「Teamsの会議を録画したいけど、どこを押せばいいの?」「録画したファイルがどこに保存されたかわからない…」「ダウンロードしたいのにボタンが見当たらない」
そんな疑問をまとめて解決するために、Teamsのレコーディング機能の使い方・保存先の仕組み・ダウンロード方法・よくあるトラブルを1本の記事で徹底解説します。
Teamsのレコーディング機能とは

Teamsのレコーディング(録画)機能とは、会議中の音声・映像・画面共有の内容をMP4形式で自動保存できる機能です。
会議に参加できなかったメンバーへの共有や、議事録作成の補助、研修記録などに広く使われています。
Teamsの機能全体を知りたい方は、Microsoft Teamsとは?完全解説記事もあわせてご覧ください。
レコーディングできる会議の種類
Teamsでレコーディングできる会議は以下のとおりです(Microsoft Learn「Teams レコーディング ポリシーを管理する」より)。
- スケジュール会議(TeamsカレンダーまたはOutlookから作成)
- 今すぐ会議(インスタント会議)
- チャネル会議
- ウェビナー・タウンホール
利用に必要なライセンス
レコーディング機能を利用するには、会議の開催者と録画を開始するユーザーの両方が対応ライセンスを持っている必要があります(Microsoft公式サポートページ「Teams で会議を記録する」より)。
対応ライセンス例は、Office 365 E1 / E3 / E5 / F3、Microsoft 365 Business Basic以上、Business Premium などです。
無料版のTeamsおよびTeams Essentials(無印版)ではレコーディング機能は利用できません。
プランの詳細はMicrosoft Teams Essentials 使い方完全ガイドも参考にしてください。
レコーディングの開始・停止方法
PCでの手順
- Teams会議に参加(または開始)する
- 会議ツールバーの「…(その他のアクション)」をクリックする
- 「レコーディングと文字起こし」を選択する
- 「レコーディングを開始」をクリックする
- 録画が始まると、全参加者に「〇〇がレコーディングを開始しました」と通知が届く
停止するときは同じ「…」→「レコーディングと文字起こし」→「レコーディングを停止」を選択します(Microsoft公式サポートページより)。
「レコーディングを停止」は録画と文字起こしを両方停止します。文字起こしだけを止めたい場合は「文字起こしを停止」を選択してください。
スマホ(iOS・Android)での手順
- Teams会議に参加する
- 画面下部の「…(その他のオプション)」をタップする
- 「レコーディングを開始」をタップする
- 停止するときは同じ手順で「レコーディングを停止」をタップする
(Microsoft公式サポートページ「Teams モバイルアプリで会議の記録を開始・停止する」より)
録画できるのは誰か
録画を開始できるのは、会議の開催者・共同開催者・発表者ロールのメンバーのみです。
「出席者」ロールのユーザーは録画を開始できません(NTTドコモビジネスサポートより)。
また、1つの会議で同時に録画できるのは1人だけです。
自動レコーディングの設定方法
会議をスケジュールする際に自動録画を設定しておくと、録画開始の操作を忘れる心配がありません。
- Teamsカレンダーから「新しい会議」を作成する
- 「その他のオプション」を開く
- 「レコーディングと文字起こしを自動的に行う」をオンにする
- 会議を保存する
この設定をした会議では、参加直後に自動でレコーディングが開始されます(AvePoint Japanより)。
レコーディングの保存先
Teamsのレコーディングは会議の種類によって保存先が異なります。これは多くのユーザーが混乱しやすいポイントです。
保存先一覧
| 会議の種類 | 保存先 | 具体的なパス |
|---|---|---|
| チャネル会議 | SharePoint | チーム名 – チャネル名 / ドキュメント / レコーディング |
| スケジュール会議・今すぐ会議・グループ通話など | OneDrive(開催者) | 開催者のOneDrive / レコーディング |
(Microsoft Learn「OneDrive と SharePoint での Teams 会議のレコーディングの保存とアクセス許可」より)
チャネル会議はSharePointに保存
Teamsのチームチャネル内から開始した会議(チャネル会議)の録画は、そのチームに紐づくSharePointサイトのドキュメントライブラリに保存されます。
具体的には「ドキュメント」→「(チャネル名)」→「Recordings」フォルダです(Microsoft Learn より)。
チャネルのメンバーは全員アクセスできるため、共有の手間がかかりません。
チャネル会議以外はOneDriveに保存
スケジュール会議・インスタント会議・グループ通話・ウェビナーなど、チャネルに紐づかない会議の録画は、会議開催者のOneDrive内「レコーディング」フォルダに保存されます。
注意:2024年6〜7月のアップデートで仕様変更あり
以前は「録画を開始したユーザーのOneDrive」に保存されていましたが、アップデートにより「会議の開催者のOneDrive」に変更されました(Microsoft 365 管理センター メッセージセンター MC712800 より)。
開催者が会議を欠席していても、録画は開催者のOneDriveに保存されます。
OneDriveのレコーディングフォルダの仕組みについては、OneDriveのレコーディングフォルダを完全活用も参考にしてください。
録画後にTeamsで確認する方法
録画停止後、処理が完了すると会議チャットまたはチャネルの投稿に録画サムネイルが自動で表示されます。
そこをクリックするだけで再生でき、後からいつでも確認できます(Microsoft公式サポートページより)。
レコーディングのダウンロード方法
ダウンロードできるのは誰か
デフォルトでは、会議の開催者と録画を開始したユーザーのみがダウンロードできます(Microsoft公式サポートページより)。
ただし、管理者ポリシーによって参加者のダウンロードが制限または許可されている場合があります。
OneDriveからダウンロードする手順
- 会議チャットに表示された録画リンクをクリックする(またはOneDriveを開く)
- OneDriveの「レコーディング」フォルダに録画ファイル(.mp4)があることを確認する
- ファイルを選択して画面上部の「ダウンロード」をクリックする(またはファイルを右クリック→「ダウンロード」)
(AvePoint Japan「Teamsのレコーディング機能とは?」より)
SharePointからダウンロードする手順
チャネル会議の録画をダウンロードする場合の手順です。
- 該当チャネルを開き、上部の「ファイル」タブをクリックする
- 「Recordings(レコーディング)」フォルダを開く
- ダウンロードしたいファイルを選択して「ダウンロード」をクリックする
Teamsの会議チャットから直接ダウンロードする手順
- 会議のチャット画面を開く
- 録画のサムネイルまたはリンクの「…(その他)」をクリックする
- メニューから「ダウンロード」を選択する
録画データの有効期限と注意点

有効期限(自動削除)
Teamsの録画データは、デフォルトで120日後に自動的にごみ箱に移動されます。
長期保存が必要な場合は、期限内にダウンロードするか、OneDrive/SharePoint内の別の場所にコピーしてください(Rimo より)。
組織の管理者は有効期限の変更や自動削除の無効化が可能です(Microsoft Learn より)。
録画時間の上限
1回の録画で保存できるのは最長4時間です。
4時間を超える長時間会議の場合は、自動停止後に手動で録画を再開する必要があります(AvePoint Japan より)。
録画されないコンテンツ
以下のコンテンツは録画に含まれません(Rimo より)。
- Microsoft Whiteboardの書き込み
- PowerPoint Liveに埋め込まれた動画・アニメーション
- 同時に4人以上の映像が表示されている場合の一部映像
退職者問題に注意
チャネル会議以外の録画は開催者のOneDriveに保存されるため、開催者が退職してアカウントが削除されると、録画データも消える可能性があります。
重要な会議の録画は、チームで共有しているSharePointサイトにコピーして保存しておく運用を検討してください(株式会社WITHWIT「Teams会議の録画データ、SharePointのどこに保存されているか」より)。
レコーディングの共有方法
参加者への自動共有
チャネル会議以外の会議では、招待されたメンバーに対して録画の閲覧権限が自動的に付与されます。
外部ゲストや組織外の参加者には自動共有されないため、必要に応じて手動で共有リンクを送る必要があります(Microsoft Learn より)。
リンクで共有する方法
- OneDriveまたはSharePointで録画ファイルを選択する
- 「リンクのコピー」または「共有」をクリックする
- 共有したい相手にリンクを送付する
ダウンロードできない場合のトラブル対処
| 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| ダウンロードボタンが表示されない | 権限が「閲覧のみ」に設定されている | 開催者にダウンロード権限の付与を依頼する |
| 録画が見つからない | 処理にまだ時間がかかっている | 会議終了後しばらく待ってから確認する |
| 録画が消えた | 120日の有効期限が切れた | ごみ箱を確認する(30日以内なら復元可能) |
| 録画が開始できない | ライセンスが対応プランでない | IT管理者に確認する |
| レコーディングボタンが見当たらない | 管理者ポリシーで無効化されている | IT管理者に機能の有効化を依頼する |
会議の音声が問題なく聞こえるかも確認しておきたい場合は、Microsoft Teams音声が聞こえない問題を完全解決も参考にしてください。
まとめ
Teamsのレコーディングは「…(その他)→ レコーディングを開始」の2ステップで開始できます。
保存先は会議の種類によって決まり、チャネル会議はSharePoint・それ以外は開催者のOneDriveです。
2024年のアップデートにより、開催者が会議に不参加でも録画は開催者のOneDriveに保存されるようになりました。
ダウンロードはデフォルトで開催者と録画開始者のみ可能で、有効期限は120日です。
重要な録画は早めにダウンロードするか、SharePointなどの共有場所にコピーして保管しておきましょう。
Teamsの機能をもっと活用したい方は、Microsoft Teams機能一覧もあわせてどうぞ。
参考情報源
- Microsoft公式サポート「Microsoft Teams で会議を記録する」
- Microsoft Learn「OneDrive と SharePoint での Teams 会議のレコーディング ストレージとアクセス許可」
- Microsoft Learn「会議とイベントの Teams レコーディング ポリシーを管理する」
- AvePoint Japan「Teamsのレコーディング機能とは?保存先や共有方法についても解説」
- 株式会社WITHWIT「Teamsレコーディングの保存先はどこ?探し方・出し方を徹底ガイド」
- Rimo「Microsoft Teamsのレコーディング方法や注意点を正しく理解しよう」
- SharePoint Technical Notes「Teams の録画の保存先:開催者の OneDrive へ変更」

コメント