「取引先とのやり取り、メールだと返事が遅くて困る…」
「社外のパートナーと効率よく連携する方法はないかな?」
ビジネスでは、自社のメンバーだけでなく、顧客や取引先、外部パートナーとコミュニケーションを取る機会が多くあります。でも、メールだと返信が遅かったり、情報が散らばったりして、非効率に感じることはありませんか?
この記事では、社外の人とSlackで直接やり取りできる「Slackコネクト」について、基本的な仕組みから使い方、メリット、注意点まで、初心者にも分かりやすく解説します。
Slackコネクトとは?

まずは、Slackコネクトの基本を理解しましょう。
Slackコネクトの定義
Slackコネクト(Slack Connect)とは、異なる組織(会社)同士が、Slackを使って安全かつ効率的にコミュニケーションを取るための機能です。
簡単に言えば、「社外の人ともSlackでやり取りできるようにする機能」です。
従来の問題点
通常、Slackは同じ組織内でのコミュニケーションツールとして使われます。
従来の課題
- 社外の人と連絡を取る時は、メールや別のツールが必要
- メールは返信が遅く、スレッド管理が面倒
- 情報がバラバラになり、探すのに時間がかかる
- リアルタイムでの協業が難しい
Slackコネクトで解決できること
Slackコネクトを使えば、これらの問題が一気に解決します。
Slackコネクトでできること
- 社外の人とSlackでリアルタイムにやり取り
- メールのように待たされることが減る
- プロジェクトの情報を1か所に集約
- ファイル共有やビデオ通話も簡単
- 複数の企業が同じチャンネルで協力できる
誰が使うべき?
Slackコネクトは、以下のような状況で特に役立ちます。
活用シーン
- 外部ベンダーや制作会社とのプロジェクト管理
- 顧客へのサポートや技術的な質問への対応
- 営業活動での見込み客とのコミュニケーション
- 複数企業が関わる共同プロジェクト
- フリーランサーや外部コンサルタントとの協業
Slackコネクトの2つの使い方
Slackコネクトには、2つの主な使い方があります。
使い方1:ダイレクトメッセージ(DM)
ダイレクトメッセージは、1対1でやり取りする方法です。
特徴
- 組織をまたいで個人同士でメッセージをやり取り
- 素早く質問したい時に便利
- 全プラン(無料プランを含む)で利用可能
おすすめの場面
- 営業担当が見込み客とフォローアップする時
- カスタマーサポートで個別対応する時
- プロダクトマネージャーが顧客からフィードバックをもらう時
例
営業担当のAさんが顧客のBさんと商談した後、すぐにSlackコネクトのDMで招待を送り、質問への回答や資料を共有。メールを待つことなく、その場で次のステップに進めます。
使い方2:チャンネル(共有チャンネル)
共有チャンネルは、複数人でグループとして協力する方法です。
特徴
- 最大250の組織が1つのチャンネルに参加可能
- プロジェクト全体で情報を共有できる
- チームメンバーを自由に追加・削除できる
- 有料プランが必要
おすすめの場面
- 複数企業が関わる大規模プロジェクト
- クリエイティブの承認やレビューが必要な時
- 顧客に専任サポートを提供する時
- 長期的なパートナーシップを築く時
例
マーケティング担当のCさんが制作代理店とチャンネルを共有。デザイン案の共有、フィードバック、最終承認まで、すべて1つのチャンネルで完結。メールのやり取りが減り、承認プロセスが2倍速くなりました。
DMとチャンネルの使い分け
| 項目 | ダイレクトメッセージ(DM) | チャンネル |
|---|---|---|
| 参加人数 | 1対1 | 複数人・複数組織 |
| 料金 | 全プランで無料 | 有料プランが必要 |
| 用途 | 個別の質問や相談 | プロジェクト管理 |
| 情報の透明性 | 2人だけ | チーム全員で共有 |
| 最適な場面 | 初期段階のやり取り | 本格的な協業 |
Slackコネクトの料金プラン
Slackコネクトの利用には、一部料金がかかります。
料金の基本ルール
ダイレクトメッセージ(DM)
- 全プラン(無料プランを含む)で利用可能
- 追加料金なし
チャンネル共有
- 有料プランが必要
- プロプラン:月額1,050円〜/ユーザー
- ビジネスプラスプラン:月額1,800円〜/ユーザー
- Enterprise Gridプラン:カスタム見積もり
相手側の料金について
重要なポイント
Slackコネクトを使う場合、通常は招待する側と招待される側の両方が有料プランを使っている必要があります。
ただし、以下の例外があります。
90日間無料トライアル
条件を満たせば、招待された側はSlackプロプランを90日間無料で試すことができます。
対象となる条件
- Slackの無料プランを使っている(過去にトライアルを利用していない)
- 初めてSlackを使用する
トライアルの注意点
- 各ワークスペースにつき1回のみ利用可能
- 90日後、アップグレードしない場合は無料プランに戻る
- 無料プランに戻ると、Slackコネクトのチャンネルは解除される
Enterprise+プランの特典
Enterprise+プランを利用している場合、相手側が無料プランでもSlackコネクトチャンネルに参加してもらえます。
料金プラン比較表
| プラン | DM | チャンネル共有 | 相手側の要件 |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | ○ | × | – |
| プロプラン | ○ | ○ | 有料プラン必要(無料トライアル可) |
| ビジネスプラス | ○ | ○ | 有料プラン必要(無料トライアル可) |
| Enterprise+ | ○ | ○ | 無料プランでもOK |
Slackコネクトの使い方:招待から開始まで
実際にSlackコネクトを使い始める手順を見ていきましょう。
前提条件
招待する側の準備
- Slackの有料プランを利用中(チャンネル共有の場合)
- ワークスペースの管理者権限、またはSlackコネクトの使用が許可されている
手順1:チャンネルを作成する
まず、社外の人と共有するチャンネルを作成します。
デスクトップアプリの場合
- サイドバーの「Slackコネクトのつながり」横にある「+」ボタンをクリック
- 「チャンネルを作成する」をクリック
- チャンネル名を入力
- 「共有する」のチェックボックスにチェックを入れる
- このチェックを入れることで、外部共有が可能なチャンネルになります
- 「作成」をクリック
注意点
以下のチャンネルは、Slackコネクトで共有できません。
- #generalチャンネル
- #all-会社名チャンネル
手順2:社外の人を招待する
チャンネルができたら、社外の人を招待しましょう。
招待の手順
- 作成したチャンネルを開く
- チャンネル名(画面上部)をクリック
- 「メンバーを追加」を選択
- 招待したい人のメールアドレスを入力
- 「外部のオーガナイゼーション」を選択
- 「次へ」をクリック
- 権限を選択(管理者権限がある場合)
- 「投稿および招待」:フルアクセス(メッセージ送信、メンバー招待、ワークフロー使用など)
- 「投稿のみ」:メッセージ送信のみ(ワークフローやアプリは使えない)
- オプションでメッセージを追加
- 「招待を送信」をクリック
招待方法の種類
招待は2つの方法で送れます。
- メール招待:相手のメールアドレスに招待メールが届く
- リンク共有:招待リンクをコピーして、好きな方法(メール、チャットなど)で共有
- ビジネスプラスプラン以上で利用可能
手順3:相手が招待を承諾する
招待を送ったら、相手が承諾するのを待ちます。
相手側の操作
- 招待メールまたはリンクを開く
- 「始める」または「招待を承諾」をクリック
- 以下のいずれかを選択
- 既存のワークスペースにチャンネルを追加
- 新しいワークスペースを作成してチャンネルを追加
- 設定によっては、両チームの管理者による承認が必要な場合もあります
承諾されると
チャンネルが相手側のワークスペースにも表示され、すぐにコラボレーションを開始できます。
Slackコネクトチャンネルの見分け方
Slackコネクトで共有されているチャンネルには、以下の特徴があります。
サイドバーでの表示
- 「外部とのつながり」(または「Slack Connect」)セクションに表示される
- チャンネル名の横にダイヤモンドアイコン(◇)が付く
チャンネル内での表示
- 社外メンバーのプロフィール写真の右下に小さいアイコン(所属企業のロゴ)が表示される
- メッセージ入力欄の上に、社外メンバーがいることを示すバナーが表示される
ゲストアカウントとの違い

Slackには、Slackコネクトが登場する前から「ゲストアカウント」という機能がありました。
ゲストアカウントとは
ゲストアカウントは、社外の人を自社のワークスペースに招待する機能です。
2種類のゲストアカウント
- シングルチャンネルゲスト
- 1つのチャンネルのみにアクセス可能
- 低コスト
- マルチチャンネルゲスト
- 複数のチャンネルにアクセス可能
- 通常メンバーと同額の料金がかかる
Slackコネクトとゲストアカウントの違い
両者は似ていますが、重要な違いがあります。
比較表
| 項目 | Slackコネクト | ゲストアカウント |
|---|---|---|
| 所属先 | 相手組織のワークスペース | 自社のワークスペース |
| チャンネル表示 | 双方のワークスペースに表示 | 自社のワークスペースのみ |
| 招待の手間 | 組織単位で1回 | 1人ずつ個別に招待 |
| 共有できるチャンネル数 | 制限なし | シングル:1つ、マルチ:複数 |
| 料金 | 相手側も有料プラン必要 | シングル:低コスト、マルチ:通常料金 |
| ワークスペースの切り替え | 不要 | 必要 |
| 履歴の保持 | 双方に保持 | 自社のみ |
| 柔軟性 | 高い | 低い |
どちらを使うべき?
Slackコネクトがおすすめ
- 長期的なパートナーシップ
- 複数のプロジェクトで協力する関係
- 相手もSlackを積極的に使っている
- お互いに対等な立場での協業
ゲストアカウントがおすすめ
- 短期的なプロジェクト
- 限定的なアクセスのみ必要
- 相手がSlackを使い慣れていない
- 自社主導のプロジェクト
Slackコネクトのメリット
Slackコネクトを使うことで、どんな利点があるのでしょうか?
メリット1:コミュニケーションが速くなる
メールと比べて、圧倒的に速いやり取りが可能です。
実際のデータ
- クリエイティブレビューと承認の所要時間が2倍スピードアップ
- 顧客との案件サイクルのスピードが4倍アップ
理由
- リアルタイムでメッセージを送受信
- 既読・未読が分かる
- 通知機能で見逃しが減る
- スレッド機能で会話が整理される
メリット2:情報が一箇所に集約される
プロジェクトに関する情報が、すべて1つのチャンネルに集まります。
従来の問題
- メールは複数のスレッドに分散
- ファイルがどこにあるか分からない
- 過去のやり取りを探すのが大変
Slackコネクトでの改善
- すべての会話が時系列で並ぶ
- ファイルもチャンネル内で共有
- 検索機能で過去の情報をすぐに見つけられる
- 新メンバーも過去の履歴を読める
メリット3:招待の手間が減る
ゲストアカウントと比べて、招待が簡単です。
従来のゲストアカウント
- 1人ずつ個別に招待する必要
- 有料メンバー1人につき、5人までしか招待できない制限
- 大人数の場合、手分けして招待
Slackコネクト
- 組織同士を1回つなぐだけ
- 新しいメンバーは相手側で自由に参加可能
- 人数制限なし(最大250組織)
メリット4:ミーティングが減る
リアルタイムで情報共有できるため、不要な会議が減ります。
実際のデータ
- 外部業者と連携するチームで週次ミーティングが50%減少
理由
- 細かい質問はSlackで即解決
- 決定事項をその場で共有
- 非同期でもスムーズに進行
- ビデオ通話もSlack内で可能
メリット5:セキュリティが高い
メールと比べて、より安全なコミュニケーションが可能です。
セキュリティ機能
- エンタープライズグレードのセキュリティ
- データの暗号化(転送中・保存時)
- アクセス権限の細かい管理
- 監査ログで外部アクセスを監視
- 検証済みメンバーからのみメッセージを受信
メールとの比較
メールは、スパムやフィッシング詐欺のリスクがありますが、Slackコネクトでは検証済みの組織とのみやり取りするため、安全性が高まります。
メリット6:ワークスペース全体を共有しなくて良い
必要なチャンネルだけを共有できます。
これが重要な理由
- 機密情報を守れる
- 不要な情報にアクセスされない
- 最小限の権限で協業できる
Slackコネクトの活用事例
実際のビジネスシーンでの活用例を見てみましょう。
事例1:営業活動
シーン:技術営業・エンタープライズ営業
営業担当が見込み客とのやり取りにSlackコネクトを活用。
活用方法
- 商談後すぐにDMで招待を送る
- デモ動画や資料を共有
- 技術的な質問には社内のエキスパートを追加
- 成約に向けてリアルタイムで対応
メリット
- メールより速く、成約までの時間が短縮
- 顧客の疑問にすぐに答えられる
- チーム全体で情報を共有
事例2:カスタマーサクセス
シーン:顧客オンボーディングとサポート
成約後、カスタマーサクセスチームがSlackコネクトチャンネルを作成。
活用方法
- 導入支援をSlackコネクトで実施
- 技術的な質問にリアルタイムで回答
- ログファイルやスクリーンショットを共有
- 必要に応じてエンジニアを追加
メリット
- VIP顧客に専任サポートを提供
- 問題解決が速くなる
- 顧客満足度が向上
事例3:マーケティング・クリエイティブ制作
シーン:制作代理店との協業
マーケティングチームが外部の制作代理店とSlackコネクトで連携。
活用方法
- プロジェクトごとにチャンネルを作成
- デザイン案やコピーを共有
- フィードバックをリアルタイムで交換
- 承認プロセスをSlack内で完結
メリット
- クリエイティブレビューと承認が2倍速くなる
- メールの往復が減る
- 最終成果物の納品もスムーズ
事例4:セールスエンジニアリング
シーン:複雑なSaaS実装のPoC(概念実証)
セールスエンジニアが顧客側の技術担当者とSlackコネクトで連携。
活用方法
- トライアル期間中の技術サポート
- 実装に関する詳細な質問に対応
- カスタマイズの相談
- 技術ドキュメントの共有
メリット
- 技術的な問題を素早く解決
- 導入がスムーズに進む
- 成約率が向上
事例5:フリーランサー・代理店管理
シーン:外部クリエイターとの協業
複数のフリーランサーや代理店とプロジェクトを進める。
活用方法
- ライターやデザイナーとのやり取り
- 資料やブランドガイドラインの共有
- レビューと修正依頼
- 納品物の受け取り
メリット
- ワークスペースを切り替える必要がない
- すべてのコミュニケーションが一箇所に
- プロジェクトの進捗が把握しやすい
Slackコネクト使用時の注意点とベストプラクティス
Slackコネクトを効果的に使うためのコツと注意点です。
注意点1:機密情報の取り扱い
社外の人とやり取りするため、情報管理には特に注意が必要です。
絶対に共有してはいけない情報
- 顧客の個人情報(他の顧客の情報)
- 社内の機密データ
- 未発表の製品情報(NDAがない場合)
- 他の取引先の情報
対策
- 共有するチャンネルを厳選する
- 必要最小限のメンバーのみを招待
- 定期的にメンバーを見直す
- チャンネルの権限を適切に設定
注意点2:招待の承認設定
組織の設定によっては、招待に管理者の承認が必要な場合があります。
管理者が確認すべきこと
- 誰がSlackコネクトの招待を送れるか
- 招待に承認が必要かどうか
- どんな権限を与えるか
注意点3:チャンネルの所有権
チャンネルを作成した組織が「オーナー」になります。
オーナーができること
- チャンネルの削除
- 外部組織の追加・削除
- チャンネル設定の変更
- アプリやワークフローの管理
注意
相手が作成したチャンネルに参加する場合、自分の組織は「ゲスト」の立場です。
注意点4:無料トライアル終了後の対応
90日間のトライアルが終了すると、相手側が有料プランにアップグレードしない限り、チャンネルは解除されます。
事前の準備
- トライアル終了日を把握しておく
- 相手と継続の意思を確認
- 重要な情報はバックアップ
ベストプラクティス1:チャンネル名の命名規則
複数のSlackコネクトチャンネルを管理する場合、分かりやすい名前を付けましょう。
推奨の命名規則
- ext-[会社名]-[プロジェクト名](例:ext-acme-website-redesign)
- partner-[会社名](例:partner-beta-group)
- client-[会社名](例:client-techcorp)
ベストプラクティス2:チャンネルの目的を明確にする
チャンネルを作成する際は、説明欄に以下を記載しましょう。
推奨内容
- チャンネルの目的
- 主なメンバーの役割
- 連絡先情報
- プロジェクトの期限
ベストプラクティス3:定期的なチャンネルの整理
使われなくなったチャンネルは、定期的にアーカイブしましょう。
整理のタイミング
- プロジェクトが終了した時
- 3か月以上活動がない場合
- 契約が終了した時
アーカイブのメリット
- サイドバーがすっきりする
- 現在進行中のプロジェクトに集中できる
- 混乱が減る
ベストプラクティス4:Slackボットを活用
自動化で効率を上げましょう。
活用例
- 定期的なリマインダー(締め切りなど)
- プロジェクトの進捗報告
- 自動返信メッセージ
ベストプラクティス5:エチケットを守る
社外の人とのやり取りでは、適切なコミュニケーションを心がけましょう。
Slackコネクトでのマナー
- 返信は24時間以内を目安に
- 絵文字やGIFは相手との関係性を考慮
- 営業時間外のメッセージは控えめに
- 重要な決定事項は明確に文書化
ベストプラクティス6:統合アプリの活用
Slackコネクトチャンネルで、便利なアプリを使いましょう。
おすすめアプリ
- Google Drive:ファイル共有
- Zoom:ビデオ会議
- Trello / Asana:タスク管理
- GitHub:コードレビュー
注意点
アプリを追加できるのは、チャンネルのオーナー組織のみです。
よくある質問と回答

Q1. Slackコネクトは無料で使えますか?
A. 一部無料で使えます。
- ダイレクトメッセージ(DM):全プラン(無料プランを含む)で利用可能
- チャンネル共有:有料プラン(プロプラン以上)が必要
相手側も通常は有料プランが必要ですが、90日間の無料トライアルを利用できる場合があります。
Q2. 何人まで参加できますか?
A. 最大250の組織が1つのチャンネルに参加できます。
各組織から何人参加してもOKなので、実質的には数百人〜数千人規模のコラボレーションも可能です。
Q3. 招待を取り消すことはできますか?
A. はい、できます。
取り消し手順
- サイドバー上部の「Slackコネクト」をクリック
- 「送信済み」タブをクリック
- 取り消したい招待にマウスを重ねる
- 取り消しアイコンをクリック
Q4. 相手がSlackを使っていない場合はどうすれば?
A. 以下の対応が可能です。
パターン1:相手に新規でSlackを始めてもらう
- 招待リンクから、新しいワークスペースを作成できます
- 90日間の無料トライアルが利用できる場合があります
パターン2:他のツールを使う
- Slackを使わない相手の場合は、メールや他のツールを検討しましょう
Q5. Slackコネクトのチャンネルで、社内のメンバーだけで話すことはできますか?
A. できます。
Slackコネクトチャンネル内で、通常のSlackと同じようにスレッドを使えば、特定のメンバーだけで会話できます。
ただし、チャンネル内のすべての投稿は、招待された外部メンバーにも見えることに注意してください。
本当に社内だけで話したい場合は、別の社内専用チャンネルを使いましょう。
Q6. Slackコネクトで共有できないチャンネルはありますか?
A. はい、以下のチャンネルは共有できません。
- #generalチャンネル
- #all-会社名チャンネル
これらは組織全体のチャンネルなので、外部共有はできない仕様になっています。
Q7. Slackコネクトチャンネルから退出するにはどうすれば?
A. 通常のチャンネルと同じように退出できます。
退出手順
- チャンネルを開く
- チャンネル名(画面上部)をクリック
- 「チャンネルから退出」を選択
- 確認画面で「退出」をクリック
ただし、自分の組織が最後のメンバーになる場合は、注意が必要です。
Q8. 相手組織との接続を完全に解除するにはどうすれば?
A. チャンネルのオーナー組織が、相手組織を削除できます。
削除手順
- チャンネルを開く
- チャンネル名をクリック
- 「設定」タブを選択
- 「オーガナイゼーション」セクションで、削除したい組織の横にある「…」(3つのドットアイコン)をクリック
- 「オーガナイゼーションを削除」を選択
削除すると、その組織のメンバー全員がチャンネルから削除されます。
まとめ:Slackコネクトの重要ポイント
Slackコネクトについて、重要なポイントをおさらいしましょう。
Slackコネクトとは
- 異なる組織同士がSlackでコミュニケーションを取るための機能
- メールに代わる効率的なコラボレーションツール
- 最大250組織が1つのチャンネルで協力できる
2つの使い方
- ダイレクトメッセージ(DM)
- 1対1のやり取り
- 全プラン(無料プランを含む)で利用可能
- チャンネル共有
- 複数人・複数組織での協業
- 有料プランが必要
料金
- DMは全プランで無料
- チャンネル共有は有料プラン(月額1,050円〜)が必要
- 相手側も通常は有料プラン必要(90日間無料トライアルあり)
主なメリット
- コミュニケーションが2〜4倍速くなる
- 情報が一箇所に集約される
- 招待の手間が減る
- ミーティングが50%減少
- セキュリティが高い
- ワークスペース全体を共有しなくて良い
活用シーン
- 営業活動での見込み客とのやり取り
- カスタマーサポート
- マーケティング・クリエイティブ制作
- セールスエンジニアリング
- フリーランサーや代理店との協業
ゲストアカウントとの違い
- Slackコネクト:相手組織のワークスペースに表示される、柔軟性が高い
- ゲストアカウント:自社のワークスペースに招待、制限が多い
注意点
- 機密情報の取り扱いに注意
- チャンネルの所有権を理解する
- 無料トライアル終了後の対応を準備
- 定期的にチャンネルを整理する
Slackコネクトは、社外の人との協業を劇的に効率化する強力なツールです。メールのような遅延がなく、リアルタイムで情報を共有できるため、プロジェクトの進行がスムーズになります。
特に、複数の企業が関わる大規模プロジェクトや、長期的なパートナーシップにおいて、その真価を発揮します。
まずはダイレクトメッセージから気軽に試してみて、関係が深まったらチャンネル共有に移行するのがおすすめです。ぜひSlackコネクトを活用して、社外とのコミュニケーションを次のレベルに引き上げましょう!

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