Teamsにサインインしようとしたら突然「Microsoft Teamsを使用するには、有料サブスクリプションが必要です」と表示されてしまった——そんなメッセージが出て困っている方は少なくありません。
このエラーはアカウントの種類や利用状況によって原因がまったく異なるため、「自分がどのケースに該当するか」を先に確認することが解決への近道です。
この記事では、表示パターン別に原因と対処法をわかりやすく整理して解説します。
まず確認:自分はどの利用状況か

このエラーが出る状況は大きく3つに分類できます。
| 利用状況 | 典型的な原因 |
|---|---|
| 職場・学校アカウントで使っている | Teamsのライセンスが割り当てられていない、または期限切れ |
| 取引先のTeamsチームに参加していた | 招待先組織のゲストアクセスが無効化・期限切れになった |
| 個人アカウントで使っている | 無料プランでは使えない機能を使おうとしている、またはアカウントの混在 |
自分がどのケースかによって対処法が変わります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ケース①:職場・学校アカウントでのエラー(ライセンス未割り当て)
職場や学校から発行されたアカウント(例:名前@会社名.com)でサインインしているのにこのエラーが出る場合、アカウントにTeamsのライセンスが割り当てられていないことが原因です。
Teamsは Microsoft 365 のすべてのプランに含まれているわけではありません。
たとえば Microsoft 365 Apps for Enterprise(旧 Office 365 ProPlus)は Word・Excel・PowerPoint などの Office アプリが中心のプランで、Teamsライセンスは別途必要です。
また、試用ライセンス(Teamsエクスプローラリー)の30日間の無料期間が終了した場合にもこのエラーが表示されます。
一般ユーザーがとるべき対処法:
Teamsの画面に「ライセンスの要求」ボタンが表示されている場合は、そのボタンを押すことで IT 管理者にライセンスの割り当てをリクエストできます。
それと同時に、管理者または IT 担当者に直接「Teamsのライセンスを割り当ててほしい」と連絡するのが確実です。
管理者がとるべき対処法:
- Microsoft 365 管理センターにサインインする
- 左メニューから「ユーザー」→「アクティブなユーザー」を選択する
- 対象のユーザーをクリックして「ライセンスとアプリ」タブを開く
- Teamsが含まれるプランのライセンスが割り当てられているか確認する
- 割り当てられていない場合は、Teamsを含むプランのライセンスにチェックを入れて「変更を保存」をクリックする
注意: ライセンスを割り当てた直後はすぐに反映されません。最大24時間かかる場合があります。割り当て後しばらく待ってから再度サインインを試してください。
ケース②:以前は使えていたのに突然エラーになった(ゲストアクセスの期限切れ)
「先週まで普通に使えていたのに、急にこのエラーが出た」という場合、考えられる原因のひとつが招待元組織のゲストアカウントの無効化・期限切れです。
取引先や他部署のTeamsチームに「ゲスト」として参加していた場合、自分のアカウントにTeamsライセンスがなくても、招待元の組織のTeamsを利用できます。
しかし、招待元の組織の管理者がゲストアクセスを無効にしたり、ゲストアカウントの有効期限が切れると、「有料サブスクリプションが必要です」と表示されてアクセスできなくなります。
この場合の対処法:
自分の組織の IT 管理者ではなく、招待してくれた相手側(招待元の担当者または IT 管理者)に連絡して、ゲストアクセスの状態を確認してもらう必要があります。
- 「ゲストアカウントの有効期限が切れていないか」を確認してもらう
- 期限切れであれば、再度招待してもらう
- 招待元の組織でゲストアクセス自体が無効化されている場合は、管理者に有効化を依頼する
(Microsoft Q&A 「Microsoft 365 Apps for EnterpriseでTeamsを使いたい」より)
ケース③:ライセンスは割り当てられているのにエラーが出る
「管理者に確認したらライセンスはあると言われた」「Microsoft 365 ポータルには Teams が表示されている」のにエラーが続く場合は、ライセンスと認証情報の同期がうまくいっていない可能性があります。
試すべき対処法:
まず Teams から一度完全にサインアウトして、再度サインインしてみます。
タスクバーのTeamsアイコンを右クリックして「終了」を選び、完全に終了させてから再起動してください。
それでも改善しない場合は、ライセンスの再割り当てが有効なことがあります。
管理者が一度ライセンスを外して保存し、再度割り当てて保存することで、ライセンス情報とシステムの同期がリセットされます。
また、複数の Microsoft アカウントを持っている場合は注意が必要です。
Teamsライセンスが紐付いているアカウントとは別のアカウントでサインインしていると、有効なライセンスがあるのにエラーが出ることがあります。
サインイン画面で使っているメールアドレスがライセンスの割り当て先と一致しているか確認してください。
急いで会議に参加したい場合の代替手段
エラーが解消するまでの間、急いでTeams会議に参加しなければならない場合はWeb版(ブラウザ版)のTeamsまたは個人のMicrosoftアカウントによるゲスト参加が使えます。
ブラウザ(Microsoft Edge または Google Chrome 推奨)で https://teams.microsoft.com を開き、会議の招待リンクをクリックすれば、ライセンスの問題が発生しているアカウントとは別に参加できる場合があります。
また、会議の招待リンクを個人のMicrosoftアカウントで開くか、アカウントなしのゲストとして参加する方法もあります。
アカウントなしでTeams会議に参加する手順はMicrosoft Teamsにアカウントなしでゲスト参加する方法で詳しく解説しています。
Teamsのプランとライセンスの基本
そもそも「どのプランにTeamsが含まれるのか」を知っておくと、今後の混乱を防げます。
Teamsを使うには大きく以下の選択肢があります。
無料プラン: 個人・小規模チーム向け。チャットとビデオ会議(最大100人・60分)が使えます。
職場・学校アカウントでは使えません。
Teams Essentials(月額約430円〜): Teamsのみのスタンドアロンプラン。会議時間の上限が30時間に延び、300人まで参加可能になります。
Microsoft 365 Business Basic以上(月額約650円〜): TeamsのほかにExchange Online(メール)・OneDrive・SharePointなども含まれます。
Microsoft 365 Apps for Enterprise: Office アプリは含まれますが、Teamsは別売りです(2024年4月以降の新規契約から)。
プランの詳細と機能の違いについてはMicrosoft Teams機能一覧・プラン比較をご参照ください。
Teams単体の有料プランについてはMicrosoft Teams Essentials 使い方完全ガイドも参考になります。
まとめ
「有料サブスクリプションが必要です」エラーの原因は「ライセンス未割り当て」「Teamsが含まれないプランを使っている」「ゲストアクセスの期限切れ」「試用ライセンスの終了」のいずれかである場合がほとんどです。
職場・学校アカウントの場合はまず IT 管理者に連絡し、ライセンスの確認と割り当てを依頼するのが最短の解決策です。
ゲストとして参加していたチームでエラーが出た場合は、招待元の担当者に連絡するのが正解です。
ライセンスを割り当てた直後は最大24時間かかることがある点も覚えておきましょう。
参考情報源:
- Microsoft Q&A「Microsoft 365 Apps for EnterpriseでTeamsを使いたい」
- Microsoft Learn「Teams アドオン ライセンスをユーザーに割り当てる」
- Microsoft Learn「Teams Premium 機能にアクセスできない」
- Microsoft Q&A「Unable to access MS Teams Work Account due to subscription issue」
- Microsoft Q&A「Unable to login to Microsoft Teams even with a valid license」


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