「毎週月曜日の会議、いちいち登録するの面倒…」
「毎月同じ日の予定を、まさか手動で入れてる…?」
定期的に行われる予定を、毎回手作業で登録していませんか?
実はGoogleカレンダーには、「繰り返し」機能 があります。
一度設定すれば、毎週、毎月、あるいは特定のパターンで自動的に予定が登録されるので、入力の手間が大幅に削減できるんです。
この記事では、Googleカレンダーの繰り返し設定について、基本から応用まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
繰り返し設定とは?

繰り返し設定(定期的な予定) とは、同じ予定を一定の間隔で自動的に登録する機能です。
こんな予定に便利:
- 毎週決まった曜日の会議やミーティング
- 週に2回のスポーツジム通い
- 毎月第1月曜日の定例会議
- 毎月末の家賃支払い
- 誕生日や記念日(毎年)
- 薬を飲む時間(毎日)
繰り返し設定のメリット
1. 時間の節約
一度設定すれば、自動的に予定が作成されるため、毎回入力する必要がありません。
2. 入力ミスの防止
手動で入力すると、曜日や日付を間違えることもあります。
繰り返し設定なら、正確に予定が登録されます。
3. 予定の登録漏れを防ぐ
「あ、来週の会議登録してなかった!」ということがなくなります。
4. まとめて管理できる
すべての繰り返し予定を一括で編集・削除できるので、管理が楽になります。
【基本】繰り返し設定の方法(パソコン版)
まずは、パソコンでの基本的な繰り返し設定の手順を解説します。
手順1:予定を作成する
- Googleカレンダー を開く(https://calendar.google.com)
- 予定を作成したい 日付と時間をクリック
- タイトル を入力
手順2:詳細設定を開く
簡易入力画面が表示されますが、繰り返し設定をするには詳細画面が必要です。
- 「その他のオプション」 をクリック
または
- 最初から 予定の詳細画面 を開くには、カレンダー左上の 「作成」 ボタンをクリック
手順3:繰り返し設定を選択
予定の詳細画面が開いたら:
- 日付と時間の下にある 「繰り返さない」 をクリック
- 以下の選択肢が表示されます:
- 毎日
- 平日(月曜日~金曜日)
- 毎週 ○曜日(その日の曜日が自動表示)
- 毎月 ○日(その日の日付が自動表示)
- 毎年 ○月○日
- カスタム…(自分で細かく設定)
手順4:保存する
設定が完了したら、「保存」 ボタンをクリック。
これで、指定した間隔で予定が自動的に作成されます!
【基本】繰り返し設定の方法(スマホ版)
スマートフォンやタブレットでの設定方法も確認しましょう。
Android・iPhone共通の手順
- Googleカレンダーアプリ を開く
- 右下の 「+」ボタン をタップ
- 「予定」 を選択
- タイトル と 日時 を入力
- 「繰り返さない」 をタップ
- 繰り返しのパターンを選択:
- 毎日
- 平日(月~金)
- 毎週 ○曜日
- 毎月 ○日
- 毎年 ○月○日
- カスタム
- 設定が完了したら 「保存」 をタップ
カスタム設定で柔軟に繰り返しを作成する
「毎週火曜と木曜だけ」や「隔週で開催」など、基本パターンに当てはまらない場合は、カスタム設定 を使います。
カスタム設定の開き方
- 繰り返し設定で 「カスタム…」 を選択
- カスタム設定画面が開く
カスタム設定でできること
カスタム設定では、以下の3つを細かく指定できます:
- 繰り返す間隔
- 繰り返す曜日(週間の場合)
- 終了日または回数
1. 繰り返す間隔の設定
「○○ごとに繰り返す」 の部分で、間隔を設定します。
選択肢:
- 日ごと
- 週ごと
- 月ごと
- 年ごと
数値の変更:
数字の部分をクリックすると、数値を変更できます。
例:
- 「2週間ごと」 → 隔週の予定
- 「3日ごと」 → 3日に1回の予定
- 「2か月ごと」 → 2か月に1回の予定
2. 繰り返す曜日の設定(週間の場合)
「週ごとに繰り返す」 を選択すると、曜日を指定できます。
複数の曜日を選択可能:
- 月・水・金 → 週3回の予定
- 火・木 → 週2回の予定
- 月~金 → 平日のみ(「平日」を選ぶのと同じ)
3. 終了日・回数の設定
繰り返し予定を、いつ・何回で終了させるかを設定できます。
選択肢:
① 終了しない
- 永久に繰り返される(後から手動で削除が必要)
② 終了日を指定
- 指定した日付まで繰り返される
- 例:「2026年3月31日まで」
③ 繰り返し回数を指定
- 指定した回数だけ繰り返される
- 例:「10回繰り返す」
カスタム設定の具体例
例1:隔週の会議(毎週ではなく2週に1回)
- 繰り返す間隔:2週間ごと
- 繰り返す曜日:月曜日
- 終了:お好みで設定
例2:平日のみ毎日(土日を除く)
- 繰り返す間隔:週ごと
- 繰り返す曜日:月、火、水、木、金 をすべて選択
- 終了:お好みで設定
例3:毎月最終金曜日(ノー残業デー)
残念ながら、「毎月最終金曜日」のような設定は、Googleカレンダーの標準機能ではできません。
この場合は:
- 手動で毎月登録する
- または、拡張機能やアドオンを使用する
例4:毎月15日(家賃の支払い)
- 繰り返す間隔:月ごと
- 終了:終了しない
例5:3か月ごとの健康診断
- 繰り返す間隔:3か月ごと
- 終了:お好みで設定
繰り返し予定の編集方法
「会議の時間が変わった!」「もう終了した予定を削除したい」
そんな時の対処法を解説します。
1つの予定だけを編集する
特定の1回だけ変更したい場合:
- カレンダー上の 該当する予定 をクリック
- 鉛筆アイコン(編集) をクリック
- 内容を変更
- 「保存」 をクリック
- 「この予定のみ」 を選択
これで、その日だけ変更され、他の予定には影響しません。
すべての予定を一括編集する
すべての繰り返し予定をまとめて変更したい場合:
- カレンダー上の いずれかの予定 をクリック
- 鉛筆アイコン(編集) をクリック
- 内容を変更
- 「保存」 をクリック
- 「すべての予定」 を選択
これで、過去も未来もすべての予定が変更されます。
この予定以降のみを編集する
「来月から会議時間が変わる」など、特定の日以降だけ変更したい場合:
- 変更を開始したい日の予定をクリック
- 鉛筆アイコン(編集) をクリック
- 内容を変更
- 「保存」 をクリック
- 「この予定と以降の予定」 を選択
これで、その日以降のすべての予定が変更されます。
繰り返し予定の削除方法

繰り返し予定を削除する方法も、編集と同じく3つのパターンがあります。
1つの予定だけを削除する
- カレンダー上の 削除したい予定 をクリック
- ゴミ箱アイコン(削除) をクリック
- 「この予定のみ」 を選択
その日の予定だけが削除されます。
すべての予定を一括削除する
- カレンダー上の いずれかの予定 をクリック
- ゴミ箱アイコン(削除) をクリック
- 「すべての予定」 を選択
過去も未来も、すべての繰り返し予定が削除されます。
この予定以降のみを削除する
- 削除を開始したい日の予定をクリック
- ゴミ箱アイコン(削除) をクリック
- 「この予定と以降の予定」 を選択
その日以降のすべての予定が削除されます。
注意:削除した予定は復元できる
間違えて削除しても大丈夫。
復元方法:
- カレンダー左側のメニューから 「ゴミ箱」 をクリック(設定アイコンの中にある)
- 復元したい予定を探す
- 予定をクリックして 「復元」 を選択
ただし、ゴミ箱に保存されるのは 30日間 だけなので、早めに復元しましょう。
繰り返し予定の便利な使い方
繰り返し設定をもっと活用するためのヒントをご紹介します。
1. ゲストを追加して共有する
繰り返しの会議予定に、参加者を招待できます。
方法:
- 予定の編集画面を開く
- 「ゲストを追加」 欄にメールアドレスを入力
- 保存
参加者全員に、すべての繰り返し予定が共有されます。
2. 通知を設定する
予定の時間を忘れないように、通知を設定できます。
方法:
- 予定の編集画面を開く
- 「通知を追加」 をクリック
- 通知のタイミングを選択(例:10分前、1時間前など)
- 保存
3. 色分けで視覚的に管理
繰り返し予定ごとに色を変えると、カレンダーが見やすくなります。
方法:
- 予定をクリック
- カラーパレットのアイコンをクリック
- 好きな色を選択
4. 場所を追加する
会議室や施設の名前を登録しておくと、どこで開催されるか一目でわかります。
方法:
- 予定の編集画面を開く
- 「場所を追加」 に入力
- 保存
5. 説明欄にメモを残す
議題や持ち物など、予定に関する補足情報を書き込めます。
方法:
- 予定の編集画面を開く
- 「説明を追加」 に入力
- 保存
繰り返し予定が表示されない時の対処法
「設定したはずなのに、予定が表示されない…」
そんな時は、以下を確認してみてください。
1. カレンダーの表示設定を確認
特定のカレンダーが非表示になっているかもしれません。
確認方法:
- 画面左側の 「マイカレンダー」 を確認
- 予定を登録したカレンダーに チェック が入っているか確認
- チェックが外れていたら、クリックして表示
2. 日付範囲を確認
カレンダーの表示範囲を、予定が作成された期間に合わせてください。
- 「月」表示にして、先の月を見る
- 「週」表示で、次の週を確認
3. ブラウザをリロードする
ページを再読み込みすると、予定が表示されることがあります。
- F5キー を押す
- または、ブラウザの 更新ボタン をクリック
4. 別のデバイスで確認
スマホやパソコンなど、別のデバイスからアクセスしてみてください。
5. 同期を確認(スマホの場合)
スマホアプリの同期設定を確認します。
Android:
- 設定 → アカウント → Google
- アカウントを選択
- 「カレンダーを同期」 がオンになっているか確認
iPhone:
- 設定 → カレンダー → アカウント
- Googleアカウントを選択
- 「カレンダー」 がオンになっているか確認
よくある質問
Q1. 繰り返し予定は何年先まで作成されますか?
Googleカレンダーでは、終了日を設定しない限り、無期限 に作成されます。
実際には、かなり先(数年先)まで予定が表示されます。
Q2. 繰り返しの回数に上限はありますか?
明確な上限は公表されていませんが、数百回、数千回の繰り返しも可能です。
ただし、あまりに多いと動作が重くなる可能性があります。
Q3. 特定の日だけ繰り返しから除外できますか?
直接「除外」する機能はありませんが、以下の方法で対応できます:
方法1:該当する日の予定だけ削除
- 除外したい日の予定をクリック
- 削除を選択
- 「この予定のみ」 を選択
方法2:繰り返しを分割
- 除外したい日の前日までの繰り返し予定を作成(終了日を設定)
- 除外したい日の翌日から、新しい繰り返し予定を作成
Q4. 「毎月最終金曜日」のような設定はできますか?
標準機能では、「毎月○日」 または 「毎月第○○曜日」 の設定はできますが、「最終金曜日」のような設定は直接できません。
代替案:
- 手動で毎月登録する
- Google Apps Script(プログラミング)で自動化する
- サードパーティのアドオンを使用する
Q5. 繰り返し予定を他の人と共有できますか?
はい、できます。
方法:
- 予定の編集画面で 「ゲストを追加」
- 相手のメールアドレスを入力
- 保存
相手にも、すべての繰り返し予定が表示されます。
Q6. 祝日は自動的にスキップされますか?
いいえ、祝日は自動でスキップされません。
もし祝日に予定を入れたくない場合は、手動でその日の予定だけ削除してください。
Q7. 繰り返し予定をまとめて時間変更できますか?
はい、できます。
- いずれかの予定を編集
- 時間を変更
- 保存時に 「すべての予定」 または 「この予定と以降の予定」 を選択
Q8. 終了日を過ぎた繰り返し予定は自動削除されますか?
いいえ、終了日を過ぎても予定は残ります。
過去の予定は履歴として残るため、後から確認できます。
まとめ
Googleカレンダーの繰り返し設定について、重要なポイントをまとめます。
基本操作:
- 予定作成時に「繰り返さない」をクリックして設定
- 毎日、毎週、毎月、毎年など基本パターンが選べる
- カスタム設定で、隔週や特定の曜日なども設定可能
編集・削除:
- 1つの予定だけ、すべての予定、以降の予定の3パターンで対応
- 間違えて削除しても、30日以内ならゴミ箱から復元可能
活用のコツ:
- ゲスト招待で参加者と共有
- 通知設定で忘れ防止
- 色分けで視覚的に管理
- 場所や説明を追加して詳細を記録
繰り返し設定を使いこなせば、スケジュール管理がぐっと楽になります。
毎回同じ予定を入力する手間から解放されて、もっと大切なことに時間を使いましょう!
この記事を参考に、ぜひ繰り返し設定を活用してみてください。

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