iPhoneでメールを使いたいのに、アカウントの追加方法がわからなくて困っていませんか?
実は、iPhoneのメールアプリにアドレスを追加するのは、たった5分もあればできる簡単な作業なんです。この記事では、初めての人でも迷わずできるように、画面の操作手順をわかりやすく解説します。
GmailやYahoo!メール、会社のメールアドレスなど、どんなメールでも追加できますよ。
iPhoneにメールアドレスを追加する基本手順

iPhoneのメールアプリに新しいメールアドレスを追加する手順は、大きく分けて2つのパターンがあります。
自動設定できる主なメールサービス
以下のメールサービスは、メールアドレスとパスワードを入力するだけで自動的に設定が完了します。
- iCloud – Apple公式のメールサービス
- Gmail – Googleが提供する無料メール
- Yahoo!メール – Yahoo! JAPANのメールサービス
- Outlook – Microsoftのメールサービス
- Microsoft Exchange – 企業向けメールシステム
これらのサービスなら、難しい設定は不要です。逆に、プロバイダーメールや会社の独自ドメインメールは、手動設定が必要になることがあります。
【パターン1】自動設定でメールアドレスを追加する方法
GmailやYahoo!メールなど、一般的なメールサービスを追加する手順を説明します。
ステップ1:設定アプリを開く
iPhoneのホーム画面から、歯車のアイコンの「設定」アプリをタップしてください。
ステップ2:メールの設定画面に進む
iOS 18の場合は以下の順にタップします。
- 「アプリ」をタップ
- 「メール」をタップ
- 「メールアカウント」をタップ
iOS 17以前をお使いの場合
設定アプリを開いたら、下にスクロールして「メール」を直接タップし、「アカウント」に進んでください。
ステップ3:アカウント追加を開始する
「アカウントを追加」というボタンが表示されるので、これをタップします。
すでに他のメールアドレスを登録している場合は、登録済みのアカウント一覧が表示されますが、気にせず「アカウントを追加」を選んでください。
ステップ4:メールアドレスを入力する
メールアドレスの入力欄が表示されるので、追加したいメールアドレスを正確に入力しましょう。
入力したら「次へ」をタップします。
ステップ5:メールサービスを選択する
画面に主要なメールサービスのリストが表示されます。
- Google(Gmail用)
- Yahoo
- iCloud
- Outlook.com
- その他
該当するサービスをタップしてください。Gmailなら「Google」、Yahoo!メールなら「Yahoo」を選びます。
ステップ6:パスワードを入力する
メールアカウントのパスワード入力画面が表示されます。
重要なポイント:
- パスワードは、そのメールサービスにログインする時と同じものを使用します
- 2段階認証を設定している場合は、追加の認証手順(確認コードの入力など)が求められることがあります
パスワードを入力したら「次へ」をタップしましょう。
ステップ7:同期する項目を選択する
メールアカウントの検証が完了すると、何を同期するか選ぶ画面が出てきます。
- メール – メールの送受信
- 連絡先 – アドレス帳の同期
- カレンダー – スケジュールの同期
- メモ – メモアプリとの連携
通常は「メール」をオンにすれば十分です。必要に応じて他の項目も選択できます。
選択したら「保存」をタップして完了です!
【パターン2】手動設定でメールアドレスを追加する方法
プロバイダーメール(OCN、So-net、BIGLOBEなど)や会社の独自ドメインメールは、手動で設定する必要があります。
事前に準備するもの
以下の情報を、メールプロバイダーから事前に確認しておきましょう。
- メールアドレス
- パスワード
- 受信メールサーバー(ホスト名)
- 送信メールサーバー(ホスト名)
- ポート番号
- IMAPかPOPかの指定
これらの情報は、プロバイダーの設定マニュアルやヘルプページに記載されています。
ステップ1〜4:基本操作は同じ
自動設定の手順1〜4と同じように、「設定」→「アプリ」→「メール」→「メールアカウント」→「アカウントを追加」まで進みます。
ステップ5:「その他」を選択する
メールサービスの選択画面で、一番下にある「その他」をタップしてください。
次の画面で「メールアカウントを追加」を選びます。
ステップ6:アカウント情報を入力する
以下の項目を入力します。
- 名前 – メールを送った時に相手に表示される名前(例:山田太郎)
- メール – あなたのメールアドレス全体
- パスワード – メールアカウントのパスワード
- 説明 – iPhone上での識別用の名前(例:会社メール、プロバイダーメールなど)
すべて入力したら「次へ」をタップします。
ステップ7:IMAPかPOPを選択する
次の画面で、受信メールのタイプを選びます。
IMAPとPOPの違い
- IMAP – メールをサーバーに保存。複数のデバイスで同じメールを見られる(推奨)
- POP – メールをiPhoneにダウンロード。他のデバイスとは同期しない
迷ったら、基本的には「IMAP」を選んでおけば大丈夫です。
どちらを使うべきか分からない場合は、プロバイダーの設定ガイドを確認するか、サポートに問い合わせましょう。
ステップ8:サーバー情報を入力する
受信メールサーバー
- ホスト名 – プロバイダーから提供された受信サーバーのアドレス(例:imap.example.com)
- ユーザー名 – 通常はメールアドレス全体
- パスワード – メールのパスワード
送信メールサーバー
- ホスト名 – プロバイダーから提供された送信サーバーのアドレス(例:smtp.example.com)
- ユーザー名 – 通常はメールアドレス全体(空欄でもOKの場合あり)
- パスワード – メールのパスワード(空欄でもOKの場合あり)
すべて入力したら「次へ」をタップします。
ステップ9:検証と保存
iPhoneが自動的にサーバー接続を検証します。
問題がなければ「保存」が表示されるので、タップして完了です。
もしエラーが出た場合は、入力内容に間違いがないか、もう一度確認しましょう。特にホスト名やパスワードの入力ミスが多いので注意してください。
複数のメールアドレスを管理する便利な機能
iPhoneのメールアプリでは、複数のメールアドレスを1つのアプリで管理できます。
すべての受信トレイを一括表示
メールアプリを開くと、「すべての受信トレイ」という項目があります。
ここをタップすると、登録したすべてのメールアドレスの新着メールを一度に確認できるんです。複数のアカウントを切り替える手間が省けて便利ですよ。
送信時にアカウントを選択する
メールを新規作成する時、「From(差出人)」の部分をタップすると、どのメールアドレスから送信するか選べます。
プライベート用と仕事用を使い分けたい時に役立ちます。
デフォルトアカウントを設定する
「設定」→「アプリ」→「メール」→「デフォルトアカウント」から、メール作成時に最初から選択されているアカウントを決められます。
よく使うメールアドレスを設定しておくと便利です。
メールアドレス追加でよくあるトラブルと解決方法

「メールを取得できません」と表示される
原因と対処法:
- インターネット接続を確認 – Wi-Fiまたはモバイルデータ通信がオンになっているか確認しましょう
- パスワードの再確認 – 入力したパスワードが正しいか、もう一度入力し直してください
- アカウント設定の見直し – 手動設定の場合、サーバー名やポート番号に誤りがないかチェックします
「アカウントを検証できません」というエラーが出る
これは主に手動設定時に発生します。
チェックポイント:
- 受信/送信サーバーのホスト名にスペルミスがないか
- ユーザー名がメールアドレス全体になっているか(@以降も含む)
- IMAPとPOPを間違えていないか
- プロバイダー指定のポート番号を使っているか
Gmailで2段階認証エラーが出る
Googleアカウントで2段階認証を設定している場合、通常のパスワードではログインできません。
解決方法:
- Googleアカウントにログインする
- セキュリティ設定から「アプリパスワード」を生成する
- 生成された16桁のパスワードをiPhoneの設定で使用する
この「アプリパスワード」は、通常のパスワードとは別のものです。
メールの受信が遅い
設定を確認しましょう:
「設定」→「アプリ」→「メール」→「メールアカウント」→「データの取得方法」で、取得頻度を設定できます。
- プッシュ – 新着メールが即座に届く(電池消費大)
- フェッチ – 指定した間隔でメールを確認(15分、30分、1時間など)
- 手動 – アプリを開いた時だけ確認
リアルタイムで受信したい場合は「プッシュ」、バッテリーを節約したい場合は「フェッチ」や「手動」を選ぶといいでしょう。
メールアドレスを削除・一時停止する方法
アカウントを削除する
「設定」→「アプリ」→「メール」→「メールアカウント」から削除したいアカウントをタップし、「アカウントを削除」または「サインアウト」を選びます。
注意点:
iPhone上から削除されるだけで、メールアカウント自体は残ります。完全にアカウントを閉じたい場合は、メールプロバイダーのWebサイトから手続きしてください。
一時的にオフにする
削除せずに、一時的にメールの送受信を止めることもできます。
アカウントの設定画面で「メール」のスイッチをオフにするだけです。再開したい時は、またオンに戻せば使えるようになります。
休暇中に仕事のメールを見たくない時などに便利な機能です。
まとめ:iPhoneメールアドレス追加は簡単!
iPhoneにメールアドレスを追加する方法を、パターン別に解説しました。
自動設定できる場合(Gmail、Yahoo!など):
- 設定 → アプリ → メール → メールアカウント → アカウントを追加
- メールアドレスとパスワードを入力
- サービスを選択して保存
手動設定が必要な場合(プロバイダーメールなど):
- 「その他」から「メールアカウントを追加」を選択
- アカウント情報を入力
- IMAPまたはPOPを選択
- サーバー情報を入力して保存
一度設定してしまえば、あとは自動的にメールが受信されるので、最初の設定だけ頑張りましょう。
もしエラーが出た時は、入力内容の確認や、プロバイダーのヘルプページを見るのが解決の近道です。それでも分からない場合は、プロバイダーのサポート窓口に問い合わせるのも一つの方法ですよ。
複数のメールアカウントを活用して、プライベートと仕事を効率的に管理していきましょう!


コメント