iCloudがずっとアップロード中で終わらない!原因と解決方法を徹底解説

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「○○項目をアップロード中」

iPhoneの写真アプリを開いたら、こんな表示が何時間も、ひどい場合は何日も続いていた…なんて経験はありませんか?

iCloudへの写真のアップロードが進まないと、バックアップが完了しないまま時間だけが過ぎていき、とても不安になりますよね。「このままで大丈夫なの?」「いつまで待てばいいの?」と心配になる気持ち、よく分かります。

でも安心してください。この問題は、適切な対処をすれば多くの場合解決できます。

この記事では、iCloudのアップロードが止まってしまう原因と、その解決方法を分かりやすく解説していきます。専門的な知識は不要です。画面の操作だけで対処できる方法をお伝えしますので、ぜひ試してみてください。

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  1. まずはアップロード状況を確認しよう
    1. 正常なアップロードとトラブルの見分け方
  2. アップロードが終わらない主な原因
    1. 1. iCloudストレージの容量不足
    2. 2. Wi-Fi接続が不安定または速度が遅い
    3. 3. iPhone本体のストレージ不足
    4. 4. 低電力モードがオンになっている
    5. 5. アップロードする写真や動画が大量または容量が大きい
    6. 6. iOSバージョンが古い
    7. 7. ネットワーク設定に問題がある
    8. 8. Appleのサーバーに問題がある
    9. 9. 省データモードがオンになっている
  3. 解決方法1:iCloudストレージの容量を確認する
    1. 対処法A:不要な写真や動画を削除
    2. 対処法B:iCloudストレージプランをアップグレード
  4. 解決方法2:Wi-Fi接続を確認・改善する
  5. 解決方法3:低電力モードをオフにする
  6. 解決方法4:省データモードをオフにする
  7. 解決方法5:iPhoneを再起動する
  8. 解決方法6:iCloud写真を一度オフにして再度オンにする
  9. 解決方法7:iCloudからサインアウト・サインインし直す
  10. 解決方法8:ネットワーク設定をリセットする
  11. 解決方法9:iOSを最新バージョンにアップデートする
  12. 解決方法10:iPhone本体のストレージを確保する
    1. 不要なアプリを削除
    2. 「iPhoneストレージを最適化」を有効にする
  13. 解決方法11:Appleのシステム状況を確認する
  14. アップロードを早く終わらせるコツ
    1. 夜間の自動アップロードを活用
    2. アップロード中は他の作業を控える
    3. 安定したWi-Fi環境を確保
    4. 大量の写真は分けてアップロード
  15. よくある質問
    1. Q1: アップロードは何時間くらいかかりますか?
    2. Q2: アップロード中に電源を切っても大丈夫?
    3. Q3: モバイルデータ通信でもアップロードできますか?
    4. Q4: 何をしてもアップロードが進まない場合は?
    5. Q5: アップロード中の写真を見ることはできますか?
  16. まとめ:焦らず一つずつ試してみよう

まずはアップロード状況を確認しよう

対処法に進む前に、今どんな状態なのか確認してみましょう。

確認方法:

  1. 「写真」アプリを開く
  2. 画面下のメニューから「ライブラリ」をタップ
  3. 画面を一番下までスクロール

ここに以下のようなメッセージが表示されているはずです。

  • 「○○項目をアップロード中」 → アップロード処理が進行中
  • 「○○項目がiCloudにアップロードされていません」 → アップロードが完全に止まっている状態
  • 何も表示されない → すべてのアップロードが完了している

「アップロード中」と表示されている場合、実は正常に進行していることもあります。特に写真が数千枚ある場合、完了まで数日かかることも珍しくありません。

正常なアップロードとトラブルの見分け方

正常なケース:

  • 数字が少しずつ減っている
  • 夜間や充電中にアップロードが進む
  • Wi-Fi環境が良好

トラブルのケース:

  • 数字がまったく変わらない(数時間〜数日)
  • 「アップロードされていません」と表示
  • 1%や99%で止まったまま

アップロードが終わらない主な原因

iCloudのアップロードが進まない、または止まってしまう原因は複数あります。自分のケースに当てはまるものがないか確認してみましょう。

1. iCloudストレージの容量不足

最も多い原因がこれです。

無料で使える5GBのストレージでは、写真や動画を数百枚撮影すると簡単にいっぱいになってしまいます。容量が足りないと、新しい写真をアップロードできません。

2. Wi-Fi接続が不安定または速度が遅い

iCloudへのアップロードには、安定したWi-Fi接続が必須です。

  • Wi-Fiの電波が弱い
  • 公共のWi-Fiで不安定
  • 多くの人が同時に使っている
  • ルーターから遠い場所にいる

こうした状況では、アップロードが途中で止まってしまいます。

3. iPhone本体のストレージ不足

iCloudに空きがあっても、iPhone本体の容量が不足していると、アップロード処理がうまくいかないことがあります。

アップロードには一時的にiPhone内の空き容量が必要になるためです。

4. 低電力モードがオンになっている

バッテリーを節約するために低電力モードをオンにしていると、iCloudのアップロードが自動的に停止します。

これは仕様なので、充電しながら低電力モードをオフにする必要があります。

5. アップロードする写真や動画が大量または容量が大きい

  • 4K動画がたくさんある
  • 一度に数千枚の写真をアップロードしようとしている
  • Live Photos(動く写真)が多い

こうした場合、アップロードに非常に時間がかかります。場合によっては数日かかることもあります。

6. iOSバージョンが古い

古いiOSを使っていると、iCloud写真に不具合が発生することがあります。

Appleは定期的にバグ修正を行っているので、最新版へのアップデートが推奨されます。

7. ネットワーク設定に問題がある

Wi-Fiには接続できているのに、iCloudとの通信がうまくいかない場合があります。

ネットワーク設定に何らかの不具合が発生している可能性があります。

8. Appleのサーバーに問題がある

稀に、Apple側のサーバーに障害が発生していることがあります。

この場合は、ユーザー側で対処できることは限られています。

9. 省データモードがオンになっている

省データモードが有効になっていると、データ通信量を抑えるためにiCloudのアップロードが一時停止されます。

解決方法1:iCloudストレージの容量を確認する

まずは、iCloudの空き容量を確認しましょう。

確認手順:

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 画面上部の自分の名前をタップ
  3. 「iCloud」をタップ
  4. 画面上部でストレージの使用状況を確認

容量が足りない場合の対処法:

対処法A:不要な写真や動画を削除

  1. 「写真」アプリで不要な写真・動画を削除
  2. 「アルバム」→「最近削除した項目」を開く
  3. 「すべて削除」をタップして完全に削除

削除した写真は30日間「最近削除した項目」に残るので、完全削除しないと容量は空きません。

対処法B:iCloudストレージプランをアップグレード

料金プラン(2025年12月時点):

  • 50GB:月額130円
  • 200GB:月額400円
  • 2TB:月額1,300円

アップグレード手順:

  1. 「設定」→ 自分の名前 → 「iCloud」
  2. 「ストレージを管理」または「アカウントのストレージを管理」
  3. 「ストレージプランを変更」
  4. 希望するプランを選択して購入

解決方法2:Wi-Fi接続を確認・改善する

安定したWi-Fi接続は、アップロード成功の鍵です。

確認と対処:

  1. 「設定」→「Wi-Fi」を開く
  2. Wi-Fiがオンで、接続されているか確認
  3. 電波強度(扇形のマーク)が弱い場合は、ルーターの近くに移動
  4. 別のWi-Fiネットワークで試してみる

Wi-Fi再接続の方法:

  1. コントロールセンターを開く
  2. Wi-Fiアイコンをタップしてオフにする
  3. 10秒ほど待つ
  4. 再度タップしてオンにする

ルーターの再起動も効果的:

  1. ルーターの電源を切る
  2. 30秒ほど待つ
  3. 電源を入れ直す
  4. Wi-Fiに再接続

解決方法3:低電力モードをオフにする

低電力モードがオンになっていないか確認しましょう。

確認手順:

  1. 「設定」→「バッテリー」
  2. 「低電力モード」がオンになっていたらオフにする

または、コントロールセンターからも確認できます。バッテリーアイコンが黄色くなっている場合は、低電力モードがオンです。

アップロードのコツ:

  • iPhoneを充電器につなぐ
  • 低電力モードをオフにする
  • Wi-Fiに接続する
  • 画面をロックする
  • 一晩そのまま放置

この状態にしておけば、夜間に自動的にアップロードが進みます。

解決方法4:省データモードをオフにする

省データモードがオンになっていると、アップロードが一時停止します。

確認手順:

  1. 「設定」→「Wi-Fi」
  2. 接続中のWi-Fiネットワーク名の右にある「i」アイコンをタップ
  3. 「省データモード」がオンになっていたらオフにする

解決方法5:iPhoneを再起動する

シンプルですが、効果的な方法です。

iPhone X以降(ホームボタンなし):

  1. 音量ボタン(上または下)と電源ボタンを同時に長押し
  2. 「スライドで電源オフ」が表示されたらスライド
  3. 完全に電源が切れるまで待つ
  4. 電源ボタンを長押しして起動

iPhone 8以前(ホームボタンあり):

  1. 電源ボタンを長押し
  2. 「スライドで電源オフ」が表示されたらスライド
  3. 完全に電源が切れるまで待つ
  4. 電源ボタンを長押しして起動

再起動後、Wi-Fiに接続し直してアップロードの進行状況を確認しましょう。

解決方法6:iCloud写真を一度オフにして再度オンにする

iCloud写真の設定をリセットすることで、問題が解決する場合があります。

手順:

  1. 「設定」→ 自分の名前 → 「iCloud」→「写真」
  2. 「iCloud写真」をオフにする
  3. 確認画面で「iPhoneから削除」ではなく「写真とビデオをダウンロード」を選択
  4. 数分待つ
  5. iPhoneを再起動
  6. 再度「設定」→ 自分の名前 → 「iCloud」→「写真」
  7. 「iCloud写真」をオンにする

注意: 「iPhoneから削除」を選ぶと、iPhoneから写真が消えてしまうので、必ず「写真とビデオをダウンロード」を選んでください。

解決方法7:iCloudからサインアウト・サインインし直す

iCloudとの接続をリセットすることで改善することがあります。

手順:

  1. 「設定」→ 自分の名前(画面上部)
  2. 画面を下までスクロールして「サインアウト」
  3. Apple IDのパスワードを入力
  4. 「iPhoneから削除」のデータを選択(通常は「iPhoneに残す」を選択)
  5. サインアウト完了後、iPhoneを再起動
  6. 「設定」を開いて「iPhoneにサインイン」
  7. Apple IDとパスワードを入力してサインイン

注意: サインアウトすると、Apple Payのクレジットカード情報が削除されます。サインイン後に再登録が必要です。

解決方法8:ネットワーク設定をリセットする

Wi-Fi設定に問題がある場合、ネットワーク設定のリセットが効果的です。

手順:

  1. 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
  2. 「リセット」をタップ
  3. 「ネットワーク設定をリセット」を選択
  4. パスコードを入力
  5. 確認画面で「ネットワーク設定をリセット」をタップ

重要な注意: この操作を行うと、保存されているWi-Fiのパスワードがすべて削除されます。リセット後は、Wi-Fiに再接続する必要があります。

解決方法9:iOSを最新バージョンにアップデートする

古いiOSを使っていると、バグが原因でアップロードに失敗することがあります。

アップデート手順:

  1. 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
  2. 利用可能なアップデートがあればダウンロード
  3. 「今すぐインストール」をタップ

注意点:

  • Wi-Fiに接続する
  • バッテリーが50%以上あるか、充電しながら実行
  • アップデート中はiPhoneが使えなくなる(30分〜1時間程度)

解決方法10:iPhone本体のストレージを確保する

iPhone本体の容量が不足していると、アップロードが失敗します。

容量の確認:

  1. 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
  2. 空き容量を確認

空き容量が少ない場合の対処:

不要なアプリを削除

  1. 「iPhoneストレージ」画面で、使っていないアプリを確認
  2. 削除したいアプリをタップ
  3. 「Appを削除」をタップ

「iPhoneストレージを最適化」を有効にする

  1. 「設定」→「写真」
  2. 「iPhoneストレージを最適化」を選択

これで、フル解像度の写真はiCloudに保存され、iPhone本体には縮小版が保存されるようになります。ストレージを大幅に節約できます。

解決方法11:Appleのシステム状況を確認する

稀に、Apple側のサーバーに障害が発生していることがあります。

確認方法:

  1. Safariなどのブラウザを開く
  2. 「Apple システム状況」で検索
  3. 公式ページ(https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/)にアクセス
  4. 「iCloud写真」や「iCloud Drive」の項目を確認

緑色のマークなら正常、黄色や赤色のマークがあればサーバーに問題が発生しています。この場合は、復旧を待つしかありません。

アップロードを早く終わらせるコツ

アップロードをスムーズに進めるための実践的なコツをお伝えします。

夜間の自動アップロードを活用

iCloud写真は、以下の条件がすべて揃ったときに自動的にアップロードします。

  • iPhoneが電源に接続されている
  • Wi-Fiに接続されている
  • 画面がロックされている

寝る前にこの状態にしておけば、朝起きたらアップロードが完了しているはずです。

アップロード中は他の作業を控える

アップロード中に以下のような通信量の多い作業をすると、アップロードが中断されることがあります。

  • YouTubeやNetflixの視聴
  • ゲームのプレイ
  • 大きなファイルのダウンロード

できるだけiPhoneを使わず、放置しておくのがベストです。

安定したWi-Fi環境を確保

  • ルーターの近くに置く
  • 家族が一斉にネットを使う時間帯を避ける
  • 可能なら5GHz帯のWi-Fiを使う(2.4GHzより高速で安定)

大量の写真は分けてアップロード

数千枚の写真を一度にアップロードしようとすると、処理が重くなります。

古い写真から少しずつアップロードしていくと、トラブルが起きにくくなります。

よくある質問

Q1: アップロードは何時間くらいかかりますか?

A: 写真の枚数とWi-Fi速度によります。

  • 数百枚:数時間〜半日
  • 数千枚:1〜3日
  • 1万枚以上:3日以上

4K動画やLive Photosが多いと、さらに時間がかかります。

Q2: アップロード中に電源を切っても大丈夫?

A: 大丈夫です。

次にWi-Fiに接続したときに、自動的に続きからアップロードが再開されます。

Q3: モバイルデータ通信でもアップロードできますか?

A: できません。

iCloud写真のアップロードは、Wi-Fi接続時のみ実行されます。

Q4: 何をしてもアップロードが進まない場合は?

A: Appleサポートに相談しましょう。

  • Apple サポートアプリから問い合わせ
  • 電話サポート:0120-277-535(日本)
  • https://support.apple.com/

Q5: アップロード中の写真を見ることはできますか?

A: できます。

アップロード中でも、iPhoneに保存されている写真は通常通り見られます。

まとめ:焦らず一つずつ試してみよう

iCloudのアップロードが終わらない問題は、多くの場合、適切な対処で解決できます。

すぐに試せる解決方法:

  1. iCloudと iPhone本体のストレージを確認
  2. Wi-Fi接続を確認・改善
  3. 低電力モードと省データモードをオフ
  4. デバイスを再起動
  5. iCloud写真をオフ→オンにする

それでもダメなら:

  1. iCloudからサインアウト→サインイン
  2. ネットワーク設定をリセット
  3. iOSを最新版にアップデート
  4. Appleのシステム状況を確認

重要なポイント:

  • 大量の写真は時間がかかって当然
  • 夜間に充電しながら放置するのが効果的
  • 焦って何度も設定を変えない(逆効果になることも)

まずは上から順番に試してみてください。多くの場合、ストレージの確保やWi-Fi環境の改善、デバイスの再起動で解決します。

それでも解決しない場合は、遠慮なくAppleサポートに相談してくださいね。大切な写真を守るために、早めの対処を心がけましょう。

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