Slackで添付ファイルが表示されない!原因と解決方法を完全解説

プログラミング・IT

「Slackで画像を送ったのに、ファイル名だけ表示されて中身が見えない…」「添付ファイルが『アップロードしています…』のまま止まってしまう」そんな経験はありませんか?

ビジネスの現場で欠かせないコミュニケーションツールのSlackですが、添付ファイルが表示されないトラブルは意外と頻繁に発生します。資料を送ろうとしたタイミングでこんな問題が起きると、業務が止まってしまって困りますよね。

この記事では、Slackで添付ファイルが表示されない原因を徹底的に洗い出し、状況別に効果的な解決方法をご紹介します。初心者の方でもすぐに実践できる対処法ばかりですので、ぜひ参考にしてください。

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  1. Slackで添付ファイルが表示されない原因は?よくある8つのパターン
    1. 原因1:ファイルサイズが制限を超えている
    2. 原因2:キャッシュやCookieの問題
    3. 原因3:ネットワーク接続の不安定
    4. 原因4:ファイアウォールやセキュリティソフトの干渉
    5. 原因5:ブラウザの問題
    6. 原因6:Slack側のサーバー障害
    7. 原因7:ワークスペースのストレージ容量が上限に達している
    8. 原因8:リンクプレビューの制限
  2. 【状況別】Slackで添付ファイルが表示されない時の対処法
    1. 対処法1:Slackを再起動する
    2. 対処法2:キャッシュをクリアする
    3. 対処法3:ファイルサイズを確認・調整する
    4. 対処法4:ネットワーク接続を確認する
    5. 対処法5:ファイアウォール・セキュリティソフトを確認する
    6. 対処法6:ブラウザの設定を見直す(Web版使用時)
    7. 対処法7:デバイスを再起動する
    8. 対処法8:Slackアプリを再インストールする
  3. トラブルシューティングのチェックリスト
    1. 基本チェック
    2. キャッシュ関連
    3. ネットワーク関連
    4. セキュリティ関連
    5. ブラウザ関連(Web版使用時)
    6. アプリ関連
  4. よくある質問(FAQ)
    1. Q1:自分が送った画像だけプレビュー表示されて、他の人のはファイル名だけ表示されます。なぜですか?
    2. Q2:「アップロードしています…」のまま止まってしまいます。どうすればいいですか?
    3. Q3:過去にアップロードしたファイルが見えなくなりました。
    4. Q4:Slackでダウンロードしたファイルが見つかりません。
    5. Q5:画像は表示されるのに、WordやExcelファイルのプレビューが表示されません。
    6. Q6:リンクを貼っても プレビューが表示されません。
    7. Q7:スマホでは表示されるのに、PCでは表示されません(またはその逆)。
    8. Q8:急にファイルがアップロードできなくなりました。今まではできていたのに。
  5. まとめ:Slackの添付ファイル問題は段階的に解決しよう

Slackで添付ファイルが表示されない原因は?よくある8つのパターン

まずは、どのような原因で添付ファイルが表示されないのか、代表的なケースを見ていきましょう。自分の状況に当てはまるものを見つけることが、問題解決の第一歩です。

原因1:ファイルサイズが制限を超えている

Slackには、アップロードできるファイルサイズに制限があります。

基本的な制限:

  • 1ファイルあたりの上限:1GB
  • 一度に送信できるファイル数:最大10個

1GBを超えるファイルを送ろうとすると、アップロードが失敗したり、途中で止まったりします。動画ファイルや大量の画像を含むZIPファイルなどは、特に注意が必要です。

プレビュー表示の制限:

ファイルはアップロードできても、プレビューが表示されない場合もあります。

  • 画像ファイル:長辺が25,000ピクセルを超える場合、または総ピクセル数が4,500万ピクセルを超える場合
  • Microsoft Officeファイル:50MBを超える場合

これらの制限を超えると、ファイル名だけが表示され、プレビューは表示されません。

原因2:キャッシュやCookieの問題

Slackアプリやブラウザのキャッシュが破損していると、添付ファイルが正しく表示されないことがあります。

よくある症状:

  • 画像の一部が表示されない
  • ファイルがずっと「読み込み中」のまま
  • 古いファイルが表示され続ける
  • 送信したファイルが自分の画面にだけ表示されない

キャッシュは本来、読み込みを高速化するための機能ですが、データが蓄積しすぎたり破損したりすると、逆に動作を妨げる原因になります。

原因3:ネットワーク接続の不安定

インターネット接続が不安定だと、ファイルのアップロードやダウンロードが正常に完了しません。

チェックポイント:

  • Wi-Fiの電波が弱い
  • モバイルデータ通信の速度制限がかかっている
  • 会社のネットワークが混雑している
  • VPN接続が不安定

特に大きなファイルをアップロードする場合、途中で接続が切れると「アップロードしています…」のまま止まってしまいます。

原因4:ファイアウォールやセキュリティソフトの干渉

会社のファイアウォールやセキュリティソフトが、Slackの通信をブロックしている可能性があります。

特に影響を受けやすいケース:

  • 企業ネットワーク内で使用している
  • セキュリティソフトの設定が厳しい
  • ファイアウォールでWebSocket通信がブロックされている
  • プロキシサーバーを経由している

セキュリティ対策は重要ですが、設定が厳しすぎるとSlackの正常な動作を妨げることがあります。

原因5:ブラウザの問題

Web版Slackを使用している場合、ブラウザ側の問題でファイルが表示されないことがあります。

よくある原因:

  • ブラウザのバージョンが古い
  • ブラウザの拡張機能(アドオン)が干渉している
  • ポップアップブロッカーが作動している
  • JavaScriptが無効になっている

特に、広告ブロッカーやプライバシー保護系の拡張機能が、Slackのファイル表示を妨げることがあります。

原因6:Slack側のサーバー障害

まれに、Slack側のサーバーで障害が発生していることもあります。

確認方法:

  • Slack Statusで障害情報を確認
  • TwitterなどのSNSで他のユーザーも同じ問題を報告しているか確認
  • 複数のユーザーが同時に同じ問題を経験している

もしSlack側の障害であれば、ユーザー側でできることは限られており、復旧を待つしかありません。

原因7:ワークスペースのストレージ容量が上限に達している

Slackのワークスペースには、プランごとにストレージ容量の上限があります。

プラン別の容量:

  • Freeプラン:過去90日間のメッセージとファイル
  • Proプラン:10GB
  • Businessプラン:20GB
  • Enterprise Gridプラン:1TB以上(契約による)

容量が上限に達すると、古いファイルが自動的にアーカイブされ、表示されなくなります。新しいファイルのアップロードは可能ですが、古いファイルにはアクセスできません。

原因8:リンクプレビューの制限

外部のURLリンクを共有した場合、プレビューが表示されないことがあります。

プレビューが表示されない条件:

  • 同じリンクが過去1時間以内に同じ会話で共有されている
  • パスワード保護されたページへのリンク(YouTube、Vimeoなど)
  • プレビューデータを含まないページへのリンク
  • http://が含まれていない(https://のみの)リンク
  • 1つのメッセージに5つ以上のリンクが含まれている
  • 許可リストに登録されていないサービスの音声・動画へのリンク

これらの条件に該当する場合、リンクのテキストだけが表示され、プレビューは展開されません。

【状況別】Slackで添付ファイルが表示されない時の対処法

それでは、具体的な解決方法を見ていきましょう。簡単なものから順番に試していくことをおすすめします。

対処法1:Slackを再起動する

最も基本的ですが、多くの場合これだけで解決します。

デスクトップアプリの場合:

Windows:

1. Slackアプリを完全に終了
   - タスクトレイのSlackアイコンを右クリック
   - 「終了」を選択

2. タスクマネージャーで確認
   - Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く
   - 「Slack」のプロセスが残っていないか確認
   - 残っていたら右クリック→「タスクの終了」

3. Slackを再起動

Mac:

1. Slackを終了
   - Command + Q
   - またはメニューバーから「Slack」→「Slackを終了」

2. アクティビティモニタで確認(念のため)
   - Command + Space で Spotlight を開く
   - 「アクティビティモニタ」を起動
   - Slackが完全に終了しているか確認

3. Slackを再起動

スマートフォンの場合:

iOS:

1. ホーム画面に戻る
2. 画面下部から上にスワイプして止める(iPhone X以降)
   またはホームボタンを2回押す(iPhone 8以前)
3. Slackアプリを上にスワイプして終了
4. Slackアプリを再度開く

Android:

1. 最近使ったアプリ一覧を開く
2. Slackアプリを上にスワイプまたは横にスワイプして終了
3. Slackアプリを再度開く

Web版の場合:

1. ブラウザを閉じる(すべてのSlackのタブ)
2. ブラウザを再起動
3. Slackにアクセス

対処法2:キャッシュをクリアする

キャッシュの削除は、多くのトラブルを解決する効果的な方法です。

デスクトップアプリ(Windows/Mac共通):

1. Slackアプリを開く

2. ヘルプメニューを開く
   Windows: 画面左上の「≡」(三本線)アイコン → ヘルプ
   Mac: 上部メニューバーの「ヘルプ」

3. 「トラブルシューティング」を選択

4. 「キャッシュをクリアして再起動」をクリック

5. Slackが自動的に再起動します

この操作では、ログイン情報は保持されるので、再度ログインする必要はありません。

スマートフォン(Android):

1. 端末の「設定」を開く

2. 「アプリ」または「アプリケーション管理」を選択

3. アプリ一覧から「Slack」を探してタップ

4. 「ストレージ」をタップ

5. 「キャッシュを削除」をタップ

※注意:「データを削除」は押さないでください(ログアウトされます)

スマートフォン(iOS):

iOSには直接キャッシュを削除する機能がないため、以下の方法を使います。

方法1:アプリの再インストール
1. ホーム画面でSlackアプリを長押し
2. 「Appを削除」を選択
3. 「Appを削除」を確認
4. App StoreからSlackを再インストール
5. ログイン

方法2:iOS設定からリセット
1. iOSの「設定」を開く
2. 下にスクロールして「Slack」を選択
3. 「次回起動時にキャッシュをリセット」をオンにする
4. Slackアプリを再起動

Web版(ブラウザ):

Chrome:

1. Ctrl + Shift + Delete(Windows)
   または Command + Shift + Delete(Mac)を押す

2. 期間:「全期間」を選択

3. チェック項目:
   ✓ Cookieと他のサイトデータ
   ✓ キャッシュされた画像とファイル

4. 「データを削除」をクリック

5. Slackを再読み込み(Ctrl + R または Command + R)

Firefox:

1. Ctrl + Shift + Delete(Windows)
   または Command + Shift + Delete(Mac)を押す

2. 削除する履歴の期間:「すべての履歴」を選択

3. チェック項目:
   ✓ Cookie
   ✓ キャッシュ

4. 「今すぐ消去」をクリック

5. Slackを再読み込み

Edge:

1. Ctrl + Shift + Delete を押す

2. 時間の範囲:「すべての期間」を選択

3. チェック項目:
   ✓ Cookieおよびその他のサイトデータ
   ✓ キャッシュされた画像とファイル

4. 「今すぐクリア」をクリック

5. Slackを再読み込み

対処法3:ファイルサイズを確認・調整する

ファイルが大きすぎる場合は、圧縮したり分割したりして対応しましょう。

ファイルサイズの確認方法:

Windows:

1. ファイルを右クリック
2. 「プロパティ」を選択
3. 「サイズ」を確認

Mac:

1. ファイルを選択
2. Command + I を押す
3. 「サイズ」を確認

ファイルサイズを減らす方法:

画像ファイルの場合:

  1. 画像圧縮ツールを使う
  • TinyPNG(https://tinypng.com/)- PNG、JPEGの圧縮
  • Squoosh(https://squoosh.app/)- Googleの画像圧縮ツール
  • 品質を保ちながらファイルサイズを50~80%削減可能
  1. 画像サイズ(解像度)を変更する
   推奨サイズ:
   - チャット用の画像:1920×1080ピクセル程度
   - 詳細確認用の画像:2560×1440ピクセル程度
   - スクリーンショット:そのまま(通常は問題なし)
  1. ファイル形式を変更する
  • PNG → JPEG(写真の場合)
  • BMP → JPEG または PNG
  • TIFF → JPEG または PNG

動画ファイルの場合:

  1. 動画圧縮ツールを使う
  • HandBrake(無料)
  • VLC Media Player(変換機能付き)
  • オンライン圧縮ツール(Clipchamp、CloudConvertなど)
  1. 解像度を下げる
   推奨:
   - 4K(3840×2160)→ Full HD(1920×1080)
   - Full HD → HD(1280×720)
  1. ビットレートを調整する
  • 高画質が不要なら、ビットレートを下げることでサイズを大幅に削減可能

大きなファイルの代替手段:

1GB以上のファイルを共有する必要がある場合は、外部サービスを活用しましょう。

おすすめの方法:

  1. Googleドライブ・Dropbox・OneDrive
   1. ファイルをクラウドストレージにアップロード
   2. 共有リンクを生成
   3. Slackでリンクを共有

   利点:
   - 容量制限なし(サービスの上限まで)
   - バージョン管理が可能
   - 同時編集が可能(Google Workspace等)
  1. Slack統合の活用
   Slackには以下のサービスとの統合機能があります:
   - Google Drive
   - Dropbox
   - OneDrive
   - Box

   設定方法:
   1. Slack画面左下の「その他」→「App」
   2. 対象サービスを検索
   3. 「インストール」をクリック
   4. 連携を許可
  1. ファイル転送サービス
   一時的な共有には:
   - WeTransfer(最大2GB、無料)
   - Firefox Send(Mozilla、暗号化対応)
   - Send Anywhere(デバイス間の直接転送)

複数ファイルを送る場合:

Slackでは一度に10個までしかファイルを送れないので、それ以上ある場合は:

  1. ZIPファイルに圧縮
   Windows:
   1. ファイルを選択(Ctrl押しながら複数選択可)
   2. 右クリック→「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」

   Mac:
   1. ファイルを選択(Command押しながら複数選択可)
   2. 右クリック→「〇個の項目を圧縮」
  1. 複数回に分けて送信
   例:30個のファイルがある場合
   - 1回目:ファイル1~10
   - 2回目:ファイル11~20
   - 3回目:ファイル21~30

   ポイント:
   - ファイル名に番号を振ると分かりやすい
   - 「1/3」「2/3」などの注釈を付ける

対処法4:ネットワーク接続を確認する

接続の問題を切り分けるため、以下の手順で確認しましょう。

ステップ1:基本的な接続テスト

1. 他のWebサイトにアクセスできるか確認
   - Google、Yahoo!など確実につながるサイトを開く

2. Slack公式の接続テストを実行
   - ブラウザで https://slack.com/help/test にアクセス
   - 自動的にテストが実行されます
   - 結果が「Success」ならネットワークは正常

ステップ2:回線速度を確認

1. 速度測定サイトにアクセス
   - https://fast.com/
   - https://speedtest.net/

2. 最低限必要な速度:
   - ダウンロード:5 Mbps以上
   - アップロード:1 Mbps以上

3. 推奨速度:
   - ダウンロード:25 Mbps以上
   - アップロード:3 Mbps以上

ステップ3:Wi-Fi接続を改善

Wi-Fiが原因の場合は、以下を試してみてください。

即効性のある対策:
1. ルーターに近づく
2. 他のデバイスの接続を一時的に切る
3. 電子レンジなど電波干渉の原因から離れる
4. Wi-Fiルーターを再起動する

長期的な対策:
1. 有線LAN接続に切り替える(最も確実)
2. Wi-Fi中継器を設置
3. メッシュWi-Fiシステムの導入
4. ルーターのファームウェアを更新

ステップ4:VPN接続の確認

VPNを使用している場合、一時的に無効にして試してみてください。

VPNが原因の場合:
1. VPNを一時的にオフにする
2. Slackでファイルのアップロード/表示を試す
3. 成功したら、VPNの設定を見直す

VPN使用時の対策:
- 別のVPNサーバーに接続
- VPNプロトコルを変更(OpenVPN、IKEv2、WireGuardなど)
- スプリットトンネリングでSlackをVPN対象外に設定

対処法5:ファイアウォール・セキュリティソフトを確認する

企業ネットワークやセキュリティソフトが原因の場合の対処法です。

セキュリティソフトの一時的な無効化(テスト目的):

注意:
- セキュリティリスクがあるため、必要最小限の時間だけ無効化
- テストが終わったらすぐに有効化
- 会社のPCの場合は管理者に相談

Windows Defender Firewall:
1. Windowsキー + I で設定を開く
2. 「更新とセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」
3. 「ファイアウォールとネットワーク保護」
4. 使用しているネットワークを選択
5. 「Microsoft Defender ファイアウォール」をオフ
6. Slackをテスト
7. 必ずオンに戻す

ファイアウォールの例外設定(推奨):

セキュリティを維持しながらSlackを使えるようにする方法です。

Windows Defender Firewall:
1. Windowsキー + I で設定を開く
2. 「更新とセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」
3. 「ファイアウォールとネットワーク保護」
4. 「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」
5. 「設定の変更」をクリック
6. 「別のアプリの許可」
7. Slackアプリを追加(通常は C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\slack\slack.exe)
8. 「プライベート」と「パブリック」両方にチェック
9. 「OK」で保存

会社のネットワークの場合:

ITチームに確認すべき項目:
1. Slackのドメインがホワイトリストに登録されているか
   - *.slack.com
   - *.slack-edge.com
   - *.slack-files.com

2. WebSocket接続が許可されているか
   - wss:// プロトコル
   - ポート 443 の双方向通信

3. プロキシサーバーの設定
   - 認証情報
   - タイムアウト設定

必要な情報:
- Slackの技術要件:https://slack.com/help/articles/360001603387

対処法6:ブラウザの設定を見直す(Web版使用時)

Web版Slackを使用している場合の対処法です。

ブラウザを最新バージョンに更新:

Chrome:
1. 右上の「⋮」→「ヘルプ」→「Google Chromeについて」
2. 自動的に更新を確認
3. 更新があれば「再起動」をクリック

Firefox:
1. 右上の「≡」→「ヘルプ」→「Firefoxについて」
2. 自動的に更新を確認・インストール
3. 再起動

Edge:
1. 右上の「…」→「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edgeについて」
2. 自動的に更新を確認
3. 再起動

拡張機能を無効化してテスト:

拡張機能が原因か確認する方法:

Chrome/Edge:
1. シークレットモード(プライベートウィンドウ)で開く
   - Ctrl + Shift + N(Windows)
   - Command + Shift + N(Mac)
2. Slackにアクセス
3. ファイルの表示を確認

シークレットモードで正常なら、拡張機能が原因です。

原因の特定:
1. 通常モードに戻る
2. 右上の「⋮」または「…」→「拡張機能」→「拡張機能を管理」
3. すべての拡張機能を無効化
4. Slackをテスト
5. 拡張機能を1つずつ有効化してテスト
6. 問題が再現したら、その拡張機能が原因

よく干渉する拡張機能:
- 広告ブロッカー(AdBlock、uBlock Originなど)
- プライバシー保護系(Ghostery、Privacy Badgerなど)
- スクリプトブロッカー(NoScript、ScriptSafeなど)
- ダウンロードマネージャー

JavaScriptを有効化:

Chrome:
1. 右上の「⋮」→「設定」
2. 「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」
3. 「JavaScript」
4. 「サイトがJavaScriptを使用できるようにする」を選択
5. または、Slackを例外として追加

Firefox:
1. about:config を開く
2. 警告を承認
3. javascript.enabled を検索
4. 値が「true」であることを確認

ポップアップを許可:

Chrome:
1. Slackにアクセス
2. アドレスバーの左側の錠前アイコンをクリック
3. 「サイトの設定」
4. 「ポップアップとリダイレクト」を「許可」に変更

Firefox:
1. Slackにアクセス
2. アドレスバーの左側のアイコンをクリック
3. 「接続は安全です」→「詳細を表示」
4. 「権限」タブ→「ポップアップウィンドウを開く」→「許可」

対処法7:デバイスを再起動する

意外と見落とされがちですが、デバイスの再起動は多くの問題を解決します。

パソコンの再起動:

Windows:
1. スタートメニューを開く
2. 電源アイコン→「再起動」

Mac:
1. アップルメニュー→「再起動」
2. 確認画面で「再起動」をクリック

ポイント:
- 「シャットダウン」ではなく「再起動」を選ぶ
- 作業中のファイルは保存してから実行
- 再起動後、すぐにSlackを起動せず1分ほど待つ

ルーターの再起動:

1. ルーターの電源を切る(電源ボタンまたはコンセントを抜く)
2. 30秒待つ
3. 電源を入れる
4. ランプが正常に点灯するまで待つ(1~3分)
5. デバイスをネットワークに再接続
6. Slackをテスト

対処法8:Slackアプリを再インストールする

上記の方法で解決しない場合、アプリの再インストールを試してみましょう。

Windows:

1. アンインストール
   - Windowsキー + I で設定を開く
   - 「アプリ」→「アプリと機能」
   - Slackを探して選択
   - 「アンインストール」をクリック
   - 画面の指示に従う

2. 残存ファイルの削除(念のため)
   - Windows + R を押す
   - %appdata% と入力してEnter
   - 「Slack」フォルダを削除
   - %localappdata% も同様に確認

3. 再インストール
   - https://slack.com/downloads/windows にアクセス
   - 「ダウンロード」をクリック
   - ダウンロードしたファイルを実行
   - 画面の指示に従ってインストール

Mac:

1. アンインストール
   - Finderを開く
   - 「アプリケーション」フォルダを開く
   - Slackアプリをゴミ箱にドラッグ
   - ゴミ箱を空にする

2. 関連ファイルの削除
   - Finderのメニューバー→「移動」→「フォルダへ移動」
   - 以下のパスを1つずつ入力して、Slackフォルダを削除:
     ~/Library/Application Support/Slack
     ~/Library/Caches/com.tinyspeck.slackmacgap
     ~/Library/Preferences/com.tinyspeck.slackmacgap.plist

3. 再インストール
   - https://slack.com/downloads/mac にアクセス
   - 「ダウンロード」をクリック
   - DMGファイルを開く
   - Slackアプリを「アプリケーション」フォルダにドラッグ

スマートフォン(iOS/Android):

iOS:
1. Slackアプリを長押し
2. 「Appを削除」
3. 「削除」を確認
4. App Storeから再インストール

Android:
1. Slackアプリを長押し
2. 「アンインストール」をタップ
3. 確認
4. Google Play Storeから再インストール

トラブルシューティングのチェックリスト

問題が解決しない場合は、以下のチェックリストで見落としがないか確認しましょう。

基本チェック

□ Slackアプリ/ブラウザを再起動した
□ デバイスを再起動した
□ インターネット接続は正常(他のサイトは開ける)
□ Slackステータスページで障害情報を確認した
□ ファイルサイズは1GB以下
□ 一度に送るファイル数は10個以下
□ 他のユーザーも同じ問題が起きているか確認した

キャッシュ関連

□ Slackアプリのキャッシュをクリアした
□ ブラウザのキャッシュとCookieを削除した
□ シークレット/プライベートモードで試した

ネットワーク関連

□ Wi-Fi接続が安定している
□ 有線接続に切り替えて試した
□ VPNを無効にして試した
□ Slack接続テスト(slack.com/help/test)を実行した
□ ルーターを再起動した

セキュリティ関連

□ ファイアウォールの設定を確認した
□ セキュリティソフトを一時的に無効化して試した
□ 会社のIT部門に確認した(企業ネットワークの場合)

ブラウザ関連(Web版使用時)

□ ブラウザは最新版
□ JavaScriptが有効
□ ポップアップが許可されている
□ 拡張機能を無効化して試した
□ 別のブラウザで試した

アプリ関連

□ Slackアプリは最新版
□ アプリを再インストールした

よくある質問(FAQ)

Q1:自分が送った画像だけプレビュー表示されて、他の人のはファイル名だけ表示されます。なぜですか?

A: これは正常な動作です。送信者本人の画面では自動的にプレビューが展開されますが、受信者側では:

  • 画像ファイルは通常、自動的にプレビュー表示されます
  • 他の人がファイル名だけしか見えないと言っている場合は、その人の環境で表示問題が起きている可能性があります

確認ポイント:

  • 受信者のSlackアプリ/ブラウザのバージョン
  • 受信者のキャッシュ状態
  • 受信者のネットワーク環境

Q2:「アップロードしています…」のまま止まってしまいます。どうすればいいですか?

A: 以下の順番で試してください:

  1. アップロードをキャンセル
  • 「×」ボタンでキャンセル
  • 少し待ってから再度アップロード
  1. ファイルサイズを確認
  • 1GBを超えていませんか?
  • 画像なら圧縮を検討
  1. ネットワーク接続を確認
  • 他のサイトは開けますか?
  • アップロード速度は十分ですか?(最低1Mbps)
  1. Slackを再起動
  • アプリを完全に終了して再起動
  1. それでもダメなら
  • キャッシュをクリア
  • デバイスを再起動

Q3:過去にアップロードしたファイルが見えなくなりました。

A: いくつかの原因が考えられます:

原因1:ストレージ容量の上限

  • Freeプランでは90日以上前のファイルは見えなくなります
  • 有料プランでも容量上限に達すると、古いファイルがアーカイブされます

対策:

  • プランをアップグレードする
  • 不要なファイルを削除する
  • 外部ストレージ(Google Drive等)を活用する

原因2:ファイルが削除された

  • ワークスペース管理者が削除した
  • アップロードしたユーザーが削除した

原因3:表示フィルターがかかっている

  • ファイルブラウザでフィルターを確認
  • 検索範囲を広げる

Q4:Slackでダウンロードしたファイルが見つかりません。

A: ダウンロード先のフォルダを確認しましょう:

デスクトップアプリ:

1. Slackのメニューを開く
2. 「ファイル」→「環境設定」
3. 「ダウンロード」タブ
4. 保存先を確認

デフォルトの保存先:
- Windows: C:\Users\[ユーザー名]\Downloads
- Mac: /Users/[ユーザー名]/Downloads

ブラウザ:

ブラウザの設定でダウンロードフォルダを確認:

Chrome: 設定→詳細設定→ダウンロード→場所
Firefox: 設定→一般→ダウンロード
Edge: 設定→ダウンロード→場所

スマートフォン:

iOS: 「ファイル」アプリ→「ダウンロード」フォルダ
Android: 「ファイル」または「ダウンロード」アプリ

Q5:画像は表示されるのに、WordやExcelファイルのプレビューが表示されません。

A: Microsoft Officeファイルのプレビューには制限があります:

制限:

  • 50MBを超えるファイルはプレビュー表示されません
  • ファイル名だけが表示され、ダウンロードボタンが表示されます

対策:

  1. ファイルサイズを減らす
  • 不要な画像を削除
  • 画像を圧縮
  • 古いバージョンの履歴を削除
  1. PDFに変換してアップロード
  • Word/Excel→PDFに保存
  • PDFなら比較的大きなファイルでもプレビュー可能
  1. 外部サービスと連携
  • Google DriveやDropboxにアップロード
  • Slackにリンクを共有

Q6:リンクを貼っても プレビューが表示されません。

A: リンクプレビューが表示されない原因はいくつかあります:

よくある原因:

  1. 最近同じリンクが共有された
  • 同じ会話で1時間以内に同じリンクが共有されている
  • 解決策:時間を置くか、別の会話で共有
  1. http:// が含まれていない
  • ×:slack.com
  • ○:https://slack.com
  • 解決策:http://またはhttps://を付ける
  1. 1つのメッセージに5つ以上のリンク
  • 5つを超えるとプレビューが表示されません
  • 解決策:メッセージを分けて送信
  1. パスワード保護されたページ
  • 非公開のYouTube動画、プライベートなページなど
  • 解決策:公開設定を変更するか、スクリーンショットを共有
  1. プレビューメタデータがない
  • Webサイト側がプレビュー用のメタデータを提供していない
  • 解決策:なし(Webサイト管理者の対応が必要)

自分の設定を確認:

1. プロフィール写真をクリック
2. 「環境設定」を選択
3. 「メッセージ&メディア」
4. 以下が有効になっているか確認:
   ✓ リンクされたWebサイトから画像とファイルを表示する
   ✓ リンクされたWebサイトのテキストプレビューを表示する

Q7:スマホでは表示されるのに、PCでは表示されません(またはその逆)。

A: デバイスごとにキャッシュや設定が異なるためです。

解決方法:

  1. 表示されないデバイスでキャッシュをクリア
  2. 両方のデバイスで最新版のSlackを使用
  3. PCの場合、ブラウザ版とアプリ版の両方を試す

Q8:急にファイルがアップロードできなくなりました。今まではできていたのに。

A: Slack側の障害か、ワークスペース設定の変更が考えられます:

確認事項:

  1. Slack Statusを確認
  • https://status.slack.com/
  • 障害情報があれば、復旧を待つ
  1. ワークスペース管理者に確認
  • ファイルアップロードの権限が変更されていないか
  • ストレージ容量が上限に達していないか
  • Slack Connectで外部ワークスペースとの会話の場合、ファイルタイプの制限が変更されていないか
  1. 自分の環境を確認
  • OSやSlackアプリが自動更新されていないか
  • セキュリティソフトが更新されていないか
  • 会社のネットワーク設定が変更されていないか

まとめ:Slackの添付ファイル問題は段階的に解決しよう

Slackで添付ファイルが表示されない問題は、原因が多岐にわたるため、一度に解決しようとせず、段階的にアプローチすることが重要です。

効率的なトラブルシューティングの手順:

  1. まずは簡単な方法から
  • Slackの再起動(30秒)
  • デバイスの再起動(2分)
  • これだけで約30%の問題は解決します
  1. キャッシュのクリア
  • アプリのキャッシュ削除(1分)
  • ブラウザのキャッシュ削除(1分)
  • 約40%の問題はここまでで解決
  1. ファイルとネットワークの確認
  • ファイルサイズは適切か
  • ネットワーク接続は安定しているか
  • さらに20%の問題が解決
  1. 設定の見直し
  • ファイアウォール、セキュリティソフト
  • ブラウザの拡張機能
  • 残りの大部分が解決
  1. 最終手段
  • アプリの再インストール
  • ITサポートへの問い合わせ

覚えておきたいポイント:

  • ファイルサイズ制限:1GBまで、プレビューにはさらに制限あり
  • 同時送信数:10ファイルまで
  • ストレージ容量:プランによって上限があり、超過すると古いファイルがアーカイブされる
  • キャッシュクリア:多くの問題を解決する魔法の杖
  • Slack Status:障害情報は必ず確認

Slackの添付ファイル機能は、適切に使えば非常に便利なツールです。問題が起きても、この記事の手順に従って冷静に対処すれば、ほとんどの場合は解決できます。

それでも解決しない場合は、Slackの公式サポートに問い合わせることをお勧めします。その際、この記事で試した対処法を伝えると、スムーズに解決できる可能性が高まります。


参考リンク:

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