お気に入り
- よく閲覧するサイト
- 背景画像
これらをすべて有効にしていると、ホームページを開くだけで大量のメモリを消費することがあります。
6. macOSやiOSのバージョンが古い
古いバージョンのOSを使っていると、メモリ管理が最適化されていないことがあります。AppleはOSのアップデートでパフォーマンス改善やバグ修正を行っているため、最新バージョンにしないと無駄にメモリを消費してしまうんです。
7. 本体のメモリ不足(RAM不足)
MacやiPhoneに搭載されている物理的なメモリ(RAM)が少ない場合、少しの作業でもメモリ不足になりがちです。
Macの場合:
- 8GB以下:ブラウジングだけでも不足しがち
- 16GB:標準的な使用には十分
- 32GB以上:動画編集などヘビーな作業向け
iPhoneの場合:
- 近年のiPhoneは4〜8GB程度のRAMを搭載
- 古い機種(iPhone 6s以前)は2GB以下で厳しい
ただし、本体のメモリが少なくても、使い方を工夫すれば快適に使えることも多いです。
Safariのメモリ使用量を減らす効果的な対処法
それでは、具体的な解決方法を見ていきましょう。
対処法1:不要なタブを閉じる
最も簡単で効果的な方法です。
今開いているタブの中で、本当に必要なものだけを残しましょう。
効率的なタブ管理のコツ:
- 「あとで読む」機能を活用する(リーディングリストに追加)
- ブックマークを整理して、よく見るサイトはすぐにアクセスできるようにする
- タブグループ機能を使って、用途別にタブを整理する(Macのみ)
タブグループの作り方(Mac):
- Safariでタブバーを右クリック
- 「新規タブグループ」を選択
- グループに名前をつける(例:仕事用、趣味用など)
- 必要なタブをドラッグ&ドロップで追加
対処法2:Safariを再起動する
メモリリークが発生している場合、Safari全体を再起動することで解消されることがあります。
Macの場合:
通常の終了:
- メニューバーの「Safari」をクリック
- 「Safariを終了」を選択(またはCommand + Q)
強制終了(反応しない場合):
- 「アクティビティモニタ」を開く
- 「Safari」を選択
- 左上の「×」ボタンをクリック
- 「強制終了」を確認
または:
- Dockの「Safari」アイコンを右クリック
- Optionキーを押しながら
- 「強制終了」を選択
iPhoneの場合:
- ホーム画面で画面下部から上にスワイプ(ホームボタンがある機種はホームボタンを2回押す)
- Safariのプレビューを上にスワイプして終了
- 再度Safariを起動
対処法3:キャッシュとCookieをクリアする
定期的にクリアすることで、メモリ使用量を抑えることができます。
Macの場合:
設定から削除:
- Safariを開く
- メニューバーの「Safari」→「設定」をクリック
- 「プライバシー」タブを選択
- 「Webサイトデータを管理」をクリック
- 「すべてを削除」をクリック
履歴とともに削除:
- メニューバーの「履歴」をクリック
- 「履歴を消去」を選択
- 期間を選択(すべての履歴を選ぶとより効果的)
- 「履歴を消去」をクリック
iPhoneの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Safari」をタップ
- 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
- 確認画面で「履歴とデータを消去」をタップ
注意点:
キャッシュとCookieを削除すると、ログイン状態が解除されます。重要なサイトのパスワードは事前に確認しておきましょう。
対処法4:拡張機能を見直す
使っていない拡張機能や、古くなった拡張機能を無効化・削除しましょう。
Macの場合:
- Safariを開く
- メニューバーの「Safari」→「設定」をクリック
- 「機能拡張」タブを選択
- 左側のリストから各拡張機能を選択
- 不要なものはチェックを外すか「アンインストール」をクリック
見直しのポイント:
- 最近使っていない拡張機能は無効化
- 同じ機能の拡張機能が複数ある場合は1つに絞る
- 更新が止まっている古い拡張機能は削除
- 本当に必要な拡張機能だけを残す
iPhoneの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「Safari」をタップ
- 「機能拡張」をタップ
- 不要な拡張機能をオフにする
対処法5:ホームページをシンプルにする(Macのみ)
Macでは、Safariのホームページに表示する要素を選べます。
- Safariでホームページを開く
- 右下の「カスタマイズ」ボタンをクリック
- 不要な項目のチェックを外す
おすすめの設定:
- Siriの提案:オフ
- プライバシーレポート:必要な時だけオン
- 背景画像:オフ(特に高解像度の画像はメモリを消費)
- お気に入り:必要最小限に
対処法6:macOSやiOSを最新版にアップデート
OSのアップデートには、パフォーマンス改善やメモリ管理の最適化が含まれています。
Macの場合:
- Appleメニュー()をクリック
- 「システム設定」(または「システム環境設定」)を選択
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」をクリック
- アップデートがあれば「今すぐアップグレード」をクリック
iPhoneの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- アップデートがあれば「ダウンロードしてインストール」をタップ
注意:
アップデート前は必ずバックアップを取りましょう。
対処法7:メモリを大量に消費しているサイトを特定して閉じる
Macのアクティビティモニタを使えば、どのサイトがメモリを食っているか特定できます。
手順:
- アクティビティモニタを開く
- 検索バーに「safari」と入力
- 「Safari Web Content」の項目を確認
- メモリ使用量の多いプロセスを見つける
- そのプロセスを選択して「×」ボタンで強制終了
ただし、どのプロセスがどのタブに対応しているかは直接分かりません。メモリ使用量の推移を見ながら、怪しいタブを閉じていく必要があります。
対処法8:別のブラウザと併用する
どうしてもSafariのメモリ使用量が改善しない場合は、メモリを食う作業だけ別のブラウザを使うのも手です。
おすすめの代替ブラウザ:
- Google Chrome: 拡張機能が豊富で、同期機能も優秀
- Firefox: プライバシー重視で、メモリ管理も比較的良い
- Microsoft Edge: Chromeと互換性がありつつ、軽量
ただし、Chromeもメモリをかなり使うことで有名なので、一長一短です。Firefoxの方がメモリ効率は良いと言われています。
対処法9:完全放電でメモリをリフレッシュ(iPhoneのみ)
iPhoneの場合、完全放電(バッテリーを0%にする)することで、メモリの状態がリセットされることがあります。
手順:
- iPhoneを充電せずに使い続ける
- バッテリーが0%になり、自動的に電源が切れるまで待つ
- そのまま数分間放置
- 充電してから電源を入れる
注意:
完全放電は月に1回程度にとどめましょう。頻繁に行うとバッテリーの寿命に影響する可能性があります。
「このWebページは大量のメモリを使用しています」エラーの対処法

Macで特定のページを開いたときに、このエラーメッセージが表示されることがあります。
エラーメッセージの内容:
このWebページは大量のメモリを使用しています。このページを閉じると、Macの応答性が向上する可能性があります。
対処法:
- そのタブを一旦閉じる
- まず素直にタブを閉じましょう
- 必要なら、ブックマークしてから閉じる
- 広告ブロッカーを導入する
- 広告が原因でメモリを食っている可能性がある
- AdBlockなどの拡張機能を試してみる
- そのサイト自体に問題がある可能性
- サイトのコードが最適化されていない
- 別のブラウザで開いてみる
- 暗号通貨マイニングスクリプトの可能性
- 一部の悪質なサイトは、訪問者のPCを使って暗号通貨を採掘するスクリプトを仕込んでいる
- 広告ブロッカーで防げることが多い
注意:
このエラーは無効化できません。左側の「×」をクリックすれば一時的に消えますが、メモリを消費しているタブを閉じない限り、再び表示されます。
よくある質問と回答
Q1:Safariのメモリ使用量は、他のブラウザと比べて多いの?
A:状況によります。軽量なサイトを少数のタブで閲覧する場合、Safariは比較的メモリ効率が良いです。しかし、特定のサイト(特にGoogleのサービス)では、ChromeやFirefoxよりもメモリを多く消費する傾向があります。
例えば、同じGmailのタブを開いた場合:
- Safari:1〜2GB
- Chrome:500MB〜1GB
- Firefox:400〜800MB
というように、Safariの方が多くメモリを使うケースが報告されています。
Q2:メモリリークってどういう意味?
A:プログラムが使用したメモリを適切に解放(返却)しないために、使用可能なメモリがどんどん減っていく問題のことです。
例えば、ページを開いて閉じても、そのページが使っていたメモリが解放されずに残ってしまう状態です。これが繰り返されると、最終的にメモリ不足になってしまいます。
Safari、特に画像を頻繁に更新するページでメモリリークが発生しやすいことが、開発者コミュニティで指摘されています。
Q3:Macのメモリプレッシャーって何?
A:「メモリプレッシャー」は、Macのメモリ(RAM)がどれくらい逼迫しているかを示す指標です。
アクティビティモニタの「メモリ」タブの下部に表示されるグラフで、色で状態が分かります:
- 緑色: 余裕あり。問題なし
- 黄色: やや逼迫。不要なアプリを閉じた方が良い
- 赤色: 深刻な状態。すぐに対処が必要
黄色や赤色の状態が続くと、Mac全体の動作が遅くなります。
Q4:iPhoneのメモリを確認する方法はないの?
A:残念ながら、iPhoneには個別アプリのメモリ使用量を確認する標準機能がありません。Androidと違って、開発者向けの機能も一般ユーザーには公開されていないんです。
ただし、以下の症状があればメモリ不足のサインです:
- アプリが頻繁に落ちる
- バックグラウンドのアプリが勝手に終了している
- アプリの切り替えが遅い
- 写真アプリなどで読み込みが遅い
Q5:Macのメモリを増設すれば解決する?
A:根本的な解決にはなりますが、まずは使い方を見直すことをおすすめします。
現在8GBのメモリを搭載している場合、16GBに増設すれば体感的にかなり改善されるでしょう。ただし:
- M1/M2/M3チップ搭載のMac: メモリ増設不可(購入時に決定)
- Intel Mac: 機種によっては増設可能
M1以降のMacを使っている場合は、メモリ管理を工夫するしかありません。
Q6:タブを100個以上開いても大丈夫なMacってあるの?
A:理論的には可能ですが、おすすめはしません。
64GBや128GBのメモリを搭載したMacなら、100個以上のタブを開いても動作する可能性はあります。しかし:
- メモリ以外のリソース(CPU、電力)も消費する
- 開いているタブが多いと管理が大変
- Safariのメモリリーク問題は解決しない
結局、本当に必要なタブだけを開く習慣をつけた方が、長期的には快適です。
まとめ:Safariのメモリ問題は使い方次第で改善できる
Safariのメモリ使用量が多くなる主な原因は:
- タブの開きすぎ
- メモリリークを起こすWebサイト
- 拡張機能の影響
- キャッシュとCookieの蓄積
- OSのバージョンが古い
- 本体のメモリ不足
これらの問題は、以下の対処法で改善できます:
- 不要なタブを閉じる
- 定期的にSafariを再起動する
- キャッシュとCookieをクリアする
- 拡張機能を見直す
- OSを最新版にアップデートする
- ホームページをシンプルにする(Mac)
- 必要に応じて別のブラウザと併用する
実践のポイント:
- まずは「タブを減らす」ことから始めてみましょう。これだけで劇的に改善することも多いです
- 週に1回程度、キャッシュとCookieをクリアする習慣をつけると良いです
- メモリを大量に消費するサイト(YouTubeやGmailなど)は、必要な時だけ開くようにしましょう
Safariは本来、軽快で快適なブラウザです。正しい使い方をすれば、メモリ問題は十分コントロールできます。この記事の対処法を試して、快適なブラウジング環境を取り戻してくださいね!

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