「Outlookで印刷しようとしたら、ページ設定が見つからない!」
そんな経験はありませんか?実は、Outlookのページ設定は他のOfficeアプリとは違う場所にあるんです。
この記事では、Outlookのページ設定ダイアログボックスがどこにあるのか、どうやって開くのかを分かりやすく解説します。メール、カレンダー、連絡先など、それぞれのケースに分けて説明していきますね。
Outlookのページ設定が見つけにくい理由

WordやExcelを使っている方なら、「ページ設定」は「レイアウト」タブや「ページ設定」グループにあると思っていませんか?
でも、Outlookは違います。
Outlookでは、印刷プレビュー画面を経由しないとページ設定にたどり着けません。
つまり、「印刷」という操作を開始して初めて、ページ設定ができるようになるんです。これが、多くの人が迷ってしまう原因なんですね。
メールのページ設定を開く方法
まずは、メールを印刷するときのページ設定の開き方から見ていきましょう。
基本的な手順
- 印刷したいメールを開く(または選択する)
- 画面左上の「ファイル」タブをクリック
- 「印刷」を選択する
- 印刷プレビューが表示されるので、上部の「印刷オプション」をクリック
- 「印刷」ダイアログボックスが開く
- ダイアログボックス内の「ページ設定」ボタンをクリック
これで、ページ設定ダイアログボックスが開きます!
ページ設定で変更できること
メールのページ設定では、以下の項目を調整できます。
用紙タブ
- 用紙サイズ(A4、B5など)
- 印刷の向き(縦向き/横向き)
- 余白の設定(上下左右)
- ヘッダーとフッターの設定
書式タブ
- フォントの種類とサイズ
- 罫線の有無
- 色の設定
用紙に収まりきらないメールや、余白を調整して印刷したい場合に便利ですね。
カレンダーのページ設定を開く方法
カレンダーの印刷は、メールとは少し違った設定が必要になります。
基本的な手順
- Outlookの「カレンダー」ビューに切り替える
- 「ファイル」タブをクリック
- 「印刷」を選択
- 印刷スタイル(日単位、週単位、月単位など)を選ぶ
- 「印刷オプション」をクリック
- 「印刷」ダイアログボックスで「ページ設定」をクリック
カレンダー印刷のコツ
カレンダーを印刷する前に、表示形式を決めておくと効率的です。
- 日単位で見たい → 「日」ビューを選択してから印刷
- 週単位で見たい → 「週」ビューを選択してから印刷
- 月単位で見たい → 「月」ビューを選択してから印刷
印刷画面でも切り替えられますが、先に表示形式を決めておくと、その形式が初期選択された状態で印刷画面が開くので便利なんです。
カレンダー特有の設定
カレンダーのページ設定では、メールにはない以下の設定ができます。
- レイアウトの変更(1ページに1か月 or 2ページにまたがる)
- タスクの表示/非表示
- 空白メモや罫線メモの追加
- プライベート予定の詳細を非表示
- 印刷範囲の指定(開始日と終了日を設定)
特に、会議や予定がない空白のカレンダーを印刷したい場合は、新しい空の予定表を作成してから印刷すると便利ですよ。
連絡先のページ設定を開く方法
連絡先を印刷する場合も、基本的な流れは同じです。
基本的な手順
- Outlookの「連絡先」ビュー(または「People」)に切り替える
- 印刷したい連絡先をダブルクリックして開く
- 「ファイル」タブをクリック
- 「印刷」を選択
- 「印刷オプション」をクリック
- 「ページ設定」をクリック
連絡先の印刷スタイルには、「カードスタイル」「電話帳スタイル」などがあり、用途に応じて選べます。
ページ設定ボタンが押せない(グレーアウト)場合の対処法
「ページ設定」ボタンが灰色になっていて押せない!という場合があります。
これは、選択している印刷スタイルによっては、ページ設定が変更できないケースがあるためです。
対処方法
- 別の印刷スタイルを試す
メールなら「メモスタイル」や「表スタイル」を選んでみてください。 - プリンタードライバーの設定を確認
プリンターが正しく選択されているか確認しましょう。 - プリンターのプロパティから設定
ページ設定ではなく、プリンターの「プロパティ」から用紙サイズや向きを変更できる場合もあります。
よくある質問
Q1: Outlook 2007でもページ設定の場所は同じ?
A: Outlook 2007では少し違います。
Outlook 2007の場合、「ファイル」メニューから直接「ページ設定」にアクセスできます。
- 「ファイル」→「ページ設定」→「印刷スタイルの定義」
この後、編集したいスタイルを選んで「編集」ボタンをクリックすれば、ページ設定ダイアログボックスが開きます。
Q2: カレンダーで週末(土日)が印刷されないのはなぜ?
A: 印刷スタイルの設定によるものです。
「週間スタイル」を選択している場合、平日のみが表示される設定になっていることがあります。
解決方法:
- 「印刷オプション」から「ページ設定」を開く
- 「書式」タブを確認
- 「週末を含める」にチェックを入れる
Q3: 設定を保存することはできる?
A: はい、できます。
Outlookでは、印刷スタイルごとに設定が自動的に保存されます。
ただし、「メモスタイル」で設定した内容は「メモスタイル」にのみ適用され、「表スタイル」に切り替えると別の設定になります。
印刷スタイルごとに設定を保存できるので、よく使う設定は一度設定しておけば、次回からは同じ設定で印刷できますよ。
Q4: ヘッダーやフッターに会社名を入れたい
A: ページ設定の「ヘッダー/フッター」タブで設定できます。
- ページ設定を開く
- 「ヘッダー/フッター」タブを選択
- ヘッダーまたはフッターの欄に直接文字を入力
- フォントサイズや配置も変更可能
デフォルトでは、ページ番号や印刷日時が表示されますが、これらを削除して独自の文字列に置き換えることもできます。
まとめ
Outlookのページ設定ダイアログボックスは、「ファイル」→「印刷」→「印刷オプション」→「ページ設定」の順でアクセスできます。
WordやExcelとは違い、印刷プレビュー画面を経由する必要があるため、最初は少し戸惑うかもしれません。
でも、一度場所を覚えてしまえば簡単です!
おさらい:重要ポイント
- ページ設定は印刷プレビュー画面を経由して開く
- メール、カレンダー、連絡先でそれぞれ設定項目が異なる
- 印刷スタイルごとに設定が保存される
- 用紙サイズ、余白、向き、ヘッダー/フッターなどを調整可能
- カレンダーは事前に表示形式を選んでおくと効率的
これで、Outlookの印刷設定で困ることはもうありませんね。
メールやカレンダーをきれいに印刷して、仕事や生活に役立ててください!


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