Googleカレンダーに予定を追加すると、自動的に青色(水色)で表示されますよね。
「もっと見やすい色にしたい」「予定の種類ごとに色分けしたい」と思ったことはありませんか?
実は、Googleカレンダーの既定の色(デフォルトカラー)は簡単に変更できます。カレンダー全体の色を変えたり、個別の予定だけ色を変えたり、自由にカスタマイズ可能です。
この記事では、パソコンとスマホ両方での操作方法を、初心者にも分かりやすく解説します。
色分けを活用して、あなたのカレンダーをもっと見やすく便利にしましょう!
Googleカレンダーの「既定の色」とは?

既定の色(デフォルトカラー)とは、予定を新規作成したときに自動的に設定される色のことです。
既定の色の仕組み
Googleカレンダーでは、何も設定していない状態だと、新しく作成する予定はすべて淡い青色(水色)で表示されます。
この色は:
- カレンダーごとに設定されている
- 自分で自由に変更できる
- 変更すると、今後作成する予定にその色が適用される
つまり、カレンダーの既定の色を変更すれば、毎回手動で色を変える必要がなくなります。
カレンダーの色と予定の色の違い
Googleカレンダーには、2種類の色設定があります:
1. カレンダー全体の色
左側のカレンダーリストに表示される色です。そのカレンダーに作成する予定のデフォルト色になります。
2. 個別の予定の色
特定の予定だけ、カレンダーのデフォルト色とは違う色に変更できます。
カレンダー全体の既定の色を変更する方法
まず、カレンダー全体のデフォルト色を変更する方法を説明します。
パソコン(Web版)での操作
手順1:カレンダーリストを表示
Googleカレンダーを開き、画面左側の「マイカレンダー」を確認します。
手順2:変更したいカレンダーにカーソルを合わせる
色を変更したいカレンダー名の上にマウスカーソルを移動させます(クリックはしません)。
手順3:三点メニューをクリック
カレンダー名の右側に表示される「︙」(縦三点リーダー)をクリックします。
手順4:色を選択
色の一覧が表示されるので、好きな色をクリックして選択します。
標準では以下の色が用意されています:
- トマト(赤)
- フラミンゴ(ピンク)
- タンジェリン(オレンジ)
- バナナ(黄色)
- セージ(黄緑)
- バジル(緑)
- ピーコック(青緑)
- ブルーベリー(青)
- ラベンダー(紫)
- グレープ(濃い紫)
- グラファイト(灰色)
手順5:変更完了
選択した色が即座に反映されます。
今後このカレンダーに作成する予定は、選んだ色がデフォルトになります。
カスタムカラーを追加する方法(PC版のみ)
標準の色以外にも、自分の好きな色を追加できます。
手順1:三点メニューを開く
カレンダー名の右側の「︙」をクリックします。
手順2:「+」ボタンをクリック
色の一覧の下にある「+」(プラス)アイコンをクリックします。
手順3:カラーピッカーで色を選ぶ
カラーピッカーが表示されるので、好きな色を選択します。
または、16進数のカラーコード(例:#FF5733)を直接入力することもできます。
手順4:保存
「保存」をクリックすると、その色が追加されます。
スマホアプリでの操作
Android / iPhone共通の手順:
手順1:Googleカレンダーアプリを開く
スマートフォンでGoogleカレンダーアプリを起動します。
手順2:メニューを開く
画面左上の「≡」(三本線アイコン)をタップします。
手順3:設定を選択
メニュー下部の「設定」をタップします。
手順4:カレンダーを選択
色を変更したいアカウントとカレンダーを選択します。
手順5:「予定」をタップ
設定メニューの中から「予定」(または「イベント」)をタップします。
手順6:色を変更
「色」をタップし、一覧から好きな色を選択します。
手順7:変更完了
選択した色が保存され、今後の予定に反映されます。
個別の予定の色を変更する方法
特定の予定だけ色を変えたい場合の方法です。
パソコンでの操作
手順1:予定を右クリック
色を変更したい予定を右クリックします。
手順2:色を選択
表示されたメニューから好きな色をクリックします。
即座に色が変更されます。
別の方法:編集画面から変更
- 予定をクリックして開く
- 「編集」アイコン(鉛筆マーク)をクリック
- カレンダー名の横にある丸い色アイコンをクリック
- 好きな色を選択
- 「保存」をクリック
スマホでの操作
手順1:予定をタップ
色を変更したい予定をタップして開きます。
手順2:編集アイコンをタップ
画面右上の鉛筆アイコン(編集)をタップします。
手順3:「既定の色」をタップ
予定の詳細画面で「既定の色」をタップします。
手順4:色を選択
一覧から好きな色を選んでタップします。
手順5:保存
画面右上の「保存」をタップして変更を確定します。
繰り返しの予定の色を変更する
定期的に繰り返される予定の色を変更したい場合です。
すべての繰り返し予定を変更
- 繰り返し予定のいずれか1つを開く
- 編集画面で色を変更
- 保存時に「今後のすべての予定」を選択
これで、その繰り返し予定すべてが同じ色になります。
1回だけ変更
- 変更したい日の予定を開く
- 色を変更
- 保存時に「この予定のみ」を選択
その日の予定だけ色が変わります。
効果的な色分けのコツ

色分けを上手に活用するためのポイントを紹介します。
1. カレンダーごとに色を分ける
複数のカレンダーを使い分けている場合は、それぞれに異なる色を設定しましょう。
例:
- 仕事用カレンダー:青
- プライベート用カレンダー:緑
- 家族共有カレンダー:オレンジ
2. 予定の種類で色分け
同じカレンダー内でも、予定の種類によって色を使い分けると便利です。
例:
- 会議:青
- 締め切り:赤
- 移動時間:黄色
- プライベート:緑
3. 重要度で色分け
色の濃さや目立ち方で優先度を表現できます。
例:
- 最重要:赤
- 重要:オレンジ
- 通常:青
- 低優先度:グレー
4. プロジェクトごとに色分け
複数のプロジェクトを同時に進めている場合、プロジェクトごとにカレンダーを作って色を変えると分かりやすくなります。
例:
- プロジェクトA:紫
- プロジェクトB:青
- プロジェクトC:緑
5. 時間帯で色分け
朝の予定、午後の予定など、時間帯で色を変えるのも一つの方法です。
よくあるトラブルと解決方法
色変更に関するトラブルの対処法です。
Q1. 色が変更できない・反映されない
原因と対処法:
- アプリやブラウザの不具合:Googleカレンダーを一度閉じて再起動
- 同期の遅れ:数分待ってから再度確認
- 端末の再起動:スマホやパソコンを再起動してみる
Q2. カスタムカラーが追加できない
カスタムカラーの追加機能はPC版(Web版)のみで利用できます。
スマホアプリでは、用意されている色の中から選ぶことしかできません。
Q3. 共有カレンダーの色が相手と違う
カレンダーの色設定は個人ごとに独立しています。
共有相手には自分が設定した色は反映されません。
同じ色にしたい場合は、相手にも同じ色を設定してもらう必要があります。
Q4. 既存の予定の色が変わらない
カレンダーのデフォルト色を変更しても、既に作成済みの予定の色は変わりません。
既存の予定の色を変えたい場合は、個別に色を変更する必要があります。
色分けのメリット
色分けを活用すると、こんな良いことがあります。
1. 予定が一目で分かる
カレンダーをパッと見ただけで、どんな予定があるか瞬時に把握できます。
文字を読まなくても、色で判断できるので時間の節約になります。
2. スケジュール管理がしやすい
仕事とプライベートのバランスや、特定のプロジェクトにどれくらい時間を使っているかが視覚的に分かります。
3. 重要な予定を見逃さない
締め切りや重要な会議を目立つ色にしておけば、うっかり忘れることを防げます。
4. ストレスが減る
ごちゃごちゃしたカレンダーよりも、色分けされた整理されたカレンダーの方が見やすく、精神的にも楽になります。
5. 時間の使い方を分析できる(有料版)
Google Workspace(有料版)では、「時間の分析情報」機能が使えます。
色ごとに会議時間や作業時間を集計し、グラフで表示できます。
自分の時間の使い方を客観的に見直すのに役立ちます。
拡張機能で更に便利に
標準機能以外にも、ブラウザの拡張機能を使うとさらに便利になります。
1. G-calize
機能:
- 曜日ごとに背景色を設定できる(土日を色分けなど)
- 予定を自動で色分け
利用方法:
Chromeウェブストアから「G-calize」を検索してインストール
2. More Colors for Calendar!
機能:
- より多くのカスタムカラーを追加
- 曜日の背景色を変更
3. Google Calendar Plus
機能:
- カレンダーの表示オプションを追加
- より高度な色分け設定
注意点:
拡張機能は公式のGoogleツールではありません。インストール前に評価やレビューを確認しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 無料のGoogleアカウントでも色分けできますか?
A. はい、できます。カレンダーの色変更や予定の色分けは、無料アカウントでも利用可能です。
Q2. 色は何色まで使えますか?
A. 標準では11色が用意されています。PC版では、カスタムカラーを追加すれば無制限に色を増やせます。
Q3. スマホでカスタムカラーは使えますか?
A. いいえ、カスタムカラーの追加はPC版(Web版)のみの機能です。ただし、PC版で追加した色は、スマホでも選択できるようになります。
Q4. 色を変更すると過去の予定も変わりますか?
A. カレンダー全体の色を変更した場合、既存の予定の色は変わりません。個別に変更した予定の色はそのまま残ります。
Q5. 共有カレンダーの色は相手にも反映されますか?
A. いいえ、反映されません。カレンダーの色設定は個人ごとに独立しているため、共有相手には自分の色設定は見えません。
Q6. Googleカレンダー全体のテーマカラーは変えられますか?
A. 背景色は「ライト」「ダーク」などのモードを切り替えることができますが、全体のテーマカラーを自由に変更する機能はありません。
Q7. 予定の色を一括で変更できますか?
A. 同じカレンダー内のすべての予定を一括変更することはできません。個別に変更する必要があります。ただし、カレンダーごとに色を変えて、予定を移動させる方法はあります。
Q8. 色の名前(トマト、バジルなど)は変えられますか?
A. いいえ、Googleが用意している色の名前は変更できません。ただし、カスタムカラーを追加すれば、好きな色を使えます。
まとめ
Googleカレンダーの既定の色を変更することで、予定管理がぐっと便利になります。
この記事のポイント:
- 既定の色とは、新しく作成する予定に自動的に設定される色のこと
- カレンダー全体の色を変更すれば、今後の予定に自動適用される
- 個別の予定だけ色を変更することも可能
- PC版ではカスタムカラーを無制限に追加できる
- スマホアプリでは標準の色から選択する
- カレンダーごとに色を分けると、仕事とプライベートが一目で分かる
- 予定の種類や重要度で色分けすると、スケジュール管理がしやすい
- 共有カレンダーの色は個人ごとに設定できる
色分けは、ほんの数クリックでできる簡単な設定ですが、効果は絶大です。
あなたも今日から色分けを活用して、もっと見やすく便利なカレンダーを作りましょう!
まずは仕事用とプライベート用で色を変えることから始めてみてはいかがでしょうか?

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