iPadの予測変換をオフにする方法を徹底解説!設定手順と注意点

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「iPadで文字を打つたびに、変な予測変換が出てきて恥ずかしい…」

人前でiPadを使うとき、予測変換で過去に入力した言葉が表示されると、ちょっとドキッとしますよね。特にプレゼン中や友達にiPadを貸すときなど、予測変換をなんとかしたいと思う場面は意外と多いもの。

この記事では、iPadの予測変換をオフにする方法から、学習履歴のリセット、そして知っておくべき注意点まで、分かりやすく丁寧に解説していきます!


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  1. iPadの予測変換とは?
    1. 予測変換の表示場所
    2. 便利だけど困ることも
  2. 【重要】知っておくべきこと:日本語の予測変換は完全にオフにできない
    1. オフにできるのは英語キーボードのみ
    2. でも解決策はある!
  3. インライン予測テキストをオフにする方法【iOS 17.2以降】
    1. 設定手順
    2. この設定の効果
  4. 英語キーボードの予測変換をオフにする方法
    1. 設定手順
    2. 注意点
  5. キーボードから直接オフにする方法
    1. オンスクリーンキーボードの場合
    2. 外部キーボードの場合
  6. 予測変換の学習履歴をリセットする方法
    1. リセット手順
    2. リセット後はどうなる?
  7. 特定の予測候補だけを削除する方法
    1. 代替案:表示順位を下げる
  8. 外部キーボード使用時の「ライブ変換」をオフにする方法
    1. ライブ変換とは?
    2. ライブ変換をオフにする手順
  9. ユーザ辞書を活用して予測変換を便利にする方法
    1. ユーザ辞書とは?
    2. ユーザ辞書の設定方法
  10. 予測変換に関するよくある質問
    1. Q1. 予測変換をオフにすると、どんなデメリットがある?
    2. Q2. リセットしたら、ユーザ辞書も消える?
    3. Q3. iPadを人に貸すとき、一時的に予測変換を隠す方法は?
    4. Q4. 予測変換が全然学習してくれない
    5. Q5. 他の人と共有しているiPad、予測変換の履歴を分けられる?
  11. プライバシーを守るためのその他の設定
    1. Safariの閲覧履歴を消去
    2. Siriの提案をオフ
    3. 最近使ったアプリを非表示
  12. トラブルシューティング:予測変換がおかしいときの対処法
    1. ケース1:設定を変更しても予測変換が消えない
    2. ケース2:リセットしたのに変な候補が残っている
    3. ケース3:日本語入力で予測が全く出ない
  13. まとめ:iPadの予測変換を自分好みに設定しよう

iPadの予測変換とは?

まず、基本的なところから押さえていきましょう。

予測変換(予測テキスト) とは、あなたがキーボードで文字を入力するとき、次に入力しそうな単語や文章を自動的に予測して表示してくれる機能のことです。

予測変換の表示場所

iPadでは、予測変換は主に2つの場所に表示されます。

1. キーボード上部のバー

画面のキーボードの上に横長のバーが表示され、そこに3つの候補が並びます。タップすれば、その単語が入力される仕組みです。

2. インライン表示(灰色の文字)

iOS 17以降では、入力中の文字の後ろに、灰色の予測候補が直接表示されるようになりました。スペースバーを押すと確定され、そのまま入力を続けると無視される機能です。

便利だけど困ることも

予測変換は確かに便利です。長い単語を数タップで入力できますし、入力速度が上がるのは間違いありません。

でも、こんな困りごとはありませんか?

  • 人前でiPadを使うとき、過去の検索履歴が予測変換で表示される
  • 変な言葉や誤変換が学習されてしまった
  • 予測変換が邪魔で、自分が打ちたい文字が打ちづらい
  • プライベートな内容が予測に出てきて恥ずかしい

そんなときは、予測変換をオフにするか、学習履歴をリセットすることで解決できますよ!


【重要】知っておくべきこと:日本語の予測変換は完全にオフにできない

いきなり残念なお知らせですが、実は 日本語キーボードの予測変換は、完全にオフにすることができません

これはAppleの仕様で、日本語入力の特性上、予測変換機能が文字変換と密接に結びついているためです。

オフにできるのは英語キーボードのみ

「予測テキスト」の設定でオフにできるのは、英語キーボードの予測変換だけ なんです。

設定画面の「予測」の上に小さく「English」と表記されているのが、その証拠です。

でも解決策はある!

とはいえ、がっかりする必要はありません。日本語の予測変換も、以下の方法で対処できます。

  1. インライン予測をオフにする(iOS 17.2以降)
  2. 予測変換の学習履歴をリセットする
  3. 不要な単語の表示順位を下げる

これらの方法を順番に見ていきましょう!


インライン予測テキストをオフにする方法【iOS 17.2以降】

iOS 17.2以降を使っている方は、インライン予測(灰色の文字で表示される予測)だけを個別にオフにできます。

設定手順

1. 設定アプリを開く

ホーム画面から、歯車アイコンの「設定」をタップします。

2. 「一般」をタップ

設定画面の一覧から「一般」を選びます。

3. 「キーボード」をタップ

一般の設定の中から「キーボード」を探してタップしてください。

4. 「インライン予測を表示」をオフにする

キーボード設定画面を下にスクロールすると、「インライン予測を表示」(または「Show Predictions Inline」)というスイッチが見つかります。

これをオフにすれば、入力中に灰色で表示される予測テキストが消えます。

この設定の効果

  • ✓ 入力中の灰色の予測文字が表示されなくなる
  • ✓ キーボード上部のバーの予測候補は残る(こちらは使える)
  • ✓ より集中して文字入力ができる

「灰色の予測文字が邪魔だけど、上のバーの候補は使いたい」という方にぴったりの設定ですね。


英語キーボードの予測変換をオフにする方法

英語で文字を入力する機会が多い方は、英語キーボードの予測変換をオフにできます。

設定手順

1. 設定 > 一般 > キーボード

先ほどと同じように、設定アプリから「一般」→「キーボード」と進みます。

2. 「予測」(または「予測テキスト」)をオフにする

キーボード設定の中に「予測」というスイッチがあります。このスイッチの上に小さく「English」と書いてあることを確認してください。

これをオフにすれば、英語キーボード使用時の予測変換が無効になります。

注意点

この設定は 英語キーボードにのみ適用 されます。日本語キーボードの予測は変わりませんので、ご注意を。


キーボードから直接オフにする方法

実は、設定アプリを開かなくても、キーボードから直接予測テキストをオフにできる方法があります。

オンスクリーンキーボードの場合

手順

  1. 文字入力画面でキーボードを表示する
  2. キーボード左下の 地球儀アイコン または 絵文字アイコン を長押し
  3. 表示されるメニューから 「キーボード設定」 をタップ
  4. 「予測テキスト」または「インライン予測を表示」のスイッチをオフ

この方法なら、文字入力中にサッと切り替えられて便利ですよ。

外部キーボードの場合

Bluetooth接続の外部キーボードを使っている場合は、設定アプリから変更する必要があります。

設定 > 一般 > キーボード > 予測テキスト

ここで設定を変更してください。


予測変換の学習履歴をリセットする方法

「変な単語が学習されちゃった…」
「過去の検索ワードが予測に出てきて困る…」

そんなときは、予測変換の学習履歴を まるごとリセット してしまいましょう。

リセット手順

1. 設定アプリを開く

ホーム画面から「設定」をタップします。

2. 「一般」をタップ

設定の一覧から「一般」を選びます。

3. 「転送またはiPadをリセット」をタップ

一般設定の一番下のほうに、「転送またはiPadをリセット」という項目があります。

(iPadOSのバージョンによっては「リセット」だけの場合もあります)

4. 「リセット」をタップ

「転送またはiPadをリセット」の画面で、「リセット」ボタンをタップします。

5. 「キーボードの変換学習をリセット」を選択

いくつかのリセットオプションが表示されるので、その中から 「キーボードの変換学習をリセット」 を選びます。

6. パスコードを入力

セキュリティのため、iPadのパスコード入力を求められます。普段ロック解除に使っているパスコードを入力してください。

7. 「リセット」を確認

最終確認のポップアップが表示されるので、もう一度「リセット」をタップします。

これで、今まで学習してきた予測変換の履歴がすべて消去されます!

リセット後はどうなる?

  • 予測変換がリセットされ、工場出荷時の状態に戻る
  • 今まで学習した単語や変換候補はすべて消える
  • ユーザ辞書に登録した単語は消えない(これは別枠で保存されているため安心)
  • また新しく学習が始まる

リセット直後は予測変換の精度が下がりますが、使っているうちにまた学習されて便利になっていきますよ。


特定の予測候補だけを削除する方法

「全部消すのは困るけど、特定の単語だけ消したい…」

残念ながら、iPadでは 特定の予測候補だけを個別に削除する機能はありません

代替案:表示順位を下げる

完全に削除はできませんが、その単語の表示順位を下げる方法があります。

手順

  1. 削除したい予測候補が表示されたら、タップせずに無視する
  2. 代わりに、他の単語を何度も入力する
  3. 同じ予測候補を何度か拒否し続ける

こうすることで、iPadが「この単語は使わないんだな」と学習し、表示頻度が下がっていきます。

時間はかかりますが、根気よく続ければ表示されなくなりますよ。


外部キーボード使用時の「ライブ変換」をオフにする方法

外部キーボード(Bluetoothキーボードなど)を使っている方は、「ライブ変換」という機能にも注目してください。

ライブ変換とは?

ライブ変換は、入力したひらがなを自動的にリアルタイムで漢字変換してくれる機能です。iPadOS 13.4以降で利用できます。

便利な反面、「勝手に変換されるのが嫌」という方も多いんです。

ライブ変換をオフにする手順

1. 設定 > 一般 > キーボード

設定アプリから「一般」→「キーボード」と進みます。

2. 「ハードウェアキーボード」をタップ

キーボード設定の中から「ハードウェアキーボード」を選択します。

3. 「ライブ変換」をオフにする

ハードウェアキーボードの設定画面で、「ライブ変換」のスイッチをオフにします。

これで、外部キーボードでも従来通りの変換方法(スペースキーで変換)が使えるようになります。


ユーザ辞書を活用して予測変換を便利にする方法

予測変換をオフにするのではなく、逆に もっと便利に使う 方法もご紹介します。

ユーザ辞書とは?

ユーザ辞書は、自分でオリジナルの変換ルールを登録できる機能です。

例えば:

  • 「あど」と入力したら「メールアドレス」が出る
  • 「じゅう」と入力したら自分の住所が出る
  • 「おつ」と入力したら「お疲れ様です」が出る

こんな風に、よく使う長い文章を短いショートカットで呼び出せるんです。

ユーザ辞書の設定方法

1. 設定 > 一般 > キーボード > ユーザ辞書

設定アプリから進んでいきます。

2. 右上の「+」をタップ

新しい単語を追加するために、画面右上のプラスボタンをタップします。

3. 単語とよみを入力

  • 単語:変換後に表示させたい文字(例:「お疲れ様です」)
  • よみ:入力するショートカット(例:「おつ」)

4. 「保存」をタップ

これで登録完了です。

次からは「おつ」と入力すれば、予測変換に「お疲れ様です」が表示されるようになりますよ。


予測変換に関するよくある質問

実際に設定を変更するときに、多くの人が疑問に思うことをまとめました。

Q1. 予測変換をオフにすると、どんなデメリットがある?

A. 主なデメリットは以下の通りです。

  • 長い単語を全部入力しなければならない
  • 入力速度が遅くなる可能性がある
  • メールアドレスや電話番号の自動候補が出なくなる

ただし、間違った予測に惑わされなくなるので、人によってはむしろ快適になることも。

Q2. リセットしたら、ユーザ辞書も消える?

A. いいえ、消えません。

「キーボードの変換学習をリセット」では、自動学習された変換履歴 だけが消去されます。

あなたが手動で登録した ユーザ辞書の内容は残ります ので、安心してください。

Q3. iPadを人に貸すとき、一時的に予測変換を隠す方法は?

A. 完全に隠すのは難しいですが、以下の方法があります。

方法1:シークレットブラウジング

Safariなどでプライベートブラウズモードを使えば、検索履歴が予測に反映されにくくなります。

方法2:ゲストアクセス

「スクリーンタイム」や「アクセスガイド」機能を使って、特定のアプリだけを使えるようにする方法もあります。

方法3:事前にリセット

貸す前に変換学習をリセットして、返却後にiCloudバックアップから復元する(ただし手間がかかります)。

Q4. 予測変換が全然学習してくれない

A. 以下を確認してください。

  • 「予測テキスト」(英語)がオフになっていないか
  • iPadのストレージ容量に余裕があるか
  • iOSが最新版にアップデートされているか

また、学習には時間がかかります。数日〜1週間ほど使い続けると、徐々に精度が上がっていきますよ。

Q5. 他の人と共有しているiPad、予測変換の履歴を分けられる?

A. 残念ながら、同じユーザーアカウント内で予測変換を分けることはできません。

もし家族で共有しているなら、それぞれ別のユーザーアカウント を作成することをおすすめします。

設定 > スクリーンタイム > ファミリー共有

ここから家族メンバーを追加すれば、それぞれ独立した予測変換履歴を持てます。


プライバシーを守るためのその他の設定

予測変換以外にも、iPadのプライバシーを守るための設定をいくつか紹介します。

Safariの閲覧履歴を消去

予測変換だけでなく、Safariの検索履歴も定期的に消しましょう。

設定 > Safari > 履歴とWebサイトデータを消去

Siriの提案をオフ

Siriが過去の行動から提案を表示する機能も、人によっては気になるかもしれません。

設定 > Siriと検索 > Siriからの提案

ここで各種提案をオフにできます。

最近使ったアプリを非表示

ホーム画面の下部に表示される「最近使ったApp」も、人に見られたくない場合はオフにできます。

設定 > ホーム画面 > 「最近使ったApp」をオフ


トラブルシューティング:予測変換がおかしいときの対処法

「設定を変更したのに、うまくいかない…」そんなときの対処法です。

ケース1:設定を変更しても予測変換が消えない

原因

  • 設定が正しく反映されていない
  • アプリ側の設定が優先されている

対処法

  1. iPadを再起動する
  2. 該当するアプリを再起動する
  3. 設定を一度オンにしてから、もう一度オフにする

ケース2:リセットしたのに変な候補が残っている

原因

  • ユーザ辞書に登録されている
  • サードパーティ製キーボードアプリの影響

対処法

  1. ユーザ辞書をチェックして、不要な登録を削除
  2. サードパーティキーボードアプリの設定を確認
  3. アプリ側でも変換学習のリセットが必要な場合がある

ケース3:日本語入力で予測が全く出ない

原因

  • キーボードの設定に問題がある
  • iOS自体に不具合がある

対処法

  1. 日本語キーボードを一度削除して、再追加
  • 設定 > 一般 > キーボード > キーボード > 日本語 – かな
  • 編集 > 削除 > 追加
  1. iPadを再起動
  2. iOSを最新版にアップデート

まとめ:iPadの予測変換を自分好みに設定しよう

ここまで、iPadの予測変換に関するあらゆる設定方法を見てきました。

この記事のポイント

✓ 日本語の予測変換は完全にオフにできない(英語のみ可能)
✓ インライン予測だけをオフにすることは可能(iOS 17.2以降)
✓ 予測変換の学習履歴はリセットできる
✓ ユーザ辞書はリセットしても消えない
✓ 外部キーボードのライブ変換も個別設定できる
✓ 特定の単語だけの削除はできないが、表示順位を下げることは可能

iPadの予測変換は、使いこなせば非常に便利な機能です。でも、プライバシーが気になる場面では邪魔になることも。

自分の使い方に合わせて、適切に設定を調整してみてください。完全にオフにするのではなく、インライン予測だけをオフにしたり、定期的にリセットしたりするのが、バランスの良い使い方かもしれませんね。

「人前でiPadを使うのが恥ずかしい…」そんな悩みも、この記事の方法で解決できるはずです。快適なiPadライフを楽しんでください!

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