「Slackで過去のメッセージを検索したいのに、何も出てこない…」
「確かに送ったはずのファイルが検索で見つからない!」
Slackの検索機能は、過去のやり取りやファイルを素早く見つけるための便利な機能です。しかし、突然検索ができなくなったり、期待した結果が表示されなかったりすると、仕事の効率が大きく下がってしまいます。
この記事では、Slackで検索できない原因と、その解決方法を初心者にも分かりやすく、順を追って解説します。
Slackの検索機能の基本

まずは、Slackの検索機能がどのように動作するのか、基本を理解しましょう。
Slackの検索でできること
Slackの検索機能を使うと、以下のものを探すことができます。
検索できるもの
- メッセージ:過去に送受信したすべてのメッセージ
- ファイル:共有されたファイル(画像、PDF、ドキュメントなど)
- チャンネル:参加可能なチャンネル
- メンバー:ワークスペース内のユーザー
- ワークフロー:利用可能なワークフロー
検索の基本的な使い方
デスクトップ・ブラウザ版
- 画面上部の検索バーをクリック
- キーワードを入力
- Enterを押して検索
ショートカットキー
- Mac:
Cmd + G - Windows/Linux:
Ctrl + G
モバイルアプリ
- 画面上部の検索アイコンをタップ
- キーワードを入力
- 検索実行
検索修飾子(検索を絞り込む方法)
Slackでは、特定の条件で検索を絞り込むことができます。
主な検索修飾子
from:@ユーザー名:特定のユーザーからのメッセージを検索in:#チャンネル名:特定のチャンネル内を検索to:@ユーザー名:特定のユーザーへのDMを検索has:link:リンクを含むメッセージを検索has:file:ファイル添付のあるメッセージを検索before:2025/01/01:指定日以前のメッセージを検索after:2025/01/01:指定日以降のメッセージを検索
Slackで検索できない原因
検索がうまくいかない原因は、いくつか考えられます。
原因1:Slackのサーバー障害
Slack側で問題が発生している場合があります。
症状
- 検索バーに入力しても何も表示されない
- 「検索を実行できません」というエラーメッセージ
- 検索結果が読み込まれない
確認方法
Slackのステータスページで、現在障害が発生していないか確認しましょう。
Slackステータスページ
- https://status.slack.com
代替確認方法
- Downdetector(ダウンディテクター):https://downdetector.jp/shougai/slack
- 他のユーザーからの障害報告をリアルタイムで確認できます
対処法
Slack側の障害の場合、ユーザー側では何もできません。復旧を待ちましょう。
原因2:インデックスが更新されていない
Slackは検索を高速化するため、メッセージやファイルの「インデックス」(索引)を作成しています。
このインデックスの更新が遅れると、最新のメッセージが検索に引っかからないことがあります。
症状
- 数分〜数時間前のメッセージが検索で出てこない
- 古いメッセージは検索できるが、新しいメッセージは出ない
対処法
時間が解決してくれます。通常、数分〜数十分待てばインデックスが更新され、検索できるようになります。
急ぎの場合は、手動でチャンネルをスクロールして探すか、チャンネル内検索(Ctrl + FまたはCmd + F)を使いましょう。
原因3:権限・アクセス権の問題
自分がアクセスできないチャンネルやメッセージは、検索結果に表示されません。
症状
- 特定のチャンネルのメッセージが検索で見つからない
- 他の人は見つけられるのに、自分だけ見つけられない
原因の詳細
- プライベートチャンネル:参加していないプライベートチャンネルのメッセージは検索できません
- 他人のDM:自分が含まれていないDMは検索できません
- 退出したチャンネル:過去に退出したチャンネルのメッセージは検索できません
対処法
チャンネルに参加していない場合は、チャンネルに参加する必要があります。
- チャンネル名で検索
- チャンネルを見つけたら「参加する」をクリック
原因4:無料プランのメッセージ履歴制限
Slackの無料プランには、検索できるメッセージ数に制限があります。
無料プランの制限
- 直近90日間のメッセージ履歴のみ保存・検索可能
- 90日より前のメッセージは検索できません
症状
- 古いメッセージが検索で出てこない
- 3か月以上前のファイルが見つからない
対処法
方法1:有料プランにアップグレード
有料プラン(プロプラン以上)では、すべてのメッセージ履歴が保存されます。
方法2:重要な情報は外部に保存
90日以内に、重要なメッセージやファイルを以下の方法で保存しておきましょう。
- メッセージをブックマークする
- ファイルをダウンロードする
- Google DriveやDropboxに保存する
原因5:インターネット接続の問題
インターネット接続が不安定だと、検索が正常に動作しません。
症状
- 検索結果の読み込みが遅い
- 検索がタイムアウトする
- 「接続エラー」と表示される
確認方法
他のウェブサイトやアプリが正常に動作するか確認しましょう。
対処法
- Wi-Fiまたはモバイルデータの接続を確認
- ルーターを再起動
- 別のネットワークに切り替えて試す
- VPNを使用している場合は、一時的にオフにして試す
原因6:キャッシュの問題
Slackアプリに溜まった古いデータ(キャッシュ)が原因で、検索が正常に動作しないことがあります。
症状
- 検索結果が古い情報のまま更新されない
- 削除したメッセージが検索結果に表示される
- 検索が遅い、または動作しない
対処法
キャッシュをクリアしましょう。詳しい手順は後述します。
原因7:アプリやブラウザの不具合
Slackアプリまたはブラウザ自体に問題がある場合があります。
症状
- 検索だけでなく、他の機能も不調
- アプリが頻繁にフリーズする
- 画面が正しく表示されない
対処法
アプリの再起動、アップデート、または再インストールが有効です。詳しい手順は後述します。
原因8:検索修飾子の不具合(日本語版特有)
2023年8月頃のアップデート以降、日本語版Slackでfrom:やwith:などの検索修飾子が正常に動作しない不具合が報告されています。
症状
from:@ユーザー名で検索すると、自動的に「送信者:@」に変換される- 変換後、検索が正常に動作しない
- エラーメッセージが表示される
影響範囲
PC版(デスクトップアプリ・ブラウザ版)のみ。モバイルアプリでは正常に動作します。
対処法
詳しい手順は後述します。
原因9:特定のチャンネルを検索から除外している
設定で特定のチャンネルを検索結果から除外している可能性があります。
症状
- 特定のチャンネルのメッセージだけが検索で出てこない
- そのチャンネルを直接開くとメッセージは存在する
確認方法
- プロフィール写真をクリック
- 「環境設定」を選択
- 「詳細設定」を開く
- 「検索オプション」セクションを確認
除外されているチャンネルがあれば、ここに表示されます。
対処法
除外リストからチャンネルを削除しましょう。
解決方法:基本的なトラブルシューティング
検索できない原因が分かったところで、具体的な解決方法を見ていきましょう。
解決方法1:Slackのステータスを確認
まず最初に、Slack側で障害が発生していないか確認しましょう。
手順
- ブラウザで https://status.slack.com にアクセス
- ページ上部に以下のいずれかが表示されます
- 「すべてのシステムが正常に動作しています」(緑色):問題なし
- 「現在、一部のサービスに問題が発生しています」(黄色または赤色):障害発生中
- 障害が発生している場合、詳細と復旧予定時刻が表示されます
Slack側の障害の場合
ユーザー側では何もできません。復旧を待ちましょう。
解決方法2:キャッシュをクリアする
キャッシュ(一時データ)をクリアすることで、多くの問題が解決します。
デスクトップアプリ(Windows・Mac)
手順
- Slackデスクトップアプリを開く
- 画面上部のメニューから「ヘルプ」をクリック
- Windows/Linux:「Help」
- Mac:画面最上部のメニューバー
- 「トラブルシューティング」にマウスを合わせる
- 「キャッシュを消去して再起動」をクリック
- 確認画面で「はい」または「キャッシュを消去」をクリック
- Slackが自動的に再起動します
モバイルアプリ(iPhone)
手順
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「Slack」をタップ
- 「次回起動時にキャッシュをリセット」のスイッチをオンにする
- Slackアプリを完全に終了(ホームボタンを2回押して上にスワイプ)
- Slackアプリを再度開く
モバイルアプリ(Android)
手順
- Androidの「設定」アプリを開く
- 「アプリ」をタップ
- アプリ一覧から「Slack」を選択
- 「ストレージとキャッシュ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
重要な注意点
「データを削除」は押さないでください!これを押すと、ログイン情報も消えてしまいます。
ブラウザ版
ブラウザでSlackを使っている場合は、ブラウザのキャッシュをクリアします。
Google Chrome(例)
- Chromeを開く
- 右上の「︙」(3つの点)をクリック
- 「その他のツール」 → 「閲覧履歴を消去」
- 期間を「全期間」に設定
- 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
解決方法3:アプリを再起動する
シンプルですが、効果的な方法です。
デスクトップアプリ
完全に終了する方法
Windows
- タスクバーの通知領域(右下)のSlackアイコンを右クリック
- 「Slackを終了」をクリック
- タスクマネージャーを開く(
Ctrl + Shift + Esc) - 「Slack」がまだ実行中の場合、右クリックして「タスクの終了」
- Slackを再度起動
Mac
- メニューバーのSlackアイコンを右クリック
- 「Slackを終了」をクリック
- アクティビティモニタを開く(Spotlight検索で「アクティビティモニタ」と入力)
- 「Slack」がまだ実行中の場合、選択して「✕」ボタンをクリック
- Slackを再度起動
モバイルアプリ
iPhone
- ホーム画面で画面下部から上にスワイプ(iPhone X以降)またはホームボタンを2回押す(それ以前)
- Slackアプリを上にスワイプして終了
- Slackアプリを再度開く
Android
- 画面下部の「□」(履歴ボタン)をタップ
- Slackアプリを左右にスワイプして終了
- Slackアプリを再度開く
解決方法4:アプリをアップデートする
古いバージョンのアプリでは、不具合が発生することがあります。
デスクトップアプリ
Slackデスクトップアプリは、通常自動的にアップデートされます。
手動で確認する方法
- Slackを開く
- 画面上部のメニューから「ヘルプ」 → 「更新を確認」
- 更新がある場合、自動的にダウンロード・インストールされます
モバイルアプリ
iPhone(App Store)
- App Storeを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 下にスクロールして「Slack」を探す
- 「更新」ボタンがあればタップ
Android(Google Play)
- Google Play Storeを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「アプリとデバイスの管理」をタップ
- 「更新」タブで「Slack」を探す
- 「更新」ボタンがあればタップ
解決方法5:インターネット接続を確認
インターネット接続に問題がないか確認しましょう。
確認方法
- 他のウェブサイト(例:Google)にアクセスできるか試す
- Wi-Fiの電波強度を確認
- 速度テストを実施
- https://fast.com などで回線速度をチェック
対処法
Wi-Fiの場合
- ルーターを再起動(電源を切って10秒待ち、再度電源を入れる)
- ルーターに近づく
- 5GHz帯と2.4GHz帯を切り替えてみる
モバイルデータの場合
- 機内モードをオン→オフして接続をリセット
- Wi-Fiに切り替える
VPN使用時
- VPNを一時的にオフにして試す
解決方法6:別のデバイスやブラウザで試す
問題がデバイスやブラウザ固有のものか確認しましょう。
試す方法
- デスクトップアプリ → ブラウザ版に切り替える(またはその逆)
- 別のブラウザで試す
- Chrome → Firefox や Edge など
- モバイルアプリで試す
結果の解釈
- 別の環境でうまくいく場合:元のアプリ・ブラウザに問題がある
- アプリの再インストールやブラウザの設定見直しが必要
- どの環境でもダメな場合:アカウントまたはSlack側の問題
- Slackサポートに問い合わせ
解決方法7:アプリを再インストールする
アプリに深刻な問題がある場合、再インストールが有効です。
デスクトップアプリ
Windows
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
- 「Slack」を選択
- 「アンインストール」をクリック
- https://slack.com/downloads からSlackをダウンロード
- インストーラーを実行
Mac
- Finderで「アプリケーション」フォルダを開く
- 「Slack」をゴミ箱にドラッグ
- ゴミ箱を空にする
- https://slack.com/downloads からSlackをダウンロード
- インストーラーを実行
モバイルアプリ
iPhone
- Slackアプリのアイコンを長押し
- 「Appを削除」をタップ
- App Storeから再インストール
Android
- Slackアプリのアイコンを長押し
- 「アンインストール」をタップ
- Google Play Storeから再インストール
注意点
再インストール後、ワークスペースに再ログインする必要があります。ログイン情報を事前に確認しておきましょう。
解決方法:検索修飾子の不具合への対処(日本語版)

2023年8月以降、日本語版PCアプリでfrom:やwith:が正常に動作しない不具合が報告されています。
対処法1:モバイルアプリを使う
モバイルアプリ(iPhone・Android)では、この不具合は発生していません。
手順
- モバイルアプリを開く
- 画面下部の「検索」をタップ
from:@ユーザー名と入力- 正常に検索できます
対処法2:言語設定を英語に変更(PC版)
言語を英語に変更すると、from:やwith:が正常に動作します。
手順
- デスクトップアプリまたはブラウザ版でSlackを開く
- プロフィール写真をクリック
- 「環境設定」を選択
- 「言語と地域」をクリック
- 「言語」を「English (US)」に変更
- ページを更新(または再起動)
- 検索バーで
from:@ユーザー名と入力 - 正常に検索できるようになります
元に戻す方法
同じ手順で言語を「日本語」に戻せます。
対処法3:運営の対応を待つ
Slackの運営側もこの不具合を把握しており、修正作業中です。
今後のアップデートで改善される見込みです。
問い合わせ済みの場合の回答例
「本件ご不便をおかけしており申し訳ありません。現在、早急な解決に向けて対応中となります。進捗などがあり次第改めてお知らせいたします。」
解決方法:検索結果を改善する方法
検索自体はできるけれど、期待した結果が出ない場合の改善方法です。
改善方法1:検索修飾子を活用する
より具体的な検索修飾子を使って、結果を絞り込みましょう。
よく使う検索修飾子
| 修飾子 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
from:@ユーザー名 | 特定のユーザーからのメッセージ | from:@田中 プロジェクト |
in:#チャンネル名 | 特定のチャンネル内 | in:#営業 見積もり |
to:@ユーザー名 | 特定のユーザーへのDM | to:@佐藤 資料 |
has:link | リンクを含む | has:link 記事 |
has:file | ファイル添付あり | has:file 契約書 |
has:reaction | リアクションあり | has:reaction 承認 |
before:2025/01/01 | 指定日以前 | before:2025/01/01 議事録 |
after:2025/01/01 | 指定日以降 | after:2025/01/01 予算 |
during:January | 特定の月 | during:December クリスマス |
*部分一致* | 部分一致検索 | rep*(reply, reportなど) |
複数の修飾子を組み合わせる
from:@田中 in:#プロジェクトA after:2024/12/01
これで、「田中さんが#プロジェクトAチャンネルで2024年12月1日以降に送ったメッセージ」を検索できます。
改善方法2:フィルター機能を使う
検索後、結果をさらに絞り込むことができます。
デスクトップ・ブラウザ版
- 検索を実行
- 検索結果の画面上部にある「フィルター」をクリック
- 以下の条件で絞り込み
- 送信者
- 日付範囲
- チャンネル
- 並び順(関連性順・新しい順・古い順)
モバイルアプリ
- 検索を実行
- 検索結果画面で「並び替え」や「フィルター」をタップ
- 条件を選択
改善方法3:ワイルドカード検索を使う
部分的にしか覚えていない単語を検索する時に便利です。
使い方
最低3文字入力した後に*(アスタリスク)を付けます。
例
rep*:reply、report、repository などマーケ*:マーケティング、マーケット など
改善方法4:特定のチャンネル内で検索
現在開いているチャンネル内だけを検索したい場合。
方法1:ショートカットキー
- Mac:
Cmd + F - Windows/Linux:
Ctrl + F
チャンネルのメッセージボックスにフォーカスした状態でこのキーを押すと、そのチャンネル内だけを検索できます。
方法2:検索修飾子を使う
in:#現在のチャンネル名 検索キーワード
改善方法5:除外したチャンネルを確認
特定のチャンネルが検索から除外されていないか確認しましょう。
確認・設定変更の手順
- プロフィール写真をクリック
- 「環境設定」を選択
- 「詳細設定」をクリック
- 「検索オプション」セクションを確認
- 除外されているチャンネルを削除したい場合は、チャンネル名の横の「×」をクリック
それでも解決しない場合
上記の方法を試しても検索できない場合の対応です。
Slackサポートに問い合わせ
公式サポートに相談しましょう。
問い合わせ方法
- ブラウザで https://slack.com/help/requests/new にアクセス
- 以下の情報を記入
- ワークスペースのURL
- 問題の詳細
- 試した解決方法
- スクリーンショット(あれば)
- 送信
問い合わせ時に伝えるべき情報
- 使用しているデバイス(PC、iPhone、Androidなど)
- OSとバージョン(Windows 11、macOS 14など)
- Slackアプリのバージョン
- 問題が発生し始めた時期
- 特定のチャンネルだけか、全体で起こるか
- エラーメッセージ(表示される場合)
ワークスペース管理者に相談
組織全体で問題が発生している可能性もあります。
管理者に確認してもらうこと
- ワークスペースの設定に問題がないか
- 自分のアカウントに制限がかかっていないか
- 他のメンバーも同じ問題を抱えていないか
代替手段を使う
検索が復旧するまでの一時的な対応です。
代替方法
- チャンネルを直接開いてスクロール
- 時間はかかりますが、確実に見つけられます
- メンバーに直接聞く
- 「○○の件、いつ頃話しましたっけ?」と聞いてみる
- ブックマーク機能を活用
- 重要なメッセージは事前にブックマークしておく
- 外部ツールで検索
- Google DriveやNotionに重要な情報を保存しておく
検索トラブルを予防する方法
今後、検索で困らないための予防策です。
予防策1:定期的にキャッシュをクリア
月に1回程度、キャッシュをクリアする習慣をつけましょう。
推奨頻度
- ヘビーユーザー:2週間に1回
- 通常ユーザー:月に1回
予防策2:アプリを最新に保つ
Slackアプリを常に最新バージョンに保ちましょう。
自動更新の設定
デスクトップアプリは通常、自動更新されますが、設定を確認しておきましょう。
- Slackの環境設定を開く
- 「詳細設定」を確認
- 自動更新がオンになっているか確認
予防策3:重要な情報はブックマーク
検索に頼らず、重要な情報は事前にブックマークしておきましょう。
ブックマークの方法
- メッセージにマウスを合わせる
- 右上の「…」(その他のアクション)をクリック
- 「保存する」または「ブックマーク」を選択
- 後で「保存済みアイテム」から簡単にアクセスできます
予防策4:チャンネルを整理
不要なチャンネルを整理することで、検索結果がすっきりします。
整理方法
- 使っていないチャンネルから退出する
- 終了したプロジェクトのチャンネルはアーカイブする
- チャンネル名を分かりやすくする
予防策5:ファイルは外部にも保存
重要なファイルは、Slack以外の場所にも保存しておきましょう。
推奨の保存先
- Google Drive
- Dropbox
- OneDrive
- 社内サーバー
予防策6:有料プランを検討
無料プランの90日制限が問題なら、有料プランへのアップグレードを検討しましょう。
有料プランのメリット
- 無制限のメッセージ履歴
- 高度な検索機能
- より多くの統合アプリ
- 優先サポート
よくある質問と回答

Q1. 検索できるメッセージの期間に制限はありますか?
A. プランによって異なります。
- 無料プラン:直近90日間のみ
- 有料プラン(プロ、ビジネスプラス、Enterprise Grid):無制限
無料プランでは、90日より前のメッセージは検索できません。
Q2. 削除したメッセージは検索できますか?
A. いいえ、検索できません。
削除されたメッセージは、検索結果に表示されません。
ただし、Enterprise Gridプランで特定の保持ポリシーが設定されている場合、ワークスペース管理者が復元できる可能性があります。
Q3. プライベートチャンネルのメッセージは検索できますか?
A. 自分が参加しているプライベートチャンネルのみ検索できます。
参加していないプライベートチャンネルのメッセージは、検索結果に表示されません。
Q4. 検索結果の並び順を変更できますか?
A. はい、変更できます。
検索結果画面の上部にある「並び替え」または「フィルター」から、以下の順序を選択できます。
- 関連性順(デフォルト)
- 新しい順
- 古い順
Q5. スマートフォンとPCで検索結果が違うのはなぜですか?
A. 以下の理由が考えられます。
- 同期のタイミング
- デバイス間で同期が完了していない可能性があります
- 少し時間を置いて再度検索してみてください
- キャッシュの違い
- 各デバイスのキャッシュが異なるため、表示が異なることがあります
- 両方のデバイスでキャッシュをクリアしてみましょう
- アプリのバージョン
- 片方のデバイスのアプリが古い可能性があります
- 両方を最新バージョンに更新してください
Q6. 検索バーが表示されないのですが?
A. 以下を確認してください。
- 画面サイズが小さい場合
- ブラウザのウィンドウを広げてみてください
- モバイルアプリでは、画面上部にある虫眼鏡アイコンをタップ
- アプリの不具合
- アプリを再起動してみてください
- 権限の問題
- ワークスペース管理者が検索機能を制限している可能性があります
- 管理者に確認してください
Q7. 日本語で検索すると結果が出にくいのですが?
A. 日本語検索の精度を上げるコツがあります。
- スペースで区切る
- 「プロジェクト 資料」のように、単語をスペースで区切って検索
- 短いキーワードを使う
- 長い文章ではなく、重要な単語だけを入力
- 別の表現を試す
- 「見積書」「見積もり」「estimate」など、複数の表現で試す
- 英語も試す
- ファイル名やリンクは英語のことが多いので、英語でも検索してみる
Q8. 検索速度を速くする方法はありますか?
A. 以下の方法で検索速度を改善できます。
- 検索修飾子で範囲を絞る
in:#特定のチャンネルを指定すると速くなります
- キャッシュを定期的にクリア
- 溜まったキャッシュが動作を遅くすることがあります
- 不要なチャンネルから退出
- 検索対象が減り、速度が向上します
- 有線LANを使う
- Wi-Fiより有線接続の方が安定します
まとめ:Slack検索トラブルの重要ポイント
Slackで検索できない原因と解決方法をまとめます。
主な原因
- Slackのサーバー障害
- https://status.slack.com で確認
- インデックスの更新遅延
- 数分〜数十分待つ
- 権限・アクセス権の問題
- 参加していないチャンネルは検索できない
- 無料プランの90日制限
- 有料プランにアップグレードを検討
- インターネット接続の問題
- 接続を確認・安定化
- キャッシュの問題
- 定期的にクリア
- アプリやブラウザの不具合
- 再起動・アップデート・再インストール
- 検索修飾子の不具合(日本語版)
- モバイルアプリまたは英語設定を使う
基本的な解決手順
- Slackのステータスページを確認
- キャッシュをクリアして再起動
- アプリを最新版にアップデート
- インターネット接続を確認
- 別のデバイス・ブラウザで試す
- アプリを再インストール
- それでもダメならSlackサポートに問い合わせ
検索結果を改善する方法
- 検索修飾子を活用(
from:,in:,has:,before:,after:など) - フィルター機能で絞り込み
- ワイルドカード検索(
*)を使う - チャンネル内検索(
Cmd/Ctrl + F)を使う
予防策
- 定期的にキャッシュをクリア(月1回程度)
- アプリを常に最新に保つ
- 重要な情報はブックマークする
- チャンネルを整理する
- ファイルは外部にも保存する
- 有料プランを検討(無制限の履歴)
Slackの検索機能は、過去の情報を素早く見つけるための強力なツールです。検索がうまくいかない時は、この記事の手順を参考に、一つずつ原因を特定して解決していきましょう。
多くの場合、キャッシュのクリアやアプリの再起動で解決します。それでも解決しない場合は、Slackサポートに相談することをおすすめします。

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