「Teamsは無料で使えるって聞いたけど、有料版と何が違うの?」
「会議が60分で切れてしまって困っている」
「どのプランを選べばいいかわからない」
こんな疑問を持っている方のために、無料版と有料版の機能・料金・使い分けをわかりやすく解説します。
Teams の無料版と有料版、何が変わるの?
Microsoft Teamsには無料プランと複数の有料プランがあります。
無料版でもチャット・ビデオ会議・ファイル共有の基本機能は使えますが、有料版ではいくつかの重要な制限が解除され、Microsoft 365との連携機能も追加されます。
最も影響が大きいのは「会議時間」「ストレージ容量」「録画機能」の3点です。
無料版(Teams 無料プラン)でできること
Teams無料版(法人向けクラシック無料版は2025年7月1日に完全終了)は、現在「家庭向け・仕事向け共通」の無料プランとして提供されています。
無料版の主な機能
- チャット(1対1・グループ):無制限
- ビデオ会議:参加者最大100人まで、1回60分まで
- ファイル共有・共同編集(Web版Office使用):利用可能
- 画面共有・バーチャル背景:利用可能
- ゲスト参加(Teamsアカウントがない外部ユーザーの招待):利用可能
- ストレージ:1ユーザーあたり5GB
- 通信の暗号化:利用可能
無料版でできないこと
- 会議の録画・録音
- 会議の文字起こし(トランスクリプト)
- Outlookとのカレンダー連携(フル機能)
- 24時間サポート(コミュニティサポートのみ)
- 管理者向けの制御・ポリシー設定
個人や少人数での短時間のやり取りなら無料版でも十分ですが、業務での本格利用ではいくつかのシーンで制限が壁になります(Microsoft for business「Teamsなら無料でここまで使える」より)。
有料版のプラン一覧
法人向けの有料プランは大きく4段階あります。
料金は契約形態(年払い・月払いなど)によって異なり、Microsoftの価格改定で変動することもあるため、最新の公式価格はMicrosoft公式サイトでご確認ください。
1. Teams Essentials
Teamsの機能だけを単体で使えるエントリー有料プランです。
メール機能やOfficeデスクトップアプリは含まれていませんが、会議・チャット機能の制限を大幅に緩和できます。
- 会議時間:最長30時間(無料版の30倍)
- 参加人数:最大300人
- ストレージ:1ユーザーあたり10GB
- 録画・文字起こし:利用不可
- Outlookメール:含まれない
- サポート:24時間年中無休のWebサポートあり
詳細はMicrosoft Teams Essentials 使い方完全ガイドをご覧ください。
2. Microsoft 365 Business Basic
Teams Essentialsの機能に加え、会議の録画・文字起こしとOfficeのブラウザ版・モバイル版、Exchange Onlineのメール機能(50GBメールボックス)が使えるプランです。
- 会議時間:最長30時間
- 参加人数:最大300人
- ストレージ:1ユーザーあたり1TB(OneDrive)
- 録画・文字起こし:利用可能
- Word/Excel/PowerPoint Web版・モバイル版:利用可能
- Outlookメール(独自ドメイン可):利用可能
- サポート:24時間年中無休のWebと電話サポート
Teams Essentialsと比べるとストレージが100倍(10GB→1TB)になる点が最大のメリットです。
3. Microsoft 365 Business Standard
Business Basicの機能に加え、Word・Excel・PowerPoint・OutlookのPCデスクトップアプリが使えるプランです。
- Business Basicのすべての機能を含む
- デスクトップ版Officeアプリ(PC5台・モバイル5台まで)
- ウェビナー機能(参加者登録・出席レポート)が利用可能
- Clipchamp(動画編集ツール)が利用可能
ウェビナー機能についてはMicrosoft Teamsのウェビナーとは?で詳しく解説しています。
4. Microsoft 365 Business Premium
Business Standardの機能に加え、エンタープライズレベルのセキュリティ・コンプライアンス機能が追加されるプランです。
高度な情報保護、デバイス管理、サイバー脅威対策が必要な企業向けです。
無料版と有料版の主な違い一覧
| 機能 | 無料版 | Essentials | Business Basic | Business Standard |
|---|---|---|---|---|
| 会議時間 | 60分 | 30時間 | 30時間 | 30時間 |
| 会議参加人数 | 100人 | 300人 | 300人 | 300人 |
| ストレージ | 5GB/ユーザー | 10GB/ユーザー | 1TB/ユーザー | 1TB/ユーザー |
| 会議の録画・文字起こし | ✗ | ✗ | ✅ | ✅ |
| Outlookメール | ✗ | ✗ | ✅ | ✅ |
| Officeアプリ(Web版) | 閲覧のみ | ✗ | ✅ | ✅ |
| Officeアプリ(デスクトップ版) | ✗ | ✗ | ✗ | ✅ |
| ウェビナー機能 | ✗ | ✗ | ✗ | ✅ |
| 24時間サポート | ✗ | ✅ | ✅ | ✅ |
| 管理者ツール | 最小限 | ✅ | ✅ | ✅ |
(Microsoft サポート公式情報をもとに作成)
特に重要な3つの違いを詳しく解説
違い①:会議時間の制限(無料版は60分)
無料版の最大のネックが、グループ会議の60分制限です。
1対1の通話には時間制限はありませんが、3人以上のグループ会議では60分を超えると接続が切れます。
有料版(Essentials以上)では最長30時間まで延長されるため、長時間の研修・ワークショップ・商談でも途中で切れる心配がありません(Microsoft for businessより)。
違い②:ストレージ容量(無料版は5GB)
無料版はユーザーあたり5GBと容量が少なく、ファイルのやり取りが多い業務では早々に上限に達します。
Essentialsで10GB、Business Basic以上では1TBまで大幅に拡張されます。
動画ファイルや設計書など大容量ファイルを日常的に扱うチームは、Business Basic以上が現実的な選択肢です。
違い③:録画・文字起こし機能
会議の録画はBusiness Basic以上でのみ使えます。
無料版・Essentialsでは録画できないため、議事録が必要な会議や研修の記録には対応できません。
また、会議内容を自動でテキスト化する「文字起こし(トランスクリプト)」機能もBusiness Basic以上のみです(テクバン「Microsoft Teamsの料金プランを比較」より)。
用途別おすすめプランの選び方
無料版で十分なケース
- 個人や少人数(数名程度)の使用
- 会議が1時間以内に収まる
- 録画や文字起こしが不要
- Outlookメール・Officeデスクトップアプリはすでに別途用意している
- まずは機能を試してみたい
Teams Essentialsが向いているケース
- 会議時間60分の制限が業務の妨げになっている
- Google WorkspaceなどMicrosoft 365以外のメール環境を使用中で、TeamsはWeb会議・チャットだけ使いたい
- コストを最小限に抑えたい
Essentialsの詳細はMicrosoft Teams Essentialsでできること完全ガイドをご覧ください。
Business Basicが向いているケース
- 会議の録画・文字起こしが必要
- 会社のメールアドレスをOutlookで管理したい
- ストレージを1TB使いたい
- コストとのバランスで最も選ばれるプラン
Business Standard以上が向いているケース
- PCにWord・Excel・PowerPointのデスクトップ版が必要
- ウェビナー(参加者登録制オンラインセミナー)を開催したい
- より高度なセキュリティ・コンプライアンス対応が必要
Teamsのチーム機能の使い方についてはMicrosoft Teamsのチーム作成方法を完全解説もあわせてご覧ください。
まとめ
Teams無料版は基本的なチャットとビデオ会議ができますが、会議60分制限・録画不可・ストレージ5GBという制約があります。
業務での本格利用を考えるなら、最低でもTeams Essentials(会議時間・参加人数の制限解除)、録画機能やメール機能も必要ならBusiness Basic以上が適しています。
プランはあとからアップグレードできるため、まず無料版で試してから必要に応じて切り替える方法もあります。
最新の料金・プラン内容は変更になる場合があるため、Microsoft公式のプラン比較ページで必ずご確認ください。
参考情報源:

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