Teamsのチャットやチャネルにはメッセージをあらかじめ指定した日時に自動送信できる「予約投稿(スケジュール送信)」機能があります。
深夜や休日に仕事のアイデアを思いついたとき、相手の勤務時間に合わせて連絡したいとき、チームへの一斉連絡を準備しておきたいときなど、さまざまな場面で活躍する便利な機能です。
この記事では、チャット・チャネルそれぞれの予約投稿の手順から、Power Automateを使った応用方法、注意点まで詳しく解説します。
予約投稿でできること

Microsoft Teamsの予約投稿機能を使うと、メッセージを今すぐ送らずに「○月○日の△時に送る」という設定が可能になります。
活用シーンとして代表的なものを挙げると、以下のようなケースがあります。
- 深夜や休日に思いついた業務連絡を、翌営業日の朝に自動送信する
- 異なるタイムゾーンで働く相手の勤務時間に合わせて送信する
- 月末のリマインダーや定例連絡をあらかじめ準備しておく
- 重要なお知らせをベストなタイミングで一斉配信する
チャットで予約投稿する方法
チャットのスケジュール送信機能は、2022年10月のアップデートで追加されました(Microsoft サポート「Microsoft Teamsでチャット メッセージをスケジュールする」より)。
個人チャットとグループチャットの両方に対応しています。
手順(デスクトップアプリ)
- Teamsの左メニューから「チャット」を選択し、送信先のチャット画面を開く
- メッセージ入力欄にテキストを入力する
- 送信ボタン(紙飛行機アイコン)を右クリックする
- 日時選択メニューが表示されるので、送信したい日付と時刻を選択する
- 設定後、送信ボタンをクリックすると予約が完了する
または、メッセージ入力欄左下にある「+(アクションとアプリ)」をクリックし、「メッセージのスケジュール」を選択しても同じ操作ができます。
手順(スマホアプリ)
- 送信先のチャット画面を開く
- メッセージを入力する
- 「送信のスケジュール」ボタンをタップする
- 日付と時刻を選択し「スケジュールされた時刻に送信」をタップする
予約済みメッセージの確認・変更・キャンセル
予約したメッセージはチャット画面に「○月○日 △時 に送信予定」と表示されます。
メッセージにカーソルを合わせて「…(その他のオプション)」から「編集」を選ぶと内容の変更が可能です。
送信をキャンセルしたい場合も同様に「…」から「スケジュール済みの時刻の取り消し」または「削除」を選択してください。
チャネルで予約投稿する方法
チャネルへの予約投稿は、2025年2月のアップデートで追加された新機能です(Microsoft サポート「Microsoft Teamsでチャネル メッセージをスケジュールする」より)。
チャット機能よりも後にリリースされたため、まだ知らないユーザーも多い機能です。
チームへの一斉連絡やアナウンスを事前に準備できるため、業務効率化に役立ちます。
チームとチャネルの使い方はこちらも参考にしてください。
手順
- Teamsの「チーム」から対象のチャネルを開き、「投稿」タブを表示する
- メッセージ入力欄にテキストを入力する
- 送信ボタンを右クリックする(または「+」から「メッセージのスケジュール」を選択)
- 日時選択メニューで送信したい日付・時刻を設定する
- 設定後、送信ボタンをクリックして予約完了
チャット版と操作の流れはほぼ同じです。
予約投稿の制限・注意事項
予約投稿機能を使う前に、以下の制限事項を確認しておきましょう。
設定できる時刻について
選択できる時刻は30分単位(例:9:00、9:30、10:00)が基本です。
ただし時刻部分を直接入力すれば「9:05」「14:20」のような細かい設定も可能です。
配信オプションとの組み合わせ
メッセージの優先度を「重要」または「緊急」に設定している場合、予約投稿は使えません。
予約投稿は「標準」の配信オプションのみ対応しています。
チャットの前提条件
チャットで予約投稿を使うには、送信相手とすでに一度以上チャットのやりとりがあることが必要です。
初めて連絡する相手には、先にメッセージを送ってからスケジュール機能を使いましょう。
対応環境
デスクトップアプリとスマホアプリに対応しています。
ブラウザ版(Web版)でも利用可能ですが、バージョンや組織の設定によっては表示されない場合があります。
Viva Insightsによる自動提案機能
Microsoft Teamsのチャット機能の一部として、Viva Insightsという仕組みが相手の勤務時間外にメッセージを作成しようとすると「後で送信しますか?」という提案を自動表示してくれます(Microsoft サポート「Teams チャットでの送信スケジュールの提案」より)。
ただし、この提案が表示されないシーンもあります。具体的には、自分自身へのメッセージ送信、「重要」「緊急」設定のメッセージ、相手の勤務時間開始30分前の作成といった場合は提案が出ません。
提案が表示されない場合でも、前のセクションで説明した手動操作で予約投稿を設定できます。
Power Automateでより細かく予約投稿する
標準の予約投稿では30分単位の設定が基本ですが、Power Automate(パワーオートメイト)と連携することで、より柔軟な自動化が可能になります。
なお、Power AutomateはMicrosoft 365の多くのプランに含まれています。
チャットへの予約投稿(Power Automate)
- Teamsの「アプリ」から「Power Automate」を検索して追加する
- Power Automateの「応答をスケジュールする」テンプレートを選択する
- 「フローの作成」→「完了」をクリックして初期設定を行う
- 予約送信したい相手のメッセージを右クリック→「その他の操作」→「応答をスケジュールする」を選択する
- 日付・時刻・メッセージ内容を入力して「Submit」をクリック
チャネルへの定期投稿(Power Automate)
チャネルへの投稿は、毎週月曜日など繰り返しの定期投稿にも対応させることができます。
- Power Automateの「+作成」→「スケジュール済みクラウドフロー」を選択する
- フロー名、開始日、繰り返し間隔を設定する(例:毎週月曜日 9:00)
- アクションとして「Microsoft Teams」→「チャネルにメッセージを投稿する」を追加する
- 投稿先のチームとチャネル、メッセージ内容を設定して保存する
定期的なリマインダーやアナウンスを自動化したい場合に特に便利な方法です。
チャットとチャネルの予約投稿 比較表
| 項目 | チャット | チャネル |
|---|---|---|
| 機能追加時期 | 2022年10月 | 2025年2月 |
| 対応範囲 | 個人・グループチャット | チャネルの投稿タブ |
| 時刻の設定単位 | 30分単位(直接入力で細かく設定可) | 30分単位(直接入力で細かく設定可) |
| 「重要」「緊急」との併用 | 不可(「標準」のみ) | 不可(「標準」のみ) |
| 予約の変更・削除 | 可能 | 可能 |
| Power Automate連携 | 可能 | 可能(定期投稿も対応) |
よくある質問(FAQ)
Q. 予約投稿したメッセージは相手にいつ見える?
設定した日時を過ぎた後に、相手のチャットに通常のメッセージとして表示されます。
送信前の状態では相手には見えません。
Q. 予約投稿のキャンセルはできる?
はい、送信前であればいつでもキャンセルできます。
予約済みメッセージの「…(その他のオプション)」から「削除」または「スケジュール済みの時刻の取り消し」を選んでください。
Q. 無料版のTeamsでも使える?
Microsoft公式の情報では、予約投稿機能はMicrosoft 365のプランで提供されています。
無料版での対応状況は、使用環境によって異なる場合があるため、アプリ上で送信ボタンを右クリックして確認することをおすすめします。
Q. チャネルの予約投稿はすべてのチャネルタイプで使える?
標準チャネルおよびプライベートチャネルで利用可能です。
共有チャネルでの対応状況はMicrosoft公式サポートで最新情報を確認してください。
まとめ
Microsoft Teamsの予約投稿機能は、チャットでは2022年10月から、チャネルでは2025年2月から利用できるようになり、相手の勤務時間への配慮や業務連絡の自動化に役立ちます。
操作は送信ボタンの右クリックから始まるシンプルな手順で、慣れれば数秒で設定できます。
Power Automateと組み合わせると、定期投稿や細かい時刻指定など、さらに高度な自動化も実現できるので、業務の効率化に積極的に活用してみてください。
Teams関連の使い方についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
参考情報
- Microsoft サポート「Microsoft Teamsでチャット メッセージをスケジュールする」(参照:2025年2月)
- Microsoft サポート「Microsoft Teamsでチャネル メッセージをスケジュールする」(参照:2025年2月)
- Microsoft サポート「Teams チャットでの送信スケジュールの提案」(参照:2025年2月)

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