「アップデートをインストールできません。iOSのインストール中にエラーが起きました」
iPhoneやiPadのアップデート中に、このエラーメッセージが表示されて困っていませんか?
この記事では、iOSインストールエラーの原因と、誰でもできる解決方法を詳しく解説します。
エラーメッセージの種類

iOSアップデート中に表示される主なエラーメッセージです。
よく見るエラーメッセージ
「アップデートをインストールできません」
- 「iOSのインストール中にエラーが起きました」
- 最も一般的なエラー
「アップデートを確認できません」
- 「ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」
- ダウンロード前に表示される
「アップデートを検証できません」
- 「インターネットへの接続が解除されているため、ソフトウェアを検証できませんでした」
- ネットワーク関連のエラー
「ソフトウェアをダウンロード中に問題が起きました」
- ダウンロード中に表示される
これらのエラーは、原因が異なりますが、対処法は共通しています。
エラーが起こる6つの原因
まず、なぜエラーが発生するのか、原因を理解しましょう。
1. ストレージ容量不足
iOSアップデートには、表示されている容量以上の空き容量が必要です。
たとえば「5GB必要」と表示されても、実際には10GB以上の空き容量がないとエラーが出ることがあります。
これは、アップデート中に一時ファイルが作られるためです。
2. Wi-Fi接続の不安定
弱いWi-Fi電波や、不安定なネットワークでは、ダウンロードやインストールが途中で止まります。
特に、以下の状況では注意が必要です:
- 公共のWi-Fi(カフェ、駅など)
- 複数のデバイスが同時に使っているWi-Fi
- ルーターから遠い場所
3. バッテリー残量不足
iPhoneやiPadのバッテリーが50%未満の場合、アップデートができません。
充電器に接続していない状態でインストール中にバッテリーが切れると、デバイスが壊れる可能性があります。
4. Appleサーバーの混雑
新しいiOSがリリースされた直後は、世界中のユーザーが一斉にアップデートするため、Appleのサーバーが混雑します。
この場合、何度試してもエラーが出ます。
5. ダウンロードファイルの破損
ダウンロード中にネットワークが切れると、アップデートファイルが壊れたままiPhoneに残ります。
この壊れたファイルが、再インストールを邪魔します。
6. iOSシステムの不具合
iPhone・iPad本体のソフトウェアに一時的なバグがあると、アップデートが失敗します。
アップデート前の確認事項(3つ)
エラーを防ぐために、アップデート前に必ず確認しましょう。
1. 対応機種を確認
古いiPhoneやiPadは、最新iOSに対応していません。
iOS 18の対応機種:
- iPhone XR以降
- iPhone SE(第2世代)以降
iOS 18に非対応:
- iPhone 8、iPhone 8 Plus
- iPhone X
- iPhone SE(第1世代)
自分のiPhoneが対応しているか、必ず確認してください。
2. バックアップを取る
万が一に備えて、アップデート前に必ずバックアップを取りましょう。
iCloudでバックアップ:
- 「設定」→「ユーザー名」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
パソコンでバックアップ:
- Mac:Finderで接続
- Windows:iTunesで接続
3. 充電とWi-Fi接続
- バッテリー残量50%以上、または充電器に接続
- 安定したWi-Fiに接続
自分でできる解決方法(8つ)
エラーが出たときに試す方法を、簡単な順に紹介します。
方法1:iPhoneを再起動する(難易度:★☆☆)
最も簡単で効果的な方法です。
手順
iPhone X以降(ホームボタンなし):
- 音量アップボタンを押して、すぐに離す
- 音量ダウンボタンを押して、すぐに離す
- サイドボタンをAppleロゴが出るまで長押し
iPhone SE、iPhone 8以前(ホームボタンあり):
- 電源ボタンを長押し
- スライダーをドラッグして電源を切る
- 数秒待ってから、電源ボタンを長押しして起動
再起動後、もう一度アップデートを試してください。
方法2:Wi-Fi接続を確認する(難易度:★☆☆)
ネットワークの問題を解決します。
手順
- 「設定」→「Wi-Fi」を開く
- 接続中のWi-Fiをタップ
- 「このネットワーク設定を削除」をタップ
- もう一度Wi-Fiに接続
または、機内モードのオン・オフを試してください。
- 「設定」→「機内モード」をオン
- 10秒待つ
- オフに戻す
方法3:ストレージを空ける(難易度:★☆☆)
十分な空き容量を確保します。
容量確認の手順
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- 空き容量を確認
最低でも5GB以上、できれば10GB以上の空き容量が必要です。
容量を増やす方法
おすすめの順番:
- 使っていないアプリを削除
- 写真・動画をiCloudまたはパソコンに移動
- 「おすすめ」に従って不要なデータを削除
- Safariのキャッシュを削除(「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」)
方法4:ダウンロード済みアップデートを削除(難易度:★★☆)
壊れたアップデートファイルを削除して、再ダウンロードします。
手順
- 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- 下にスクロールして「iOS XX」(アップデートファイル)を探す
- 「iOS XX」をタップ
- 「アップデートを削除」をタップ
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- もう一度「ダウンロードしてインストール」をタップ
これで、新しいアップデートファイルがダウンロードされます。
方法5:ネットワーク設定をリセット(難易度:★★☆)
ネットワーク関連の問題を完全にリセットします。
手順
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
- 「リセット」をタップ
- 「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- パスコードを入力
注意:
- Wi-Fiのパスワードを再入力する必要があります
- VPN設定も削除されます
方法6:Appleサーバーの状況を確認(難易度:★☆☆)
Appleのサーバーに問題がないか確認します。
手順
- ブラウザで「Apple システム状況」を検索
- https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/ にアクセス
- 「iOSソフトウェアアップデート」の横に緑のマークがあるか確認
緑:正常
黄色・赤:障害発生中
サーバーに問題がある場合は、時間をおいてから再度試してください。
方法7:パソコンを使ってアップデート(難易度:★★★)
iPhone単体でうまくいかない場合、パソコンを使います。
必要なもの
- Mac(macOS Catalina以降)またはWindows PC
- 最新版のiTunes(Windows)
- Lightning/USB-Cケーブル
Mac(Finder)での手順
- MacとiPhoneをケーブルで接続
- Finderを開く
- サイドバーから自分のiPhoneを選択
- 「アップデートを確認」をクリック
- 「ダウンロードしてアップデート」をクリック
- パスコードを入力(求められた場合)
Windows(iTunes)での手順
- 最新版のiTunesをインストール
- WindowsとiPhoneをケーブルで接続
- iTunesを開く
- 画面左上のiPhoneアイコンをクリック
- 「アップデートを確認」をクリック
- 「ダウンロードしてアップデート」をクリック
方法8:リカバリーモードを使う(難易度:★★★)
最終手段です。この方法では、データが消える可能性があるため、必ずバックアップを取ってから実行してください。
手順
ステップ1:リカバリーモードに入る
iPhone 8以降:
- パソコンにiPhoneを接続
- 音量アップボタンを押してすぐに離す
- 音量ダウンボタンを押してすぐに離す
- サイドボタンをリカバリーモードの画面が出るまで長押し
iPhone 7:
- パソコンにiPhoneを接続
- 音量ダウンボタンとサイドボタンを同時に長押し
- リカバリーモードの画面が出るまで押し続ける
ステップ2:アップデートを実行
- パソコンに「アップデート」または「復元」の選択肢が表示される
- 「アップデート」をクリック(「復元」を選ぶとデータが消えます)
- 画面の指示に従う
アップデートには15分~1時間かかることがあります。
よくある質問

Q1. アップデートにどのくらい時間がかかりますか?
A. 通常、30分~1時間程度です。
ただし、以下の要因で変わります:
- アップデートのサイズ
- Wi-Fiの速度
- iPhoneに保存されているデータの量
Q2. アップデート中にバッテリーが切れたらどうなりますか?
A. 非常に危険です。
iPhoneが起動しなくなる可能性があります。
必ず、充電器に接続した状態でアップデートしてください。
Q3. 何度試してもエラーが出ます
A. 以下を確認してください。
- 自分のiPhoneが対応機種か確認
- 十分な空き容量(10GB以上)
- パソコンを使った方法を試す
- Appleサポートに問い合わせ
Q4. アップデートを削除したら、データも消えますか?
A. いいえ、消えません。
「アップデートを削除」は、アップデートファイルだけを削除します。
写真や連絡先などのデータには影響しません。
Q5. 古いiOSバージョンに戻せますか?
A. 基本的にできません。
Appleは、古いバージョンへのダウングレードを許可していません。
ただし、新しいiOSがリリースされた直後(1~2週間)であれば、戻せることがあります。
Q6. Wi-Fiがないとアップデートできませんか?
A. はい、Wi-Fiが必須です。
モバイルデータ通信(4G/5G)では、アップデートできません。
どうしてもWi-Fiがない場合、パソコンを使った方法を試してください。
Q7. アップデート中にiPhoneを使えますか?
A. ダウンロード中は使えますが、インストール中は使えません。
ダウンロード中:
- iPhoneを普通に使える
- ただし、他のダウンロードや動画視聴は避ける
インストール中:
- iPhoneは使えない
- 画面に進行状況バーが表示される
- 完了まで待つしかない
Q8. エラーコードが表示されました
A. 主なエラーコードと対処法です。
エラー4005、4013、4014:
- USBケーブルの問題
- 別のケーブルを試す
- 別のUSBポートを試す
エラー1600~1650:
- USB接続の問題
- Apple純正ケーブルを使う
- USBハブを使わず、直接接続
エラー3194:
- ホストファイルの問題
- Appleサポートに問い合わせ
アップデート失敗を防ぐコツ
今後エラーを出さないための対策です。
1. リリース直後は避ける
新しいiOSがリリースされた日は、サーバーが混雑します。
1週間後にアップデートするのがおすすめです。
また、最初のバージョン(例:iOS 18.0)には、バグが多いこともあります。
マイナーアップデート(例:iOS 18.1)を待つのも手です。
2. 深夜にアップデート
多くの人が寝ている深夜0時~朝6時は、サーバーが空いています。
この時間帯にアップデートすると、エラーが出にくいです。
3. 定期的に容量を整理
普段から、不要なアプリや写真を削除して、常に10GB以上の空き容量を確保しておきましょう。
4. 自動アップデートをオフにする
自動アップデートは便利ですが、容量不足やバッテリー不足のタイミングで実行されることがあります。
手動でアップデートする方が安全です。
自動アップデートをオフにする方法
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- 「自動アップデート」をタップ
- 「iOSアップデートをダウンロード」と「iOSアップデートをインストール」をオフ
5. バックアップを習慣化
週に1回、iCloudやパソコンに自動バックアップを設定しておきましょう。
まとめ
iOSインストールエラーの解決方法をまとめます。
エラーの主な原因:
- ストレージ容量不足
- Wi-Fi接続の不安定
- バッテリー残量不足
- Appleサーバーの混雑
- ダウンロードファイルの破損
- iOSシステムの不具合
試す順番:
- iPhoneを再起動(最も簡単、効果的)
- Wi-Fi接続を確認
- ストレージを空ける(10GB以上確保)
- ダウンロード済みアップデートを削除
- ネットワーク設定をリセット
- Appleサーバーの状況を確認
- パソコンを使ってアップデート
- リカバリーモード(最終手段)
重要なポイント:
- アップデート前に必ずバックアップ
- バッテリー50%以上、または充電しながら
- 安定したWi-Fiに接続
- 対応機種を確認
予防策:
- リリース直後は避ける
- 深夜にアップデート
- 定期的に容量を整理
- 自動アップデートをオフ
- バックアップを習慣化
ほとんどの場合、この記事の方法でエラーを解決できます。
それでもダメな場合は、Appleサポートに問い合わせましょう。
Appleサポート公式サイト:https://support.apple.com/ja-jp/contact
安全にアップデートして、最新のiOSを楽しみましょう!


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