「動画で撮ったベストショットを写真として残したい!」
「子どもの決定的な瞬間、動画には写ってるのに写真がない…」
「運動会や発表会の動画から、一番いい表情の写真を作りたい」
こんな経験はありませんか?
実は、iPhoneで撮影した動画から静止画(写真)を切り出すのはとても簡単なんです。スクリーンショットを使った基本的な方法から、専用アプリで高画質に切り出す方法まで、あなたに合った方法が必ず見つかります。
この記事では、動画から写真を作る4つの方法を分かりやすく解説します。じっとしてくれない子どもやペットのベストショットを残したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜ動画から写真を作るのがおすすめなのか

写真撮影では失敗しがちなシーンでも、動画なら確実に記録できます。
子どもやペットは、カメラを向けると目をつぶったり、そっぽを向いたりすることがよくあります。連写機能もありますが、シャッターチャンスが5分後、10分後に来る場合は動画撮影の方が効率的なんです。
動画から写真を切り出すメリットは以下の通りです。
動きが速い被写体でも確実に撮れる
写真だとブレてしまうような動きの速い場面でも、動画なら確実に記録できます。後から一番良いシーンを選べるので失敗がありません。
自然な表情が残せる
「写真撮るよ!」と言うと緊張してしまう子どもでも、動画撮影なら自然な表情を引き出せます。遊んでいる最中の笑顔や、ふとした瞬間の可愛い仕草が残せるんです。
複数のベストショットが選べる
1本の動画から複数の写真を切り出せば、いろんな角度や表情の写真が手に入ります。後から見返して「このシーンも良かった」と思った場面も写真にできるのが便利です。
【基本】スクリーンショットで動画から写真を作る方法
最も簡単で、誰でもすぐにできる方法がスクリーンショットです。特別なアプリは必要ありません。
手順:
- 「写真」アプリで動画を開いて再生する
- 写真にしたいシーンで一時停止する
- 画面下部のタイムバーを左右にドラッグして、コマ送りのように微調整する
- ベストなタイミングで画面をタップして、再生ボタンなどの表示を消す
- スクリーンショットを撮る
スクリーンショットの撮り方:
- iPhone X以降(Face ID搭載機種):右側の電源ボタン+左側の音量を上げるボタンを同時押し
- iPhone 8以前(ホームボタン搭載機種):電源ボタン+ホームボタンを同時押し
シャッター音が鳴って、画面左下に小さく画像が表示されたら成功です。
トリミングで仕上げる:
スクリーンショットには動画の再生バーなどが写り込んでいるので、トリミングで不要な部分を削除しましょう。
- 左下に表示された画像をタップする
- 画面上部の「切り取り」アイコンをタップ
- 四隅のハンドルをドラッグして、必要な部分だけを残す
- 左上の「完了」をタップ
- 「写真を保存」を選ぶ
この方法の良いところは、特別なアプリが不要ですぐに使えることです。ただし、画面解像度に依存するため、元の動画より画質が落ちる場合があります。
【高画質】専用アプリで動画から写真を切り出す方法
より高画質な写真を作りたい場合は、専用アプリを使いましょう。画面解像度に制限されず、動画本来の解像度で写真を保存できます。
おすすめアプリ1:動画から写真(Frame Grab)
App Storeで「動画から写真」と検索すると見つかる、白地に紫色のアイコンのアプリです。
使い方:
- App Storeから「動画から写真」をダウンロードする
- アプリを開くと、動画カテゴリー一覧が表示される
- 「写真」をタップして、切り出したい動画を選ぶ
- 再生ボタンの両側にある「<<」「>>」ボタンで1コマずつ移動できる
- タイムバーをドラッグして、保存したいシーンを探す
- 画面下部の共有ボタンをタップして「画像を保存」を選ぶ
このアプリは1コマずつ正確に選べるので、動きの速い場面でも最高の瞬間を逃しません。
高度な使い方:
グレーの丸ボタンをタップすると、複数のシーンを「キュー」に一時保存できます。後でまとめて保存できるので、1本の動画から複数の写真を作りたいときに便利です。
設定画面では画質や画像サイズを選べます。容量を節約したい場合は低画質、プリントアウトする予定なら高画質を選びましょう。
おすすめアプリ2:動画から写真・画像に変換
シンプルで使いやすいと評判のアプリです。広告が表示されますが、完全無料で利用できます。
特徴:
- 動画全体がサムネイル化されるので、目的のシーンを見つけやすい
- 画像の間隔を自由に変更できる
- PNG、JPEG形式を選べる
- 動画の撮影日時を写真に残せる
- 長い動画でも開始・終了位置を指定して画像化できる
操作も直感的で、スワイプで次のシーンや前のシーンに簡単に移動できます。初めて使う方でも迷うことなく写真を作れるでしょう。
【撮影中】動画録画しながら写真を撮る方法
動画を撮影している最中に、写真も同時に撮れる機能があるんです。後から切り出す手間が省けて便利ですよ。
手順:
- カメラアプリを開いて「ビデオ」モードに切り替える
- 赤い録画ボタンをタップして動画撮影を開始する
- 写真を撮りたいタイミングで、画面右下に表示される白い丸ボタンをタップする
- 録画を続けながら何度でも写真が撮れる
この方法で撮った写真は、通常の写真モードで撮ったものより画質は若干落ちますが、スクリーンショットよりは高品質です。
決定的瞬間を逃したくない場面では、動画を撮りながら白いボタンで写真も残しておくと安心ですね。
画質について知っておきたいこと

動画から写真を作る際、気になるのが画質です。ここでは画質に関する大切なポイントを説明します。
4K動画なら高画質な写真が作れる
iPhone 6s以降の機種は4K解像度(3840×2160ピクセル)での動画撮影に対応しています。4K動画から切り出せば、約830万画素の写真になるんです。
これは十分にプリントアウトできる画質なので、記念写真として残すのにも問題ありません。
スクリーンショットは画面解像度に依存する
スクリーンショットで切り出す場合、画質は使っているiPhoneの画面解像度に制限されます。
例えば:
- iPhone 14 Pro Max:2796×1290ピクセル
- iPhone SE(第3世代):1334×750ピクセル
4K動画を撮影していても、スクリーンショットでは画面の解像度までしか保存されません。高画質を求めるなら専用アプリを使いましょう。
動きが速いシーンは注意が必要
動きの激しいシーンでは、一時停止したときにブレて見えることがあります。これは「モーションブラー」という現象です。
専用アプリで1コマずつ確認しながら選べば、ブレの少ない瞬間を見つけられます。何枚か試してみて、一番シャープに写っているものを選んでください。
切り出した写真を編集してさらに良くする
動画から切り出した写真は、簡単な編集でもっと綺麗になります。
「写真」アプリの編集機能を使えば、以下の調整ができます:
明るさ調整
動画撮影時の照明が暗かった場合、露出を上げて明るくできます。逆に明るすぎる場合は暗くしましょう。
コントラスト調整
メリハリのない写真は、コントラストを上げるとパキッとした印象になります。
彩度調整
色が薄く感じる場合は彩度を上げると、鮮やかな写真に仕上がります。
シャープネス
若干ぼやけている場合は、シャープネスを上げるとクッキリします。ただし、上げすぎると不自然になるので注意してください。
ほんの数秒の編集で、カメラで撮影したような自然な写真に仕上がりますよ。
保存した写真が見つからないときは
動画から切り出した写真は、撮影日時が動画の撮影日になります。そのため、「ライブラリ」表示だと見つけにくいことがあるんです。
写真が見つからない場合の探し方:
- 「写真」アプリを開く
- 画面下部の「アルバム」をタップ
- 「最近の項目」を選ぶ
ここには最近保存した写真が時系列で表示されるので、切り出したばかりの写真がすぐに見つかります。
専用アプリを使った場合も、保存先は「写真」アプリのカメラロールになります。探すときは「最近の項目」を確認してみてください。
実際の活用シーン
動画から写真を切り出す方法は、いろんな場面で活躍します。
子どもの成長記録
じっとしていられない赤ちゃんや幼児でも、動画なら確実に記録できます。笑った瞬間、初めて歩いた瞬間など、決定的な場面を写真として残せるんです。
ペットの可愛い瞬間
動き回るペットのベストショットを狙うのは大変ですよね。動画を撮っておけば、後から一番可愛い表情を選んで写真にできます。
運動会や発表会
動きのある場面では動画撮影が基本ですが、後から写真が欲しくなることもあります。プリントアウトして祖父母に送ったり、年賀状に使ったりできますよ。
写真撮影NGのスタジオでも
動画撮影は許可されているけど、写真撮影は有料というスタジオもあります。そんなときは動画から切り出せば、購入していない衣装での写真も残せます。
料理やDIYの記録
作業工程を動画で撮っておけば、後からベストなアングルの写真を選んで、レシピブログやSNSに投稿できます。
よくある疑問と答え
Q: 動画から切り出した写真は印刷できますか?
A: 4K動画から切り出せば約830万画素になるので、L判やハガキサイズなら十分綺麗に印刷できます。A4サイズでも問題ありません。ただし、スクリーンショットの場合は画質が落ちるので、専用アプリでの切り出しをおすすめします。
Q: 動画の容量が増えても大丈夫?
A: 動画は写真よりファイルサイズが大きいので、たくさん撮るとiPhoneの容量を圧迫します。必要な写真を切り出したら、元の動画は削除するか、GoogleフォトやiCloudに移動して整理しましょう。
Q: どの方法が一番おすすめですか?
A: 手軽さならスクリーンショット、画質重視なら専用アプリ、撮影中に確実に残したいなら動画録画中の写真撮影がおすすめです。用途に合わせて使い分けてください。
Q: アプリは有料ですか?
A: 「動画から写真(Frame Grab)」は基本無料です。一部の動画編集アプリには有料のものもありますが、無料アプリでも十分な機能があります。
まとめ
iPhoneで動画から写真を作る方法は、思っていたより簡単でしたね。
4つの方法のまとめ:
- スクリーンショット:特別なアプリ不要で今すぐ使える
- 専用アプリ(動画から写真):高画質で1コマずつ正確に選べる
- 専用アプリ(動画から写真・画像に変換):サムネイル表示で見つけやすい
- 動画撮影中の写真撮影:撮影しながらベストショットを残せる
こんな人におすすめ:
- 子どもやペットのベストショットを残したい
- 運動会や発表会の決定的瞬間を写真にしたい
- 写真では失敗しがちなシーンを確実に記録したい
- 後から「このシーン、写真にしておけば良かった」と思うことが多い
動画から写真を切り出す方法を覚えておけば、シャッターチャンスを逃す心配がなくなります。じっとしない被写体でも、自然な表情のベストショットが確実に残せるんです。
まずはスクリーンショットで試してみて、もっと高画質が欲しくなったら専用アプリを使ってみてください。
動画撮影を活用して、大切な思い出をたくさん写真として残していきましょう!

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