「会議に参加したら自分の声が聞こえないと言われた」「マイクのアイコンが反応しない」——Teamsのマイクトラブルは、設定の見落としから機器の不具合まで原因がさまざまです。
この記事では、よくある原因を8つに分けて、初めての方でも順番に試せる対処法を丁寧に解説します。
Teamsでマイクが使えない主な原因
Teamsのマイクトラブルは、大きく以下の原因に分類できます。
| 原因 | 該当しやすい状況 |
|---|---|
| ミュート状態になっている | 会議中に声が届かない |
| Teamsのデバイス設定が誤っている | マイクを複数台持っている |
| Windowsのプライバシー設定で許可されていない | 新しいPCや再インストール後 |
| Macのプライバシー設定で許可されていない | MacユーザーでTeams初回起動後 |
| ブラウザ版で許可されていない | Chrome/EdgeでTeamsを使っている |
| 他のアプリがマイクを占有している | ZoomやSkypeと並行使用中 |
| オーディオドライバーが古い・壊れている | Windows更新後や長期間未更新 |
| マイク本体・接続の問題 | 上記すべてを試しても改善しない |
(Microsoft公式サポート「マイクがMicrosoft Teamsで動作しない」)
上から順に試すと効率よく原因を絞り込めます。
対処法1:ミュートになっていないか確認する
最も多い原因の1つが「ミュート状態のまま話している」というケースです。
まずTeams内とデバイス本体の両方を確認しましょう。
Teams画面のミュートを確認する
会議中または通話中の画面で、マイクアイコンに斜線が入っていればミュート状態です。
アイコンをクリックするとミュートが解除されます。
デバイス本体のミュートを確認する
外付けヘッドセットや外部マイクには、本体にミュートボタンが付いているものがあります。
Teams画面でミュートになっていなくても、機材側のミュートが有効になっていると声が届きません。
ヘッドセットのブーム(マイク部分)が口元から離れた向きになっている場合もミュート扱いになる製品があるため、位置も確認してください。
対処法2:Teamsのデバイス設定でマイクを選択する
PCに複数のマイクが接続されている場合、Teamsが意図しないマイクを選択していることがあります。
手順
- Teams右上の「…(設定など)」をクリックし、「設定」を選択する
- 左メニューの「デバイス」をクリックする
- 「マイク」のプルダウンメニューを開き、使用したいマイクを選択する
- 「テスト通話を発信する」をクリックし、声が録音されるか確認する
テスト通話では数秒話すと録音した音声が再生されます。
自分の声が聞こえれば正常に動作しています(Microsoft公式サポート)。
プルダウンにマイクが表示されない場合
マイクの接続端子を一度抜いて、再接続してみましょう。
Bluetoothマイクの場合は、充電が十分あるか・別のデバイスに接続されていないかを確認し、再ペアリングを試してください。
対処法3:Windowsのプライバシー設定を確認する(デスクトップアプリ)
TeamsにマイクへのアクセスがWindowsレベルで許可されていないと、デバイス設定に正しいマイクが表示されません。
手順(Windows 11)
- 「スタート」→「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」をクリックする
- 以下の項目がすべてオンになっているか確認する
- 「マイクへのアクセス」:オン
- 「アプリがマイクにアクセスできるようにする」:オン
- 「Microsoft Teams(職場または学校)」:オン
- 「デスクトップアプリがマイクにアクセスできるようにする」:オン
手順(Windows 10)
- 「スタート」→「設定」を開く
- 「プライバシー」→「マイク」をクリックする
- 「デスクトップアプリがマイクにアクセスできるようにする」のトグルをオンにする
設定がすでにオンの場合は、一度オフにして数秒後にオンに戻し、PCを再起動してみましょう(Microsoft公式サポート)。
対処法4:Macのプライバシー設定を確認する
Macで初めてTeamsを使う場合や、macOSのアップデート後にマイクが使えなくなるケースがあります。
手順(macOS)
- 画面左上のAppleロゴ→「システム設定」(macOS 13以降)または「システム環境設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」をクリックする
- 「Microsoft Teams」のチェックが入っているか確認し、入っていなければオンにする
(リコー「Teamsでマイクが動作・認識しない場合の対処法」)
対処法5:ブラウザ版Teamsのマイク許可を確認する
ブラウザ版Teamsを使用している場合は、ブラウザ側でTeamsへのマイクアクセスを許可する必要があります。
Google Chromeの場合
- Teamsを開いた状態でURLバー左横の「鍵アイコン」または「⚙アイコン」をクリックする
- 「サイトの設定」を開く
- 「マイク」を「許可」に変更する
Microsoft Edgeの場合
- URLバー左横の「鍵アイコン」をクリックする
- 「このサイトに対する権限」を開く
- 「マイク」を「許可」に設定する
ブラウザ版のTeamsはChrome、Edge、Firefoxに対応しています。
対処法6:他のアプリがマイクを占有していないか確認する
ZoomやSkype、Google Meetなど、他のビデオ通話アプリが起動中だとマイクを占有してしまい、Teamsが利用できない場合があります。
手順
- Teams以外のビデオ通話・録音関連のアプリをすべて終了する
- Teamsを再起動し、テスト通話でマイクが動作するか確認する
外付けマイクに「排他モード(Exclusive Mode)」が設定されている場合も同様の問題が起きます。
Windowsのサウンド設定からマイクのプロパティを開き、「アプリケーションによるこのデバイスの排他的な制御を許可する」のチェックを外すことで改善する場合があります。
対処法7:オーディオドライバーを更新する
オーディオドライバーが古いと、TeamsのマイクがWindowsと正常に連携できません。
特にWindowsアップデート直後にマイクが使えなくなった場合は、ドライバーの再インストールが有効なことがあります。
手順(Windowsデバイスマネージャー)
- 「スタート」を右クリックし、「デバイスマネージャー」を開く
- 「オーディオの入力および出力」を展開する
- 使用しているマイクを右クリック→「ドライバーの更新」を選択する
- 「ドライバーを自動的に検索」を選んでインストールする
- PCを再起動してTeamsでテスト通話を行う
(AvePoint「Teamsの会議前にテスト通話は必須!マイクが動作しない場合の対処法」)
対処法8:Teamsのキャッシュをクリアする・再起動する
Teamsのキャッシュが蓄積すると、マイクの認識を含むさまざまな動作に不具合が生じることがあります。
まずTeamsを完全に終了して再起動する
タスクバーのTeamsアイコンを右クリックし、「終了」を選んでから再度起動してみましょう。
通常の「×」ボタンはバックグラウンドで起動し続けるため、完全終了には右クリックが必要です。
キャッシュをクリアする
Teamsの再起動でも改善しない場合は、キャッシュの削除が有効なことがあります。
詳しい手順はMicrosoft Teamsキャッシュクリア完全ガイドをご覧ください。
対処法9:マイク本体・物理接続を確認する
上記の対処法をすべて試しても改善しない場合は、マイク本体または接続に問題がある可能性があります。
確認ポイント
- 有線マイク・ヘッドセット:コネクタがしっかり奥まで挿さっているか確認する(半挿しでは認識されない)
- 端子の形状:3極・4極など、PC側の端子とマイク側の端子の形状が合っているか確認する
- Bluetoothマイク:バッテリー残量を確認する。スマートフォンなど別のデバイスと接続されていないか確認する
- 別のアプリで確認:Windowsの「ボイスレコーダー」など別のアプリでマイクが使えるか試す
別のアプリでも認識されない場合、マイク本体の故障や物理的な接触不良が疑われます。
外付けマイクを使っている場合は、内蔵マイクでテスト通話が通るか試してみましょう(AvePoint)。
会議前にマイクを事前チェックする方法(テスト通話)
トラブルを会議の直前に発見しないために、テスト通話機能を使って事前確認することをおすすめします。
手順
- Teams右上の「…(設定など)」→「設定」→「デバイス」を開く
- 「テスト通話を発信する」をクリックする
- 音声ガイダンスが流れたら、マイクに向かって話す
- 数秒後に録音した自分の声が再生されれば正常
テスト通話はTeams法人版(Microsoft 365)が対象の機能です。
個人向け無料版では表示されない場合があります(AvePoint)。
まとめ
Microsoft Teamsでマイクが使えない場合は、次の順番で確認するのが効率的です。
- Teams・デバイス本体のミュートを確認する
- TeamsのデバイスSettings→正しいマイクを選択する
- Windows/Macのプライバシー設定でTeamsへの許可を確認する
- 他のアプリを終了してTeamsを再起動する
- オーディオドライバーを更新する
それでも解決しない場合はキャッシュクリアやマイク本体の確認に進んでください。
Teamsの基本的な使い方についてはMicrosoft Teamsとは?基本機能を徹底解説もあわせてご覧ください。
参考情報源:


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