Teamsでファイルを送ろうとしたら添付できない……そんなトラブルは意外と多く発生します。
実は原因はひとつではなく、OneDriveの状態・ファイル名・組織のポリシーなど、複数の要因が絡んでいることがほとんどです。
この記事では、よくある原因を整理したうえで、自分で試せる対処法を順番に解説します。
チャットとチャンネル、どちらで添付できない?

まず確認しておきたいのが、「チャット」と「チャンネル」のどちらで問題が起きているか、という点です。
Teams内でのファイル添付は、送る場所によってバックエンドの仕組みが異なります。
| 場所 | ファイルの保存先 |
|---|---|
| チャット(1対1・グループ) | 送信者のOneDrive for Business |
| チャンネルへの投稿 | チームのSharePoint |
この違いが、トラブルの原因を特定するうえで重要になってきます。
たとえばチャットでだけ添付できない場合は、OneDriveの問題を先に確認する必要があります。
(Microsoft公式ドキュメント「Microsoft Teams内のファイルストレージ」、2025年2月時点)
よくある原因と確認ポイント
対処を始める前に、次の項目をまず確認してみましょう。
当てはまるものがあれば、そこから対処するのが最短ルートです。
- ファイル名に特殊文字が含まれていないか:
~ " # % & * : < > ? / \ { | }などの記号が入っているとアップロードに失敗します。ファイル名をシンプルなものに変更してから再試行してください - ファイルサイズが極端に大きくないか:Teamsで1回にアップロードできる上限は250GBです(Microsoft公式)。ただし通常の業務ファイルが引っかかることはほぼありません
- インターネット接続が安定しているか:ファイルのアップロードは通信に依存するため、回線が不安定だと失敗します。ブラウザで他のサイトを開いて接続を確認してください
- ゲストとしてほかの組織のTeamsを使っていないか:ゲストユーザーは相手組織のポリシーによって添付が制限されていることがあります。これは組織の設定であり、ユーザー側では変更できません
対処法:順番に試してみよう
上記の確認で解決しない場合は、以下の対処法を上から順に試してみてください。
1. Teamsを再起動する
まず最もシンプルな対処から始めます。
- 画面右上の「×」ボタンではなく、タスクバー右下のTeamsアイコンを右クリック→「終了」して完全に終了する
- Teamsを再度起動してファイルを添付してみる
「×」で閉じただけだとTeamsはバックグラウンドで動き続けています。
完全に終了して再起動することで、一時的なバグが解消されることがあります。
2. OneDriveの状態を確認する
チャットでファイルが添付できない場合、OneDriveのサインイン状態が原因になっていることがあります。
- タスクバー右下のOneDriveアイコン(雲のマーク)を確認する
- 「サインインしてください」や「問題があります」などの表示が出ていたらサインインし直す
- OneDriveアイコンが表示されていない場合は、Windowsの検索から「OneDrive」を起動する
OneDriveに正常にサインインできていない状態では、Teamsのチャットでファイルを添付できません。
3. キャッシュをクリアする
Teamsに蓄積したキャッシュが原因でアップロードが失敗するケースがあります。
「新しいTeams」と「従来のTeams(Classic Teams)」でクリア方法が異なります。
新しいTeams(Windows)
- Windowsの「設定」を開く
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」から「Microsoft Teams」を探す
- 「…」→「詳細オプション」→「リセット」をクリックする
チャット履歴やファイルはクラウドに保存されているため、リセットしてもデータは消えません。
従来のTeams(Windows)
- タスクバーのTeamsアイコンを右クリック→「終了」で完全終了する
Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開く%appdata%\Microsoft\Teamsと入力して「OK」をクリックする- 開いたフォルダ内の「Cache」「GPUCache」「Local Storage」フォルダを削除する
- Teamsを再起動する
macOS(新しいTeams)
- Teamsを
Command + Qで完全終了する - ターミナルを開いて以下のコマンドを入力する
rm -r ~/Library/Group\ Containers/UBF8T346G9.com.microsoft.teams- Teamsを再起動する
詳しい手順はMicrosoft Teamsキャッシュクリア完全ガイドもあわせて参照してください。
4. Teamsを最新バージョンに更新する
古いバージョンのTeamsには、ファイル添付が失敗する不具合が含まれている場合があります。
- Teamsの右上にある「…(その他のオプション)」をクリックする
- 「更新プログラムを確認する」を選択する
- 更新がある場合はインストールして再起動する
5. ドラッグ&ドロップが失敗する場合の対処
ドラッグ&ドロップだけができないという場合、Teamsの画面をズームしていないかを確認してください。
Teamsデスクトップアプリで画面をズームインまたはズームアウトした状態だと、ドラッグ&ドロップによるファイル添付が失敗するという不具合が確認されています(Microsoft公式Q&A、2025年時点)。
この場合は、クリップのアイコンを使ってファイルを選択する方法で添付できます。
6. ブラウザ版Teamsで試す
デスクトップアプリで解決しない場合は、ブラウザ版Teamsを試してみましょう。
ブラウザで teams.microsoft.com を開いてサインインし、同じファイルを添付してみてください。
ブラウザ版で正常に動作する場合は、デスクトップアプリ側に問題があると判断できます。
7. 管理者への確認が必要なケース
以下のケースは、ユーザー側での対処が難しく、組織のIT管理者への相談が必要です。
- 社外のゲストと添付できない:SharePoint/OneDriveの共有ポリシーによって制限されている場合があります
- 「OneDriveへのアクセス権限がない」というエラーが出る:IT部門にOneDriveのライセンスと権限付与を確認してもらう必要があります
- 自分だけ添付できない(他のメンバーはできる):アカウントに問題がある可能性があり、管理者による診断が必要です
- 50人以上のグループチャットで添付できない:50人を超えるチャットではSharePointの共有設定が問題になるケースがあります(Microsoft公式ドキュメント)
Microsoft 365の管理者は、Teams管理センターから「ファイルアップロード失敗の診断ツール」を実行して原因を調べることができます。
よくある質問(FAQ)
Q. ファイルを送ったら相手が見られなくなった、なぜ?
チャットで送ったファイルの実体は送信者のOneDriveに保存されています。
送信者がそのファイルをOneDriveから削除・移動した場合、受信者はアクセスできなくなります。
チャット履歴にリンクは残りますが、ファイル自体が消えた状態になります。
Q. ゲストとして参加したチャットでファイルが添付できない
ゲストユーザーはチャットでOneDriveを利用できない仕様です(Microsoft公式)。
代替手段として、自分のOneDriveに直接ファイルをアップロードし、共有リンクをチャットに貼り付ける方法が有効です。
Q. どうしても解決しない場合は?
組織のIT管理者からMicrosoftサポートに対して、Microsoft 365管理センターからサービスリクエストを送信することで、より詳細な調査が可能になります。
まとめ
Teamsでファイルが添付できない場合は、まずファイル名・OneDriveの状態・ゲストユーザー制限の3点を確認するのが最短の切り分けです。
自分で試せる対処としては、再起動→OneDrive確認→キャッシュクリア→アプリ更新の順に試すのが効果的です。
それでも解決しない場合は組織のポリシーが絡んでいる可能性が高いため、IT管理者に相談するのが確実です。
Teams全般の使い方についてはMicrosoft Teamsとは?完全解説、動作が重い場合はMicrosoft Teamsが重い・遅いときの原因と対処法もあわせてご覧ください。
参考情報源:

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