Slackでメンバーを退出させる方法を完全解説!チャンネル・ワークスペース別の手順と注意点

Slackを運用していると、こんな状況に直面することがあります。

「プロジェクトが終わったから、メンバーをチャンネルから外したい」
「退職した人のアカウントを削除したい」
「間違えて招待してしまった人を外したい」

でも、「退出させる」と一口に言っても、実は2つの意味があります。

  1. チャンネルから外す:特定のチャンネルだけから退出させる(ワークスペースには残る)
  2. ワークスペースから削除:Slack全体から完全に削除する

この記事では、両方の方法を詳しく解説していきますね。

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  1. 「退出させる」の2つの違いを理解しよう
    1. チャンネルから外す
    2. ワークスペースから削除(アカウント解除)
  2. チャンネルからメンバーを外す方法【PC版】
    1. 方法1:メンバー一覧から外す
    2. 方法2:チャンネル設定から外す
    3. 方法3:スラッシュコマンドを使う【最速】
  3. チャンネルからメンバーを外す方法【スマホ版】
    1. iPhone・Androidの手順
  4. ワークスペースからメンバーを完全に削除する方法
    1. PC版の手順(フリー・プロ・ビジネスプラン)
    2. Enterprise Gridプランの場合
  5. 誰がメンバーを外せるの?権限の違い
    1. パブリックチャンネルの場合
    2. プライベートチャンネルの場合
    3. 重要な制限
  6. メンバーを外すとどうなる?通知は?
    1. 外された側への通知
    2. チャンネルメンバーへの表示
    3. 過去のメッセージはどうなる?
  7. プライベートチャンネルの場合の注意点
    1. 再参加の方法
    2. 過去のメッセージも見られなくなる
  8. ダイレクトメッセージ(DM)からは外せない
    1. DMの特徴
    2. グループDMからの退出方法(自分で行う)
  9. 間違えて外してしまった!復帰させる方法
    1. パブリックチャンネルの場合
    2. プライベートチャンネルの場合
    3. ワークスペースから削除してしまった場合
  10. メンバーを外す時のベストプラクティス
    1. 1. 事前に本人に伝える
    2. 2. 理由を明確にする
    3. 3. 必要なデータを確認
    4. 4. 段階的に外す
    5. 5. 複数人を外す場合は計画的に
  11. よくある質問
  12. まとめ:状況に応じて使い分けよう
    1. チャンネルから外す
    2. ワークスペースから削除

「退出させる」の2つの違いを理解しよう

まず、混乱しやすいポイントを整理しましょう。

チャンネルから外す

どんな時に使う?

  • プロジェクトが終わったメンバーを外す
  • 担当が変わったので入れ替える
  • 間違えて招待した人を外す

どうなる?

  • そのチャンネルだけ見られなくなる
  • ワークスペースには残っているので、他のチャンネルは使える
  • 再度参加してもらうのも簡単

ワークスペースから削除(アカウント解除)

どんな時に使う?

  • 退職・異動でSlackを使わなくなった
  • 契約終了したクライアント
  • プロジェクト完了後の外部パートナー

どうなる?

  • すべてのチャンネルから削除される
  • Slackに一切ログインできなくなる
  • 再度招待するには新しく招待し直す必要がある

この違いを理解した上で、それぞれの手順を見ていきましょう。

チャンネルからメンバーを外す方法【PC版】

方法1:メンバー一覧から外す

  1. 対象のチャンネルを開く
  2. 画面右上のメンバーアイコン(複数の人のマーク)をクリック
  3. メンバー一覧が表示される
  4. 外したいメンバーにカーソルを合わせる
  5. 名前の横に表示される「…」(3つのドット)をクリック
  6. 「チャンネルから外す」を選択
  7. 確認画面で「外す」をクリック

これで完了です。Slackbotが外されたメンバーに自動で通知します。

方法2:チャンネル設定から外す

  1. チャンネル名をクリック
  2. 「設定とその他管理項目」を選択
  3. 「メンバー」をクリック
  4. 外したいメンバーを探す
  5. 右側の「外す」ボタンをクリック
  6. 確認画面で「外す」をクリック

方法3:スラッシュコマンドを使う【最速】

慣れてきたら、この方法が一番早いです。

  1. チャンネルのメッセージ入力欄に以下を入力:
   /remove @メンバー名
  1. 送信ボタンをクリック

例:/remove @山田太郎

これだけで瞬時にメンバーを外せます。

チャンネルからメンバーを外す方法【スマホ版】

iPhone・Androidの手順

  1. 外したいメンバーがいるチャンネルを開く
  2. チャンネル名をタップ
  3. 「メンバー」を選択
  4. 外したいメンバーを探してタップ
  5. 「…」(3つのドット)をタップ
  6. 「チャンネルから削除」を選択
  7. 確認して完了

または、スラッシュコマンドも使えます:

  1. メッセージ入力欄に /remove @メンバー名 を入力
  2. 送信アイコン(紙飛行機マーク)をタップ

ワークスペースからメンバーを完全に削除する方法

こちらは、オーナーまたは管理者のみができる操作です。

PC版の手順(フリー・プロ・ビジネスプラン)

  1. 画面左上のワークスペース名をクリック
  2. 「設定と管理」にカーソルを合わせる
  3. 「メンバーを管理する」を選択
  4. 削除したいメンバーを探す
  5. 名前の横にある「…」(3つのドット)をクリック
  6. 「アカウントを解除する」を選択
  7. 確認画面で内容を確認して実行

Enterprise Gridプランの場合

Enterprise Gridでは、組織(Org)レベルでのみアカウント解除ができます。

  1. サイドバーの組織名をクリック
  2. 「ツールと設定」→「オーガナイゼーションの設定」
  3. 左サイドバーの「メンバーディレクトリ」→「メンバー」
  4. 外したいメンバーの右側の「…」をクリック
  5. 「ワークスペースから外す」を選択

誰がメンバーを外せるの?権限の違い

メンバーを外す権限は、チャンネルの種類と役割によって異なります。

パブリックチャンネルの場合

外せる人

  • ワークスペースオーナー
  • ワークスペース管理者

外せない人

  • 一般メンバー
  • ゲスト

プライベートチャンネルの場合

外せる人

  • チャンネルのメンバー全員(デフォルト設定の場合)
  • ワークスペースオーナー
  • ワークスペース管理者

プライベートチャンネルは、メンバー同士で管理するのが基本です。

重要な制限

#generalチャンネル

  • 誰もメンバーを外せません
  • 全員が自動的に参加するチャンネルなので、退出も削除も不可能

プライマリーオーナー

  • プライマリーオーナーのアカウントは、他の人が削除できません
  • 削除したい場合は、まず別の人にオーナー権限を譲渡する必要があります

メンバーを外すとどうなる?通知は?

外された側への通知

メンバーをチャンネルから外すと、Slackbotが自動的に通知します。

通知内容の例
「〇〇さんが△△チャンネルからあなたを外しました」

この通知は避けられません。そのため、事前に本人に伝えておくとトラブルを防げます。

チャンネルメンバーへの表示

チャンネル内にも、退出メッセージが表示されます。

表示例
「〇〇さんが△△さんをチャンネルから外しました」

非表示にしたい場合

ワークスペースオーナー・管理者は、この参加・退出メッセージを非表示にできます。

  1. サイドバーの「管理者」をクリック
  2. 「ワークスペースの設定」を選択
  3. 「チャンネルへの参加・退出メッセージ」セクションを探す
  4. チェックボックスを外す

ただし、これはワークスペース全体の設定なので、全チャンネルに適用されます。

過去のメッセージはどうなる?

重要なポイント

  • 外されたメンバーが過去に投稿したメッセージは残ります
  • ファイルも削除されません
  • ただし、外された本人はそのチャンネルを見られなくなります

つまり、「削除」ではなく「アクセス権の剥奪」というイメージです。

プライベートチャンネルの場合の注意点

プライベートチャンネルから外すと、特別な制限があります。

再参加の方法

パブリックチャンネル

  • 本人が自分で再参加できる
  • または、誰でも招待できる

プライベートチャンネル

  • 本人が自分で参加はできない
  • チャンネルメンバーが招待する必要がある
  • 検索にも表示されない

プライベートチャンネルから外す場合は、「簡単には戻れない」ことを理解しておきましょう。

過去のメッセージも見られなくなる

パブリックチャンネルなら、外されても検索で過去のメッセージを見られます。

しかし、プライベートチャンネルの場合:

  • 検索結果に表示されなくなる
  • 過去のメッセージも一切見られない
  • リンクを送っても「アクセス権がありません」と表示される

ダイレクトメッセージ(DM)からは外せない

よくある誤解ですが、DMやグループDMから他人を外すことはできません

DMの特徴

  • 管理者でも他のメンバーを削除できない
  • 本人が自分で退出するしかない
  • グループDMも同様

グループDMからの退出方法(自分で行う)

  1. グループDMを開く
  2. 会話名をクリック
  3. 「この会話から退出する」を選択

他人を強制的に外したい場合は、新しいグループDMを作り直すしかありません。

間違えて外してしまった!復帰させる方法

パブリックチャンネルの場合

簡単に戻せます。

  1. チャンネルを開く
  2. 右上のメンバーアイコンをクリック
  3. 「メンバーを追加」を選択
  4. 戻したい人を検索して追加

または、本人が自分でチャンネル一覧から再参加することもできます。

プライベートチャンネルの場合

メンバーによる招待が必要です。

  1. チャンネルを開く
  2. メンバーアイコンから「メンバーを追加」
  3. 戻したい人を招待

本人が自分で参加することはできません。

ワークスペースから削除してしまった場合

再招待が必要

アカウント解除された人は、完全にワークスペースから削除されています。戻すには:

  1. 新しく招待メールを送る
  2. または、オーナー・管理者が「アカウントの再開」を実行

再開手順:

  1. 「設定と管理」→「メンバーを管理する」
  2. 「解除されたメンバーを表示」
  3. 該当メンバーの「再開」をクリック

メンバーを外す時のベストプラクティス

1. 事前に本人に伝える

突然外すと混乱やトラブルの原因になります。可能なら事前に:

「プロジェクトが終了したので、〇〇チャンネルからメンバーを整理します」
「退職に伴い、△日にアカウントを削除いたします」

などと伝えましょう。

2. 理由を明確にする

なぜ外すのか理由を共有すると、納得感が生まれます。

  • プロジェクト終了
  • 担当変更
  • セキュリティ上の理由
  • 契約終了

3. 必要なデータを確認

アカウント削除前に:

  • 重要なファイルがないか確認
  • 引き継ぎが必要な情報はないか確認
  • 共有された資料をダウンロードしておく

削除後も過去のメッセージ・ファイルは残りますが、念のため確認しておきましょう。

4. 段階的に外す

いきなりワークスペース全体から削除するのではなく:

  1. まず不要なチャンネルから外す
  2. 数日様子を見る
  3. 問題なければワークスペースから削除

という段階を踏むと、トラブルを防げます。

5. 複数人を外す場合は計画的に

大規模なメンバー整理をする場合:

  • 誰をいつ外すか計画を立てる
  • 一度に大量に外すと混乱する
  • 引き継ぎ期間を設ける

よくある質問

Q. メンバーを外したことはバレますか?

A. はい、通知が行きます。Slackbotが自動的に「〇〇さんがあなたをチャンネルから外しました」と通知するので、必ずバレます。

Q. 外した後、相手は過去のメッセージを見られますか?

A. パブリックチャンネルなら検索で見られます。プライベートチャンネルなら一切見られなくなります。

Q. 自分を外すことはできますか?

A. はい、できます。チャンネルを開いて、チャンネル名から「チャンネルから退出する」を選択すれば、自分で退出できます。

Q. ゲストユーザーを外すことはできますか?

A. はい、できます。ゲストも通常のメンバーと同じ手順で外せます。

Q. 大量のメンバーを一気に外せますか?

A. 標準機能では1人ずつです。ただし、管理者向けの「チャンネル管理ツール」を使えば、一括操作も可能です。

Q. 外したメンバーの投稿も消えますか?

A. いいえ、消えません。過去の投稿・ファイルはすべて残ります。

Q. 間違えて外してしまいました。取り消せますか?

A. 取り消しボタンはありませんが、すぐに再度招待すればOKです。パブリックチャンネルなら数秒で元に戻せます。

まとめ:状況に応じて使い分けよう

Slackでメンバーを退出させる方法は、大きく2種類あります。

チャンネルから外す

使う場面

  • プロジェクト終了
  • 担当変更
  • 間違えて招待した

手順

  1. チャンネルを開く
  2. メンバーアイコンをクリック
  3. 外したい人の「…」から「チャンネルから外す」
  4. または /remove @メンバー名 コマンド

ワークスペースから削除

使う場面

  • 退職・異動
  • 契約終了
  • セキュリティ上の理由

手順

  1. ワークスペース名→「設定と管理」→「メンバーを管理する」
  2. 該当メンバーの「…」→「アカウントを解除する」

重要なポイント

  • 外すと必ず通知が行く
  • 過去のメッセージ・ファイルは残る
  • プライベートチャンネルは再参加が難しい
  • DMからは外せない
  • #generalからは誰も外せない

メンバー管理は、チーム運営の大切な仕事です。適切なタイミングで、丁寧にコミュニケーションを取りながら行いましょう。

「なぜ外すのか」を明確にして、必要なら事前に伝えることで、円滑なワークスペース運営ができますよ。

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