「Teamsが重くて使い物にならない」「起動しない・画面が固まる」「通知がおかしい」……こんなトラブルが続いているなら、アプリのリセットを試してみましょう。
リセットはキャッシュを含むアプリデータを初期状態に戻す操作で、多くの不具合をまとめて解消できます。
この記事では、Windows・Mac・iPhone・Androidのリセット手順をまとめて解説します。
リセット前に知っておくこと
チャット履歴やファイルは消えない
Teamsのリセットで削除されるのは「キャッシュや設定データなどのローカルデータ」だけです。
チャット履歴・共有ファイル・会議録画はすべてMicrosoftのクラウドに保存されているため、リセット後に再サインインすれば元通り使えます(Microsoft Learn「Teamsクライアントキャッシュをクリアする」より)。
リセットで削除されるもの・されないもの
| 項目 | リセット後 |
|---|---|
| チャット履歴 | ◯ 残る(クラウド保存) |
| 共有ファイル | ◯ 残る(クラウド保存) |
| 会議録画 | ◯ 残る(クラウド保存) |
| ログイン情報 | ✕ 削除される(再サインインが必要) |
| 通知設定 | ✕ 削除される(再設定が必要) |
| 背景・テーマ設定 | ✕ 削除される(再設定が必要) |
| キャッシュファイル | ✕ 削除される |
「修復」と「リセット」の違い
Windowsの設定には「修復」と「リセット」の2つのボタンがあります。
修復はアプリのファイルを維持したまま壊れた部分を修正する軽い操作で、ログイン情報や設定は削除されません。
リセットはキャッシュを含むアプリデータをすべて削除して完全な初期状態に戻す操作です。
まず修復を試して改善しない場合にリセットを行うのがおすすめです。
【Windows】Teamsをリセットする方法
現在主流の「新しいTeams」では、Windowsの設定から簡単にリセットできます。
Windowsの設定からリセットする(推奨)
- タスクバーのTeamsアイコンを右クリックして「Teamsを終了する」を選択する
- Windowsキーを押してスタートメニューを開き、「設定」を検索して開く
- 左メニューの「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 検索ボックスに「Microsoft Teams」と入力する
- 「Microsoft Teams」の右側にある「…(3点リーダー)」をクリックして「詳細オプション」を選択する
- 画面を下にスクロールして「リセット」セクションを表示する
- まず「修復」ボタンをクリックして改善するか確認する
- 改善しない場合は「リセット」ボタンをクリックし、確認ダイアログで再度「リセット」をクリックする
- リセット完了後、Teamsを起動してサインインし直す
注意: リセットボタンのそばに「このデバイス上のアプリのデータが、基本設定とサインインの詳細を含めて完全に削除されます。」と表示されます。これがリセットの範囲です。
手動でキャッシュファイルを削除する方法
設定からのリセットで改善しない場合は、キャッシュフォルダを直接削除できます。
- Teamsを完全に終了する(タスクバーアイコン右クリック→「Teamsを終了する」)
- Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開く
- 以下のパスを入力して「OK」をクリックする
%userprofile%\appdata\local\Packages\MSTeams_8wekyb3d8bbwe\LocalCache\Microsoft\MSTeams
- 開いたフォルダ内のファイルとフォルダをすべて選択(Ctrl+A)して削除する
- Teamsを再起動してサインインし直す
注意: Outlookなど他のMicrosoft 365アプリが起動中だとフォルダを削除できない場合があります。削除前にすべて終了してください。
キャッシュのみをクリアしたい場合や、より詳細な手順はTeamsキャッシュクリア完全ガイドもあわせてご覧ください。
【Mac】Teamsをリセットする方法
ターミナルを使ってキャッシュを削除する(新しいTeams)
- TeamsをDockアイコン右クリック→「終了」で完全に終了する(Command+Qでも可)
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く
- 以下のコマンドをそれぞれ入力してReturnキーを押す(Microsoft Learn より)
rm -rf ~/Library/Group\ Containers/UBF8T346G9.com.microsoft.teams
rm -rf ~/Library/Containers/com.microsoft.teams2
- Teamsを再起動してサインインし直す
Finderを使う方法
ターミナルが難しい場合は、Finder→「移動」→「フォルダへ移動」から上記のパスにアクセスして、フォルダをゴミ箱に移動する方法でも対処できます。
【iPhone】Teamsをリセットする方法
iOSはセキュリティ上の制約から、Androidのような直接的なキャッシュ削除ができません。
以下の2つの方法があります。
Teamsアプリ内から実行する(アプリが起動できる場合)
- Teamsアプリを開く
- 画面上部のプロフィールアイコンをタップして「設定」を開く
- 「ストレージ」セクションの「Clear app data」(アプリデータをクリア)をタップする
- アプリを強制終了してから再起動する(画面下からスワイプしてアプリを閉じる)
iPhone設定から実行する(アプリが開けない場合)
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 画面を下にスクロールして「Teams」をタップする
- 「Clear app data」(アプリデータをクリア)のスイッチをオンにする
- Teamsを再起動する
【Android】Teamsをリセットする方法
Androidは端末の設定からキャッシュを直接削除できます。
- Androidの「設定」アプリを開く
- 「アプリ」または「アプリ管理」をタップする
- 一覧から「Microsoft Teams」を探してタップする
- 「強制停止」→「OK」でTeamsを停止する
- 「ストレージ」→「キャッシュをクリア」をタップする
- Teamsを再起動してサインインし直す
データも含めて完全リセットしたい場合は、「キャッシュをクリア」の代わりに「データをクリア」をタップしてください。サインイン情報も削除されるため再サインインが必要になります。
リセットしても改善しない場合
Teamsの再インストールを試す
リセットで改善しない場合は、アプリ自体を削除して入れ直す再インストールが有効です。
再インストールの注意点や手順はMicrosoft Teamsを再インストールする方法で詳しく解説しています。
症状別の対処法を試す
- Teamsが重い・起動が遅い: Teamsが重い・遅いときの完全対策ガイド
- Teams会議中にクラッシュ・落ちる: Teamsが落ちる原因と対処法
- 日本語変換ができない: 日本語変換できない原因と対処法
Microsoft 365のサービス障害を確認する
自分側でいくら対処しても改善しない場合は、Microsoft側のサービス障害が原因のことがあります。
Microsoft 365 サービス正常性ポータルでリアルタイムの障害情報を確認できます。
よくある質問
リセット後にTeamsの起動が遅くなった
キャッシュが削除された直後は、Teamsがキャッシュファイルを再構築するため起動に時間がかかります。
これは正常な動作です。しばらく使い続けると通常の速度に戻ります(Microsoft Learn より)。
リセットしたらサインインできなくなった
リセット後は必ず再サインインが必要です。
Microsoftアカウント(メールアドレスとパスワード)を用意した上でサインインしてください。
組織アカウントを使っている場合は、IT管理者が設定した多要素認証(MFA)が求められる場合があります。
リセットとアンインストールはどう違う?
リセットはアプリをPCに残したまま内部データを初期化する操作です。
アンインストールはアプリ自体をPCから削除する操作で、その後は公式サイトから再インストールが必要になります。
リセットで改善しない場合にアンインストール→再インストールに進むのが一般的な手順です。
まとめ
Teamsのリセットは、動作不具合の多くを解消できる手軽な方法です。
チャット履歴やファイルはクラウドに保存されているため、リセットしても失われません。
Windowsでは設定→アプリ→詳細オプションから「修復」→「リセット」の順で試すのがおすすめです。
リセットで改善しない場合はTeamsの再インストールに進みましょう。
Macはターミナルコマンド、iPhoneはアプリ内の「Clear app data」、Androidは設定→アプリからキャッシュ削除で対応できます。
参考情報源:

コメント