Firefoxを使っていて「ページが正しく表示されない」「読み込みが遅い」といった問題に遭遇したことはありませんか?
これらの問題の多くは、ブラウザに蓄積された「キャッシュ」が原因です。
この記事では、Firefox(ファイアフォックス)のキャッシュをクリアする方法を、PC版とスマホ版それぞれで詳しく解説します。
キャッシュとは?なぜクリアが必要なのか

キャッシュとは、一度アクセスしたWebページの画像やファイルを一時的に保存しておく仕組みです。
図書館で同じ本を何度も借りるとき、毎回書庫から探すより手元に置いておく方が早く読めますよね。
キャッシュも同じで、保存したファイルを使うことで次回のページ表示が速くなります。
キャッシュクリアが必要なタイミング
次のような症状が出たら、キャッシュをクリアすることで解決できる可能性があります。
- Webページのレイアウトが崩れている
- 更新したはずのページが古い内容のまま
- サイトにログインできない、正常に動作しない
- ページの読み込みが極端に遅い
- 「ページが見つかりません」というエラーが頻繁に出る
これらは古いキャッシュが残っていることで起こる典型的な問題です。
PC版Firefoxでキャッシュをクリアする方法
PC版(Windows・Mac・Linux共通)では、3つの方法があります。
方法1:設定画面から削除する(基本的な方法)
最も確実で分かりやすい方法です。
- Firefoxを開き、画面右上の「三本線」アイコン(≡)をクリック
- 「設定」を選択
- 左側メニューから「プライバシーとセキュリティ」をクリック
- 「Cookieとサイトデータ」セクションまでスクロール
- 「データを消去…」ボタンをクリック
- 表示されたダイアログで「キャッシュされたWebページ」にチェックを入れる
- 「Cookieとサイトデータ」のチェックは外す(ログイン状態を保持したい場合)
- 「消去」ボタンをクリック
この方法なら、保存したパスワードやログイン状態を保持したまま、キャッシュだけを削除できます。
方法2:ショートカットキーで素早くクリア
キーボードショートカットを使えば、設定画面を開かずに直接クリアできます。
Windowsの場合:Ctrl + Shift + Delete
Macの場合:Command (⌘) + Shift + Delete
ショートカットを押すと「最近の履歴を消去」ダイアログが開きます。
- 「期間」で削除する範囲を選択(「すべての履歴」がおすすめ)
- 「キャッシュ」にチェックを入れる
- 不要な項目(履歴、Cookie等)のチェックは外す
- 「今すぐ消去」をクリック
方法3:スーパーリロードで特定ページのキャッシュをクリア
特定のページだけキャッシュをクリアしたい場合は、スーパーリロード(ハードリロード)が便利です。
Windowsの場合:
Ctrl+F5- または
Ctrl+Shift+R
Macの場合:
Command (⌘)+Shift+R
この方法は、開いているページのキャッシュだけを無視して最新のデータを読み込みます。
全体のキャッシュは残るため、他のページには影響しません。
スマホ版Firefoxでキャッシュをクリアする方法
スマホ版もAndroidとiPhoneで同じ手順です。
Android版Firefoxの場合
- Firefoxアプリを開く
- 画面右下の「三点リーダー」(︙)をタップ
- 「設定」をタップ
- 「プライバシーとセキュリティ」セクションまでスクロール
- 「閲覧データを削除」をタップ
- 削除する項目を選択(「キャッシュ」にチェック)
- 「閲覧データを削除」ボタンをタップ
- 確認画面で再度「削除」をタップ
iPhone・iPad版Firefoxの場合
- Firefoxアプリを開く
- 画面右下の「三本線」アイコンをタップ
- 「設定」をタップ
- 「データ管理」を選択
- 削除したい項目を選択(「キャッシュ」にチェック)
- 「プライベートデータを消去」をタップ
- 確認画面で「OK」をタップ
スマホ版では「終了時にデータを削除」という設定もあります。
これをオンにすると、Firefoxを終了するたびに自動でキャッシュをクリアできます。
Firefoxを閉じるときに自動でキャッシュをクリアする設定
毎回手動でクリアするのが面倒な場合は、自動クリア機能を使いましょう。
PC版での設定方法
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 「履歴」セクションで「Firefoxに」のドロップダウンを「記憶させる履歴を詳細設定する」に変更
- 「Firefoxの終了時に履歴を消去する」にチェックを入れる
- 横の「設定…」ボタンをクリック
- 「キャッシュ」にチェックを入れる(他の項目は必要に応じて選択)
- 「OK」をクリック
この設定により、Firefoxを閉じるたびに自動的にキャッシュが削除されます。
スマホ版での設定方法
Android版:
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」
- 「終了時にデータを削除」をタップ
- 「キャッシュ」を選択してオンにする
- メニューから「終了」を選んでアプリを閉じると自動削除される
iPhone・iPad版:
- 「設定」→「データ管理」
- 「終了時に削除」を選択
- 「キャッシュ」にチェックを入れる
キャッシュクリア時の注意点

キャッシュをクリアする際に知っておくべき重要なポイントがあります。
パスワードやログイン情報は消えない
「キャッシュ」だけを選択してクリアすれば、保存したパスワードやログイン状態は維持されます。
ただし、「Cookieとサイトデータ」も一緒に消去すると、多くのサイトで再ログインが必要になります。
必要に応じて選択してください。
初回の読み込みは少し遅くなる
キャッシュをクリアした直後は、保存されたデータがないため、ページの読み込みに通常より時間がかかります。
しかし、2回目以降のアクセスでは再びキャッシュが作成されるため、元の速度に戻ります。
定期的なクリアがおすすめ
キャッシュは便利な機能ですが、放置すると数百MB以上溜まることもあります。
月に1回程度、定期的にクリアすることで、ブラウザの動作を快適に保てます。
最新版のFirefox情報(2026年1月時点)
2026年1月現在、Firefoxの最新安定版はバージョン147です。
2025年にはタブグループ機能、垂直タブ表示、プロファイル管理など、多くの新機能が追加されました。
スマホ版では「Shake to Summarize」機能(端末を振るとページを要約)も搭載されています。
これらの新機能を快適に使うためにも、定期的なキャッシュクリアは有効です。
まとめ
Firefoxのキャッシュクリアは、ブラウザの動作を改善する簡単で効果的な方法です。
重要なポイント:
- ページの表示がおかしいときは、まずスーパーリロード(Ctrl+Shift+R)を試す
- 全体的に動作が重いときは、設定画面から全キャッシュをクリア
- 自動クリア設定を使えば、メンテナンスの手間が省ける
- 「キャッシュ」だけを削除すれば、パスワードは消えない
Webサイトの表示に問題を感じたら、まずキャッシュクリアを試してみましょう。
多くの場合、これだけで問題が解決します。

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