Thunderbirdでアカウントごとに通知を設定する方法|重要なメールだけ通知を受け取る

プログラミング・IT

Thunderbirdで複数のメールアカウントを管理していると、「仕事用のメールだけ通知してほしい」「プライベートのアカウントは通知不要」といった要望が出てくるものです。

しかし、Thunderbirdの標準機能では、すべてのアカウントに対して一括で通知設定が適用される仕組みになっています。アカウントごと、フォルダごとに個別の通知設定をすることはできません。

でも安心してください。この記事では、アドオンやプロファイル機能を使って、アカウントごとに通知を管理する方法を詳しく解説していきます。

この記事で解決できること:

  • 特定のアカウントだけ通知を受け取る方法
  • 重要なフォルダだけ音を鳴らす設定
  • アカウントを完全に分けて管理する方法
  • メッセージフィルターを使った通知制御
スポンサーリンク
  1. Thunderbirdの通知設定の基本(標準機能の制限)
    1. 標準機能でできること
    2. 標準機能でできないこと
    3. なぜアカウントごとに設定できないのか?
  2. 方法1:アドオンを使ってアカウント・フォルダごとに通知を設定する
    1. おすすめアドオン「NTFNTF」
    2. NTFNTFのインストール方法
    3. NTFNTFの使い方
    4. 別のアドオン「Mailbox Alert」
    5. Mailbox Alertのインストールと設定
    6. アドオン使用時の注意点
  3. 方法2:プロファイル機能で完全にアカウントを分離する
    1. プロファイルとは?
    2. プロファイルの作成方法
    3. プロファイルごとの起動ショートカットを作成する
    4. 複数のプロファイルを同時に起動する方法
    5. プロファイルごとの通知設定
  4. 方法3:メッセージフィルターと通知の組み合わせ
    1. メッセージフィルターの活用
    2. 具体的な設定方法
    3. この方法のメリット・デメリット
    4. 設定のコツ
  5. 方法4:Windowsの通知設定でアプリごとに制御する
    1. Windows 10/11の通知設定
    2. 集中モード(おやすみモード)の活用
  6. 各方法の比較表
  7. トラブルシューティング
    1. アドオンをインストールしたのに動作しない
    2. プロファイルを複数作ったら混乱してしまった
    3. 特定のフォルダだけ通知が来ない
    4. Thunderbird全体の通知が来なくなった
  8. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. アカウントAは音あり、アカウントBは音なしという設定はできますか?
    2. Q2. プロファイルを分けると、メールデータも完全に別々になりますか?
    3. Q3. 複数のプロファイルを同時に起動すると、PCが重くなりますか?
    4. Q4. アドオンの設定は、別のPCに移行できますか?
    5. Q5. 仕事用とプライベート用で完全に分けたいのですが、どの方法がベストですか?
    6. Q6. IMAPとPOPで通知の挙動は変わりますか?
  9. まとめ

Thunderbirdの通知設定の基本(標準機能の制限)

まず、Thunderbirdの標準機能で何ができて、何ができないのかを理解しておきましょう。

標準機能でできること

Thunderbirdの設定画面から、以下の通知設定を変更できます。

設定可能な項目:

  • デスクトップ通知の表示・非表示
  • 通知音の有効・無効
  • トレイアイコンの表示
  • タスクバーバッジの表示

これらの設定は、「設定」→「一般」→「新着メールの通知」から変更できます。

標準機能でできないこと

ここが重要なポイントです。Thunderbirdの標準機能では、以下のような細かい制御ができません。

設定できない項目:

  • アカウントごとに通知のオン・オフを切り替える
  • フォルダごとに異なる通知音を設定する
  • 特定の送信者だけ通知を表示する
  • アカウントAは音あり、アカウントBは音なしという設定

つまり、「すべてのアカウントで通知する」か「すべて通知しない」かの二択しかないのです。

なぜアカウントごとに設定できないのか?

これは、Thunderbirdの設計上の仕様です。通知設定は「アプリケーション全体」に対して適用されるグローバル設定として実装されています。

複数のメールアカウントを持つユーザーが増えた現在、この仕様は少し不便に感じられますが、拡張機能やプロファイル機能を使えば柔軟に対応できます。

方法1:アドオンを使ってアカウント・フォルダごとに通知を設定する

最も手軽で効果的な方法が、アドオン(拡張機能)を使う方法です。アドオンをインストールすれば、フォルダごと、アカウントごとに細かく通知設定を変更できます。

おすすめアドオン「NTFNTF」

NTFNTF(Notify on This Folder Not That Folder)は、現在のThunderbirdバージョンで動作する優れたアドオンです。

主な機能:

  • フォルダごとに通知のオン・オフを設定
  • アカウント単位での通知制御も可能
  • 既存の通知システムと統合
  • 最新のThunderbirdバージョンに対応

NTFNTFのインストール方法

  1. Thunderbirdを起動する
  2. 画面右上の「メニュー」(三本線のアイコン)をクリック
  3. 「アドオンとテーマ」を選択
  4. 検索バーに「NTFNTF」と入力
  5. 検索結果から「NTFNTF」を見つけて「Thunderbirdへ追加」をクリック
  6. 追加の確認画面が表示されたら「追加」をクリック

インストールが完了すると、フォルダごとに通知設定ができるようになります。

NTFNTFの使い方

設定はとても簡単です。

基本的な設定手順:

  1. 通知を制御したいフォルダまたはアカウントを右クリック
  2. メニューから「NTFNTF」または「通知設定」を選択
  3. 以下の設定を変更できます
  • このフォルダの通知を有効にする
  • このフォルダの通知を無効にする
  • サブフォルダにも適用する

実用例:

  • 仕事用アカウントだけ通知を有効にする
    仕事用アカウントのフォルダで通知を有効化し、他のアカウントは無効化
  • 受信トレイのみ通知を受け取る
    各アカウントの受信トレイだけ通知を有効にし、送信済みやゴミ箱は無効化
  • VIPフォルダだけ音を鳴らす
    フィルターで振り分けた重要なメールのフォルダだけ通知を設定

別のアドオン「Mailbox Alert」

以前から人気のあったアドオンが「Mailbox Alert」です。NTFNTFよりも高機能で、より細かい設定が可能です。

主な機能:

  • フォルダごとに異なる通知音を設定
  • ポップアップ通知のカスタマイズ
  • 条件に応じた通知の制御
  • マクロを使った高度な設定

注意点:
Mailbox Alertは、Thunderbird 102以降でも動作しますが、最新バージョンとの互換性に問題が発生することがあります。まずはNTFNTFを試して、より高度な機能が必要な場合にMailbox Alertを検討するのがおすすめです。

Mailbox Alertのインストールと設定

  1. アドオンページから「Mailbox Alert」を検索してインストール
  2. 通知を設定したいフォルダを右クリック
  3. 「Mailbox Alert」を選択
  4. 設定画面が開くので、以下を設定できます
  • ポップアップ通知の表示
  • 通知音の選択(フォルダごとに異なる音が設定可能)
  • 実行するコマンドの指定

高度な使い方:

  • 差出人によって通知を変える
    特定の送信者からのメールだけ通知を表示する設定が可能
  • 件名のキーワードで振り分け
    「緊急」などのキーワードを含むメールだけ特別な通知音を設定

アドオン使用時の注意点

アドオンを使う際は、以下の点に注意してください。

互換性の確認:
Thunderbirdがバージョンアップすると、アドオンが動作しなくなることがあります。アップデート前にアドオンの対応状況を確認しましょう。

設定のバックアップ:
アドオンの設定は、Thunderbirdのプロファイルに保存されます。PCを買い替える際は、プロファイルごと移行しないと設定が失われます。

パフォーマンス:
多数のフォルダに個別の通知設定を行うと、Thunderbirdの動作が若干重くなる可能性があります。

方法2:プロファイル機能で完全にアカウントを分離する

より徹底的にアカウントを分けて管理したい場合は、プロファイル機能を使う方法があります。

プロファイルとは?

プロファイルとは、Thunderbirdの設定やメールデータを保存する独立した領域のことです。1つのThunderbirdアプリに複数のプロファイルを作成し、それぞれ別々のメールアカウントを管理できます。

プロファイルを使うメリット:

  • アカウント間の設定が完全に独立
  • 誤送信のリスクが減る(仕事とプライベートを完全分離)
  • それぞれに異なる通知設定が可能
  • アドレス帳も別々に管理できる
  • 複数のプロファイルを同時に起動可能

デメリット:

  • 設定の手間がかかる
  • ショートカットを複数作る必要がある
  • メモリ使用量が増える

プロファイルの作成方法

プロファイルを作成する手順を詳しく解説します。

手順1:プロファイルマネージャーを起動する

  1. Windowsキー + Rキーを同時に押す
  2. 「ファイル名を指定して実行」が開く
  3. 「thunderbird.exe -p」と入力(コピー&ペーストでOK)
  4. OKをクリック

これでプロファイルマネージャーが起動します。

手順2:新しいプロファイルを作成する

  1. 「新しいプロファイルを作成」をクリック
  2. プロファイル作成ウィザードが表示される
  3. 「次へ」をクリック
  4. プロファイル名を入力(例:「仕事用」「プライベート用」など)
  5. 「完了」をクリック

これで新しいプロファイルが作成されます。

プロファイルごとの起動ショートカットを作成する

プロファイルを切り替えて使うには、専用のショートカットを作成すると便利です。

ショートカット作成手順:

  1. デスクトップの既存のThunderbirdショートカットをコピー
  2. コピーしたショートカットを右クリック→「プロパティ」を開く
  3. 「ショートカット」タブの「リンク先」を確認
  4. リンク先の最後に以下を追加(例:仕事用プロファイルの場合)
"C:\Program Files\Mozilla Thunderbird\thunderbird.exe" -P "仕事用"
  1. 「OK」をクリック
  2. ショートカットの名前を変更(例:「Thunderbird(仕事用)」)

これで、ダブルクリックするだけで指定したプロファイルでThunderbirdが起動します。

複数のプロファイルを同時に起動する方法

Thunderbirdは、異なるプロファイルであれば同時に複数起動できます。

同時起動の設定:

各プロファイルのショートカットで、リンク先を以下のように設定します。

"C:\Program Files\Mozilla Thunderbird\thunderbird.exe" -no-remote -profile "プロファイルのフルパス"

プロファイルのフルパスを確認する方法:

  1. プロファイルマネージャーを起動
  2. 対象のプロファイルを選択
  3. 「プロファイルフォルダーを開く」をクリック(または設定から確認)

パスは通常、以下のような形式です:

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\xxxxxx.プロファイル名

このパスを使って、ショートカットを以下のように設定します。

"C:\Program Files\Mozilla Thunderbird\thunderbird.exe" -no-remote -profile "C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\xxxxxx.仕事用"

これで、複数のThunderbirdを同時に起動できます。

プロファイルごとの通知設定

プロファイルを分けると、それぞれ独立した通知設定が可能になります。

設定例:

  • 仕事用プロファイル: デスクトップ通知オン、音あり、タスクバーバッジ表示
  • プライベート用プロファイル: デスクトップ通知オフ、音なし、バッジのみ表示
  • メルマガ用プロファイル: すべての通知をオフ

各プロファイルで「設定」→「一般」→「新着メールの通知」から、それぞれ異なる設定を行えば完了です。

方法3:メッセージフィルターと通知の組み合わせ

アドオンを使わずに、標準機能だけで疑似的にアカウントごとの通知を実現する方法もあります。

メッセージフィルターの活用

Thunderbirdのメッセージフィルター機能を使って、重要なメールだけ特定のフォルダに振り分けます。その後、標準の通知設定で「受信トレイに届いたメールだけ通知」という運用が可能です。

設定の流れ:

  1. 重要なアカウントのメールはそのまま受信トレイに残す
  2. 重要でないアカウントのメールは自動的に別フォルダへ移動
  3. 通知は有効のままにしておく
  4. 結果として、受信トレイに残ったメールだけ通知される

具体的な設定方法

手順1:フィルターを作成する

  1. Thunderbirdのメニューから「ツール」→「メッセージフィルター」を選択
  2. 対象のアカウントを選択
  3. 「新規」ボタンをクリック
  4. フィルター名を入力(例:「メルマガを別フォルダへ」)

手順2:条件を設定する

以下のような条件を設定します。

  • 条件: 差出人が〇〇を含む
  • 実行する動作: メッセージを「メルマガ」フォルダへ移動

手順3:自動振り分けを実行する

  1. 「メール受信時に実行する」にチェック
  2. 「OK」をクリック

これで、指定した条件に合うメールは自動的に別フォルダへ移動し、受信トレイには届きません。通知も表示されなくなります。

この方法のメリット・デメリット

メリット:

  • アドオン不要で実現できる
  • Thunderbirdの標準機能だけで完結
  • アップデートの影響を受けにくい
  • 動作が軽い

デメリット:

  • フィルター設定が複雑になりがち
  • 完全なアカウント単位の制御はできない
  • 誤設定で重要なメールを見逃すリスクがある

設定のコツ

メッセージフィルターを使う際は、以下の点に注意してください。

フィルターの優先順位:
フィルターは上から順に実行されます。重要なフィルター(VIPメールの振り分けなど)は上位に配置しましょう。

条件の重複を避ける:
複数のフィルターで同じメールがマッチしないよう、条件を慎重に設定してください。

テスト運用:
新しいフィルターを作成したら、まずテストメールで動作確認をしましょう。誤設定で重要なメールが迷子になるのを防げます。

方法4:Windowsの通知設定でアプリごとに制御する

Thunderbird側ではなく、Windows側の設定で通知を制御する方法もあります。

Windows 10/11の通知設定

Windowsの通知設定から、Thunderbirdの通知を完全にオフにすることができます。

設定手順:

  1. Windowsの「設定」を開く
  2. 「システム」→「通知」を選択
  3. アプリの通知一覧から「Thunderbird」を探す
  4. 通知のオン・オフを切り替え

活用シーン:

  • 集中して作業したいときだけ通知をオフ
  • プレゼン中は通知を表示しない
  • 就業時間外は通知を無効化

集中モード(おやすみモード)の活用

Windows 10以降には「集中モード」という機能があります。これを使えば、特定の時間帯や状況で自動的に通知をオフにできます。

設定方法:

  1. Windowsの「設定」→「システム」→「集中モード」を開く
  2. 以下のいずれかを選択
  • 重要な通知のみ:優先度の高い通知だけ表示
  • アラームのみ:すべての通知をオフ

自動ルールの設定:

  • 時間帯で自動切り替え(例:22時〜8時はオフ)
  • プレゼン中は自動でオフ
  • ゲームのフルスクリーン表示中はオフ

この方法は、Thunderbird以外のアプリの通知も一緒に制御したい場合に便利です。

各方法の比較表

どの方法を選ぶべきか迷ったら、この比較表を参考にしてください。

方法難易度柔軟性アドオン必要推奨度
NTFNTF(アドオン)★☆☆ 簡単★★★ 高い必要★★★ おすすめ
Mailbox Alert(アドオン)★★☆ 中級★★★ 非常に高い必要★★☆ 高度な使い方向け
プロファイル機能★★★ 上級★★★ 完全分離不要★★☆ 徹底的に分けたい人向け
メッセージフィルター★★☆ 中級★☆☆ 限定的不要★☆☆ 簡易的な対応
Windows通知設定★☆☆ 簡単★☆☆ 全体制御のみ不要★☆☆ 補助的に使用

初心者の方へのおすすめ:
まずは「NTFNTF」アドオンを試してみることをおすすめします。設定が簡単で、フォルダごとに通知のオン・オフを切り替えられます。

上級者の方へのおすすめ:
仕事とプライベートを完全に分けたい場合は、プロファイル機能の活用が最適です。アカウント間の誤操作も防げます。

トラブルシューティング

アカウントごとの通知設定でよくある問題と解決策を紹介します。

アドオンをインストールしたのに動作しない

原因:

  • Thunderbirdのバージョンとアドオンの互換性がない
  • アドオンが正しくインストールされていない

解決策:

  1. Thunderbirdを最新バージョンにアップデート
  2. アドオンの対応バージョンを確認
  3. アドオンを一度削除して再インストール
  4. Thunderbirdを再起動

プロファイルを複数作ったら混乱してしまった

原因:

  • どのショートカットがどのプロファイルか分からなくなった

解決策:

  1. ショートカットに分かりやすい名前をつける
  • 例:「Thunderbird(仕事)」「Thunderbird(プライベート)」
  1. ショートカットのアイコンを変更して視覚的に区別
  2. プロファイルマネージャーから不要なプロファイルを削除

特定のフォルダだけ通知が来ない

原因:

  • メッセージフィルターで自動移動している
  • フォルダの通知設定が無効になっている(アドオン使用時)

解決策:

  1. メッセージフィルターの設定を確認
  2. フォルダを右クリックしてNTFNTFの設定を確認
  3. Thunderbirdの通知設定が全体でオンになっているか確認

Thunderbird全体の通知が来なくなった

原因:

  • Windowsの通知設定でThunderbirdがブロックされている
  • セキュリティソフトが通知をブロックしている

解決策:

  1. Windows設定でThunderbirdの通知が有効か確認
  2. セキュリティソフトの設定を確認
  3. Thunderbirdの通知設定を一度オフ→オンに切り替え
  4. PCを再起動

よくある質問(FAQ)

Q1. アカウントAは音あり、アカウントBは音なしという設定はできますか?

A1. はい、アドオン「NTFNTF」や「Mailbox Alert」を使えば可能です。標準機能だけでは実現できませんが、アドオンを使うことでフォルダごと・アカウントごとに通知音の有無を設定できます。

Q2. プロファイルを分けると、メールデータも完全に別々になりますか?

A2. はい、完全に別々に管理されます。プロファイルAで受信したメールは、プロファイルBからは見えません。アドレス帳、カレンダー、設定もすべて独立しています。

Q3. 複数のプロファイルを同時に起動すると、PCが重くなりますか?

A3. 多少重くなります。Thunderbirdを複数起動するため、メモリ使用量は増加します。ただし、最近のPCであれば、2〜3個のプロファイルを同時起動しても問題なく動作するでしょう。

Q4. アドオンの設定は、別のPCに移行できますか?

A4. はい、Thunderbirdのプロファイルフォルダごと移行すれば、アドオンの設定も引き継がれます。プロファイルのバックアップを取っておくことをおすすめします。

Q5. 仕事用とプライベート用で完全に分けたいのですが、どの方法がベストですか?

A5. プロファイル機能を使った完全分離がベストです。誤送信のリスクがなくなり、それぞれ独立した通知設定も可能です。手間はかかりますが、長期的に見て最も安全で便利な方法です。

Q6. IMAPとPOPで通知の挙動は変わりますか?

A6. はい、若干変わります。IMAPの場合、メールがサーバーに届いた段階で通知が表示されます。POPの場合は、Thunderbirdがサーバーにアクセスしてメールをダウンロードしたタイミングで通知されます。リアルタイム性を重視するならIMAPがおすすめです。

まとめ

Thunderbirdでアカウントごとに通知を設定する方法について、4つのアプローチを紹介しました。

この記事のポイント:

  1. 標準機能では不可: Thunderbirdの標準機能では、すべてのアカウントに一括で通知設定が適用される
  2. アドオンで実現可能: NTFNTFやMailbox Alertを使えば、フォルダごと・アカウントごとに細かく通知を制御できる
  3. プロファイル機能で完全分離: 仕事とプライベートを徹底的に分けたい場合は、プロファイル機能が最適
  4. メッセージフィルターで疑似的に対応: アドオンを使わずに、標準機能だけでも工夫次第で制御可能
  5. Windows側の設定も活用: 集中モードなどを使って、時間帯によって通知を制御することも可能

あなたに合った方法を選ぼう:

  • 手軽さ重視 → NTFNTFアドオン
  • 細かい制御が必要 → Mailbox Alertアドオン
  • 完全分離したい → プロファイル機能
  • シンプルに済ませたい → メッセージフィルター

複数のメールアカウントを効率よく管理できれば、重要なメールを見逃すことなく、不要な通知に煩わされることもなくなります。

ぜひこの記事を参考に、自分に合った通知設定を見つけてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました