Safariでプライベートモードを使おうとしたら、ボタンが灰色で押せなくなっていた…そんな経験はありませんか?
実は、Safariのプライベートモードが使えなくなる原因のほとんどは、iPhoneやiPad、Macの設定で制限がかかっているためなんです。
この記事では、Safariでプライベートモードが使えない時の原因と、デバイス別の具体的な解決方法をわかりやすく解説します。会社支給のデバイスや、お子さんのiPhoneで起きているケースも含めて、すべての状況に対応しますよ。
プライベートモードって何?なぜ使えないの?

まず、プライベートモードの基本から確認しましょう。
プライベートモードとは:
Safariで履歴やCookie、検索履歴を残さずにウェブサイトを閲覧できる機能です。タブを閉じると閲覧の痕跡が完全に消えるため、プライバシー保護に役立ちます。
よくある症状
プライベートモードが使えない時、こんな症状が出ていませんか?
- 「プライベート」ボタンがグレー(灰色)で押せない
- タブ一覧に「プライベート」が表示されない
- 新規プライベートタブが開けない
- iOS15以降で「プライベート」の項目が見つからない
これらは全て、設定の問題で解決できることがほとんどです。
【最重要】スクリーンタイムの制限を解除する
プライベートモードが使えない一番多い原因がこれです。スクリーンタイムの「Webコンテンツ制限」が有効になっていると、プライベートモードが自動的に無効化されます。
iPhone・iPadでの解除方法
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ(パスコードを求められたら入力)
- 「コンテンツ制限」をタップ
- 「Webコンテンツ」をタップ
- 「無制限アクセス」を選択
これだけで、ほとんどの場合はプライベートモードが復活します!
補足:既に「無制限アクセス」の場合
もし既に「無制限アクセス」が選択されているのに使えない場合は、一度別の設定に変更してから、再度「無制限アクセス」に戻してみてください。
具体的には:
- 「成人向けWebサイトを制限」をタップ
- すぐに「無制限アクセス」に戻す
- Safariを完全終了して再起動
これで設定がリセットされることがあります。
Macでの解除方法
Macの場合も、スクリーンタイムの設定が影響している可能性があります。
手順:
- 「システム設定」(または「システム環境設定」)を開く
- 「スクリーンタイム」をクリック
- 「コンテンツとプライバシー」をクリック
- 「コンテンツ」タブを選択
- 「Webコンテンツ」の設定を「無制限アクセス」に変更
iOS15以降の新しい操作方法を確認
iOS15以降、プライベートモードへの切り替え方法が変わったため、「消えた」と勘違いしている人も多いんです。
新しいプライベートモードの開き方(iPhone・iPad)
手順:
- Safariを開く
- 画面右下のタブボタン(四角が重なったアイコン)をタップ
- 画面下部の「○個のタブ」または「スタートページ」を長押し
- 表示されたメニューから「プライベート」を選択
これで、プライベートモードに切り替わります。画面が黒っぽい色に変わるのが目印ですね。
もっと簡単な方法
実は、もっと素早くプライベートタブを開く方法もあります:
ホーム画面からの直接起動:
- Safariのアイコンを長押し
- 表示されたメニューから「新規プライベートタブ」をタップ
これが一番早いです!
Safariアプリを再起動する
一時的なバグやキャッシュの問題で、プライベートモードが表示されないこともあります。
iPhoneでSafariを強制終了する方法
Face ID搭載モデル(iPhone X以降):
- 画面下部から上にスワイプして途中で止める
- アプリ一覧からSafariを見つける
- Safariを上にスワイプして終了
Touch ID搭載モデル(iPhone SE、iPhone 8以前):
- ホームボタンを2回素早く押す
- アプリ一覧からSafariを見つける
- Safariを上にスワイプして終了
終了後、もう一度Safariを起動して確認してください。
iPadでSafariを強制終了する方法
iPadも基本的にiPhoneと同じです:
- 画面下部から上にスワイプして途中で止める(ホームボタンがある場合は2回押し)
- Safariを上にスワイプして終了
- 再度起動して確認
Macの場合
Macでは、Safariのメニューから簡単に終了できます:
- メニューバーの「Safari」をクリック
- 「Safariを終了」を選択(Command+Qでも可)
- 再度Safariを起動
デバイス全体を再起動する
Safariの再起動で解決しない場合は、デバイス全体を再起動してみましょう。
iPhoneの再起動方法
Face ID搭載モデル:
- 音量ボタン(上または下)とサイドボタンを同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたら、スライダーをドラッグ
- 電源が切れたら、サイドボタンを長押しして再起動
Touch ID搭載モデル:
- サイドボタン(または上部のボタン)を長押し
- 「スライドで電源オフ」をドラッグ
- 電源が切れたら、同じボタンを長押しして再起動
iPadの再起動方法
iPadも基本的にiPhoneと同じ手順です。機種によって使うボタンが異なります:
- Face ID搭載iPad:音量ボタンとサイドボタン
- Touch ID搭載iPad:上部または側面の電源ボタン
Macの再起動方法
手順:
- 画面左上のAppleロゴをクリック
- 「再起動」を選択
- 確認画面で「再起動」をクリック
再起動後、Safariでプライベートモードが使えるか確認してください。
iOSやmacOSを最新版にアップデートする

古いバージョンのOSを使っていると、バグが原因でプライベートモードが使えないことがあります。
iPhoneやiPadのアップデート方法
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- アップデートが利用可能な場合は「ダウンロードしてインストール」をタップ
注意点:
- Wi-Fiに接続していることを確認
- 充電が十分にあるか確認(50%以上推奨)
- バックアップを取っておくと安心
Macのアップデート方法
手順:
- 「システム設定」(または「システム環境設定」)を開く
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」をクリック
- アップデートが利用可能な場合は指示に従ってインストール
特にiOS17やiOS18、macOS Sonomaなどの新しいバージョンでは、プライベートモードに関する改善が含まれていることが多いです。
会社・学校のデバイスの場合の対処法
会社や学校から支給されたデバイスの場合、組織のセキュリティポリシーでプライベートモードが制限されている可能性があります。
組織管理デバイスの特徴
こんな画面が表示される場合、組織によって管理されています:
- 設定画面に「組織によって管理されています」と表示
- 一部の設定項目がグレーアウトしている
- MDM(モバイルデバイス管理)プロファイルがインストールされている
この場合の対処法
残念ながら、エンドユーザーは設定を変更できません。
以下の選択肢があります:
選択肢1:管理者に相談
会社や学校のIT部門に連絡して、プライベートモードの利用許可を求めてください。業務上の理由があれば、許可されることもあります。
選択肢2:個人デバイスを使う
プライベートな閲覧が必要な場合は、自分のスマートフォンやパソコンを使いましょう。組織のデバイスでは諦めるしかありません。
選択肢3:別のブラウザを試す
組織のポリシーによっては、ChromeやFirefoxなど他のブラウザのインストールが許可されている場合があります。これらのブラウザのシークレットモードが使えるか試してみてください。
お子さんのデバイスでの解除方法(保護者向け)
お子さんのiPhoneやiPadでプライベートモードを有効にする場合、スクリーンタイムパスコードが必要です。
保護者が設定を変更する手順
- お子さんのデバイスで「設定」→「スクリーンタイム」を開く
- スクリーンタイムパスコードを入力(保護者が設定したもの)
- 「コンテンツとプライバシーの制限」→「コンテンツ制限」→「Webコンテンツ」と進む
- 「無制限アクセス」を選択
パスコードを忘れた場合
スクリーンタイムパスコードを忘れてしまった場合は、以下の方法があります:
Apple IDでリセット(iOS13.4以降):
- 「スクリーンタイム」→「スクリーンタイムパスコードを変更」
- 「パスコードをお忘れですか?」をタップ
- 保護者のApple IDとパスワードを入力
最終手段:デバイスの初期化
パスコードがどうしても思い出せない場合、デバイスを初期化するしかありません。ただし、すべてのデータが消えるため、必ずバックアップを取ってから実行してください。
代替手段:履歴を手動で削除する
どうしてもプライベートモードが使えない場合、閲覧後に履歴を削除する方法もあります。
Safari履歴の削除方法
iPhone・iPad:
- 「設定」→「Safari」を開く
- 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
- 確認画面で「履歴とデータを消去」をタップ
Mac:
- Safariのメニューバーから「履歴」をクリック
- 「履歴を消去」を選択
- 期間を選んで「履歴を消去」をクリック
ただし、この方法ではリアルタイムの保護はできません。あくまで事後対応になる点は注意してください。
よくある質問(Q&A)
Q1:プライベートモードにすると、完全に追跡されないの?
いいえ、完全ではありません。プライベートモードはデバイス上の履歴やCookieを保存しないだけです。
以下には効果がありません:
- インターネットプロバイダ(ISP)からの追跡
- 訪問先のウェブサイトでの記録
- 会社や学校のネットワーク管理者による監視
- ブックマークに追加した内容
完全な匿名性が必要な場合は、VPNの利用も検討しましょう。
Q2:プライベートモードでも、Cookieは一切使われないの?
プライベートモード中でも、Cookieは一時的に使用されます。ログインした状態も維持されますよ。
ただし、タブを閉じると:
- すべてのCookieが削除される
- ログイン状態も解除される
- 閲覧履歴も消える
この「一時的な使用」のおかげで、プライベートモード中でも普通にウェブサイトが使えるわけです。
Q3:家族共有デバイスで、プライベートモードは他の人にバレる?
バレません。プライベートモードを使っていること自体は、他のユーザーには分かりませんね。
ただし、以下の点は注意:
- デバイスを見られたら、画面が黒いのでバレる可能性あり
- プライベートタブを開いたまま放置しない
- 使用後はタブを必ず閉じる
完全なプライバシーを守りたいなら、Face IDやTouch IDでプライベートタブにロック機能をかけることもできます(iOS17以降)。
Q4:Chromeのシークレットモードとの違いは?
基本的な機能は同じです。どちらも:
- 履歴を保存しない
- Cookieを一時的にのみ使用
- タブを閉じると痕跡が消える
名前が違うだけで、効果はほぼ同じと考えて大丈夫ですよ。
Q5:プライベートモードを常に使うべき?
必ずしもそうではありません。
通常モードの利点:
- ログイン状態が維持される
- 便利な自動入力が使える
- よく見るサイトがすぐに開ける
プライバシーが特に重要な場面(公共のWi-Fi使用時、共有デバイス使用時など)でのみ、プライベートモードを使うのが賢い使い方です。
まとめ:解決できない時のチェックリスト
Safariのプライベートモードが使えない時は、以下の順番で試してみてください:
1. スクリーンタイムの設定確認(最重要)
- 設定→スクリーンタイム→コンテンツとプライバシーの制限→コンテンツ制限→Webコンテンツ
- 「無制限アクセス」に変更
2. iOS15以降の新しい操作方法を確認
- タブボタン→「○個のタブ」を長押し→「プライベート」を選択
3. Safariを再起動
- アプリを完全終了してから再起動
4. デバイスを再起動
- 電源を切ってから再び起動
5. OSをアップデート
- 最新のiOSやmacOSにアップデート
6. 組織管理デバイスか確認
- 会社・学校のデバイスなら管理者に相談
7. それでもダメなら代替手段
- 他のブラウザを使う
- 履歴を手動で削除する
ほとんどの場合、手順1のスクリーンタイム設定で解決します。それでも解決しない場合は、Appleサポートに問い合わせることをおすすめします。
プライバシーを守りながら快適にSafariを使えるよう、この記事が役立てば嬉しいです!


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